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2005(Tue) 08/30

終焉(19)

ネットマナー … Comments(19)

 一部訂正

 P取引は禁止されてるんじゃなくてネクソンが推奨してないだけです。(禁止はメルとWMとの交換←これは禁止されているネクソンPは)

 ゆえにP取引するだけで悪いとかそういう事ではありません…が簡単に詐欺できる仕様なので取引する場合は気をつけましょう。


それとID売りますとかパス抜きはホント危ないからやめた方が…。最近は取り締まり正直言って厳しくなってきてます。そしてパス抜きされた場合に自分で人にIDとパスを言って抜かれたら、自分の責任なので騒いでも無駄です。気をつけて下さい。

逮捕記事①

逮捕記事②

 



 以前に詐欺に関する記事を書きました。


 あの頃は詐欺という行為を赤裸々に見てしまい、詐欺をする人の考えまでもがわかってしまったため、つい書いてしまいましたねえ。そして、その記事に対する70以上ものコメントを拝見させて頂いた結果反省…に至りました。

 結局…

 詐欺、騙しなどはゲーム中の行為であり、リアルとはなんら関係がない。そして「たかがゲーム」という逃れられない呪縛。P取引はネクソンが推奨していないという現実(NEXONが禁止しているのは 「メイプル内のメルとWMなどのリアルマネーの取引」 であって 「ポイントアイテムとメルの交換を禁止する」は禁止していない。…が推奨もしていない。)詐欺は自己防衛できるという性質。

 これらを吟味すると結論がでなかった。終わらない討論でした。簡単に言うとこんな感じ。

A「1000P詐欺されました;;」

B「P取引は詐欺に注意しないとね」

A「贈呈して先に贈ったのに…」

B「だから悪い。先にこちらが貰えばいいだけ。だいたい取られる方がバカなんだよ」

A「でも詐欺はいけないと思うよ;;」

B「詐欺が駄目なんじゃなくて、安易にP取引するのがダメなの。」

A「そ…そんな」

B「まあP取引する奴がいたら、危ない事するなよ!!っていうのを体でわからせてやるために、俺はそいつからPを詐欺してやるけどね」

A「え~ダメだよ~」

B「ダメもなにもない。そいつが悪い。詐欺しても別に罰せられないし。取られる方が悪いんだよ。そんな事でいちいち騒ぐなよ」

A「ごめん;;。ぼくも自己防衛しないと…これから気を付ける;;」


 この場合、どちらが悪いともいえないし、いいとも言えない。ゆえに個々の自己防衛でファイナルアンサーでした。しょうがないですよね。これがオンラインゲームというやつです。

 それにパス抜きの被害が最近多い。拡声器で一日数回は流れてるのを見ます。これ犯罪のはずなんですけどね…。なんで野放しに…。憤りは隠せません。

 
 でも実際にこの行為が犯罪に当たるのかどうか、その当時私にはわからなかったため何も言えなかった。

 かわいそうに…やられるほうが悪い

 で片づけられる被害者に悪いと思いつつも…。


 でもこの問題を書くのは結構神経を使うため、反省…で終了にしておいたんですが、結論というか…そういうのを出せる要素が揃いましたのでここで書いておきます。パス抜き、詐欺をするという事がどういう意味を持つのか。これにてわかるはずです。

 
 


 一つの記事がそのきっかけ。ジホーバさんのブログにて、その一部の記事が公開されてました。まあ活気のある方ですね。詐欺された被害者なんかからすると、他人事でここまでしてくれるジホーバさんを見て泣いてしまうかもしれません。そしてコメントによる叩かれっぷりが見事(笑)。それに対するジホーバさんの反論も凄まじい。まさに兄貴ですね。心配しなくても読者はわかってくれてますよ。




 そしてその問題の記事を以下に書きましょう…皆さんはご存じだったかもしれませんが…。私にはとんでもなく衝撃的な記事でした。その記事はMMO総合研究所様の載っています。そして下記はMMO研究所様からの引用です。(そこのカテゴリーに事件簿という部分があり、事実に基づいて確定されている事件:ジホーバさんコメントありがとうございます)

