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2010(Thu) 05/13
日本国内で口蹄疫が発生。畜産業は今後どうなるのか。(108)
今日は要望に答える形で書く特別記事。
それがこちら。
宮崎県で口蹄疫。牛、豚を過去最悪の8万匹殺処分、広がる口蹄疫でどうなる?日本の畜産

宮崎県で発生した家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫は12日現在、県内の71農場で症状が確認され、殺処分される牛や豚は計7万7千頭に達した。被害は10年前の前回発生時の100倍以上。感染した肉や牛乳を口にしても人体に影響はないというが、商品としての価値はなくなるため殺処分するしかない。
口蹄疫は牛や豚などの蹄(ひづめ)のある動物がかかる感染症で、症状は口内や蹄の水泡や発熱など。致死率は低いが治療法はまだ見つかっていない。感染力が強く、国際的に最も注意すべき家畜伝染病の一つとされる。
最初の発生が同県都農(つの)町の牛に確認されたのは4月20日。農林水産省と県はすぐに発生場所から10キロ圏内の地域で、家畜の畜舎からの移動を制限したが、その後も毎日のように新たな発生が続いている。
同省は「当初の防疫態勢の徹底が有効」としているが、10日間程度とされる潜伏期間を過ぎても発生は止まらず、同省関係者は「人や車両の移動で広がった可能性があるが、人の動きまで制限できない」とする。
家畜の殺処分に際し、評価額の8割が国から補助され、農水省は残り2割も特別地方交付税で救済する方針だ。だが、経済的な打撃は大きい。発生の9割が集中する同県川南町は畜産が基幹産業で、飼育頭数の半分以上が殺処分される。同町は「一時的な支援で再生は難しい。さまざまな上乗せ支援を検討してもらいたい」としている。宮崎県の東国原英夫知事は12日、原口一博総務相に改めて対策を要望した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100512-00000635-san-bus_all
さて
皆さん。
前述しましたが、今回は読者様の熱いコメントのご要望にお応えして、口蹄疫の記事を書きたいと思います。以前に書いた新型インフルエンザの記事と内容は似るかもしれませんが、このウィルスは人には感染しません。でも私たちの食にとって非常に大事なことなので、できるだけわかりやすく書いていきます。
一応私も畜産・農業関係の仕事をしてるんですけど、今一度みなさんが何気なく口にしている牛や豚、鶏の肉を見つめ直してみてください。肉っていうのは当然ながら人工的に作れるものではありません。紛れもなく生物。生きている動物から得られるものです。
言葉は悪いですが、
それを建物の中で飼育して、大きくして、殺して、人間が食べる。
悲しいけれどこれが現実です。
誰もが頭ではわかっていても直視しようとはしない現実。肉を食べてる人も「自分は殺してない」って意識で食べてしまうので無理もありません。
人間が食事をするように豚、牛、鶏も飼料を食べます。飼料にはとうもろこしや米、大豆、小麦なんかが混ぜられて使われています。もちろん穀物ですから、これは人間が食べてもよいものですが、我々はこれを敢えて家畜に与えることでうまく肉に変換しているのです。わかりやすく言うとこういうことです。
米 → 人間が食べる (植物性タンパク)
米 → 動物が米を食べる → 動物を人間が食べる (動物性タンパク)
つまり人間は動物を食べることで植物性タンパク質を動物性タンパク質に変換しているのです。
人間の身体の約60%が水分ですが、タンパク質は水分に次ぎ、人体構成の17%くらいあります。、皮膚や髪、血液、爪、筋肉、内臓はタンパク質で作られ、体のバランスを保つ為のホルモンや栄養素の体内合成を助ける酵素もタンパク質、また、病気に対する免疫力を作るのもタンパク質。
ちなみに植物性タンパク質を動物性タンパク質の摂取割合は50%くらいがバランス良いとされています。
つまり肉っていうのはそういう働きをしているの。植物性タンパクばかりだと、人間は体の調子が悪くなったりするので、その植物性タンパクを動物に取らせ、その動物を人間が食べる事で動物性タンパクとして吸収する。というより吸収させてもらう。


