02

January February March April May June July August September October November December
2008(Sat) 02/02

八十八茶 其の35 相棒誕生(139)

八十八茶 の旅 … Comments(139)

 一部の者を震撼させたアルケスタ暗殺計画から早1年の月日が流れようとしていた。

 061224frteeeewcfg_20080202084515.png


 今やあの事件は何事もなかったかのように忘れ去られ、首謀者だったディランの名も…世に出ることはなかった。

 だが何も変わらなかったわけではない。

 アルケスタの力はあの事件以降確実に衰退し、最強の名を欲しいままにしていた投げ賊の力も後を追うようにして衰退。今や他職にスキルを貰わなければ以前のようなデカイ顔はできなくなっている。

 投げ賊の衰退により今やメイプル島で幅を利かせる職業は存在しなくなった。

 バランス、統制が取れだしたのである。これがいいか悪いかは別として…


 そう。

 ディランの計画は

  061224frteeeewcfg_20080202084515.png


 思惑通りに成功していたのだ。

 事件はほとんどの人間に知られることがなく終了し、アルケスタもディランの報復を恐れ何も語ろうとはしなかった。アルケスタは投げ賊のスキルを研究することも断念せざるを得なくなり、以後投げ賊の力だけが弱まった形となった。

 …

 だがディランにとって召還の石が高騰しなかったのは一つの誤算だったといえる。

 何物かが予想よりも早くアルケスタを復活させてしまったため、相場の高騰までは至らなかったのである。それに加え神の龍天拳をヨツ宗があれほど簡単に手放してしまう事になるとは計算できなかった。あの龍天拳を持つにふさわしい人間など神以外には考えられないだけにアルケスタ復活には少なくとも数年はかかると踏んでいたが…

 一体誰が…


  061224frteeeewcfg_20080202084515.png



 だが、そんなことは些細な事。大いなる目的が達成されたことに変わりはない。

 彼の思惑通りに投げ賊の成長は失速し、時期を近くして思惑通りに職業の4次転職が世界で行えるようになった。これによりこれまで日の目が当たらなかった過疎職との力は拮抗し、今や状況は完全に変わったと言っても過言ではない。

 これがめいぷる全体にとって良かったとするならば


 ディランは


 やはり…



 下町で言われていた通りの救世主だったのかもしれない…

 061224frteeeewcfg_20080202084515.png


 だが… 一見完璧に思えるこの完全犯罪にも…たった一つだけ不確定分子が存在した。

 何も知らない1人の少女が投じた一石。


 …

 
 この一石により多大なる被害を被った1人の生物が存在したのだ。





 …





 そう。その生物こそ。







 …




 少女に得体の知れぬ石を投じられ、それが原因で以前の力を失ってしまった










 あの日召還されたバルログだった。



 まさにとんだトバッチリである。

 彼はあの日…役目を終え、魔界へと召還し直される手筈だったはずだったのだが、何らかの力が関与し、一部の力が奪われてしまったのである。

 何よりも5メートルはあろうかという自慢の巨体が奪われてしまったのだ。これは由々しき事態であった。


 今や彼はミニバルログ。もちろん体は小さいだけで魔力はまだまだ衰えたわけではないが…

 tihg9iug9eu9uerfg90aufag.jpg




 …







 …










ミニバルログ「ぬぅぅ… このような小さい羽ではうまく飛べぬ」

061224frteeeewcfg_20080202084515.png


ミニバルログ「一体どうなってしまったというのだ。なぜこのような事になってしまったのだ。あの忌々しい日から一刻以上経つというのに未だに我が体は戻らぬ。

 …我は魔界の王なのだぞ。

 我が力を封印できる者など世の中にいるはずがないのだ。

 例え倒されたにしても6時間後には復活する仕様になっておるはずだ。それに未だかつて我が体に傷を付けた者などおらん。力が奪われるきっかけすらなかったはずだ。


 なぜだ… なぜ…



 …


 敢えて思い起こすとするならば…


   

 …


 061224frteeeewcfg_20080202084515.png


 いや それは考え過ぎと言う物であろう…  確かにダメージは負ったが、あんな小娘に封印の力があるとは思えぬ。そもそも封印の力を持つ巫女職は未だこの世には存在しておらぬのだからな。気にすることはあるまい。

 
 …


 …



 igju0wet9iu4905y7450t7390ru9.jpg


 やはり我を召還したあの男… ディランとかいう奴に再び会うしかないかの…。


 …


 …



 ぬ? 