この問題は新たな局面を迎えました。泣き寝入りしていた方…


もう迷うことはない。




2005年5月20日

不正アクセス:他人IDでゲーム、15歳少年を書類送検
 
 北海道警新得署と道警生活経済課などは18日、東大阪市のアルバイト店員の少年(15)を不正アクセス禁止法違反(識別符号の盗用)の疑いで釧路地検帯広支部に書類送検した。
 
 調べでは、少年は04年6月14日、十勝管内清水町の男子高校生(17)のIDとパスワードを使い、インターネットのオンラインゲームに不正にアクセスした疑い。
 
 ゲームはプレーヤーが参加してストーリーを作り上げる内容で、少年もプレーヤーだった。プレーヤー同士が会話するチャット機能があり、少年は会話の中で男子高校生からIDとパスワードを聞き出し、約1カ月間勝手にゲームに参加していたという。




2004年9月21日
ネットゲームのアイテム盗難 全世界で登録者拡大、希少価値で現金売買も

 「インターネットのゲームで手に入れたアイテムを盗まれた」―。

 金沢市内の男性が二十日までに、そんな相談を金沢中署に持ち込んだ。アイテムとは、ネット上に作られた” 仮想世界”で使用する道具などを指し、希少品の場合、現金で取引されることもあるという。同署は、不正アクセス禁止法違反に当たる可能性もあるとみて調べている。

 調べでは、男性が保有するアイテムは、オンラインゲーム会社のサーバーに侵入するか、あるいは男性がゲームで使うパスワード、IDを何らかの方法で入手し、奪われたとみられている。このアイテムは、ゲーム利用者の間では価値があるものだという。

 同署が調べた結果、男性が登録するオンラインゲームに侵入したとみられるパソコンを特定、県外に住む少年が関係者として浮上した。

 オンラインゲームに詳しい関係者によると、ゲームは世界各国の複数の利用者が同時にネット接続し参加できる。麻雀やパズル、冒険ものなどさまざまなゲームが存在し、大手ゲーム会社が管理するサイトには、数百万人の利用者が登録。最近は、小学生にまで浸透するなど、利用者数は拡大しているという。

 ゲームの中にはポイントなどが貯まると、ネット上の仮想世界で装飾品などのアイテムを購入できるものもある。アイテムは利用者間で交換することもでき、希少なアイテムの場合、現金で売買されるケースもある。このため、今回の事件のような「盗難」被害など、利用者間のトラブルが増えているという。




2004年05月24日

北海道警察、オンラインゲームに不正アクセスした中学生を書類送検

 北海道警察根室署は、他人のIDを利用して有料のオンラインゲームに不正アクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで、静岡県浜松市の中学3年の男子生徒(14歳)を書類送検し、宮城県仙台市の中学1年の男子生徒(12歳)を補導した。

 北海道警察によると、2人は1月8日にインターネット上のチャットサービスで、オンラインゲーム内で流通する金貨を増やすことを条件に、北海道根室市の中学生(12歳)らから有料オンラインゲームのIDとパスワードを聞き出していたという。根室市の中学生が根室署に被害を届け、事件が発覚した。

 不正アクセスした2人の男子生徒はお互いに面識はなく、根室市の中学生とはチャットを通じて知り合ったという。なお、オンラインゲームの名称は明らかにされておらず、「東京の会社が運営するオンラインゲーム」(北海道警察)とするに止まっている。




2003/05/13:詐欺
 
 警視庁と板橋署は23日、住所不定(山形県上山市出身)、無職の男を詐欺の疑いで逮捕した。  調べでは容疑者は4月8日、オンラインゲーム内で使われるポイントを「引退につき売ります」などと書き込み、現金を騙し取った疑い。 騙し取った金は生活費、サウナや漫画喫茶店に泊まる料金にあてていた。





07/08:不正アクセス禁止法違反
 徳島県警鳴門署が、神奈川県秦野市 中学3年 男子生徒(14)を不正アクセス禁止法の疑いで書類送検した。 男子生徒は他人のID情報を使い、ゲーム内通貨等を自キャラに移した。