古来から続いていることですが、これはまさに人類の知恵と言えます。
現代においてもまったくその仕組みは同じ。
はい。口蹄疫の話まで言ってませんが、ここまでは良ろしいでしょうか? まとめると動物肉は人間にとってかなり大切な食材料で人工的には作れないって事なのです。
ん? 2行目まで読んでスルー余裕でした?
…
まあ。そうだろう…ね。もっとわかりやすく書こうかな…
と思ったけど、今回は深刻な問題ということもあり、今回はそういう「ゆとり」は救済しない方向で行くからよろしく。
大事なことだから2回言うね。今回はそういうゆとり共は…
=====○)д`);.・;゛;ブッ
すいません。
少し話が脱線いたしました。
つまりですね。代表的な豚、牛、鶏などの肉などは農家さんがちゃんと飼育してくれて、屠殺場や処理場というところがちゃんと安全検査した上で殺してくれて、精肉場がちゃんとカットして袋パックしてガラスとかそういう異物が入ってないか機械で検査してから皆さんの食卓に届いているわけです。
肉を安心して食べるにはこれだけの工程が必要なのです。そこにはたくさんの人が関わってます。
しかしそれもこれも家畜を飼育してくれる家畜農家がまず存在しなければならないわけで、家畜農家がいなければ話になりません。もし生産農家さんがいなくなると処理場から先はすべて壊滅です。だって今日処理を行う豚は半年前から準備してはじめてできるもの。突然作れない。
当然皆さんは肉も食べられなくなるわけです。
よろしいでしょうか? 家畜農家さんがいなければ現代はマジで肉が食べられなくなります。
もう昔じゃありませんから山に行っても野生の牛や豚はいません。平原に行ってもいないでしょう。もし牛や豚を見たならば。それは農家さんが飼育している家畜なのです。
ではなぜいないのか。
それはみんなが肉を好きな時に食べれるようにしたためです。それには工業化するしかなかった。だから今はそういう風に世の中なっちゃってます。もう野生の牛や豚、鶏はほぼ淘汰されて存在しないに等しい。今いるほとんどは人工的に都合よく改良された肉付きのよい牛や豚。当然すべて管理されて飼育されています。そしてその種となる親牛や親豚を管理しているのも会社や団体。そう。人間なのです。
畜産といえば食に関する仕事ですから、すごく自然で豊かな感じがするでしょうけど、実際の現場は全然違います。飼育している人もこれで生計を立ててますから必死です。肉になるまでに死んでしまったら餌代とか燃料代、薬代が丸損で大損します。
例えば
50000円で子豚を10匹買ってくるとします。この豚を大きくするのに半年かかります。餌代とかで100万円ほどかかるとすると総計105万円の支出になります。従業員を雇っていたらさらに100万円人件費がかかるとして
総計205万円の経費が必要なことになります。
処理場がこれを300万円で買ってくれたとします。半年で95万円の収入です。
全頭無事出荷できてこの数字です。でももし出荷するまでに1匹死んでしまっていたら収入は減りますよね?
豚を数匹死なせてしまうだけで死活問題。農家さんは食べていけなくなります。だから収入を安定させなければいけない。
じゃあこの収入を安定させるためにあなたはどう考えます? 恐らくこう考えるはずです。
・餌代が高いからもっと安いの使えばいいんじゃね?。(飼料の粗悪化)
・従業員は人件費高いな。クビにしても大丈夫だろう。(掃除、衛生、管理体制の悪化)
・もっとたくさん豚を仕入れて数を売ればいいんだ(飼育密度の悪化、環境の悪化)
・薬代たけえよww 病気になっても死なない病気ならほっとくか(飼育環境の悪化)
・大量に消毒しなきゃいけないし、掃除するにも金かかるんだよなあ。掃除減らすか(衛生環境の悪化)
・検査?してもいいけど検査料取るの?じゃあしねえよww (疫病の蔓延)
こうなりますね。当然です。家畜を飼育できるのも収入あってこそ。何の因果でこんな汚い仕事をしなければならないのでしょうか。収入が人並みにしか得られないのであればコンビニなんかで働いた方が圧倒的に楽です。
だから数を増やしたり、使う薬を安くしたり、飼料を悪くしたりして利益、収入を増やしていくわけですね。
もちろん整備されている農場はこんなことはありません。きちんと管理されて、きちんと給料も出ているところは、豚や牛を家族のように扱って快適な環境で飼ってるところも多いです。でもそうでないところも多いのも現実なのです。
やはり食品というのは「とにかく安く」。じゃなくて適正な価格で市場に流通しないと危ない。
例えば鶏で言うとどうでしょう。