 な…なんだこの巨大なパワーは…。

 バ…ばかな。リプレの奥地ならまだしも、アリアント大陸如きにこのような巨大なパワーの人間など存在しないはずだが…


 戦闘力 128567996....  1200Gだと!? バカな。 最強を誇った我が魔力より上ではないか!!


 それに… ち…近いぞ…  どこだ?!
 


 …



 …





 ぐお!? 


 gbsfdgth6yy3gtsjyurokuktyd.jpg

 
 ば…バカな。 いつの間に!!  な…なにぃ!! LV20だと!? 雑魚じゃねえか。

 しかし何だこのとてつもないパワーは… とてもこの世のものとは思えん…


 一体どういうことだ。

 なんなんだこのガキは!


スル世「おいワレ! ワレやワレ。」

バルログ「 (なぜこんな奴に1Gものパワーが… LV20の雑魚ではないか)…」

スル世「聞こえとんのか?」

バルログ「…」 

スル世「なんや耳遠いんか?」

バルログ「(だがLV20のパワーではない)…」

スル世「さては…耳かきしてへんな?ワレ」

09urhrtggaefsregshewsfkgd.jpg


バルログ「ぬぅぅ…」

スル世「まあええけどな…とりあえず。出しとけや。」

バルログ「!?」

スル世「早う出せって」


 どういうことだ…。何か手招きしているが… LV20となってはいるがパワーを察するにそうではない…。 何か…企んでいるとでもいうのかの。


スル世「わからんかな~。鈍いな~ワレ」

バルログ「…」

スル世「ほな言い方変えようか。 

バルログ「??」

スル世「要するにや。永久に貸してくれへんか?いう事や」

バルログ「(貸せだと!? まさかワシの魔の力を狙っておるのか!?)」

9tig90wuy098gf0eufjerfpsej.png


スル世「金や金」

バルログ「!?」

スル世「平たく言うとhdfhrdthrthtrdhdrthdrfghg.png諭吉ちゃん出せ言うことや」

バルログ「諭吉… いきなり何を言う出すかと思えばこのガキ…」

スル世「聞こえてるか? あぁ?? 早う出すもんだせ言う事や」 

バルログ「貴様…誰に向かって口を利いて折るのかわかっておるのか?」

スル世「…アカン…こいつ。 ワレちょっとこっち来いや」

バルログ「ぬ?」


























 ドカッ   バキッ

 nagpojgoijgisfdre6t5565ttrerg.jpg

























バルログ「きゃいん、きゃいん;;」

スル世「今日は夕日が綺麗やね」

 orthopu09ut0975tuwerfswea.png


スル世「なんやねん。ワレ金持ってへんやんけ」

バルログ「スイマセン ;;」

スル世「見かけ倒しかいな。カツアゲとかしてそうに見えたけどな」

バルログ「カツアゲとかしてないっすよ;;」

スル世「けどワレ、ええ面構えしとるやんけ。よっしゃ舎弟にしたるわ」

バルログ「舎弟!? ちょ… そんないきなり::」

スル世「ちょっと組までこいや」

バルログ「そ…それは勘弁してください。僕やることあるので…」

スル世「ワレなんて名前や」

バルログ「我こそは暗黒の魔王 バルロ…

スル世「まあロデムでええわ。ワレ、今日からロデムな」



バルログ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

y90uergsejrpofkerso5yuwvsdvf.png


バルログ「ロ…ロデムって…」



バルログ「貴様ぁぁ~~~。貴様こそ口の利き方に気をつけろ!言っておくが我の力を取り戻しさえすれば貴様など!!!!! あのパワーさえ…取り…」

 y90uergsejrpofkerso5yuwvsdvf.png


スル世「ガハハ ワレおもろい事言うの  で?なにが言いたいんや」

バルログ「ぇ? ぃ…ぃゃ… 別に…」

スル世「ワレ酒飲んだことあるかの?」

ロデム「ぇ!? ぃ…ぃちおう…」

スル世「せやか。ワイ明日試合やねん」

ロデム「し…試合!?」

スル世「ちょっと一杯つきあえや」

ロデム「ぇ? ちょ 意味が… それに勝手に…」






 こうして…

