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2013(Mon) 03/04

スマフォで名刺管理!? に気づいた衝撃とiphoneでメイプルストーリー?(13)

財前ゴウの総回診 … Comments(13)

 

 さて。
 
 今日はiphoneの話題をひとつ。

 元々スマートフォンにはまったく興味がなかったのですが、イギリスに行った時に語学学校の9割近くの学生がiphoneだった事に驚きました。

 なんでそんなiphoneばっかなんだ? ミーハー共が!!

 って思ってましたね。でもある事をきっかけにこの考えは180度変わります。

 イギリスに行く前、

 英語圏の国に1年間も行くのであれば…と思って5万近くも出して買った英語の電子辞書。語学学校の授業中に「this is ジャパンテクノロジー!!」って感じで、自信満々の顔をして授業中にポチポチ辞書を叩いていました。

 するとある日。

 iphone持っている隣の学生に「え…おまえのそれ何?」って聞かれて。「フフフ。電子辞書さ!」って答えたら



 「お前ジャパニーズなのに未だにこんなの使ってるの!? ギガワロスww」

 とか笑われたんです。


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 こっちは「????」ですよ。

 でもそれは正しかった。

 授業中にiphoneを触っている奴が多いのは気になっていました。でも私は私で必死だったので、深く考えることもなく、「まあ授業に集中できない金持ちのバカ息子共なんだろうな」って思ってた。

 まだこれは語学学校に入って数日間の出来事ですから…ね。しょうがない。

 でも違ったんですね。彼らは授業中にiphoneでメールチェックとかしてたわけではなく… 勉強してたんです。

 調べてたんですよ。単語の意味を。

 
 つまり持ってたんですね。彼らは彼らなりの電子辞書を… iphoneの中に…


 なんと他国の学生さんの方が辞書調べるのも単語とかもみんなスマートだったんです。

 これは間違いない。それを証拠に語学学校で日本人に何人か会いましたが、当時スマートフォンを持っている奴は一人もいなかった。しかも全員が電子辞書持ちだった(笑)

 遅れていますね。完璧に。

 彼らはわからない単語があらば、ささっとwifiとかアプリで単語の意味を調べてる。私の電子辞書よりも全然早い。

 ていうか早すぎる。

 さらに凄いのは意味を調べた単語は自動的にインターネットクラウドに保存して毎日決まった時刻に調べた単語がスマートフォンに送信されてくるようにしていた。それでその日の復習ができるという仕組み。

 凄すぎる…

 そして、なかなか覚えられない単語はevernoteとかに書いてクラウドに保存し、自分用のインターネットノートを作ったりしてる。

 これらをiphoneを使ってスマートに行なっている。

 私達日本の連中はノートを綺麗に取ることだけを意識して、紙のノートに蛍光ペンとか使って重要点を書いたりしている…

 今、語学学校でこんな事をしている奴はほとんどいない。
 
 そもそも語学学校は目的が受験ではない。英語で会話できるようになる事が目的。日本の学校で教わったテスト的な勉強の仕方なんて何の訳にもたたなかった。

 これじゃあ差がつくのは当然です。

 当時の私は衝撃を受けましたよ。

 だってこれをアラブとかクウェートとかベネズエラやタイの人がやってるんですよ。

 「インターネットとか電子類に関しては日本人最強だろ」とか思ってた私は井の中の蛙すぎた自分を情けなく思いましたね。

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 5万円近くもする電子辞書が高いのは辞書の値段が高いだけというのもこの時わかりました。機能が優れているわけじゃない。複数の辞書…約30冊の値段に過ぎなかった。

 利便性は考えられていない。ほとんど。

 使ってみてわかりましたが、iphoneの方が明らかに優秀。

 市販で売られてる電子辞書の場合、高額のものでも、辞書登録できる単語が1000後程度だったり、単語の和訳の意味がよくわからなかったり、例文の表示が甘かったりと、登録単語数は凄いんですが、学生としては痒いところに手が届かない仕様なんです。

 単語登録数1,000と聞くと「充分だろ」とか思う人がいるかもしれませんが、私がたった1年イギリスで英語の勉強をして、意味を調べた単語はなんと総数で60,000語前後です。

