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2006(Sun) 10/29

海外記1-2 成田空港~イギリス入国(69)

海外滞在記 … Comments(69)

 

 ついに…今日、日本に帰ってきました。

 時差ぼけでまったく寝れず困り果てている状態ですが、せっかくですので、忘れないうちに海外での出来事を綴っていきたいと思います。こういうのがブログって言うんですかねえ? 日記らしくなってきました。





 海外滞在記





 10月21日 (土) 出発日当日

 
 AM7:00起床。

 いよいよ今日から海外出張。朝9時のバスに乗らなくてはならない。しかし、前日に海外出張前日パーティーをやらかしてしまい、実は準備がほとんどできていない。なんとパスポートの準備すら…

 土曜日ということもあり、休日で両親も寝ていたが叩き起こし、準備の協力要請。正直この1時間半はかなりの修羅場でした。

財前「母さん今日から海外だけどかばんにまだ入れてないんだよ!!。何もって行けばいいんだっけ?」

母「パスポートと航空券と…お金じゃない?」

財前「パスポートは昨日確かここに… って…  あれ? ない…」

母「ええ??」

財前「げぇ!?確かにここにおいたはずなのに!!」

母「ちょっと!! 探しなさいよ」

財前「え~とまてよ… 」


 パスポートが必要と思って、どこかに置き換えておいたのが災いして、これ探すのに結構とまどりました。なれないことはするもんじゃないですね…。

 とりあえず、重要な物は自分で準備して、母には下着やら身の回りの必需品やらを用意してもらうことに。母が準備したのはいろいろあったが、半分以上削除。こんなに持っていくのはめんどい。

 靴下
 下着
 レインコート (却下)
 機内スリッパ  (却下)
 マスク    (却下)
 顔写真   (却下)
 常備薬  (却下)
 セーター  (却下)
 傘     (却下)
 洗面用具
 シャンプーリンス (却下)
 小銭入れ  (却下)

 まあ普通は必要なんでしょうがほぼ却下(笑)。いいんですよ。多分使わない。結局持ち物は

 パスポート
 航空券
 金
 ニンテンドーDS
 下着
 洗面具
 靴下 
 筆記用具
 海外用のおみやげ
 カメラ、パソコン、携帯
 

 以上。というか、よく見ると国内出張時とほぼ変わらない持ち物という事に気づく。そうなんです。結局金と券とパスポートさえあればいいんですよ。なんとかなるはず。

 そんなこんなで出発時間に。

 しかし、ここであることに気づく。

財前「あ。帽子!!帽子もっていかなきゃ駄目だ」

母「え?帽子?そんなのいらないでしょ」

財前「何言ってるんだよ。帽子深く被ってたら日本人てバレないだろ。防衛手段だよ。貸して貸して」

母「じゃあ。これもって行きなさい」

財前「…」





財前「豹柄の帽子なんて持っていけるかよ!!」

母「だって母さんはこれしかもってないわよ」

財前「ん!? そうだ。親父だ。親父の帽子を!!」

父「じゃあこれ貨してやるよ」

財前「…」





財前「これ釣りの帽子じゃねえか!! 違うよ違う。スーツに着るんだぞ? ハット帽に決まってんだろ」

父「そんなん持ってねえよ」

財前「わかったわかった。帽子は成田で買う」

父「おい。これも持ってけ」


 そういって父はウィスキーのボトルを…

財前「なにこれ…」

父「長いフライトだ。飛行機で寝れないときは酒飲んで誤魔化せ」


母「父さんワインやビールは飛行機のサービスで貰えるのよ」

父「何!? そうなのか??」

母「そうよ」

父「タダなのか?」

母「そうよ」

財前「…」

父「おい。ビール何本か持って帰ってきてくれよな」

財前「こっちで買えよ(笑)」

父「タダなら貰って来ないと駄目だろうが!!」




財前「ま…まあ…もらえたら持って帰るね… そんなことより、そろそろ出発しないと時間がない」


父「OKOK。じゃあ行って来い」

母「気をつけてね」

財前「??」





財前「え? 何言ってるんだよ。駅まで車で送って行ってよ」

父「ん?」

母「自分の車で行きなさいよ」

財前「1週間も海外に行くんだよ?? そんなに駐車できないって」

父「じゃあ母さん送って行ってやれ」

母「じゃあお化粧しないと」
















財前「化粧とかそんな時間ねえよ(笑)  