04/22:不正アクセス禁止法違反
 
 京都府警と八幡署は22日、埼玉県入間市の高校1年の男子生徒(15)2人(犯行当時は中学3年生)を不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検した。 男子生徒の1人は他人のパスワードで「ハンゲーム」に不正アクセスを繰り返し、パスワードや情報を書き換えた等をした。 もう1人も他人のパスワードで3回にわたり不正アクセスした疑い。 パスワードは推測で入力して試し、計約100人分のIDとパスワードを不正に取得したとみられる。 男子生徒の1人はアバター(キャラクター)のアイテムなどの情報を書き換え「困らせるのが楽しかった」と供述している。




2005年9月

小6がゲーム不正アクセス、キャラ衣装勝手に奪う

 昨年10月に他人のパスワードを使ってインターネットのゲームに侵入したとして、愛知県警は5日、神奈川県内の中学1年の男子生徒(12)を補導し、不正アクセス禁止法違反の非行事実で児童相談所に通告した。

 男子生徒は当時小学6年生で、県警によると、小学生による不正アクセス事件は全国でも珍しいという。

 調べでは、男子生徒は昨年10月11日、計11回にわたり、愛知県西尾市内の無職女性(25)のIDとパスワードを使って、インターネット上のオンラインゲームに不正侵入した疑い。

 男子生徒は、ゲームの画面に表示されていた女性のプロフィルからパスワードを推測してゲームをしていたといい、この女性がゲーム上で操っていたキャラクターの衣装など計10点(数千円分)を、自分のキャラクターにプレゼントしていた。

 ゲーム上で使用する衣装などのアイテムは一つ50円から販売されている。男子生徒は「小遣いでは足りなかった」などと話しており、このほか5件の不正アクセスを認めているという。




2004年9月21日

ネットワークRPG『MapleStory』で使われるポイントアイテムをゲーム内通貨で購入すると約束をしポイントアイテムだけを騙し取ったとして、警視庁は9月21日、詐欺の疑いで、山形県出身で住所不定、無職赤城容疑者を逮捕した

 上記ポイントアイテムとはWebMoneyを利用して購入するものであり、500ポイントを500円で購入出来るため、事実上現金と等価であるとの判断から今回の逮捕に踏み切った。

 容疑者は「このゲームでは騙される馬鹿が後を絶たない。 ただのデータなら騙し取っても罪にならないだろうと思っていた」と話し、また「たったの1000円程度なら裁判費用のほうが多いから大丈夫だと思っていた」とも話しているという。

 同容疑者は似たような手口で頻繁に詐欺をはたらいていたとの情報もあり、警視庁では余罪を追及する方針。なお今件では、容疑者が他ユーザーのアカウントをハッキングしたというわけではないので、不正アクセス禁止法は適用されていない。




 ネットゲーム事件簿


 (つд⊂)ゴシゴシゴシ (;゜ Д゜) …!?

 
 え…逮捕とか書類送検されてるじゃん!!!!少年院行き…。
 

 さて、普通詐欺事件は民事事件扱いのため警察は動かないようですが(警察は民事事件不介入のため)、警察に通報するのではなく、裁判所に告訴状を出すという事で動いてくれるみたいです。

 被害届けじゃなく告訴にすると警察は動いてくれて、費用もかからない。わざわざ裁判所に行かなくても警察に言えば告訴状作ってくれるとの事。ここ重要。

 つまり
 
 警察に行って告訴すれば、あなたから何らかのアイテム、通貨を奪った者は逮捕される可能性が十分にあるということです。

 オンラインゲーム内では詐欺する者に対しプレイヤーはあまりに無力なので、取引前にこっそり相手のSSを撮影し、詐欺されたら通報、告訴がベストです。


 まあ…とは言ってもめんどくさいですか?(笑)

 そんな方もご安心を 今は警察もこういう問題に力を入れてるらしく、サイバー警察被害フォームも開設されています。

 

 さあ。いよいよ時代も追いついてきましたね。もうリアルとオンラインの世界を分けた考えは過去の遺物となってきてます。たかがゲーム…ではもう逃げられない。

 記事を見ると不正アクセス、詐欺は「たかがゲーム」「自己責任」で片づけられていない事がよくわかる。

 
 どうやら討論する事もなく結論が出たようです。この警視庁の記事がなかったら、私はこんな当たり前の事に気づきませんでした。私もどこかに「たかがゲームで警察は動かないよな…」という考えがあったんでしょうね。

