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2007(Wed) 05/09
4次職の一コマ ④ドラゴンパルス(45)
⊿ ドラゴンパルス

ドラゴンパルスとは弓師待望の超KBスキル。
当てるだけで敵は画面の端っこまで飛んでいきます。(4~6体)。要は戦士のラッシュと同様なわけですが、このパルスはラッシュとは違いスキルLV1でもう既に完成。
吹っ飛ぶ距離も使い勝手もスキルLV1とスキルLV30はほとんど変わらないはずです。
あげても攻撃力と攻撃可能数が4→6体になるだけ。非常に恵まれてますねぇ。
しかしその性能もさることながらドラゴンと名がついているだけに習得するのは容易ではありません。

なんとこれを習得するには戦士の4次クエスト 「タイラスを救え」 (スタンス習得クエスト)に同行させて貰わなければならないのです。
そこに出るバルログがスキルをドロップするのですが、スキルアイテムがクエスト品扱いとなっており、自分以外所持不能。渡そうとアイテムを投げると消える仕様なのです。
つまり人から買うことも貰うこともできないということ。
これは手厳しい…。
ということで私はギルドチャットで4次の戦士に呼びかけてみることにしました。帯同させてくれるとありがたいのですが…。
⊿ ドラゴンパルス入手への道
5月5日 AM 9:00
財前「え~と 誰か4次戦士の方でタイラスクエストできる人いないかな? ドラゴンパルスを習得したいんだ」
紫龍「ド…ドラゴン…」
ダータ「俺まだ3次だし」
アルガスト「もう終わっちゃいましたねぇ」
里見「クエストクエストうるせえ、黙ってろ」
瑠依「行きたいけど私プリーストなのでw」
財前「そうかぁ…。じゃあ今度にするかなあ。でもドラゴンパルスあると楽しそうだしなぁ」
紫龍「ド…ドラゴン…」
財前「ああ。そうだ。葉月ちゃんに頼もう。あの子ならやってくれるかなあ」
紫龍「…」
財前「しかし早めに獲得しておきたいしな…。拡声器で募集してもいいかな」
紫龍「…」
財前「みんなどう思う?」
ダータ「拡声器でいいんじゃないか?」
アルガスト「よく募集してますしね」
雛姫「(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン」
紫龍「…」
…
財前「そうかあ。できればタイラスクエストはギルド員としたかったがなあ…」
紫龍「タイラスクエスト…」
財前「まあしょうがない。じゃあ早速拡声器でタイラスクエストできる戦士を募集してみる。ちょっとSHOPへ…」
紫龍「タイラス…」
…とその時でした。
さっきからなにやらつぶやいていた紫龍が…
紫龍「その話なら以前!
老師にお聞きした事がある!!」

財前「うお!? Σ(・∀・|||)」
ダータ「な…何事!?」
紫龍「ぬぅぅ…」
財前「ちょ…な…いきなり何??」
紫龍「さっきから黙って聞いてればぁぁぁ!! なぜ私に声をかけないのです!!」
財前「え?え?」
紫龍「そのクエストなら以前、老師にお聞きしたことがある!!」
財前「ろ…老師って…誰?」
紫龍「そういうことならこの紫龍!!全力を持ってあたらせてもらう!!」
財前「一体何の事言ってるんだ?」
ダータ「さあ…」
紫龍「ドラゴンパルスといえばドラゴン!! ドラゴンといえば龍」
財前「あ…ああ ドラゴンの話か…」
紫龍「そして龍と言えばあぁぁぁ。この紫龍!! そう。このドラゴン紫龍を置いて他にはいない!!」

↑ 紫龍 (別キャラでギルド「お茶」に所属)
(聖闘士聖矢に強く影響を受けているファミコン世代。お茶ギルドではリアルの職業が教師ということもあり…みんなから先生と呼ばれている)

財前「いや…先生。別にドラゴンの事言ってるわけじゃないんだ。俺はドラゴンパルスを…」
紫龍「だからぁぁぁぁ!!」
財前「Σ(・∀・|||)??」
紫龍「そのクエスト。私にお任せを!!」
財前「ん? おお!!w そうか。そういうことか~。先生がやってくれるのか」
紫龍「まあ やってみるさ」
…
財前「じゃ…じゃあ…頼めるかな?」
紫龍「この紫龍!! いつかその修行をやりたいとは思っていた」
財前「ああ…そう。 ではお願いします。いやあこれでドラゴン パルスを習得できるかも」
紫龍「おお!!財前さん。私をドラゴンと呼んでくれるとは」
財前「え? いや…俺はドラゴンパルスって言っ…」
紫龍「うおぉぉぉぉ!! テンションあがってきたぜえぇぇぇぇぇぇl!!」
財前「え…」
紫龍「うおぉお!!
廬山 ! 昇竜覇~~~~~~~ッ!!」

