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2008(Thu) 06/12
進学の壁、就職の壁、そして結婚の壁(226)
狙ってしたとか、そういうことではなくて、たまたまね。仕事が重なっただけです。出張続きだったでしょう?出張時は異質の仕事をするので、自分の本業の仕事はどんどん貯まっていくんですよね。その処理に1週間以上かかっただけでございます。
1月の東北出張からの5ヶ月分なのでそりゃあ気が遠くなる量ですよ(笑)。
ホントにブログ書く暇ありませんでしたから;;
でも今放置してる記事のコメントみたら250とか来てたのには驚き。…実はコメント内容にビビってまだ見てません。どうせ誰かが荒らしてるんだろ? そうなんだろ? コメント多すぎるときはロクな事がないんだ(笑)
まあ後で見させて貰います…。
さて。
行って参りました彼女の実家。
丁度先週の土曜日です。え~と時間は夜の8時。先に彼女には言っておきました。
財前「土曜日行くから親にはちゃんと言っておいてよね? 土曜は飯だけ食いにいくわけじゃないよ?結婚の話するんだからね?」
彼女「わかってるよ」
財前「そうかそうか」
彼女「じゃあ土曜日は近くまで迎えに行くね」

フフフ。ちゃんと私が行く意味を親がわかってくれるようにね。念を押しておいたわけです。
そりゃあそうでしょう?
行って結婚の話題切り出した時に「ああん?おまえ何言ってんの?」何てお父さんに言われたら全てが台無しです。
当然土曜日は仕事を6時くらいに切り上げて、いざ出陣!! と行きたかったんですが、今日結婚の申し出をすることが会社の皆にバレテたので社長なんかから偉そうな事を色々と吹き込まれます。先に生きてる人は得ですよねえ。好き勝手言えるから。
社長「おまえ今日結婚の事を親に言うんだってな」
財前「そうですよ」
社長「礼儀とか知ってるのかおまえは」
財前「知ってますよ」
社長「ワシが今の奥さんに結婚の申し入れしたときはな~ グチグチ」
社長「で、これがこうなってな? グチグチ…」
…
財前「…」
…
しくじった。話が糞長い…
社長「それでな~。そこでワシの精神力の強さが出てな~」
財前「へぇ~…」
社長「男なら力強くハッキリと言わなければならんからな~ いやあ。あの時は力が入ったなあ」
財前「ほうほう」
社長「何しろワシがおまえの歳の頃は彼女がたくさんいてな~。他の女断るのが難しくてな~」
財前「へぇ~」
…
そんなこんなで社長の自慢トークは終わらず…待ち合わせは8時だと言うのに無駄に30分を使ってしまう。
まあわかってるんですけどね。モテたわけないじゃん。社長が。
仕事の話なら反論したりツッコンだりできるんですが、さすがに社長のプライベート話には雇われ者としては突っ込みようがありません。人生の先輩の話として聞かないといけないわけですよ。凄く微妙ですけどね。
社長には結婚式で挨拶して貰う可能性もあるので無下にはできませんから。
そして社長の話が途切れたところを見計らって、速攻で退散。車に乗り込みそのまま彼女邸へ出発です。
上司や社長の話を聞く限り、親父というのは辛い立場みたいですね。もし娘がね?結婚相手を連れてきたとするでしょう?コイツが気に入らなかった場合にどうするかというと
ほとんどが了承してしまうそうです。
なぜなら娘の連れてきた相手が嫌でも娘の気持ちを考えると反対がしにくい。
というのもね?もし「おまえなんかじゃ駄目だ!!」と言ったとしましょう。で、その後、娘がずっと結婚できなかったらどうなります? そりゃあ親父としては一生後悔するわけです。やっちまった…となるわけです。
もちろん連れてきた相手が無職や遊び人なら断っても周りの理解は得られるでしょう。しかし仕事しててしっかり社会にも出てる相手の場合、その相手自身には非がない。要は好き嫌いの問題になるわけで…
ね? そういうことなんです。
相手が普通の社会人で普通の人格者であれば親として断れないわけですね。
私からすると彼女がOKしてくれた時点でもう十中八九結婚できるのは決まってるわけです。
でも言う側のこちらとしても礼儀をつくさなければなりません。気持ちよく送り出して貰えるようにそれなりの事はしなければなりませんし、ケジメというのはやはり必要でしょうから。
…
そんな事を考えながら黙々と車を走らせます。
社内に流れるは「にこにこ動画」からダウンロードした初音ミク、ヒャダイン、ロックマンアレンジBGM、にこにこ組曲… そしてM.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M
お父さんいいんですか?。こんなネットオタクに娘をあげて(笑)。
こんなものダウンロードして車で聞いてるとか自分で言うのもなんですが相当アホですよ。
お父さん。本当にいいんですか? こんな男で。
あなたが目にする男はリアルで見るとまともな青年でしょうが、ネットの世界ではその生活をネタに記事書きまくるんですよ? 結婚式もネタにしますよ?