  



母「化粧もしてないのに母さん人前に出られないわよ」

財前「…じゃあ親父頼むよ」

父「そんな事急に言われても困る… ワシも身だしなみが…」

財前「おまえもかよ!!(笑)  車で送るだけなんだから身だしなみとかいいよ」

父「そういうわけにはいかん」

財前「いいからさっさとしてくれ;;」


 まったく…うちの家族はちゃんとした服や格好じゃないと人前に出ないからなあ…。まあこれはいいことなんですけどね…。

 パンツ姿の親父に無理やり服を着せていざ出発。しかし送迎してもらう途中で親父は完全に目が覚めたようで、本領発揮。仕事のアドバイスをいろいろと貰う。この辺はさすが。

父「いいか。イギリスやフランスはスーツの国だ。ズボンの線、しわ、ネクタイ、上着の着こなしには最高に気を使え」

財前「OK」

父「いいか。食事やなんやらでラフな格好で来いといわれても必ずスーツで行くんだ。絶対にスーツだ。ダサい格好はするな。いいな。」

財前「OK」

父「筆記用具は4セットくらい持っとけ。そしてお前の上司やなんやらが持ってない場合にはすぐに貸すんだ。いいな」


 格好をよくするのはうちの家系のシキタリみたいなものでしてね。私の家の男はみんな家に居るときもほとんどスーツを脱がない。ゆえに普段着もほとんど持っていません。

 祖父も農作業時にはスラックスやYシャツですしね。

 要は下着姿かスーツか。これしかないんです(笑)。

 私も未だかつて親父や祖父のジーパンやジャージ姿をほとんど見たことないほどですから…。

 日本では特異な風景かもしれませんがスーツの国では当たり前。癖もこういうときに役に立つ。

 
 そして徳島駅から大阪空港へ向かい、そのままの足で成田へ。

 約5時間の移動時間で成田へ到着。

 さすがに成田空港はデカイ。A~Hまでのブロックに人が所狭しと並んでる。

 イギリスまで動向する常務を待つ間に(社長と通訳さんは別会社飛行機)、海外用の携帯電話と海外用コンセントとハット帽を購入し、イギリス用のお金とフランス用のお金を変換。

 ユーロとポンド合わせて10万円を変金。これだけあれば平気だろう。

 …

 いよいよ常務との待ち合わせ場所へ。

 時間が来て…


常務「おう。財前君。早いね」

財前「お早うございます」

常務「んじゃあ行くぞ」

財前「え?まだ飛行機乗るには早いですよ?」

常務「バカ野郎。こんな一般人が多いようなムサイ所でずっと待てると思ってるのか?」

財前「!? はい…」

常務「ついてこい」



 チェックインを済ませた後に登場ゲートに行くと、なんか常務がVIPPルームみたいなとこに入っていく。な…なんだ?ここは…


 なんか入り口のセキュリティがすごいが…


 常務がなんか金色のカードをガードマンに見せると、警護つきで部屋へ案内してくれた。


 どうやらラウンジというところみたいだけど 

DSCF0003d.jpg


 …

財前「げぇ!? なんですか?ここは!!」

常務「ムフフ… 特別な階級の者しか入れない部屋だよ」

財前「特別な階級??」

常務「年間に飛行機に何百回も乗る者やファーストクラス(通常の4倍くらいの値段の切符)に乗る者だけ入れる部屋だな」

財前「ん?というと常務の切符はファーストクラスですか?」

常務「違う。ワシは飛行機に年中乗るからVIP待遇なんだ」

財前「なるほど…(。-ω-。)」


 恐るべきはラウンジ…。一般の人の飛行機待合場所には椅子しかないはずなんですが、この部屋は次元が違う。

 高級椅子に高級机。LUN設備完備で部屋中を無線LUNが飛び交う。さらにはビール、ワイン、ウィスキー、果物、コーヒー…

 ありとあらゆるものが揃ってる。しかも周りを見渡すとなんか仕事ができそうな人や上流階級層っぽい人で一杯。中には明らかにおまえ場違いだろうという奴もいるが(笑)。
 
 こんなところがあったとは…


 そして次の瞬間衝撃的な事実が明らかになる。なんとラウンジ内にラーメンとうどん屋が!?