 暗黒の魔王であったはずのバルログはアルケスタ暗殺事件以降、その権威は完全に失われ… その後に出会う人物を見ると明らかに運が悪い模様。

 確かに以前のパワーさえあればこのような事にはならなかったはずだが… 
 

 だがバルログは…

 今回出会った男については不思議と嫌な気分はしなかった。不思議と…

 道中小言ながらに男の話を聞いてみると… なるほど… なかなか骨がある男である。

 暗黒の魔王がパワーを取り戻したとしても、ここメイプルの魔物の中でそれ相応の力を持つ魔物は数種存在する。自らが最強の地位でいるためには抹殺せねばならない存在だが、以前に契約したディランはその器ではなかった。あろうことか自分を利用することしか考えてなかった。
 
 しかし… あの時感じたパワー…。この男なら… この男ならもしや…


 そんな期待をさせてくれる男だった。きっとこいつは世界征服なんてデカイ夢を掲げているに違いない。


 そんな事を思いながら

 バルログは自分をロデムと呼ぶ謎の男の家に向かった。






 …




 だが… バルログの考えが甘かった。この男は世界征服などには一切興味が…








スル世「ここや。ここにするか」

oijiojugtu45t349r2-0rfwefrg.png


ロデム「おぉぉ…素晴らしい家ですなぁ」

スル世「せやろ」

ロデム「これほどの豪邸を持つとは…さすがは兄貴」

スル世「よっしゃ。どっかモロイとこ探せ」

ロデム「へ…?」



 そう言ってスル世は豪邸を物色し出した。


 …間もなくめぼしい所を見つけたらしく、ピッキングで鍵を開けようとしたが失敗。あまりピッキングは得意ではないらしい…

 その後スル世は薄ら笑いを浮かべながら

 手慣れた足つきでドアを蹴破った。 なぜ自分の家なのにピッキングや蹴破る必要が…



 …


 !?
 

gjerihgeohg8yt90ufoihfvoihg.jpg


ロデム「ちょ… ドアが壊れましたけど…」

スル世「そうせな入れんやろが」

ロデム「ねぇ兄貴…これ兄貴の家じゃないのでは?」

スル世「当たり前やろ」

ロデム「ヤ…ヤバイっすよ…」

スル世「よっしゃ開いたで。まあ入れや。遠慮するな」

ロデム「…」


 0ogikdknbjngrieut85.jpg


 ロデムは恐らくは他人の家であろう部屋で酒とつまみを進められ、スル世と義兄弟の杯を交わす。

 そして…どうやらスル世が自分を舎弟にしたのには訳があるらしくその内容をスル世が話し出す。

 なるほど…しばらく話を聞いていて理解できてきたが、この男、恐ろしく金に執着心を持っている。それに世界征服などは一切考えてないらしい;;

 hdfhrdthrthtrdhdrthdrfghg.png諭吉しか頭にない。


 だがバルログの目全てに狂いがあったわけではなく

 その筋では相当名を馳せている男の模様。やはり感じた巨大なパワーは本物だったのである。 だがLV20なのはなぜ???

 職業はヤクザ。スル世はその中でも特別扱いされる若頭という身分らしいが、ヤクザはLVが低くても強いのだろうか?

 jghijgiotugut34ut89y89fywe8f.jpg

 
 だが気になる。

 なぜこのように巨大な力を内に秘めた男が砂漠地帯アリアントなどにいたのだろうか。とは言っても熟練者が集まるリプレ奥地で見るタイプでもないが…

 バルログは会ったときからそれが気になっていた。
 
 しかしそれはスル世の話を聞いている内にすぐに理解できた。

 アリアントにある闘技場で戦って日銭を稼いでいるらしい…。 なるほど…結局金か。

 しかも未だかつて負けたことがないらしく、闘技場では生ける伝説とまでなっている模様。


 なるほど…

 バルログはこの男がなぜ巨大なパワーを持っていながらLV20なのかも理解ができた。

 確かアリアントの闘技場はLv20~30の初級冒険者でないと参加できない。これは不正なる行為の防止及び高レベルの熟練冒険者同士が決闘してしまうと命を落とす危険性が増すからである。 

 もちろん闘技場では毎日その低レベル者の誰が勝つか…で莫大な金が裏で賭けられギャンブルとして利用されている側面もあるにはあるが…。

 スル世は戦闘者としての参加なので、掛けには参加できない決まりのはず。

 なぜだ… なにが面白くて闘技者などに… 報酬も良くなかろうに。



 …



 !?