 まあskyrimの翻訳字幕をやってた影響もあって相当増えた計算なんですが、1000語なんて足りないんですよ。全然。もちろん覚えていったやつを消せば事は足りるかもしれませんが、そんなに覚えられないですよ…単語なんてね。

 そういう意味でiphoneの圧勝なのでグウの音も出なかったですね。


 あと凄いのが本です。本。

 イギリスに住んでたりするとね。英語の勉強をしていて、その勉強用に欲しいと思うのが幼児の本なんです。

 小学生とか中学生とかが読む奴ね。

 まずはわからなくても英語を読むことから始めないといけない。これが基本です。

 文法とかどうでもいいんです。まずは英語を読めるようになる事。そう。私達が幼稚園でしてたような日本語との接し方をまずしないといけない。文法なんてものは最初は不要。

 だからまず読むための英語の本をするために本屋に探しに行くんですが、これがさっぱりわからない。本屋とか普通の小説とかしか売ってない。簡単な本とかどこに置いてあるかわからないんですよ。

 店員の人に聞くわけですよ「ジュニアハイスクール、OK?」とか言ってね。すると「OKOK」とか言って本を持ってきてくれるんですが、レベル高すぎて全然読めないという…。

 つまり中学生レベルは無理。

 それで小学生用とかのを貰うんですが、それも無理だった。読めない。

 かといって幼稚園用は簡単すぎて勉強にならない。どうすりゃいいんだと悩みましたよ。

 だからドラゴンボールの漫画を買って帰りました。吹き出しが英語になってる現地用の奴ね。これだとある程度ストーリーが理解できてるし、結構読みやすい。虚しいけど…

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 ただ、よく調べてみると語学学校には学生のレベルに合わせた本が置いてあったみたいで、そういう本が簡易図書館にあったんですよ。すると本屋には置いてないような凄く簡単な英語の本が何冊かあったわけです。

 これは勉強になりますよ。嫌がらずに英語を読むことができる。

 それを借りようと思って先生に持って行ったら、「その本は競争率が高いから2日で返してね」みたいな事を言われるわけです。英語で。

 英語がさっぱり読めない当時の私にとって本を2日で返せとか拷問に等しく、結局それを全ページコピーする事にしたんですが、イギリスにはコンビニがない。

 ていうかコピー機とかどこにも置いていない。

 そう。ここは日本のように便利な国ではないのです。

 でもよく考えると語学学校ってプリントを配ったりしてる事に気づいてですね。「あ。そうか。学校の先生がコピー機持ってるじゃん!!」って思って先生に頼むわけです。

財前「先生コピー機あります?」

先生「ここにはプリンターしかないわね」

財前「え…プリンター…」


財前「どこかにコピー機あるところ知りませんか」

先生「さあ。コピー機なんてこのケンブリッジの町にはないんじゃない?」

財前「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」



 これで八方塞がり。万事休すです。

 「もうこれは漫画を読むしかねえよ…」って意気消沈してました。





 数日後…

 授業中の合間にですね。私が借りようとしていた本を図書館で借りてきてた奴がいたんですよ。まあ教室はレベルが同じ奴が集まりますからね。そいつがその本を借りようとしていたのは必然でしょう。

 ええ。クウェートの学生です。

 なんか嬉しくなってそいつに言ってやったんですよ。


財前「ははは。その本2日で返せなきゃならないんだぜ?全部読みきれるわけないよな」

クウェート「ははは。そうだな。」

財前「俺それをコピーしようとチャレンジしたけど無理だったよ」

クウェート「へぇ」

財前「だからドラゴンボール読んでるよw」

クウェート「おまえiphone持ってないのか?」

財前「持ってないよ」

クウェート「そりゃ大変だな」


 なんて感じで…お互いにあまり英語が話せないので簡単な英語のやり取りしかできなかったんですけど、なんかよく見るとですね。そいつですね。本をパシャパシャとiphoneで撮影してるんですよ。

 え…もしかしてこいつ…英語読めないけど、本の挿絵が好きで借りただけの馬鹿か!? 