 しかし…警察もさすがに頭がいい。見て下さい。この文章。

ネットワークRPG『MapleStory』で使われるポイントアイテムをゲーム内通貨で購入すると約束をし


 ↑この「約束」という単語。ネクソンの規約を意識しての書き方でしょうか?(笑)。取引と書いたら規約的に…。

 贈呈してくれたら、メルあげるよ~。

 という約束事にしたと(笑)。贈呈ボタンの機能をうまく取引ではない別の要因に位置づけて「約束」ということにして犯人を有罪へと追いつめたんでしょうかね。

 なるほどこれなら禁止されている取引とはならないのかな…?。「約束」を破って詐欺したから犯罪と位置づけた?
 
 
 (;゜д゜)?すげぇ

 
 「約束」という単語を使用する事であの「P取引は基本的には禁止」というネクソン規約を突破しやがった…。まあポイント←→メルの取引をネクソンは完全には禁止していませんからね。もちろん推奨もしてませんが…。

 しかし凄すぎ。さすがに有名大学出身の弁護士は頭の出来が違う。弁護士とか相当頭いいからね…。そりゃかなわない。

 それに規約がどうであれ、正義感の強い弁護士がどちら側につくかは明白でしょう。そしてこうなると、いくらP取引を禁止と詠うネクソンも詐欺した側を擁護することは考えられない。企業イメージを考えると詐欺師を擁護できるわけがない。当然支援するのは被害者に決まってる。

 …
 
 というより容疑者のコメントが正気とは思えない。

 「このゲームでは騙される馬鹿が後を絶たない。 ただのデータなら騙し取っても罪にならないだろうと思っていた」と話し、また「たったの1000円程度なら裁判費用のほうが多いから大丈夫だと思っていた」


  (;゜д゜)え?
 
  
 社会ニュースに出てくる犯人でももっとマシな供述をするぞ(笑)。

 この発言はブログなんかに記事として載せる文だろう…。そりゃそのブログでは「その通り!!」とか言ってくれるけど(笑)。社会がこの発言に対し「その通り!!」なんて言うわけがないだろう…。

 もう終わっているとしか…。ネットに慣れすぎてしまったか…。

 やはり苦言を呈するコメントをくれる人や、苦言を言う友達は必要なのです。ありがたいんですね。イエスマンばかりに囲まれていては人が成長しない事がこれを見るとよくわかる。せっかくコメントをくれているのに「おまえウザスwww」、「嫌なら俺のHPに来るな」等と言えてしまう今のネット界の風潮がどうかしてる。


 見ろ!!容疑者。私なんて間違いを読者に指摘されてばかりだぞ。



 …

 


 _| ̄|○。

 

 ま…まあそれはいいとして…
 
 
 ユーザー間のトラブルはユーザー間で解決すべき問題とネクソンは言っていますからね。企業イメージもあるでしょうからこういう問題に介入できるはずがないし、こういう発言をする人をネクソンが弁護するとも思えない。


 先が見えました…。

 
 というわけで…結論は

 
 「パス抜き、詐欺されたら警察に告訴状を書いて貰いに警察署へ」
 「パス抜き、詐欺されたら、サイバー警察にインターネット上で報告」

 
 そして取引前には必ず取引者のSSを取っておく。 

 
 これにてファイナルアンサー。1件や2件の報告では警察もネクソンも動かないでしょうが、何件も集まればどうでしょうか?無視できなくなります。

 もちろんめいぽ内で必死に詐欺師撲滅にがんばる詐欺師撲滅特設ページのような管理人さんもいます。

 
 ということで

 
 詐欺問題についてのマナー討論はこれにて完結です。
  
 糸冬
 
 
  オンラインで人と触れ合っているとは言っても、ゲームでは肌と肌の触れ合いがないから相手の気持ちがわからないのはしょうがないけどね…。確かに相手の気持ちまで思う余裕がない人も多いかもしれません。
 
 でも、不正行為をすれば悲しむ相手がいることはわかるはずです。検挙されなかったとしても犯罪には変わりはない。

  
 そして。

  
 将来…自分の彼女、彼氏と手を繋ぐ時はきっと来ます。

 その時…

 最愛の人に差し出すその手と心は…綺麗でありたい。

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 PS

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 お後がよろしいようで。
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