もしかするとメグウィンさん来るのよ?
メグワート大佐の裸踊り やっちゃうかもしれないんだよ?
クックック… わからないだろう。 今は。
そしてわかったときにはもう遅い。
ハ~ハッハッハッハ。
…
いやちょっとまて…。これから結婚を申し込もうと言うときに何を考えてるんだ。私は。
忘れろ…。ネットの事は忘れるんだ。とにかく大事な時期なんだ。しばらくは日記も書かないつもりなんだからな。
そして彼女との待ち合わせ場所に到着。実は彼女の家には1回しか行ったことがないので、自力では行けないのである。ということで近くのショッピングモールで待ち合わせることになっていた。
時間は現在7:10分。
彼女の家にはここから15分程度で着くらしいから完璧である。約束時間30分前には家に着く計算だ。
ゴルゴ13も顔負けの時間の正確さ。さて…ドナルドをリピートして精神を落ち着けるか。
2分経過…
5分経過…
10分経過…
15分経過…
20分経過…
…
おかしい…。あいつ来ないぞ…。もう7:30分じゃないか。一体どうなってる。
…
焦って彼女に電話。
プルルルルルルルル
彼女「はい」
財前「もしもしドナルドです」
彼女「…もう着いたの?」
財前「とっくに着いてるよ。今どこ?」
彼女「まだ家」
財前「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ちょ…なんで?」
彼女「今から行くね~」
財前「待て待て待て待て。今からこっちきたら15分かかるだろ?それでこっからまた15分かかって戻ったら遅刻するじゃんか!! なんで事前に来ておかないのよ」
彼女「ちょっとくらい遅れても平気よ」
財前「コラァ! 全然平気じゃねえよ(笑)。お父さんに時間にルーズだと思われるだろ」
彼女「ああ。大丈夫。お父さんそういうタイプじゃないから」
財前「ぇ? いやタイプとかそういうことじゃなくて遅刻すること自体がだな…」
彼女「じゃあ今から迎えにいくね」
財前「その前にだ! 俺はちゃんと7時くらいに着いてたってお父さんに言っておいてよね」
彼女「そんなのいいよ じゃあ切るよ」
財前「ちょ…ちょっと待…」
ガチャ… ツーツー
今から来るだと!?どういうつもりだ… 8時ギリギリじゃないかこんなの。
待て待て。大事な話をしなきゃならんのに遅れるとか最低じゃないか。考えろ…考えろ…。遅刻の言い訳を。渋滞は却下だな。タイヤパンク… これも駄目だ。
…
よし。仕事がちょっと遅くまで長引いたことにしよう。
ふぅ…。まったく。時間にルーズな相手と待ち合わせるのは大変だ。

…
案の定15分後に彼女が到着。
彼女「おまた~♪」
財前「遅せえよ(笑)」
彼女「え~。なによその言い方」
財前「もういいから早く行こう」
彼女「あ。ちょっとお買い物してからね」
財前「そんな時間ねぇよ(笑)」
彼女「駄目よ。しいたけと野菜買ってきてって頼まれてるんだから」
財前「はぁ?誰に頼まれたのよ」
彼女「お母さん」
財前「あ~。そうかそうか。料理の最中だったか。なるほど」
ここはKYしろという事だろう。
…まあしょうがない。というよりこの時間の押し迫った中でおつかいを頼むとか本当にあまり時間は気にしないのかもしれない。
不思議な親だ…。
買い物を速攻で済ませ、緊張から来る尿意もあったのでそれもトイレで解放。いざ彼女の車に乗り込み準備万端!!