 この時バルログはピンと来たのだ。







 なるほど。やはりな。コイツがLV20であるはずがない。

 まあ十中八九が表示しているLV20身分証明書は偽装だろう。

 武器も木の棒を持っているところからしておかしいとは思ったが、これも硬骨な偽装だろう…。なるほど…そういうことか。

gokdopgjerguergurew09g.jpg


 まあ如何にも悪党のやりそうな事であるが、偽装してまで欲しい金とも思えないのだが…ただ血肉で争う戦闘が好きなだけだろうか?

 明らかにスル世を見ると戦闘よりも金が好きそうな感じがする。
 
 …

 こうなると疑問点はひとつ。闘技場に出場しても競技者には金は入ってこない。報酬など微々たるもので、せいぜい座り心地の良い椅子が貰える程度である。

 rthyy76e6tetgersthshsh.jpg



 出場しても金にならない。 それなのになぜこんな金に執着のある男が闘技場などに参加する? なにか秘密でもあるのか? この背景には一体何が… 
 


スル世「おいワレ、今から大事な事言うで~」

ロデム「え…」

スル世「聞き逃さんよう耳かきしとけ」

ロデム「…」


 この一言の後…ロデムはスル世の硬骨さを知ることになる。スル世がわざわざLV20に偽装し、格闘場で無敗神話を作り出したのには訳があったのだ。

 詳細はこうだ。
 
 スル世の次の試合の相手は「雛形すず」という女。

 sghghtgsegsgdfsgghytuyik_20080202134939.jpg


 Lv21。その辺にいる何の変哲もない魔法使いの少女である。戦績は20戦で5勝15敗。

 おおよそ…3500戦無敗のスル世の相手にはふさわしくはないが、本来対戦するはずだったスル世の対戦相手が突然大怪我に見舞われたため急遽の代役に当てられたらしい。

 もちろん戦わずして結果は見えている。 



 掛け率は  スル世 1.2倍  :  雛形すず 6795倍 



 となっていた。だがこのカードは闘技場始まって以来の人気カードとなっている。

 なぜなら… あまりに手堅いからである。

 スル世に賭けたら1.2倍になって掛け金は戻ってくる。スル世が魔法使いの女に負けるとは考えにくく、これはかなり手堅いカード。それはそうである。スル世の勝率は100%に近い。

 そして黙っていても掛け金が1.2倍になるのだから…。まあ倍率は少ないが…。

 もちろん雛形すすが勝てば掛け金は6795倍になって帰ってくる… 大穴中の大穴。競馬で言うと超万馬券である。もちろん万に一つも勝ち目はなかろう。

 ギャンブルにおいてこれほど先が見える戦いもなかろうて。この対戦カードが格闘場屈指の人気カードとなったのもうなずける。

 hstgty6ey65y6hye6hyetjueytj.jpg


 
 だが…



 …



 スル世はこの時を待っていた。彼にとって闘技場の無敗記録はこの時のためだけにあったのだ。無敗記録を続ければ彼への掛け金倍率は下がり続ける。 今や1.2倍というところまで来た。 当然相手の掛け率は莫大にあがるだろう。