財前「工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工  ちょ…常務。ラーメン屋がありますよ」

 常務は高級ワインを飲みながら

常務「ん?そうかね」

財前「ちょっと食っていいですか?」

常務「構わんよ」

 
 うおぉぉぉぉ。なんでラーメン屋があるんだ。しかもなんか食器とか高級だぞ(笑)。


財前「ラーメンください」
 
婆「あいよ」




財前「ありがとう。おいくらですか?」

婆「??」

財前「いくら払えばいいですか?」

婆「無料です」

財前「…え?」

婆「うどんもありますよ?」

財前「あ…ああ… そうね… じゃあうどんも貰おうかな…」

婆「はい」


 な…何? タダだと!?


 なんと!?ラウンジ内ではラーメンだろうが うどん だろうが、すべてタダ!!

 そして

 ビールだろうがワインだろうがウィスキーだろうがなんだろうがすべて


 タダなのだ!!


 なんと恐ろしい…。


 これだ。これこそ階層社会。飛行場はもう完全な階層社会。飛行機に乗った回数や飛行機で移動した距離(マイレージカード)で客の細かいレベル分けがされている。私も常務ほどではないけど一応1レベル上のカードを持ってたりする(これはキャンセル待ちで優遇とか荷物が先に出てくるとかそんな程度)


 金を多く払うものが正義であり、払ったものが正義。いろいろな事項において優良客はすべてにおいて優遇されるシステムになってる。


 その待遇は驚くべきほど違う。
 
 もちろん値段も違うが、その差が激しすぎる。


 日本→イギリス間の航空運賃 


 エコノミークラス料金 約15万円
 
 ビジネス…クラス料金 約50万円

 ファーストクラス料金 約80万円



 通常行くのがエコノミークラス(通称 一般人)


 わかるだろうか。往復だとどれくらいの差になるか。ただイギリスに行くだけで100万円近くの支払いの差になる。待遇にも違いが出て当然なのである。

 機内食、席の広さもすべて違う。リクライニングが180℃倒れたりするのがビジネスやファーストクラス。

 私はエコノミークラスだけど常務についていたからVIPラウンジに入れた。ラウンジの顔ぶれを見てもとても100万円以上の航空券を買ってるとは思えない客層もいたけど…

 (たとえば普通の大学生とか…親の七光りか?)

 しかしラウンジに来ればどういう現状なのかがすぐにわかる。意外と金持ちは金持ちっぽい外見をしてない場合も多い。




 今後日本もこういう階層社会がさらに顕著になるんでしょうねえ。

 やはり世の中仕事をバリバリして金を持ったもん勝ち。そんなに頻繁に来たいとは思わないけど、確かにこんなとこにいつも来てたら、常務が行った言葉も理解できる。

常務「こんな一般人ばかりのムサイところにずっと居れるか!!」


 さすがです。常務ともなると今までの契約や仕事で何百人もの社員の給料や生活を保障するビジネス契約を取り付けてきた人だから許されるわけです。

 そう。目先の仕事も大事だけど(←これは誰でもできる)、将来会社が存続していく未来の仕事を作っていくのはもっと大事。そしてこれは凡人にはできない。

 ゆえのファーストクラス。納得です。

 …が


 とてもそんな事してるように見えない奴がラウンジにいるのはちょっと納得がいかないんですが…。

 間抜けそうな顔してるのにファーストクラスの切符持ってたりするんだから世の中わからない。いや思いましたよ。実際。

 こいつは何してこんな金持ってるんだよ(笑)

 みたいな人。きっと何か凄いことでお金も設けてるんでしょうねえ。
 
 いや…金持ちのボンボンとかかもしれないけど。


 …
 
 そして飛行機の時間になってラウンジともお別れ。

 とりあえず。とりあえず… これ言うなよ?