財前「よし…行こう」
彼女「なんか変な感じだね~。本当に今日言うの?」
財前「親にはそう言ってくれてるんでしょ?」
彼女「うん」
財前「飯食いに行くんじゃないだよ?ちゃんと大事な話をしにいくって言ってくれてるんだよね?」
彼女「うん」
財前「OK」
そして彼女が車を走らせ、自分の家へ向かう。
いよいよだねぇ。進学、就職と人生の壁があるけど、次の壁である結婚が今もう目の前。これが終わって子供を産めば人生としてはとりあえず一段落つく。
これは私の考えだけれど、やはり30代前には結婚しておかないと仕事や私生活に支障が出る。どうしてもそれを意識してしまうからだ。
仕事で疲れて帰っても「あ~。そういや俺結婚まだだなあ…どうしよう」なんて余計な悩みがどうしても生まれてくるのである。
これは人生において非常に邪魔な悩み。結婚さえしておけばこんなことで悩む必要はないし、子供もいれば悩みも質も変わる。とにかく仕事や私生活に集中したいんだ。私は。余計なことは考えたくない。
これが若いときならね。結婚なんてしてなくても「いい子どこかにいないかなぁ。ムフフ」なんていいモチベーションになるんだけど、仕事が増えたりしてくる年代になるとそんなに暇はなくなってくる。
環境差や個人差はあるだろうけれど適齢期というのは確実に存在するはずなのだ。
まあ生物の義務でもある遺伝子を残さなくても、世の中に何かを残せればそれはそれでいいんだろうけどもね。そういうのは限られた人間にしかできないから敷居が高いし…。
それにだ。結婚というのh
彼女「着いたよ」
財前「何!?」
彼女「何ぶつぶつ独り言いってんの?」
財前「…」
彼女「じゃあ行こ」
財前「ぁい」
8時だけに当たりは薄暗い。
しかし車を降りてみるとなにか庭の様子がおかしい。ん? 誰かいるがあれは誰だ?なんか4人くらい家の外にいるんですが
ってあれ?
あれはまさかお父さんとお母さんでは?
まさか。出迎えてくれているのか!?
財前「お…おい。あれは誰よ」
彼女「お父さんとお母さんだよ」
財前「やはり… なぁ。やっぱり遅刻はまずいじゃないか。出迎えてくれてるのに…」
彼女「出迎えてるんじゃないよw バーベキューだから用意してるだけだよ」
…
財前「…は?」
財前「今なんて言った?」
彼女「今日はバーベキュー♪」
え?
人が結婚を申し込みに来てるという神聖な日に…
バ…
バーベキュー?…

バーベキューて何よ(笑)
待て待て待て待て。あり得ないだろ(笑)。結婚の申し込みに親へ挨拶に来たんだぞ!?
バーベキューとか普通あるか?
あるわけねえだろ!!