 最初から英語読む気なかったのかよwww


 とか思ってたんですが、これが全然違う。

 なんとなんと。こいつ… 信じられないことにiphoneでその本をスキャンしてたんです。







 


 もうこの時の衝撃ったらなかったですよ。

 そんな発想なんて全然なかった。

 最初は多分ページを写真に取ってるだけなんだろうなって思ってたんです。要はページをそのまま写真にしてるだけだろう?って。本を写真に取ってるだけじゃないかって。

 でも違ったんですよ。

 スキャナーでした。スキャナーアプリという物を使うと撮影すると自動でページ以外の不要な部分を切り取ってくれる。取った画像はページ部分だけが抽出されてページごとに並べられてシャープエフェクトがかかり、文字が見えやすくなっている。

 しかも連続撮影が可能なのでページめくりながらパシャパシャやってればOK。

 コピーするより圧倒的に早い上に電子媒体なのでPCでもなんでも読めるという…


 まさに完璧なスキャナーとして機能しているわけです。

 なんという事でしょう。なんとスマートなのでしょう。


 苦しい思いをして何件も本屋に歩き…学校から本を借りてコピー機を探し歩き…結局なくて最終的に漫画を買って終わった私


 スマートに学校から本を借りてスマートにiphoneでその本をスキャニングして本を読むクウェート人。



 敗北です。完全敗北。

 iphone一つで私のイギリスでの英語生活は劇的に変わっていたと思いますね。



 さらにいうと、iohoneアプリには英語の本のアプリもあってですね。これがとにかく凄い。

 まあ有料なんですけど、その有料の価値は充分にあります。

 なんとちゃんと語彙のレベルに合わせた本が用意されてます。まあ当然ですね。このアプリ。oxfordの本を元にしてるので、イギリスの語学学校の考え方そのもの。

 つまり現地の英語教育の本を使ってるからイギリスで勉強するのと変わらないんです。

 さらにですね。学生が読めなさそうな単語は、自動的に翻訳機能が動いてくれるんです。



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 http://japan-uk.info/english-study-iphone-app-oxford-bookworms/





 わかりますでしょうか。

 私のように英語を読めない者にとってこれがどれだけの時間短縮になるか。要は英語の本を読んでいて嫌になるのは辞書を引く事なんです。しかも単語には5個も6個も意味があって、どれを指しているのかわからずさっぱり進まない。

 先生からは
 
 「辞書はできるだけ調べずに読むのが基本。だって乳幼児は辞書の調べ方なんて知らないでしょ? それなのに3歳になればある程度の本は読めるようになってるのよ。これは親が本を読ませるから。

 わからないところは読み飛ばしていいからドンドン読みなさい。とにかく英語を読むことが大事。20冊も読めばそのうち読めるようになります」


 って言われてるんですけど、実際何もわからないわけでからまったく読めないんです。内容とか一切わからない。これじゃあさすがに意味ないなと。少しは意味を知りたい。でないと苦痛です。

 でも辞書引いてるとテンポ悪くなるから確かに勉強としては不効率。

 矛盾。まさにホコタテ。

 でもこういうiphoneアプリだと単語をタッチしただけで訳がでてくる。しかもその時に使われている単語の意味が1つだけ出てくる。これならテンポを崩さない。

 辞書を引かなくても意味がわかる安心感は凄い。

 本を読もうという気になる。

 最強です。まさに最強。

 しかもですよ? 英語圏において重要なのは単語力も読解力もそうですが、やっぱり発音です。これができないと相手に通じない。その単語を知っていても相手がわかってくれない。

 特に日本人は発音が宇宙人レベルらしいので、はじめて海外に言った人は

 This is a pen.

って言っただけで顔をしかめられます。通じてないんです。その発音。

 どれだけ遅く発音しても無理です。通じません。

 そういう話じゃないんです。他の音に聞こえるんですよ。外人は。

 日本人の英語は舌の使い方が間違ってますから。どれだけ正確に発音しても通じない。 


 通じる訳ありません。あいうえお から ん までの日本語ありますよね。

 これにない発音がいくつかあるんですよ。英語には日本人が日本語として使わない音があるんです。日本人は元々それを言ったことがないんだから言えるわけ無いですよね。

 だから通じるわけないんです。


 住めばわかりますが、発音はとにかく重要って事がわかる。私がそれまでまったく来にしてなかった発音記号も気にするようになったのはこの影響です。

 英語は聞き取る耳と発音。これさえあれば大丈夫です。文法とかほぼ不要。イギリスに行ってそれがよくわかりました。

 でも発音を勉強するのは難しいんです。やっぱりこれは現地に行かないと無理でしょう。


 …で、発音がある程度わかるようになってくると、今度は耳です。この単語はどういう発音なのかな?って事が重要になってくる。ここは難しい。聞かないとわからない。発音記号だけだと解りづらいですからね。

