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2009(Mon) 01/12

現在のプロゲーマーと我が息子(73)

財前ゴウの総回診 … Comments(73)


 さて
 
 今日はプロゲーマーについて。



 ①将来の憧れの職業NO1? プロゲーマーについて


 
 
 プロゲーマーというのはゲームの大会に出て賞金を稼ぐゲーマーの事ですね。日本にプロゲーマーは存在しないので「俺ゲーマー目指してるから」なんて言うとオタク、ニートのレッテルを貼れて死亡確定ですが、意外に世界に目を向けてみるとプロゲーマーは確実に増えてきてます。

 最もお盛んなのがメイプルストーリーを産んだ本場韓国。

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 プロゲーマーが職業として認められたのは2000年8月12日。韓国文化観光部が「プロゲーマー登録制度」を承認したことから始まる。

 プロゲーマーとして登録をしようとするためには、(社)韓国プロゲーム協会のプロゲーマー登録委員会で定めた一定水準の素養教育を受けて、公認ゲーム大会で入賞し、委員会の審査を経て、プロゲーマーとして活躍できるようになる。また、18才以下の未成年者は、親の同意が必要。

 プロゲーマーの年齢は、10代後半から20代前半が中心。

 ハッキリ言うと学生である(笑)。つまり目的はお小遣い。

 しかし舐めてはいけない。

 彼らは既にサラリーマン以上の年収がある。

 プロゲーマー大会の賞金総額は、2001年が30億(3億円)ウォン、2002年度が35億(3億5千万円)ウォン。

 そして最近の不況による年収の記事にも書きましたが、年収300万円稼ぐのでサラリーマンはヒーヒー言ってるのに

 なんとトップゲーマーで4000万円。 下位の方(最低ライン)でも400万円程度の収入はある模様。

 やはり厳選な審査を経てプロゲーマーの資格が与えられるので、腕は確かな人ばかりだからかな? 実力が拮抗している故、運が良ければ上位入賞も可能なんでしょう。

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 そして最近になると年収1億円を獲得するプレイヤーも出現。

 これはゲームだけなら3000万円くらいの収入で変らないが、スポンサー契約やブランド契約などで年収が1億円を超えたという話。

 人気も凄くて、韓国ではTVの芸能人やスポーツ選手以上の人気を持っている模様。(大会では4万人以上入る大競技場で行われる大きな大会は、見物客やファンで埋まるとか)

 つまりゲーマーのアイドル化現象が起きている。

 まさに日本で言うジャニーズ。
 

 アメリカ、韓国、はたまた他国でもプロゲーマー人気化の流れは広がり、近い将来スポーツ選手やアイドルと肩を並べる存在になるかもしれない。

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 しかし日本で目指そうと考えるのはナンセンス。

 日本で今すぐプロ活動をしようにも、国内リーグもなければプロゲーマー協会もない。有名なのと言えばゲームの大会PCやアーケードの分野での闘劇くらいか。
 
 しかしその賞金は10万円程度。

 でもこれが地雷。渡航費や滞在費などの参加にかかる雑費の補助は、海外からの参加や前回優勝者などを含めて、一切ない

 つまり交通費自腹。

 ホテル代とか考えると優勝しても赤字になる可能性すらある。

 これを理由に上位プレイヤーが経済的な理由で欠場することもあるので日本はとてもプロゲーマーが存在できる環境ではないと言える。

 実は日本でも「高額賞金をかけたゲーム大会も開催可能」であるが、その「賞金」は「大会運営者」が出してはならない。これは選手からお金を徴収して優勝者に渡すという「賭博」 になるので違法になってしまう。

 だから大会運営者とは別の形のスポンサーが賞金を払うしかないわけだが、現状ゲーム大会で賞金を払えそうな企業は…

 カプコン
 コナミ

 くらいかな?

 スクウェアエニックスなんかはRPGだけにゲーム大会は辛いか。

 …

 

 
 はい。

 このようにですね。

 日本でプロゲーマーが現れる可能性は限りなく0に近いですが、数人はプロ…というか大会で賞金を稼ぐプレイヤーも存在する模様。

 中村選手とかね(獲得賞金600万円超)

 まあでも日本国内で認知している人は皆無でしょう。

 現段階ではね。まあWIIやDS、モバゲーなんかをチマチマしてる人ばかり増えたからこういう事態になったのかなあ。自業自得か。

 日本ではオタク、キモオタの巣窟と呼ばれる程アーケード、オンラインゲームの社会的認知度が低いのは周知の事実ですが、賞金を稼いで韓国やアメリカみたいに年収1億円も取れるんだったらですよ?

