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2005(Sun) 07/03
桃マントの呪縛(9)
ついにLV50になったのです。さすがにLV45くらいからは少し辛かったです。レイスも少々不味くなってきてた頃でしたし…。
レイスの狩り場は結構広いので接近しなくては攻撃が当たらない戦士のようなタイプにはあまり向きません。つまり効率は出ない…。これはわかっていたのですが、ここで狩るべき理由が私にはあったのです。まあ反則といえば反則なんですが…。

戦士がレイスで効率を出す方法としてはこれしかないと思ってました。どんなにがんばっても移動速度の問題でそう素早くは狩れない。しかもMAPが広いので狩りきれない。
となると答えは決まってます。狩りきれない分のレイスを誰かに狩って貰えばいいわけですね。その相手のLVが自分に近ければそれに越したことはありませんが、それでは撲滅力は望めない。高レベルの者を連れてくれば経験値を大きく吸われてしまう…。
…となると?
一体どうすればいいのか…。
狩り場の変更?
いやいや違います。
答えは一つ。
自分の弱さを認め、他人に頭を下げる。
高レベルでかつレイスを疾風の如く狩りまくる。しかもあろうことか経験値倍増スキルでありえない効率をもたらしてくれる。そんな最高のがいるのです。
それは…?
…
…
・誠意を持って頼めばいつでも疾風の如く駆けつけてくれる。
・ちょっと現在狩る敵を見失い中。
・そしてリアルでは学年成績一桁の優等生(←関係ないか)
そう…
そんな彼女に、今日も私が呼びかける
財前「姫様 、是非レイス一緒に狩って下さい」
姫「あい。。。」
どこにいても牛乳で即ジパングに帰還。ペリカンに乗って現地へGO。
数分後に姫がさっそうと登場。
ピコ~ン

ポーナ「お・ま・た・」☆
出ました我らがエース(笑)。登場セリフが怪しすぎますが、LV97なのにレイス狩りを長時間手伝ってくれる人はこの人以外に考えられない。
狩ればスーパーサイヤ人なみの撲滅力(・∀・)
ホリシンで経験値はなんと1.5倍(・∀・)
ON寝すればすぐに包みを発動し楽にしてくれる_| ̄|○
そして最近イメチェン
まあ彼女がいたからこそレイスをずっと刈り続けられたと言っても過言ではありません。運が良ければここにLV100エソブレイス、あめ魔さんが加わり黄金のトライアングル完成。こうなると撲滅力が凄すぎて私はなにもしなくてもレベルが上がってしまいます。
すべて天咲時代の友です。今は休止中ですが、これを見ると決してあの時代が無駄ではなかったことを証明してくれます。
そして…
ついにLV50。みなさんありがとう。調子に乗りすぎてLV50ライジング(両手斧)5本すべて闇に逝かせてしまいましたが…それでもうれしいです(笑)。
ついに次の舞台はあのゾンビ。経験値はなんと500オーバー。レイスの2倍近い経験値です。残念ながらグループ狩りで経験値を貰えるのはLV52になってからですが、効率が飛躍的に上がることは間違いありません。
…
え?
まだゾンビは早いって?
…
クックック…
既に手は売ってあります。天咲の肩に巻かれていたLUK桃マント。これが鍵となります。
天咲の遺品桃マントを現在装備するは LV75Dナイトのダータ。今桃マントは彼に貸し出し中なのです。もちろん売りはしません。なぜならLV52になったら…彼に○○させるから。
…そう。
天咲の桃マントはその日のために存在していたのです。ダータさんは知らない。このマントのレンタル料が途方もない金額なのを。もちろん彼が返せる金額ではない。
計画はこうです。
LV52になった財前
財前「ダータさん、一緒にゾンビ狩ろうか」
ダータ「え。。レベルが合わないよ財前さん」
財前「なんだと…?」
ダータ「だって俺はLV75。明らかに経験値吸われるモン。やだよ」
財前「では桃マントのレンタル料を今すぐ返して貰おうか…」
ダータ「え?…」
財前「一日500Kだ。それに借りた日数をかけてみろ」
ダータ「Σ ( ゚Д゚)? 500K×14日…」
財前「10Mだな…」
ダータ「そんなお金ありません…」
財前「そうか…では体で返して貰うしかないようだな」
ダータ「…」
財前「さあ さっさとゾンビを狩るんだ」
ダータ「ひでぶ…」
まあこういうことです(笑)。LV52からは寄生虫のようにダータさんに寄生し、グル狩りを楽しむことにします。彼が3次転職するときに天咲でかなり働いたからね。イヤとは言わせません。
え?
酷い?
クックック…
山賊に対し酷いも糞もない。カタギになめられるわけにはイカンとです。山賊の意味を辞書で調べてみるとこれに近い意味がでるはず。
それに鈍足の山賊の場合、投げ賊のように一人で狩った方が効率がいいというわけにはいきません。
クックック…。
ついに山賊の本性を見せるときが来たようだ…。ドラクエではないが、
そのマント…
実は呪われていたのだよ(笑)
わかるかね?君ぃ。
クックック … ハ~ハっハッハッハ…
ん?
今脱ごうとしたろ?
阿呆が。
無駄!!無駄!!。そのマントを脱ごうなどと バカな真似はよせ。攻撃力+2という呪縛からもうおまえは逃れられない。
もう補正なしの緑マントなどに戻れない…。
そうだろ?ダータ
もう遅いのだよ。
いまごろ気づいてももう遅いのだよ…。
そしてその呪いは私にマントを返すまで消えることはない。そしてダータ…資金的におまえがマント強化を行えるのはもう少し先。
すべて計画通りなのだよ…。そしてその呪いは確実におまえを蝕む。
まさに桃マントの呪縛…。
鈍足の山賊が生き残るためにはもうこれしかないのだよ 君ぃ。高レベル者の生き血を吸う…。
その標的がたまたまおまえだっただけだ。
…山賊…
おまえバカにしてたろ?
クックック…。
山賊を舐めてもらっちゃ困るなあ?
やっとエルナスの山に帰るときが来たのだよ。
さあダータ。心の準備はできたかな?私はじきにLV52になる…。
…
…
…
さあ
約束の日はもうすぐだよ…
*↑この物語はフィクションです。登場人物がこの内容を実際に行動に移すとは限りません(笑)