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2006(Sun) 08/06

花火大会の憂鬱(23)

財前ゴウの総回診 … Comments(23)

 昨日は彼女と花火大会へ行ってまいりました。徳島県の北島っていう場所なんですが、30分で300発くらいの花火があがるらしいです。

 今日行く鴨島町の花火大会は1000発らしいから300発は少なかった方かもしれません。

 北島の花火大会は行くのが初めてだったんですが、これがもうガラが悪い。特攻服とか普段は見ない強面の人たちがいっぱい。

 な…なんだこれは…

 あらためて徳島は田舎だと痛感。


 男同士で行ってるときにからまれるのは構わないんですが、彼女といるときにからまれるのはさすがにまずい。 

 私結構背があるのでからまれやすいんですよ。ぶつかりやすいし。なんか上から見下ろす感じになるからでしょうか?

 阿波踊りのときもそうだしなあ…。阿波踊りのときとかもう何回からまれたかわかりません。


 


 とにかく気をつけないと。


 …


 とりあえずイカ天とたこ焼きを買って、花火が見やすい場所へ移動。

 9時になって花火がボンボン上がりだしたのですが、




P1000066.jpg



 なんか最近の花火は凄い進化してるね。10秒くらい光るやつがあったり、消えたと思ったらピカピカ光るやつがあったり。彼女も

 「綺麗~'`、ァ(*´Д`*)'」

 なんて言っておりました。

 フッ… こりゃもうお泊りコース頂きだな…


 
 しかしそんな雰囲気に釘をさす輩が出現。 なんか後ろのガキがうるさい。

ガキA「なにこの花火ショボ」

ガキB「あれじゃん?あんま商店街儲かってないから節約してんだろwww」

ガキA「うはwww」
 

 なんだこいつら… せっかく二人でいい雰囲気なのに台無しじゃないか。ネットで使うような臭い言葉使いやがって。

 
 それなら来るなっつーの。


 

 なんか彼女も気分を害してる感じ…。こうなると後の計画が台無しなので、

財前「外野がうるさいね…。ちょっと他の場所行こうか?」

彼女「うん…」



 わざとガキに聞こえるように発言。

 
 そして

 ガキがいない場所へ移動しようと立ったんですが…

 
ガキA「ん? お? あれ? おまえ 財前やん」









財前「…え?」


ガキA「おまえこんなとこで何しとんなw」
 
財前「あ…」




 こ…こいつ… 駒○じゃん…


 なんとガキと思っていた奴ら…友達でした。orz (まあ友達とは言っても知り合い程度ですが)

 てことは20代です(笑)。暗かったし、背が低いからてっきりガキだと…。

 
 やばい。やばいやばい。この状況はまずい。


 中学時代の不良。私の行ってた中学は近所でも有数の悪校だったので、こういう友達多いんです。(私は良い子よ?)
 

 こんな奴らが友達なんて彼女に思われたら最悪だ…



 どうする…どうする…
 


 考えろ…最良の手段を…


 



 チーン



 そうだ。仕事の関係の知り合いということで誤魔化そう…


 よし!




財前「あ。いつもお世話になっております~」

駒○「は?」

財前「先日はご迷惑をおかけしました。またよろしくお願いします~ では」

駒○「え?」



 …



 駒○に顔で「今は関わるな」と合図した後に別場所へ移動。あんなガラの悪い奴らはスルーが一番です。


 しかし、なんとあいつらついてきます…。


 …


 ここですよここ。こういう空気読めない奴がいるからねえ。

 もうしょうがない。言うしかない。

 とりあえず彼女に


財前「ごめ… ちょっとジュース買ってきてもらって良い?」


 と頼み、その隙に駒○と会話。



駒○「なに?あれ彼女?」

財前「違うよ」

駒○「マジで? イカスじゃん。紹介してくれよ」

財前「…」





財前「まあ…今度コンパしてやるからさ… とにかく後で電話するから、今はどっかいけ」

駒○「ひでえww そういやお盆に同窓会するんだけど来る?」

財前「なに? いつの同窓会?」

駒○「中学のときのやつ 多分おまえ知ってる奴ばっかだよ」

財前「へぇ。メンバーどんな感じ?」

駒○「えとな。AにBにCにDに…」(←全部中学時代不良)


財前「…」





財前「その日はちょっと無理だな…」



 会話終了。

 
 
