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2006(Thu) 04/13

ネトゲ依存症とは?(38)

ネットマナー … Comments(38)

 ネットゲームをやりまくる人を廃人と呼んだり、ネットゲームは百害あって一利なしとはよく聞く言葉ですね。


 総回診の掲示板でもそういうスレッドが立ってたのを見ました。

 なるほど…


 しかし…本当に…
 

 オンラインゲームをプレイする事は駄目なことなのか?

 


 「オンラインゲームをやめたから人生うまく行きました」って何かおかしくないか?


 それは「部活やめたから学校の成績があがりました」というのとあんまり変わらない気がするのは私だけだろうか?
 
 
 
 実は私こういうのよくわかってませんが、決してそんなことはないかと。言おうと言えばいくらでも利を言えますし、このゲームを通じてどれだけの人に出会ってきた事か。

 しかし悪の方向に作用してしまう事も…確かに否定はできない。

 メイプル総回診というサイトを立ち上げて、さらに八十八茶を書いてめいぽを紹介している私にとってこれは無視できない内容かもしれません。何事も知る事は必要ですよね。 

 そういうわけでちょっと勉強してみました。

 …が

 せっかくなので

 皆さんもご一緒にどうぞ(笑)。かなり精神論が入ってますが、そういう依存症というのを人間のメカニズムを例に出してわかりやすく説明しているサイトがありました。そのサイトをご紹介しましょう。

 かなり今日は長文です。



 覚悟しとくように。





 まず文章を引用させて頂くと  =「文章は一部alraune様より引用」






 ネトゲ(ネット)依存症とは?

 ネトゲ依存とは、ネット・ネットゲームの中の仮想人格やコミュニティーに頼らなければ生活が成り立たない状態の事である。依存症の人間がゲーム世界と長い間断絶された状態にある場合、不安や焦り、酷い孤独などを感じて落ち着くことが出来ず、正常な精神状態を維持出来なくなってしまう。





 なるほど。ネットネットゲームをしないと正常な精神状態を維持できない人の事をネット(ネットゲーム)依存症というそうです。

 でもこれどうなんでしょうか?私の場合、友達と1ヶ月も会えないと正常な精神状態を維持できませんし、彼女またはコンパして女性に会わないと正常な精神状態を維持できない。めいぽも同じですね。1ヶ月もやらないとそりゃやりたくなります。テレビもそうです。テレビを1ヶ月も見れないとかなりきつい…。ホームシックとかもこれじゃないの?

 
 しかし、これはまだまだ前文。これだけでは理解が不能です。いつもながらに文の一部を見て否定してはいけませんよ?


 判断するのはすべて読んでからです。
 

 

 
 続けましょう。さらに引用






 ではなぜネットに依存してしまうのか?

 1、孤独の解消    

 人間には孤独を感じると脳内で不快を感じるノルアドレナリンという脳内物質が発生するメカニズムが備わっている。多かれ少なかれ誰しもが孤独を不快と感じるものなのである。そして孤独によって不快を感じると、一般人の場合これを解消しようとなんらかの形で他人と接触したり電話をしたりしてこの不快を取り除くのである。

 しかし「ひきこもり」状態の場合、自尊心やコミュニケーション能力の欠如が原因で、現実世界で他人との接触等により不快状態を解消することが出来ない。また、ひきこもりでなくとも、孤独を癒すという条件を満足する親密な交友関係が得られていない場合も同じである。こういった状態の場合、ゲーム内でのコミュニケーションに没頭する可能性がある。彼らがゲーム内のコミュニケーションに没頭する理由として、親密な人間関係の構築のしやすさが挙げられ… 以下略「

文章は一部alraune様より引用」






 つまり、ここでは誰しも孤独だと不快になるが、通常なる場合、人間は友達との会話や℡でその孤独と不快感を解消するみたいですね。これは生理現象でしょう。
 
 しかし、友達がいない、「ひきこもり」状態の場合は、ネットゲームにそれを求めてしまうと…こういうわけでしょう。
 
 まあしかし、最近はパソコンでの自宅勤務とかで収入を得ている人もいますよねえ。それに山奥で一人ひっそりと住んでいる人もいるし、仙人とか無人島に住んでいる人とかいるでしょ?


 まだまだこの時点ではネトゲ依存症というのは決して悪い事とは言えないような気がします。


 さらに進めましょう。








  2、自己実現



 前述の通り、孤独の解消だけでは依存の原因を説明しきる事が出来ない。もう一つ原因として自己実現が考えられる。「人はパンのみにて生きるに非ず」という言葉がある。つまり、睡眠欲や食欲といった生理的、身体的欲求が満たされる事だけでなく、「愛される」「認められる」といった社会的欲求も満たされることが生きる上で必要不可欠であるという意味である。

 マズローは欲求の段階を欲求五段階説として顕した。氏は低次の欲求が満たされると高次の欲求が顕在化してくると論じている。物が満たされている現代において、低次の欲求、つまり生存に関する欲求は満たされている場合が多い。