皆さんが想像しているのは左のような環境でしょうけど、実際は右のような飼い方が主流です。数を出さないと収入が得られないのです。それに同じ収入を得る場合、左の方の1匹当りの鶏の値段は当然高額になりますよね。
買う方の人。つまり消費者も難しいんですよ。「右のような飼い方はかわいそうだからダメだ!」とか言っておいてですね。実際そういう人もスーパーで買っていく肉は安い肉なんです。今の不況下の消費者が高い肉なんて買うわけはありません。
そうなると右のような状況にせざるを得ない。要は大量に飼育して値段を下げるしかない。
安いものが売れる時代。安いものが求められる時代。つまりそれはこういう事なのです。これに加えて安全・安心がどうとか言うのは愚の骨頂と言えます。安全・安心で鶏にも気持ちの良い環境で飼ってあげるには、それなりのコストがかかるんですね。飼育する人もみんなそれをしたいのですが、どうしても金銭的理由が…ね。
それゆえ今はそういう環境で飼った値段の安い肉を作るベクトルと、高いコストをかけて国産品種で安心安全を追求した国産鶏を飼うベクトルに分かれてるんですね。割合はやはり富裕層の人口分布と同様に高い方は10分の1の生産用と行ったところでしょうか。この辺りは国民意識があがらないと比率はかわらないです。

http://www.nlbc.go.jp/hyogo/
ちなみに皆さんが食べる鶏肉のほとんどは国内で飼育されている鶏ではありますが、元の種。つまり原種鶏は99%が外国産です。原種鶏というのはその名の通りマザー。今皆さんが食べている鶏の肉は元は少数のエリート鶏の子供なのです。その子供がどんどん産まれていくわけ。だから原種鶏がいなくなると今の肉づきのよいおいしい鶏は地球上から存在しなくなる。
きゅうりで言えば外国からキュウリを種を輸入して、日本で栽培している感じ。鶏肉の表向きの自給率は70%近いですが、種の輸入を自給率に考慮すると
潜在的自給率は1%しかないです。
だから海外から原種の子供の輸入がストップすると日本の養鶏はそこで終了します。いえ。まあ消費者が高い値段で肉を買ってくれれば存続します…ね。
…
はい。ここまで来てようやく本題に入ります。
このようにですね。劣悪な環境で飼われている家畜というのが、世界にたくさんいるんです。まあ日本は大分少なくなってはきてますが、中国や貧しい国にはそりゃもうたくさんいます。もうそれこそギュウギュウ。身動き取れない。病気しても薬やらない。死んでもそのままほっとかれる。そこから腐って異臭。埋める。また死ぬ。異臭を繰り返してとんでもないウィルスとかが産まれてくる。
管理するなら完全に管理すればいいんだろうけど、下手に人間が手を加えるだけなものだから自然界ではこれまでありえなかった状況…みたいな感じになってる。そりゃね。自分の半径50メートルにずっしり仲間がいる状態なんて自然界にはないですよ…。そんな状況だと天敵に食べられて勝手に数が減っていきますから。
つまり
「もしかしたら、こういう劣悪な飼育方法が原因で恐ろしい鶏インフルエンザや様々な悪性ウィルスが自然界に広まって行ってるのではないか」とも考えられているのです。(実際はどうかはわからないけど多分そうだろうと)
実際世界的にはヨーロッパを中心にOIEなどがアニマルウェルフェア(家畜の動物福祉)という観点に焦点を当てて飼育方法を国が制限したりする風潮が出てきてます。まだ見ぬウィルスや細菌が発生しないような予防対策です。
もちろん肉の値段は高価になっていきますが、ヨーロッパはどちらかというと食に金をかける風潮があるので受け入れられているようです。農業なんかも有機栽培などはヨーロッパの方が日本よりも大分進んでいますよね。
また動物愛護団体の台頭もそんな状況に影響を及ぼす要素のひとつ。

写真はオーストラリア 家畜の輸出に抗議するデモ
そして…
2010年4月20日
宮崎県で口蹄疫が国内で10年ぶりに発生しました。
口蹄疫とは?