彼女「早く行こ♪」
財前「バカ野郎!! 親になんて言ったんだ」
彼女「何が?」
財前「結婚の話に来・た・ん・だ・よ・俺は」
彼女「そんなのわかってるよ」
財前「結婚の話って言っても前提につきあうとかそういうんじゃないだぞ?モロだぞ?モロ。最終判断なんだぞ?」
彼女「知ってるよ」
財前「バーベキューの席でそんなこと言えるわけねえだろ(笑)」
彼女「うん。ごめんKYで…。だってお母さんがやるっていうんだもん」
財前「一体どういうつもりなんだ…」
彼女「ほら。大きい声だすからこっちに気づいてるよ。もう行こ」
財前「…」
どうやら驚いて声がでかすぎたらしい…。まずい。会話内容聞こえたかもしれない…。
こちらに気づいて親が寄ってきた。
彼女の母「あ。どうも~お世話になってます」
財前「いえいえ。こちらこそ…」
彼女の母「ほら。お父さん。来たわよ~」
彼女の父「おお。どうも。お忙しいところをすいません。こんなところまで」
財前「い…いえいえ。とんでもございません。今日はこちらから挨拶に…」
女「宜しくお願いします~」
財前「ん?」
誰だと思って聞いてみたら彼女の妹らしい。 なるほど。ちょっと似てる。
ていうか暗くて顔がよく見えない…。
しかも蚊も一杯いるし…。こんな状態で本当にバーベキューを外でやる気だろうか?
冗談だよね?
しかし…
玄関くらいまで近づいてみると確かにバーベキューの準備が整えられており、炭が燃えていて肉も野菜もたくさん用意されていた。ていうかもう肉とか焼けてるし;;
どうやら本気のようだ…。
バーベキューというと肉とかの取り合いでしょ? なんか居づらいなあ…。落ち着いて食事しないと「結婚させてください」なんて言えないじゃん…。
しかしそんなことはお構いなしでバーベキューの肉焼きが始まった。
暗いままでだ。突っ込みどころ満載である。明かりをつければいいのに…。
よし。ここは言おう。
財前「あの… 明かりか何かをつけた方がいいのではないでしょうか?」
彼女の母「あら。そうねえ。確かにこれじゃ見にくいわねえ」
財前「懐中電灯か何かあります?」
彼女の母「そういえば外灯用の電灯があるわ」
財前「おお。それを貸してください」
私はその電灯を物干し竿に取り付けた。これで辺りはさっきとうって変わって充分視界が効く明るさになるはず。うん。これならきっと行ける。
しかし残念なことにこの電灯はコンセントタイプなので電源がいる。延長コードでもあれば…
財前「延長コードか何かあります?」
母「ありますよ」
財前「お願いします」
母「はぁい」
そして彼女の母が延長コードを取ってきてくれた。当然外にコンセントなんてないので、部屋から電源の引くことに。
幸いコンセントは外に近い位置にあったので、窓を少し開ければ延長コードは充分届くが…間の悪いことにコンセントは全部埋まっていて刺すところがない。
まあ… いいか。ビデオとかの電源は抜いても影響ないだろう。バーベキューだし、誰もビデオなんて使わん。
そういうことでビデオのコンセントを引っこ抜いて外灯のコンセントをオン。
パッ
父「おお。明るくなった。これなら見やすいですね」
財前「そうですねぇ」
母「じゃあ食べましょう♪」
バーベキューが始まると、彼女の家の人は私に気を遣ってか肉やら野菜やらを焼けた物から順に私のお皿に入れてくれる。一応気を遣ってくれてるようだけど逆に気まずい…。
しかも
あ。このお肉美味しそうに焼けた。財前さんどうぞ。
肉ばっかりじゃあれですよね? 野菜これうまく焼けてますよ?どうぞ。
こんな会話ばかりでとても結婚の話題を切り出す雰囲気ではない…。ここは数時間バーベキューを楽しんで、終わるのを待つのが賢明だろう。チャンスは… そうだな。
片付けの後。
恐らくここしかない。
そこで言えなければ恐らく言う機会がない。 つまり待つしかない。 チャンスを…。
しかし明るくなったらどうだ。さすがに血が繋がっているだけあって妹に彼女の面影を見てしまう。厳密に言うと似てはないんだけれども、あ~。この辺そっくりだなあとかふ~む。この辺りは性格が違うな~とかの発見があって非常に興味深い。
恐らくこの妹… 彼女よりも気が強く気が短い。 そんな感じがした。
でも若い割にはしっかりしてる。
何しろ今日私は結婚を申し込みに来ているのだ。普通妹はいなくてもいい。参加しなくてもいい。というよりこんなお堅い席には参加したくいはずなんだ。
それが参加してるということはそういう話がわかるということ。そういうところはしっかりしてると思うべきだろう。
そして9時になると妹があわただしくなった。何かあるのだろうか?