 ラウンジにあった高級お菓子やビールやらワインやらウィスキーをカバンに詰め込みまくったのはナイショね。常務には嫌な目で見られたけど(笑)。しかも

常務「おまえ品が下がるだろ。ここにきたらそういうセコイ事するな」

 
 なんて怒られましたorz


 でも しょうがないだろ。

 次いつこれるかわからないんだよ。お菓子とか一個200円以上は絶対するぞ?とりあえずカバンに詰めまくるのは基本だろ。
 
 ガタガタ言うな。
 
 
 そしてラウンジを出て、門をくぐった所で常務がまたどこか変な店に入っていく。免税店らしいが…

 常務がすばやい手つきでタバコを1カートン(10個入り)購入。

財前「おお。なるほど。イギリスには日本のタバコ売ってないから買っておくんですか」 

常務「そうだ」

財前「じゃあ私も… って…



 工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工



 げぇ!? 1カートン(10個)が1600円だと!? マジかよ。

 半額じゃないですか。」


常務「ん?そうだよ」 

財前「タバコ1箱160円とか…安すぎる…」

常務「だから免税だからな税金免除なんだよ」


 
 恐るべし免税店…。通常は300円なのに…。てことはタバコは140円が税金という事か。

 てことはタバコ吸ってる人は無茶苦茶納税してるじゃないか。これで禁煙禁煙とかよく言えたもんだ。日本の借金は1000兆円だけど、タバコなかったらやばいんじゃないのか?マジで国歌破綻寸前だぞ。

 まあ税金収入や年間国家予算のほとんどは公務員の給料で終わるみたいだから公務員をどうにかしない限り復調は無理だろう

 禁煙禁煙ガタガタ騒ぎやがって…もっと吸わせろ。


 そしていよいよ飛行機に乗り込む。アナウンスではフライト時間は14時間。地獄の時間の始まりである…。 

 幸いANAの飛行機には一席ごとに液晶テレビが付属されていて、映画観放題。これは助かりました。

 XMENファイナル
 ディズニーの新しい車の映画
 スピリット
 
 到着するまでに3本も観ちゃいました…。おかげでニンテンドーDSのFF3の出番はまったくなし。このために買ったようなものだったんですが、必要なかった。機内でのDSのプレイは可能でしたがそもそも30分以上プレイする気がおきなかった。

 帰ったら売り払おう…。DSのFF3はどうも駄目です。まず敵が3体以上でないし、敵のバリエーションが少ない。全然ファミコン版の方が面白い。難易度も低いし、なんか違う。受け入れられるのはファミコン版をプレイしていない層だけじゃないのかな?とも思えますがどうなんでしょう。私は駄目です。この頃のFFはもっと難しいんだけどなあ。ぬるすぎる。

 
 そういうわけで、映画のおかげもあってフライト自体はすこぶる順調。途中寝たりしてすぐに14時間が経過しました。

 途中ドリンクサービスが2回と機内食が2回。

 機内食はまずすぎて3分の1も食えません。ファーストクラスやビジネスクラスは美味しいものが出る?なんて聞きましたが、エコノミーのコレは無理です。

 ゆえにあのラウンジで詰め込んだお菓子が猛威を発揮し、完璧にしのぐことができた。ほらみたことか。やはりあれは必要だったのだ(笑)。

 ドリンクサービスはウィスキーやワイン、ビールももらえるけど、酔っ払ったら辛くなるので酒は一切断念。すべてオレンジジュースで通しました(笑)。トイレも一回も行くことなく終わったし、いやあすこぶる順調でしたよ。

 思ってたよりも楽でした。携帯ゲームも普通に離陸と着陸時以外はできますし、機内には無線LANも通っていてインターネットも可能とのことでした。つまり普通に仕事もできるということ。凄いねえ。