 まあわかってくれたようで、駒○は去っていきました。しかしこの花火大会知り合いによく会う。

 その後に会社の同僚や昔の友達なんかと会ったりして、結局彼女とゆっくり花火を見れたのは10分くらい;;


 最悪だ…徳島とか田舎過ぎてイベントになるとみんな一点に集中しますからね…。正直北島とか…私の行ってた高校から近い場所なもんですからそれだけ知り合いと遭遇する確率は高かったわけです。

 大学時代の友達はさすがに頭良い奴ばっかなんですが東京だしね…会うわけない…。



 もう…2度と行かん…。



 彼女も方も私が友達とばっか話してたから気を悪くしたようで…なんか車の中で嫌な雰囲気。


 どうする? アイフル。どうすればいい…

 

 考えろ… 考えるんだ…



 …



 チーン




 そうだ!! そういえばトランクの中に前のコンパで使った打ち上げ花火が残ってた。


 これしかない。


財前「あ。そうそう。花火用意してたんだよ」

彼女「え?」

財前「打ち上げ花火ね。海岸でやろうか」

彼女「うん、(*´Д`*)'」



 
 キタコレ(゚∀゚)


 完璧。もう10時半だしね。手持ち花火が終わる頃には11時を過ぎるだろう…。フフフ。 あの海岸には帰りにホテルがあるのさ。

 終わったらもう遅いし…とかなんとか言ってホテルへしゃれこむ。


 災い転じてなんたら…とはまさにこのこと。



 …


 そして海岸へ到着。


 砂浜を歩き、海の近くまで行ったんですが、なんかこっち見た集団が私たちを呼びます。


誰か「おう。きたきた。遅かったじゃないか」


 暗くて誰かよくわかりません。

 
 また知り合いか?…と思ったんですが、近くまでいくとどうやら人違いだったようで…


誰か「すいません。間違えましたw」


 といわれました。


 とまあ普通なら何の変哲もない人違いなんですが、


 今日はさっきの件もあったしまずかった。ここでまた彼女が疑惑の目


彼女「今の…知り合いだったんじゃないの?」


 …


 どうやら駒○の件での嘘は完璧にバレていたらしい(笑)。

 
財前「え?違う違う。向こうが間違えたんだよ」

彼女「まあいいけど…」 



 …



 さっきのはホントに間違われたんですが、これも疑っている様子。


 まずい…まずいまずい…


 なんて前途多難なんだ。



 しかしこんな状況を打破する良い言い訳が思いつくはずもなく、そのまま2人で花火。


 花火を5分くらいしたところでしょうか?なんかまたおかしなバカが出現します。


 バイーンバイーンと砂浜をバイクというかなんかそういうので疾走する男達。


 な… 


 なんだこいつら…




 砂浜走る専用のバイクみたいなんですが(流行ってるの?)これがうるさくて仕方ない。マフラー改造してるんでしょうが、会話できないほど音がうるさい。

 
 まったく…













 なんで田舎はこういうバカが多いん

だ。















迷惑を考えて人のいない所で走れよ…  こいつらもまったく空気が読めてない。最近多いね。こういう輩。


 まあ当然… 女性はこういうの大嫌いなわけで…


 せっかく花火でほころんでた彼女の表情も
 

 またまた険悪な表情に一変。


 …


 男同士で花火やってたら、あのバギーに向かってロケット花火を打ち込んでるところですが、今はそんなことできるわけもなく…


 結局海をしばらく眺めて帰ることに(笑)。



 今日泊まる? とも言い出せず終いで糸冬。


 まあそりゃ来週できるからいいんですが、1週間後だからねえ。ちょっと痛い。しかも出張あるかもだし、お盆とか多分ホテル空いてねえよ。
 

 今日も彼女と会いますが、明日月曜だから泊まれない。


 意味ねえ…。


 やはり昨日を逃したのは痛恨のミス。
 


 …


 まあ…



 
 非常に不本意ではありましたが、1時過ぎた頃に彼女を家まで送りました。
 


 …


 その後どういう行動を取ったかは予想がつくでしょう。あの駒○。電話で怒鳴りつけましたよ。当然。


 馬の耳に念仏でしょうが…


 …


 友達は選べ ということですね…。




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テーマ: 物書きのひとりごと
ジャンル: 小説・文学








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