妹「すいません。ちょっと1時間ぬけますね。ごくせん見てくるので♪」

財前「ごくせんですかぁ」
妹「毎週欠かさず見てます♪」
財前「なるほど」
彼女「ルーキーズも見てるんじゃなかったっけ?あれ今日の8時からだったよね?」
妹「それは今ビデオに録画してる♪」
彼女「そうなんだw」

凄い気が利く子だ。バーベキューに出るためにわざわざ見たいドラマを録画して参加してくれてたのね;; そうか。ここでの持てなし方がこういうやり方なんであって、この家ではお客さんをバーベキューでもてなすというのは当たり前の行事だったのか。
ようやく理解できてきた。
みんな温かいし、礼儀も正しいし。いい家庭だなぁ。
なるほど。家にはその家なりのやり方というものがあるのだ。ここではバーベキューを正式な場でやるというのは普通の事。
そういうことか。
…
しかし… 次の瞬間私の心臓は凍り付く。彼女の妹が…
妹「ああああああああああああ!!」
財前「!?」
母「!?」
彼女「!?」
父「!?」
妹「ルーキーズが撮れてない;;;;;;; 誰かがビデオのコンセント抜いてる~~;;;;」
…
え?
ビデオのコンセント…
ビ…ビデオのコンセント…
…
そういえば… 外灯をつけるために…
俺が抜いたんだったぁ!!

まさに一寸先は闇!!
やらかした!! そこまでは考えてなかった。 これは取り返しが…
財前「ちょ… す…すいません!! それ私が…」
母「もしかして外灯の電源のために?」
財前「ええ…」
母「あら;; お母さんもルーキーズは見たかったんですけどw」
財前「なんということを」
妹「まあ…いいですけど…」
彼女「何してるのよ~w」
財前「…」
父「別にいいじゃないか。たかがドラマくらいで」
妹「お父さん。うるさいよ」
父「…」
財前「あの…何分撮れてます…?」
妹「10分も撮れてないです;; 今日新庄が打つ日だったのに;;」
やばい。これはやばい。考えろ。考えるんだ財前。何か策があるはずだ。TSUTAYAで借りてくるとか…って今やってるドラマはまだビデオにはなってないか…
いや何か手があるはずだ…何か…
ん? そうか!! ドラマくらいはきっとネットに転がってるはず。
財前「だ…大丈夫です!!」
妹「え?」
財前「ルーキーズですよね?」
妹「はい」
財前「手に入れて見せます」
妹「え?友達か誰かが撮ってるんですか?今日の…」
財前「いえ。日本全国の誰かは撮ってます」
妹「??」
財前「まあ4日もあればなんとか落とせるでしょう」
妹「本当ですか?」
財前「失敗する場合もありますけど;;」
彼女「あ~。わかった~。得意のネットで取る気でしょ?」
チッ… 余計な事を言うな…。ネットに詳しいとかゲームがどうとかいうことは隠さねばならん。
財前「ネット?? ははは。いやぁ。何のことだかさっぱり…」
彼女「…」
妹「もしかしてWINNYとかSHAREとかいう奴ですか?」
財前「!?」
バ…バカな!! なぜそれを知ってる!!