 しかし…ここで無知なことが災いし、現地到着時にひどい目にあったのです…。










  イギリス到着




 DSCF0025.jpg



  
 時差    日本 -8時間  午後5時到着。


 到着して常務と落ち合い、税関?なんかパスポートを見せて入国審査。ここでいきなりやらかしました。

 常務が入国審査をクリアして向こうで待っててくれたのですが、私がなぜか入り口で引っかかります。そもそも何言ってるかわからない。

入国審査官「ペラペ~ラペラペ~ラ」

 
 意味不明… とりあえず…


財前「YES!!」


入国審査官「ペラペ~ラペラペ~ラ」

財前「YES!!」

入国審査官「ペラペ~ラペラペ~ラ?」

財前「YES!!」

入国審査官「ペラペ~ラペラペ~ラ」

財前「YES…」





 なんかおかしい…なんか同じことばっかり言われてる気がする…。しかしNOとは言えないしYESと言うしかないのだが…

 そのうちになんか体が無茶苦茶デカイ黒人が私の近くにやってきて、恐い顔でさらに

恐い黒人「ペラペ~ラペラペ~ラ」

 ガシッと腕を掴まれてなんか連れて行かれそうになる。


財前「ΣΣ(゚Д゚;) NO NO!!」


 
恐い黒人「ペラペ~ラペラペ~ラ」

財前「じょ…常務~ 助けてください~;;」


 堪り兼ねて常務を呼ぶ…。常務も状況を把握したのか血相を変えてやってきて


常務「何やってるんだよ。パスポート見せたのか?」

財前「見せました;;」

常務「ちょっと待て」


 常務が外人と英語でしばし会話。そして…


常務「おい入国カードを出せってよ」

財前「は?入国カード??」

常務「飛行機の機内で貰ったろ。自分の素性を書くカードだよ」

財前「そんなの貰ってませんよ」

常務「何回もアナウンスしてたろ!! 聞いてなかったのか!?」

財前「え…アナウンス?? ずっとヘッドフォンで映画観てたもので…」

常務「バカ野郎!!海外で入国カードは常識だぞ」

財前「だってカード自体貰ってないんですよ~;;」

常務「ほらこれだよ。書け」

財前「はい…」



 どうなってんだ…。入国カードを書くなんて聞いてないぞ…。というかアレか?寝てたときになんかやってたのかな…。

 しかしその入国カードというのがまた酷い。記入欄が英語だから何書いていいのかさっぱり意味不明。

cardforenteringaus.jpg


 とりあえずわかる範囲で書いて黒人さんに提出…。すると?


恐い黒人「ペラペ~ラペラペ~ラ ( ´∀`)HAHAHA!!」
 
財前「え…??」


 なんか笑ってるけどうまく言ったのかな…。黒人が常務に何か言ってる。


常務「バカ野郎。おまえ適当な事書くんじゃない」

財前「え?」

常務「HILTON(ヒルトンホテル)て書いたろ!!」

財前「ああ。それは宿泊先のホテルということで…」

常務「ヒルトンホテルと書くのはその下だよ。ここはおまえ出身地書くとこだ」

財前「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」


 てことは私の出身国はヒルトンホテルということになってたのか(笑)。そりゃ笑うよなあ…


 そしてなんとか無事に入国カードを済まし、入国ゲートを通過できたところで黒人になんか言われて終了。常務の翻訳によると

黒人「出身国は日本だろ??」

常務「はい…ヒルトンじゃありません」

黒人「で? こいつ(財前)の入国の目的は?」

常務「ビジネスです」

黒人「こいつの役職は」

常務「システム構築と品質管理の責任者です」

黒人「ハハハ。こんなカードも書けない奴が品質管理の責任者??」

常務「まったくおっしゃるとおりで…」

黒人「通っていいぞ」

常務「…」


 …


 最悪だ…。入国審査官かなんか知らないが、日本にきたら覚えとけよ…。


 まあしかし、笑われたのは事実だけになんとも…。実際私は会社でISOの品質責任者ですし、海外に行く目的もそうですからねえ。

 しかし英語読めないのは死活問題ですね…。帰ったらNOVAに行こう…。


 しかし常務は終始ニコニコ


常務「う~む。いい経験になったなあ。え~?おい。 今回つれてきたのは英語を勉強せざるを得ない状況におまえを追い込むのもひとつの目的だからな(笑) どんどん失敗しておけ。来年からはおまえが海外に俺の変わりに行くんだからな 」

財前「…;;」


 初日でこの調子です。当然現地では…こんなどころではなく…



                        

                        舞台は栄光のイギリス編へ つづく

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