 よって現代では高次の欲求の顕在化の度合いが大きいと思われる。(私は消費者金融や親への依存から低次の欲求が簡単に満たされる事が依存人口増大の原因ではないかと思っている。)

 ではその高次の欲求がどうしてネットゲームに繋がるかを考えてみよう。前述の通り、多くの人間が程度の違いこそあれ「愛されたい」「認められたい」「尊敬されたい」と願っている。しかし、そうした理想とは裏腹に、大抵の人間は他人から尊敬されたり認められたりしているわけではない。そういった場合自分の理想と現実の間に矛盾が生じる。以下略


文章は一部alraune様より引用」











 サイト様に行って全文を読まないとここは理解が難しいかもしれませんね。ここで書いているのは恐らく

 「欲求五段階説」というのから行くと、先進国の日本人というのは既に生存に関する欲求は満たされている…と。ゆえにさらなる欲求が発生し、それが「愛されたい」「認められたい」「尊敬されたい」という…ここで言う高度な欲求


 さらに引用すると




 理想的な人間になるような努力はしないが、理想の人間像を諦められない人間は現実世界の代わりとしてネットゲームの世界が用いる。ネットゲームの世界=理想 として協和を図るのである。


 




 
 なるほど。この考えなら、山奥でひっそり暮らしている人や仙人は当てはまりませんね…。つまり、リアルでは自分の理想と、現実のギャップが激しいわけです。「こんなに努力してるのに…認めて貰えない…」というのはよくある話です。人の評価は難しい。

 しかしネットであれば、狩りさえすればLVはあがる。時間さえかければ高レベルになれる。つまりネットゲームは自分の理想と現実がマッチしやすいわけですね。狩りすればいいだけなんですから確かに単純明快。
 
  
 さらに読み進めてみましょう








 3、条件付け


 手ごわい敵を倒したりした時の高揚感、他人から賞賛される社会的報酬等、実世界ではあまり体験する事が出来ない魅力的な報酬がネットゲームの世界に存在していて、そのスケジュールの比率はギャンブル等の比率よりはるかに変動が大きいという。

 そして知恵あるソフト開発者は考え抜いた変動比率スケジュールを組み込んで人が長時間ゲームに居続ける様にするとある。例えば、最初のうちは簡単にレベルが上がるのも、オペラントが形成されやすく、消えにくい性質を利用していると思われる。

 このようにネットゲームには人間の行動分析に基づいた法則が組み込まれており、これがゲーム依存症の人間が落とし穴から出られない原因となっている。







 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 そ…そうだったのか…。

 どんなゲームでも確かに最初はLVが上がりやすい。しかし高レベルになるとLVはなかなかあがりませんよね?それでプレイヤーは長くゲームに居続けてしまうという事か(笑)。

 …ていうかそれを巧妙に計算してるゲームが人気ゲームなのでしょう。
  
 つまり人は報酬を得れれば喜びますよね?めいぽでいうとLVUPです。これを始めは短い周期で起こさせておいて、だんだんとその周期を長くしていく。LVUPする時間を徐々に長くしていくわけです。

 そうすることで人はそれに没頭してしまうと。

 …なるほど。
 
 ゲームっていうのは裏では、いろいろと計算されてるんですねえ。めいぽに高レベル狩り場がなかなか実装されないのは恐らくこの辺が左右してるのでは?
 
 なんだ…ネクソンなかなか賢いじゃないか(笑)。



 しかしさらに条件はあるのです。





 
 


 4、葛藤、逃避


 落とし穴のからくりは条件付けだけではない。落とし穴を注意深く観察すると、そこには葛藤、逃避という悪魔のサイクルが潜んでいる。

 どんな人も常にゲームの中だけで生きているわけではない。必ず現実世界の自分に意識が行く時がある。そんな時にふと、現実の自分の姿を見て「ゲームをし続けたい」という気持ちと、逆に「このままではいけない。なんとかしなければ」という気持ちの間で葛藤が生じる事がある。

 健康な人間の場合、ここでゲーム世界の誘惑に勝利し、現実世界に戻っていくのである。だが依存症の人間の場合、自我の防御機制(人間は葛藤を避け、不安を起こさないようにする自我の防衛機制が備わっている)によりこの葛藤から逃避してしまう。

 逃避する先は勿論ネットゲームの世界である。しかし、暫くするとまた同じような葛藤状態に陥ってしまう。ネットゲームは時間を掛ければ掛けるほどゲーム内のキャラクターは成長し、逆に現実世界の自分はみすぼらしい物になっていく。

 葛藤→逃避のサイクルを繰り返していくうちに時間が経過し、ネットゲーム上の自分はどんどん魅力的になり、現実の自分とはかけ離れていく。現実とネトゲのギャップが大きくなっていき、それに伴って葛藤がひどくなり、以前にも増してゲームの世界に逃げ易くなってしまうのである。