 これって野球選手やサッカー選手と変わらないような気がするんですけど如何でしょう。

 夢を与える職業という点では一緒じゃないかなあ。

 テレビで放映したら、少なくとも日本ではラグビー、バスケット、ハンドボール… 辺りの視聴率は抜けるんじゃないかと思うんですがどうでしょう。






 ② プロゲーマーの腕前とスタイル

 
 さて次にプロゲーマーとは一体どれほどの腕前なのか。

 という事に興味が出てきませんか?
 
 プロゲーマーの大会での主力タイトルというのは結構FPSやTPSなどの戦争系のアクション系ゲームが主流なので

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 日本人はまったく蚊帳の外なわけですが

 意外や意外。日本人でも行けそうなタイトルはある。


 なんと

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 ウィニングイレブン(サッカー)
 DOA(格闘ゲーム)
 スタークラフト(シュミレーションゲーム)

 が入っている。日本でも人気のウィニングイレブンなら勝てる奴いるんじゃないだろうか。シュミレーションゲームにしてもファイアーエムブレムなどの土台があったので日本人でも行けるかと。

 格闘ゲームならこっちのもの。梅原さん、ヌキさん、ハイタニさん辺りなら外国勢にも負けないのは世界大会優勝で証明されているけど、如何せん格闘ゲームは海外での人気がちょっと…。
  
 しかしFPSとなると非常に厳しい。

 私も最近は世界の情勢に影響されて、HALO、COD4、GOW2、ロスプラとFPS、TPSゲームを買い漁り波に乗ってきましたが

 このプロゲーマーの動画を見て上を目指すのを断念。

 ていうかね。早すぎて鑑賞すらできない。どういう脳みそしてるんだ?この人達。

 ハッキリ言おう。見えない。

 カメラがグリグリ動きすぎて動体視力が追いつかないのに、彼らはしっかりと照準を合わせて敵を撃ってるというすさまじさ。

 

 しかも笑顔だから…集中してるのかしてないのかわからない状態でこれ。

 本気でやったらどうなるのよ(笑)。

 よくあんなんでできるよなあ。なんかコツでもあるんだろうか?と思ってネットで調べてみたら。

 どうやら私たち素人のように画面全体を見るようなプレイスタイルじゃ駄目らしい。 どうも彼らは画面を見ているようでみてないとのこと。 画面全体ではなく、視点を一点に集中して見てるだけというかそういう感じらしい。

 なんだそりゃ? ということでさらに調べてたら、そのことが視覚的にわかる画像を手に入れた。

 つまり神の領域になると画面全部を確認するなんて無駄。

 動く敵だけ見ればそれでいい。1ドットも逃さず

 というわかりやすい画像がこれ


































 有名なプロゲーマー、Sion氏のプレイ姿勢

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 ちょ… 待てよ!! (笑)







 画面近すぎ。

 ていうかこれ。ゲームの照準を現実の銃の照準みたいに扱うために敢えて目線をそこに置いている?という事らしい。

 そして…あんだけ視点がグリグリ変わる頂上決戦だと3D酔いしちゃうからこういうスタイルに行き着いたのか?との説もある。

 いずれにしても通常ゲームしててあんな体勢で始めたとは考えず辛いので、強くなる事を追求した結果、姿勢が一番となったのは明らか。


 
 ちなみに

 実際のゲームプレイ風景の動画はこちら

 