ズボグアァァァァァァ!!
先生のあまり暴れっぷりにギルド女性陣が悲鳴をあげる。
瑠依「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
雛姫「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」
葉月「(つд⊂)」
麻耶o「゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 恐い;;」
財前「ちょっと…ちょっと…先生、イキナリ何してんの…」
紫龍「ぐおぉ!! 燃え上がれ!!
俺のコスモ!!(小宇宙)
うぉぉぉぉ!! 廬山! 龍飛翔━━━━━━!!」

ズボグアァァァァァァ!!
瑠依「いやぁぁぁぁぁぁ!! 血…血が~;;」
雛姫「ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ」
葉月「(つд⊂)」
麻耶o「゚(゚´Д`゚)゜」
財前「ちょ… 先生… わかったわかった…わかったから…」
紫龍「ん?」
財前「新しくギルドに入った女の子が泣いてるから、その辺で…」
紫龍「(;・∀・)ハッ? も…申し訳ない。この紫龍!! 一生の不覚!!」
財前「おいダータ。なんで先生を「お茶」の副マスターなんかにしたんだよ…」
ダータ「ある意味適任だろ?」

財前「女を泣かすような奴は副マスターには置いておけんな…」
ダータ「…」
…
財前「ま…まあいいや…。とりあえずクエストはじめよう…。まずはエルナスのタイラスの所に行けばいいのかな?」
紫龍「はい エルナスのところです。この紫龍の言うことに間違いはない!!」
財前「よしわかった。今から行く。」
しかし先生の自信満々の発言につっこみを入れるギルドお茶メンバー。
アルガスト「あ。財前さん。エルナスじゃないです。そのクエストはレッサーバルログからクエスト書をドロップしないと受けられませんよ?」

紫龍「!?」
財前「何!? アルガストさん、そうなの?」
アルガスト「はい。私そのクエストクリアしましたし。」
財前「おお。そうか~。じゃあアルガストさんに頼…」
紫龍「!?」
紫龍「その話なら以前!
老師にお聞きした事がある!!」

財前「またかよ…」
紫龍「確かにエルナスよりもレッサーバルログが先だ」
財前「先生、あんたさっき始めはエルナスからって言ったじゃんか」
紫龍「老師の言うことを忘れるとは… この紫龍! 一生の不覚!」
財前「まあいいよ。先生。じゃあまずは船だな。行こう」
紫龍「ぁぃ」
そして先生と共に船に乗り込む。丁度アルガストさんもレッサーバルログ退治を手伝ってくれるということで同行して貰いましたが……
⊿ タイラス暗殺計画クエスト
3人はそれぞれ船に乗り込みじっと船でバルログが来るのを待つ…
アルガストさんはランカーだからまだしも、先生と私は果たしてレッサーバルログなんて狩れるのだろうか?(笑)。まあHBあるから先生が死なない限りは平気だと思いますが。

…
10分後… バルログ現れず…。
この後、
数回船に乗ったが…
1回…
2回…
3回…
4回…
5回…
アルガスト「…」
紫龍「…」
財前「…」
結局バルログが現れることはありませんでした;;
そして… その日はそれで解散。
次の日…
どうやら何回も船に乗り直すこの状況を見かねて、アルガストさんが露店でクエスト書を700Kで購入してきてくれたようです。
意外と安いんですねえ。このクエスト書…。
アルガスト「ゴウさん書買っておきました」
財前「おお!! ありがとう。いいの?」
アルガスト「どうぞ。 どうぞどうぞ。」
財前「そうかあ。じゃあ先生、エルナス行こう」
紫龍「ぁぃ」
紫龍先生も1日経って大分落ち着いているようだ…。興奮しなければ凄いいい人なんですけどね。たまにアニメキャラになりきるところが玉に傷ですが、普段はしっかり者の信頼できる人。
財前「で?アルガストさん、この書をどうすればいいんだっけ?」
アルガスト「え~とまずエルナスに行ってタイラスにクエストを受けて、ライカンスロープからETCを獲得して…」
紫龍「その話なら以前、老師にお聞きしたことがある」
財前「先生はもう話さなくていいよ」
アルガスト「その後にタイラスを助けるクエストが発生します」
財前「ほぅほぅ…。で?そのクエスト中にドラゴンパルスが?」
アルガスト「バルログなんかからタイラスを守るクエストなんですが、その時にバルログから高確率でドロップするんですよ」
財前「なるほど~」
アルガスト「ただ、それまでのクエストは戦士じゃないと駄目ですから、先生がまずは動く必要がありますね」
財前「そうか~。じゃあ先生、クエスト進行よろしく頼む。大丈夫かい?」
紫龍「まあ やってみるさ( ´ー)」
財前「…」
どうやらこのライカンスロープのクエストは先生にしか受けられないので、先生に任せるしかない様子。
すぐさまライカンスロープ討伐に先生が向かう。
…そして数分後、先生が帰還する。
紫龍「終わりましたよ財前さん。これで、いよいよタイラスクエスト開始できますね~」
財前「おおお。ついにきたか」
紫龍「それでは早速タイラスに話を聞いてみます」
財前「OK」
そしてタイラスにクエストの詳細を聞く先生…