財前「げ!? なんでそんなソフト知ってるの…?」
妹「学校で聞いたりするし、ニュースに出たりするのでw」
財前「なるほど」
妹「あ。もしかしてパソコンとか詳しいですか?」
財前「パソコン? いえいえ。全然詳しくないですよ。キーボードもまともに打てませんし」
彼女「嘘ばっか。この人かなり詳しいんだよ~ ネットでね?変な日記みたいなの書いてるし」
財前「おい!! 余計な事を言うな。それは言わない約束…」
彼女「♪」
妹「mixiですか!?」
財前「ははは… まさか~ あれですよ。仕事の週報? あれを書いてるだけです」
彼女「…」
妹「なんだ仕事の報告か~」
財前「でもよくそんなの知ってるね」
妹「ゎたしもネットやりたいんですけど家の無線LANが繋ぎ方がわからないからネット家でやったことの;;」
財前「無線は家に来てるの?」
妹「来てるけどつなぎ方が;;」
…
結局…
こういう事は隠しておくつもりだったんですが、家の無線LANが繋げなくて泣いてる妹をほっておくわけにもいかず… 私としてもルーキーズの録画を切ったという負い目もあるし…
かわいそうなので…
結局PCを設定してあげる事になってしまったんですが、無線のパスワードはお母さんが設定しているらしく、しかもそのパスワードを忘れているのでどうしようもない。ルータに繋いでるパソコンさえ触らせて貰えばちょちょいのちょいで繋げるんですが親機PCは親の寝室ということで入れないからどうしようもない;;
子機側ではパスワードがわからないと繋ぎようがないですからね。
でも手がないわけではありませんでした。幸い無線LANの暗号はWEPでしてたので…パスワード解析ソフト使えば簡単にパスワードぬけるんですけど(WPAは無理です)、今日そのソフトを持ってきてるわけないし、ネットが使えないので落とすこともできない。親機触らせてくれればな~…
でも寝室には入れない。
…
まあ別の方法もあるんですけどね。そんなハッカーまがいの真似するとさすがに怪しまれる(笑)。おかしいでしょう? 結婚申し込みに来てるのに
その男が…
WEP暗号解析するとか!!
家のLANパスワードを抜くとか!!
あり得ない;; そんな新郎嫌すぎる(笑)
結局そのうち設定すると言うことで話は終わりました。でも妹のPCを無理矢理持って帰らされることになってしまった。音楽やらソフトやらいろいろ入れておいて欲しいとのこと。韓国のサイトで取ってくれとか、DVDコピーするソフト入れてくれとかたくさんの要望を言われました。
う~ん。
なんだかんだ言ったってみんなパソコン買う目的は一緒なんですねえ(笑)。
そうですよね。興味があるのはインターネットというよりネットで音楽やらそういう怪しいソフトをダウンロードして個人で楽しむためなんですね。妹さんもそれがしたいからわざわざ10数万するPCを買ったわけです。
もうね。これが完全に浸透してる。学校でもいろいろ話題に出るんでしょう。
ホントね。ダウンロード禁止法とか一体何考えてるんだと。
おっと。ここでは関係ない話でした。
肝心の結婚の話は、妹のPCを持って帰ることになった後に
財前「お父さん。実は今日来たのは他でもなく娘さんと…」
と切り出したんですが、最後まで言う前に
父「宜しくお願いします」
母「よろしく♪」
という返答であっけなく終わりました。
…
なるほど。
今になってわかりました。重要なのはそういう言葉ではなく、やっぱりおつきあいなんだなあと。彼女の家の家族の得意技?であるバーベキューをしてその間ずっと私の反応を見ていたんでしょうねえ。
会話しながらどういう男か見極めてたに違いない。
それで認めて貰えた?というか安心してくれたんでしょうか。ゆえにいい返事をくれた?
わかりませんけど…
…
とりあえず。これで… 結婚はできそうです。
今度は彼女を自分の親に紹介して、私の親と彼女の親が会って細かい話は煮詰めていくのでしょう。
そして私には社会的な責任…ができることになります。

そして、コメントもちゃんと読ませて貰いました。皆さんどうもありがとう。それとコメントには消防、厨房多すぎとかありましたが、今日のこれだけの長文をここまで読める人が何人もいるんですからね。それはないでしょう。みんな読解力というか国語力あるよ。絶対。
普通読めないから。というより読まないから。こんな長文。
こんな読者を持って私は幸せです。
テーマ: 秋葉原無差別殺傷事件
ジャンル: ニュース