 文章は一部alraune様より引用」








 ネットゲームをやるに従い上の自分はどんどん魅力的になり、現実の自分とはかけ離れていく。現実とネトゲのギャップが大きくなっていき、それに伴って葛藤がひどくなり…

 という言葉から徐々にネトゲ依存症とは何か?という答えが見えてきました。

 つまりネトゲ依存症というのは現実の自分とネトゲの自分があまりにかけ離れてしまうから起こってしまう事という事なのでしょう。

 現実の世界の自分はあまり好きじゃないけど…ネットゲームの中の自分は大好き。

 この考えがまずいということかな…。



 そしていよいよまとめ。このサイトの作者が結論として言っている事はこれです。




 



 ネットゲームは悪か


 ここまで読むと、ネットゲームは恐ろしいもので非常に不健康なものと思ってしまう人もいるかもしれない。たしかにネットゲームはひきこもり、タイム・シンク(時間泥棒) 等の現象を引き起こしてしまう場合がある。しかし、ネットゲームはやり過ぎなければ十分プラスの側面もある。

 現実世界では無いような他人との一体感や冒険の数々はネットゲームだからこそ楽しめるものであろう。ネットゲームは悪ではないのだ。私はネットゲームはアルコールの様な物だと考えている。つまり量を間違えれば毒であるが、適量であれば薬になるという事だ。要は量を決める人間次第であるという事である。全ての人間が量を間違えることなくネットゲームを楽しむことが出来ればそれが一番だと思う。


文章は一部alraune様より引用」









 正直言って今までこの方の説明文を読んできて、凄すぎるお方だなあと感心していましたが、結論が自分と一緒だったはうれしい限りです。

 ネットゲームは悪じゃない。

 
 これはその通りだと思う。ネトゲ依存症の意味がここまで読んできてようやく理解できた。

 現実世界の自分は捨て、ネットゲームの自分だけを育てる…という事が問題なのであって、オンラインゲームプレイする事自体は何ら問題ではないし、廃狩りもOK。没頭する事もまったく問題ない。

 10時間以上廃狩りしてもOK。

 だけど

 ネットゲームをするのと同時に…現実の…リアルの自分もちゃんと育てなさいよ?

 ということが結論といことですね。

 
 …


 なんだよ。結構簡単じゃないか(笑)。

 ネトゲ依存症とかわけのわからん難しい単語が出てきたからちょっとね…。ビビッてたんですが(笑)。意味はかなり単純。

 
 ネットの中の自分  :  リアルの自分

 
 の比率がきちんと取れてれば問題ないということ。


 「10時間狩りとかしておまえリアルやばいだろww」←こう言う発言は今後なんら気にする必要はない。

 その分リアルの方もしっかり精進すればいいだけということですね。


 つまりです。リアルがうまく行っていればネットゲームはどれだけしてもいいということになる。


 こりゃ凄い。


 前にも書きましたが、ある意味これは「ニュータイプ」なんじゃなかろうか?


 普通の人は、「リアルの自分」…しかないわけです。ネットという概念はほとんどない…。

 今まで通りの生活。私の学生時代がこうでしたね。やることは学校行って部活して勉強してテレビ見て漫画見て寝る…。こんなくらいかな?私がやってたのは。



 でも今はネットというものが生活に不可欠。前の記事にも書いたけど、ネットなしじゃ情報なんて得られない時代が絶対来ると思う。てか既にそう。私はネットがなきゃまともに仕事ができない。

 堀江さんは「そのうちTVCMは画面にサイトURLを打つだけになるだろう」と言ってたみたいだけど、ホントそんな気がしてきたから恐い。


 ということは…今の人は

 ネットの自分 と リアルの自分

 の両方を育てる必要があるのではないだろうか?


 てことはリアルで「がんばりまくる廃人」、ネットでも「がんばりまくる廃人」というのはすごい努力家なんじゃなかろうか?

 
 一面だけで判断するのはまずい。

 
 今までの時代はリアルだけ一生懸命生きていれば良かった。それで充分だった。しかしこれからはリアルの自分ともう一人の自分。

 つまりネット世界での自分も同時に育てる事で、将来いろいろ特をしたり、楽しい人生が送れる可能性が高いのではないだろうか?

 今は丁度切り替わり時期ですよね。そういう…。

 きちんと理解していればわかるはず。紹介したalraune様を見れば理屈はわかるはず。

 
 要はリアルの自分とネット自分の天秤をうまくコントロールすれば、現代社会においては人生をさらに楽しめるという事なのでしょうね。


 てか 200年後 とかは…もしかしたらネットの自分の方がリアルの自分より重要になってるかもね(笑)。体は脳だけ…とか…。

 
 …


 でも200年後にはみんな…








 死んでますから!! 残念~~!!








 =====○)д`);.・;゛;ブッ




 妄想し過ぎですか…。そうですか。


 しかし…


 3の条件付けの変動比率強化スケジュール
 4の葛藤、逃避


 これをネクソンが利用していたとしたら、これは恐るべしとしか言いようがない(笑)。ある意味メンテナンスが長引くのも、そういう人間の心理学に基づいてやっているのかも?


 …


 これが正しいとすると優秀すぎる会社ですよね…。



 誰かネクソンにメールおくっとけ(笑)。



 


 
 長文読解お疲れ様でした。
 



 
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