…
バタン…

財前「お?先生。早かったね。タイラスに話聞いた?」
紫龍「ええ」
財前「そうかそうか~」
紫龍「さあ財前さん用意はいいですか? ここにバルログが多数召還される模様です」
財前「え?ちょっと待ってよ。ここ普通にエルナスの町MAPだよ?通行人に迷惑がかかるんじゃ… クエスト専用MAPとかいくんじゃないの?」
紫龍「老師から聞いた話だとここのはずです」
財前「え?老師? タイラスに話聞いたんじゃないの?」
紫龍「老師の言うことに間違いはない!!」
財前「だ…大丈夫かな ほんとに合ってる?」
紫龍「老師の話だとそうだったんですよ」
財前「ああ…そう」

みんなが通る町にバルログ多数召還とか…
こんな迷惑なクエストよく問題になってないですね…。
関係ない人死にまくりじゃないですか? とりあえず人気のいないCHに移動しないと…
どちらにしろ私はクエスト受ける身分ではないので詳細は不明。内容は先生しかわからないわけで…それに従うしかない。
私たちはじっとバルログを待った
数分後…
財前「…」
紫龍「ふ~ ふ~ ふ~」
財前「…」
紫龍「うおぉ!! 早くきやがれバルログ!! ドラゴン最大の奥義、廬山昇竜覇!!をブチ食らわせてやるぜ~~~~」
財前「…」
…

財前「先生なんかおかしいよ。ホントにここなのか?」
紫龍「そうだったんですよ。 それに… この紫龍!!嘘はいいません」
財前「でもさ、さっきからずっと何も現れないじゃん」
紫龍「むぅ…」
財前「タイラスにもう一回聞いてみてくれるかな」
紫龍「あい」
その後…
聞き直してみて発覚したが、どうやらこのクエスト、クエストを受ける主がグループリーダーでないと発動しないという事が発覚する。
そして…
やはりバルログが来るのは町なんかじゃなく…
専用MAPとのこと…。 やっぱりね…。
先生先走りすぎ。
しかし、このクエスト結構大変です。多数召還されるライカンスロープとレッサーバルログからタイラスを守るという設定ですが、なかなかどうして… 守りきれません。
というのも只守るというよりも、目的はクエストクリアではなく、ここで出現する敵でしかドロップできない「ドラゴンパルス」の入手なんですから。タイラスなんてのはある意味関係ないわけです(笑)。
でもタイラスを守れないとクエストも終わるので…。
ちなみにここでしか手に入らないスキルとして
盗賊のスキル「ショーダウン」
聖魔のスキル「インフィニティ」
弓師のスキル「ドラゴンパルス」
注) ↑誰かに渡すことはできないので自分で拾うしかありません
上記3つが存在しているらしいので、どうせなら4次転職を済ましている葉月ちゃん(ビショップ)のインフィニティ獲得も同時にしてしまおうという事になり
葉月ちゃんもご招待。
だが

どうも旗色が悪い…
アタック担当がLV120程度の私と先生しかいないことが原因だろうか。
まずい…こういう状況になると先生は…

紫龍「ぐぬぅぅ… おのれ 邪 鬼 王!!」
葉月「@@;」
財前「…」
だめだ…。すっかりアニメの世界に入り込んでる。
…
紫龍「盾も拳もくだけた今、鎧などオレにとっては無用の長物…」
財前「!?」
そういって鎧を脱ぎ出す先生
財前「ちょ… 先生こんな時に何裸になってんだよ!!」
紫龍「死と紙一重、命ぎりぎりの極限まで追い込まれなければ、究極のコスモ(小宇宙)は発揮できん!!」
財前「命ギリギリ? まさか…バーサク??」
紫龍「うぉぉ!! 燃え上がれ俺のコスモ(小宇宙)よ!!」
葉月「@@:」
紫龍「うおぉお!!
廬山 昇竜覇~~~~━~ッ!!」

ズボグアァァァァァァ!!
画面に飛び散る先生の唾(つば)。

…結局先生が発動したのはバーサクでもなんでもなく…
只の3次スキルだったわけですが…。
…
まあしかし、クエストの結果は上々でドラゴンパルスとインフィニティを無事に取得完了。ショーダウンも出ましたが、獲得該当者がおらず、消滅。
これで私も晴れてドラゴンパルス獲得!!

ありがとう。ドラゴン紫龍。