 彼はそれを利用し…


 …


 もちろん己自らが賭けると怪しまれる。子分のヤクザを使っても怪しまれるだろう。

 そう… 彼はカタギ…いやバルログのような極道の臭いがしない怖面の存在を求めていたのだ。

 
 gpoguers09guer098uger0s9gu.jpg


スル世「よっしゃ。酔いも回ってきたところで行くで~」

ロデム「え?行くってどこに?」

スル世「金庫や」

ロデム「金庫!? 金庫ってまた盗みですかい?」

スル世「アホな事言うな。あれはワイの金や」

ロデム「ほぅ」

スル世「まあワイの金になるんは盗んだ後やけどな」

ロデム「ちょ…」


9ug90etug89ygrifjpaofkopkopg.jpg


 ギ~コ ギ~コ…  

 スル世は手慣れた手つきで金庫の鍵を調整している。そしてピッキング…。

 だがさすがにこの金庫は鍵が頑丈だったらしく一筋縄にはいかない。それにスル世はピッキングが下手だ…


 結局…最後には金庫を蹴破ってしまった。 

 ていうか…後で明らかに盗みとバレルやり方でなんでやるんだろう…
 

ロデム「兄貴… こんな堂々と盗んでは…後で面倒なことに」

スル世「阿呆。これは今からワイの金やないか」

ロデム「今からとか…」

スル世「よっしゃ。ほなワレ、この金を全部 雛形すず に賭けてこい」

ロデム「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 やっぱりやる気ですかぃ」

スル世「たまらんのう…。この金庫にある金は60000000Mやろ? これが6479倍なったらいくらや? ウッヘッヘ」

ロデム「計算できません… 世界が買えちゃうくらいの金額ですな」

スル世「一生遊んでくらせるわ」

ロデム「一生遊んでって… やることはエゲツないけど言うことはショボイですな…」

スル世「飯食えたらエエねん」

ロデム「しかしこのためだけに格闘場に参加して3000勝もしたわけですか…」

スル世「せや」

ロデム「…」

スル世「こうインフレで金が世に溢れたらワイラも商売しにくいねん。金はワイが没収するっちゅーこっちゃ」

ロデム「インフレ解決っすか…」

スル世「オヤジもたまにはエエ事言うで」

igut5tugerug8esrug0erufg90.jpg


ロデム「オヤジ…」

スル世「それよりワレ。何しとんねん。早う行ってこい」

ロデム「え?」

スル世「早う券買ってこんかい!!」

ロデム「え?え? どこで…」

スル世「なんや知らんのか。こっちや」

 
 暗黒の魔王バルログと言えど、こんな汚い賭博に絡むのは気が進まなかったが…どうすることもできなかった。

 それよりもスル世に出会ったとき、LV20と舐めて…よく突っかからなかったものだと自分を褒めてやりたいところだった。この男…本当は想像を絶するLVのはず…。危なく返り討ちにされるところだった。

 命あってのものだねと…。


 そして…


 ロデムは言われたとおりに 雛形すず に600000Mを賭けた。

 …これで莫大な金が手に入る。あとはスル世がわざと負ければ掛けは成立である。これほど簡単な事はない。それに…自らの力を取り戻すためにも資金はないよりはあったほうがいいに決まっていた。

 ggtrhjtyjfuik8iuyhsryht.jpg


スル世「ここや」

ロデム「こんなとこに闇の闘券場が… 私がわかるわけないですよ…」

スル世「せやか」

ロデム「兄貴…分け前は貰えるんですか?」

スル世「もちろんやないかい。ワレは子分から格上げや」

ロデム「格上げ?」

スル世「せやな…。相棒にしたる」

ロデム「ぇ…」

スル世「給料上がるで~」

ロデム「相棒って…」





 …



ロデム「後一つ聞いていいですか?」

スル世「なんや」

ロデム「兄貴の対戦相手怪我して棄権したって言ってたでしょ」

スル世「そうだったかの」

ロデム「それ兄貴がやったんじゃ…」

スル世「さあの…」


 …


 転売した資金でアブドラ8世が建てたと言われる闘技場

 そして裏では賭博で莫大な利益を欲しいままにしているアブドラ8世。しかし彼らの財産は…

 もはや風前の灯火。今にもショーワ町のヤクザの手に落ちようとしているのである。

  oigjeriguer0utgew9ifseofkso.jpg


 危険な狼に物陰から狙われている事に気づかない方が悪いというべきか…。

 つまりこれは自業自得なのか。

 最後に笑うのはやはりジパングなのか。



 こうなると救いの綱は…




 八十 … 
 



 と言いたいところだが




 彼女は彼女で忙しい。



 



 だって今…



 ようやく








 相棒になるであろう「桜」を見つけた所なのだから。

 







 0t9ut9eugerghrehfaohgor.jpg








 生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪








関連記事








Edit Comments(139) trackBack(0) |