 動画で見るとちょっと違うでしょう。 

 どうやって見てるんだろうね…これ。


 どっちにしても顔の動きを見る限り画面全体は絶対見えていない。チラチラ画面端(レーダー)とか首振って確認してるしね。

 敵を一点で捕らえるという目的のためにこのスタイルに行き着いた

 …

 か。





 う~む。

 無理…だな。 こんなん無理。

 真似できないし。

 もはや「ゲームうまい」とかいう次元じゃない。完全にこれ…後先考えてない(笑)。視力とかさ。

 
 …


 これは…


 どうやら私はFPSでプロゲーマーを目指すのは無理なようだ。

 スマン。おまいらFPSの分野は任せた。

 でも諦めないぞ。

 激しいのはちょっと厳しいだけ。

 私は頭を使うゲームの方に行くわ。頭を。


 スタークラフトに行くよ。これシュミレーションでしょ? 要はファイアーエムブレムって事。



 一応やってるしね。ガキの頃に。
 
 
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 ↑ちなみにスタークラフトはこんな画面。

 シュミレーションゲームは大してアクション要求されないから反射神経なくても大丈夫だろ。

 頭で勝負するのよ。頭で。

 10代から20代前半の歳だろ? まだ発育途中じゃネエか。

 フフフ。
 
 歴戦の仕事と経験で培われた私の判断能力は伊達じゃない。状況判断では負けはしないぜ。
 
 さっそくスタークラフトで動画を検索。

 ガキの知能がどの程度のものなのか見てみたのだが…


 悶絶した。
 
 もう悶絶。ていうか逆にFPSより無理さを感じた。

 シュミレーションゲームだぜ?じっくり考える。 なのに奴らFPS並のスピードでキーボード叩いてる。おかしい…絶対。

 その状況がわかる動画がこれ。





 




















 ちょ…手さばき早すぎるだろ(笑)。



 あり得ない。シュミレーションゲームなのに秒間8個くらいキーボード押してないか?この人。

 タイピングじゃないんだからさ(笑)。

 こんなシュミレーションゲームあったのか。

 ターン制じゃなくリアルタイム制って事だろうな…多分。

 これは無理だ。将棋よりむずそう。

 脳みその構造が半端ない。

 多分シュミレーションゲームのプロゲーマーなら羽生にも勝てるんじゃないか?

 




 …

 とまあ

 そういうわけでございまして

 プロゲーマーの年収がサラリーマンを超えていたとしてもその道は容易ではないことがおわかり頂けたかと。こりゃ趣味でゲームやってます程度じゃとてもじゃないけど太刀打ちできませんね。

 確かに人生賭けなきゃならないかもしれん…。

 プロとして。これ(ゲーム)で食っていくと…。そういう本気が必要か。


 イケメンも多いらしいし、プロの女性ゲーマーも美人揃いらしいですよ。やっぱ体鍛えなくて良いからファッションも重視できるみたい


 女性プロゲーマー 

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 そりゃ人気出るよ… こんな美人がゲームうまかったら…。 

 なんか現代的ですねぇ。

 そう考えるとですね。今の日本で言うならば。ジャニーズ(嵐など)が本気でゲームを応援したりしたら案外すぐにゲームは社会権を得られるかもしれない。
 

 うん。


 ということで

 皆さん。現実的にプロゲーマーがどんどん出現しているのは事実で、この波が日本にもいずれ来るのも容易に想像がつきます。
 
 このままでは世界との差は離れる一方。

 海外のゲームが世界で500万本とか1000万本とか平気で売れる中、日本のゲームは任天堂以外はお寒い状況が続いてますからね。今は国内で売れてもね…海外でも売れないとビジネススタイルとしては成り立たない。

 そうなるとメーカーも手を打つしかない。日本でもね。
 
 こういう土壌を…。
  
 とすると…あと10年したらもしかしたら

 プロゲーマーもプロ野球選手に並ぶ人気職業になってるかもしれない。


 そう考えると私のかねがねの夢であった


 ゲームの社会的地位の向上
 ゲーム大会がテレビでいつも放映される環境


 が実現することになる。


 だが私はもう無理。あと10年したら年を取りすぎてる。



 ぐ…



 くやしいがしょうがない。








 
 プロゲーマーになるという

 その夢は











 …





























 我が息子に継承せねばなるまい。

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 フフフ。我が息子「豪鬼」よ。おまえが16歳になるまでは少なく見積もってもあと16年はある。その頃にはきっとゲームの時代になってるはずだ。世界が。

 そしてプロゲーマーになって1億円を稼ぐのだ。

 そして3000万円くらいは親に仕送りしろよな。オイ。

 何?ゲームは嫌いだと!?

 ぐ…

 まあ…おまえにゲームの才能がなかったらしょうがない。農業でもしろ。

 しかしな。未来の日本は…ロボット産業かゲームで食っていくしかないんだぞ。わかってるのかおまえは。

 何?お父さんとキャッチボールがしたいだと!?

 この阿呆が。そんな事しても一銭にもならぬ。

 もはや外でキャッチボール…なんていう時代じゃない事を理解しろ。

 ほら。忘れ物だぞ。

 ちゃんと父さんの作った特性コントローラーを持って行かないと駄目だろ。学校に。

 







 (注) まだ子供はできてません。















 おまけ

 韓国ニュース  盛り上がるのはスポーツ観戦よりもゲーム観戦

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