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2007(Fri) 09/21

海外記2-4 ドイツと通訳君の…(32)

海外滞在記 … Comments(32)

 
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 9/19

 珍騒動から夜が明けた翌日…。

 チン騒動の後のホテルは素晴らしいホテルだった。インターネットは完備されている上、ホテルの隣にサッカー練習場があるという最高の環境。

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 外に出て見てても良いし、部屋からも余裕で見える。もちろんプロのサッカー練習場ではないが、しっかりとした部らしく見ていて全然飽きなかった。

 実はこれを書いている今はもう最終日になっているから言うがオランダ、ドイツで合計2名の最高の美女に出会っている。ていうかもうこれはどうしようもないくらい綺麗な人。もし自分が彼氏でこの美女の服を脱がしたとしたら…

 なんていう想像すらも許されない。あまりにも上品さに溢れておりそこで思考がストップしてしまうほどだ。通常あり得ない事態である。

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 そしてこのホテルにその1人の女性がいた。はしゃぐ部長と俺。

財前「部長…あの子かわいすぎでしょう」

部長「うん…確かに…下半身がたまりませんな」

財前「日本人も美人だとは思っていたけどこれは酷い。やはり上位を比べると絶望的な差ですよ。」 

部長「うんうん」


 部長と俺が鼻の下を伸ばしているのを尻目に通訳は非常にクール。絶世の美女に対してまるで機械を扱うかの如く無造作にカードを渡し、「レシート!!レシート(領収書) プリーズゥ!」なんて大声で怒鳴っている。 アホかこいつは。おまえとこの子では人間的魅力という次元が違げえんだよ。方やモデルに応募すればいきなり大スターになるほどの人間だぞ…。

 客と店員の間柄を逆手にとって調子に乗るとは… 


財前「おいコラ。」

通訳「ん?」

財前「あんまり大声出すな。かわいそうだろ」

通訳「いや。領収書忘れていたので注意してたんだよ」

財前「まあいいからちょっと来い」

通訳「あ」



 …そういうって通訳を部長のいるところまで連れてくる


財前「部長。この野郎、あんな美人の子に対して文句言ってるんですよ? 何とか言ってやってくださいよ」

部長「あの子のどこが不満なんですか?通訳さん」

通訳「いえ…不満というか領主書を…」

財前「じゃあレシートOK?ニコッ  てすればいいだろうが!! あんまり不機嫌になるような事するんじゃねえ」

通訳「あの…なんで財前君はあの子の肩を持つわけ?」

財前「通訳君と他人なら何も言わんけど、俺と一緒の団体扱いだぞ。同じ分類にされると困るんだよ」

通訳「なるほど…私があんまりクレーム言うとあの子が私だけでなく財前君にも冷たい対応を取ると…」

財前「よくわかってるじゃないか。後で一緒に写真とか撮れたらいいな~なんて思ってるし、あんまりあの子を刺激するな。俺まで嫌われたら通訳君の姓だからな」

通訳「わかりましたよ… そんなにかわいいかなあ あの子」

財前「え?あの子かわいいと思わないの?」

通訳「特には」

部長「!?」

財前「おまえ面食いすぎじゃないのか?」

通訳「そんなことないですよ」

財前「ちょっと通訳君の奥さんの写真見せてよ」

通訳「え…いいですが…」


 そういって通訳君は携帯の待ち受けの奥さんの写真を見せる。 

財前「…」

部長「…」

通訳「何か?」

財前「いやいや。何も。な…なるほど…。まあ今日も仕事がんばれよな。通訳君」

通訳「?」


 …結局…通訳君の大チョンボで俺と部長とあの子で記念撮影するという夢は儚く消える。写真を一緒に撮ろうと頼んだが、「仕事中なので…」と軽くスルー;;

 絶対アイツの性だよ。その後社長がチェックアウトに降りて来たのでお楽しみタイムは終わり。本日は8時に出発である。

 ドイツ国境近くにオフィスがあるということで5時間くらいのドライブとなったが、ヨーロッパってホントゆったりしてる。日本と面積はそんなに変わらないはずなんだが、平野が多いからどの家も庭や土地がすごく広い。

 馬や牛とか飼ってるのを頻繁に見かける上、民家と民家の間がだいたい1キロメートルくらいあるのはザラ。  

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財前「通訳君。オランダとかドイツってそんなに人口いないよね?」

通訳「ええ。日本と同じくらいですよ」

財前「土地面積は?」

通訳「日本より小さいです」

財前「ふ~む。それでなんでこんなにデカイ土地もってる人ばっかなんだろう」

通訳「そうとは限りませんよ(笑)。階級社会だっただけに格差が非常に大きかったんです」

財前「ほぅ…」

通訳「今はそれほどでもないですけどね。所有の土地なんかはずっと前の時代に決まってしまってるものなので… それに日本みたいに莫大な相続税もないはずですから貧富の格差も残りやすいんでしょう」

財前「なるほどな~。観光する立場になるとそういう方が文化的なものがみえていいよな」

通訳「日本なんて相続税が凄いですから景色マンションだけですしね」



部長「外国に誇るものがなくなってきたな…最近の日本は」

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財前「外人が見て驚くのは富士山と満員電車くらいか…」

通訳「…」

部長「…」

社長「あと叶姉妹な」









財前「何言ってんの…この人」

通訳「…確かに叶姉妹はヨーロッパの上流階級社には人気が高いですね」

部長「写真集持ってる」

財前「…」




 そんなこんなで目的地に到着。途中プレゼンテーション動画を見たが、3Dのワイヤーフレームを使った動画だった。これに社長は興味津々。

社長「おい財前。こういう3Dを使った動画でうちの商品もプレゼンできないか?」

財前「業者に頼めば可能かと」

社長「それは高い。おまえができないかと聞いてるんだ」

財前「動画は可能ですがこれほどになると…時間的に厳しいですね」

社長「時間?ということはできるということか?」

財前「来年後輩が入ってそいつに今の仕事を引き継がないと無理です」

社長「う~むそうか。簡易なのはどうだ?」

財前「まあ3Dと言わず簡易的なのであれば…」

社長「じゃあ作っておけ」

財前「いつまでですか?」

社長「今年中」
 
財前「う~ん。時間が…できたらやってみますけど」


 社長も無理を言う…。商品案内や会社案内ビデオとなると撮影とかに全支店回らないといけないから今年とかとても無理。素材があればすぐだけどね…。

 そんなこんなで朝から夕方における仕事は無事終了。まあここでは書けない業界的な先天的情報こそがコアだったわけだが、日本にいたらわからなかっただろうなぁ。

 こういう先取りしたものを日本に帰って社員にどうやって伝えるか…。これが重要なんだが難しそう。


 …

 
 夕方の仕事が終わると休む暇なく今度はお偉いさんとの会食が待っている。  

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 ハッキリ言ってオランダ語しか話せない人と、英語が話せる人が混在するから大変である。英語なら多少は聞き取れるがオランダ語などさっぱり意味不明。これは通訳すら訳すのは不可能だから外人の顔をよく見て

 彼らがHAHAHAと笑った瞬間にこっちも合わせて笑うしかない。 だって何言ってるのかさっぱりわからないもの…。これが延々5時間続く。

 まさに拷問とも言える食事なわけだが、これが海外出張というもの。まあ偉い人の仕草や目つきをみていると何か刺激を受ける要素になっているような気もするが…

 しかし


 明日の仕事が終わればいよいよ全日程が終了する。その後は飛行機に乗って帰るだけである。
 
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