 でもこのアプリならなんと…なんと…

 読んでくれるんです…全文…

 外国人のプロの方が、本に書いてある全文を読んでくれるんですよ… 多分mp3かなんかで保存されてる。
 

 最強すぎます。

 5万円も出して買った私の電子辞書はiphone1台あれば既にまったく不要なんです。

 不要とかいう次元じゃなく、ハッキリ言うとゴミです。

 使えない。いや。使う必要がない。使う要素がない。

 まあワンチャンね。ワンチャンスあるかもしれない。

 専門用語辞書とかね。そういう時は必要かもしれないが、そもそもそんな物を勉強する必要は0。ゼロ。

 ゼロです。

 専門用語とかいらない。英会話に必要ない。現地人も知らないような単語を調べる意味はないわけです。



 あとは名刺です。

 語学学校ともなると、何も学生さんだけが来てるわけでなくて、20代で会社から送られてきている人たちも結構いるんですよ。そういう人は名刺を持ってます。当然。将来偉くなる人ですし。

 これもビックリしたんですが… 私もその人達と名刺交換をするわけですけど、なんと名刺を受け取ってscanしてiphoneに保管してるんですよ。その人達。渋すぎます。


 特にこのアプリとか破壊的に格好いい。

 

 スマートです。まさにスマート。

 これぞスマートフォンって奴ですよ。今私はWordCard Mobileってアプリを使ってますけど、これはさらに凄いです。

 OCRっていう自動画像文字認識システムがついていて、なんとiphoneで名刺を撮影するだけで、名前から住所から電話番号から全部画像から読み取ってくれる。しかも正確に… それで勝手に電話帳に追加してくれるから、自分のやる作業は名刺をカメラで撮影するだけなんですよ。

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 元々名刺ファイルとか作って名刺とかを綺麗に保管するタイプの性格ではない私でもこれならできます。もちろん画像やデータはdropboxなどのクラウドにも保管できるので、iphoneのデータが消去になっても無問題。

 完璧です。

 アドレスと連絡先をgmailと同期させればメールのアドレス追加すら不要というね。
 
 
 これをクウェートやアラブの人たちから教えられたんだから困ったものです。

 私がイギリスから帰国してきて一番にした事。

 それはiphoneを買ったことでしたからね…。嫁はipod。

 ここで何でiphoneばっかり書いてるかというと、andoroidだとちょっと違うからなんですね。andoroidもいいんですが、自由度が高すぎてハッカー?とかにアプリが不正に取られたりする影響でアプリが何か雑なんですよ。

 appleはアプリに審査があるので、登録されてるアプリは安心。余計な事考えなくても良い。

 そういう意味もあって勉強しに来ている語学学校の学生はiphone所有率が高かったのかもしれません。

 スマートホン買うと月額料金がガラケよりも少し高くなるんですが、それを差し引いても有用でした。もちろん英語の勉強が目的の一つではあったんですが、仕事でも結構使える要素が多くて月額料を考えても損はしない計算でした。

 電話もついてるし、ネットもついてる。英語の教材がいくらでもある。

 その上にカメラに…ビデオに…

 そしてアプリ。もうアプリさえあればビジネス手帳だの、名刺ファイルだの、スキャナーだの何も必要なくて、iphone一台でプライベートから仕事まで済ませられるなんて素敵すぎて困る。

 今は会社のPCをiphoneで遠隔操作して、鶏舎の温度を変更したり、換気扇の時間を変えたりとかしてますからね…もはや電話と言うよりも私にとってはビジネスツールだったりします。

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 時代も変わりましたね。

 もしかしたら日本でも今の10代の子なんかは黒板をiphoneでスキャンしてたりするのかもしれませんけど、学校の先生がそういうの抵抗ありそうですよね。

 「手で書いたほうが覚えるんだ」とか言って。




 後はまあ…これは前から思ってるんですけど

 iphoneでメイプルストーリーができるようになれば完璧なんですよねえ。もちろんPC版をですけどね
 




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