口蹄疫はウイルス性の急性伝染病。牛・豚・羊・山羊・鹿には感染し、口の中に水ぶくれができて餌が食べられない、脚が不自由になるなどして衰弱していき、死に至るという病気。
感染すると餌を食べなくなるので肉質、乳が悪くなり、家畜としての金銭的価値が激減する。結果、エサをやり続けて育てても高い値段で売れないどころか赤字になってしまう。さらに感染力が非常に強く、ほかの畜産農家の家畜にも次々と感染していくため、畜産農家にとってはまさに死活問題であり。罹患した家畜は他の家畜への感染拡大を防ぐために、先進国では発見され次第殺処分される。また他地域の家畜への伝播を防ぐため、地域・国単位で家畜の移動制限がかけられることから、広い範囲で畜産物の輸出ができなくなってしまう。これらによる経済的被害が甚大なものとなるため、畜産関係者から恐れられている病気である。
口蹄疫は人間には感染しない+感染した牛や豚を人間が食べても影響はない。
2000年以来、10年ぶりの国内発生です。2000年発生の時は92年ぶりの発生でした。そして香港のウィルスと一致するということで現時点では中国からウィルスを持ち込んでしまったと推測されていますが、今回の被害は史上最悪のレベルにまで達しています。
…
ま、まあ普通なら↑を記事のいきなり冒頭に持ってくるんですけどね(笑)。しかし口蹄疫を知ってる人は少ないでしょうし、それでは皆さんに事の重大性を認識して貰い辛いだろうな~と思いまして、前置きを一生懸命書きました。
ここまで読んできた皆さんならおわかりでしょう。どれだけ深刻なことなのか。
「ああ。豚が10万匹死んだのね。人間には感染しないのか。ふ~ん」
ではありません。よろしいですか?
口蹄疫は感染力が強く、人や服にくっついても1ヶ月は生きるとされてます。つまり宮崎県に行った人間に口蹄疫のウィルスがくっついたとしたら、飛行機の中などで次々に人にくっついていって…それがもし畜産関係者にくっついた場合…その人が農場に持ち込めば全国的に広まっていく可能性があるんです。
恐ろしいことです。それに牛に比べ豚は口蹄疫に1000倍かかりやすいという恐さもあります。

「まあ業者が飼ってる豚が死んでも大丈夫じゃね?豚や牛は他にもいるでしょ。山とかw 草原とかw」という認識の人もいると思いますが、これも前項を読んでたらわかりますね?
とんでもない勘違いです。
もはや野生の豚や牛などは皆無に等しく、今目に出来る牛や豚はほぼすべて工業動物です。つまり。業者の牛や豚が死んでいくと言うことはこれ即ち…替えが効かないのです。日本全国に流通する銘柄豚の種豚なんかに感染してしまってたらもはやその種の豚は。地球上から姿を消すことになります。
これが全国に広まれば… 豚や牛の値段はとんでもなく高額になるでしょう。そして収入を得られないため畜産農家は激減し、日本は輸入に頼らざるを得ない体質になり… 現状の日本の畜産規模の復活には多大なる時間を要すことになります。
今宮崎ー鹿児島ラインで食い止められてはいますが、今後は余談を許さない状況ですね。決して簡単に考えてはいけません。もしイノシシやその他の長距離移動型動物に口蹄疫ウィルスがくっついていたとしたら。
日本全国に広まるのは時間の問題なのです。もちろんそうなってない事を祈るばかりですが…。
ちなみに私の所にも色々情報が入ってくるんですけど家畜を何万頭も殺すのは精神的にかなり来るらしいです。何万匹ですよ?何万匹。消毒液を注射して殺して埋めるんですけど、もうね…。鬱になるとかなんとか。
それにその仕事に関わった人は口蹄疫のウィルスを外部に拡散させないために農場内だけでしか生活できません。そりゃあそうです。ローソンなんかに行ったらあなた。みんなにウィルスくっつけますからね。
「発生は宮崎県だけなのか~」じゃなく、宮崎県だけで留まっているのは関係者の絶え間ない日夜の努力があってこそなのです。
そしてそれは消費者である皆さんのためにやってくれている事でもあります。
そして!!
ここまで読んだ上でこのニュースを読んでみて下さい。
終息見えぬ家畜伝染病『口蹄疫』感染問題を考える
2010年4月20日に宮崎県で発生が確認された家畜伝染病『口蹄疫』が、さらに広まりを見せている。口蹄疫は牛や豚など偶蹄類の動物がかかる伝染病で、基本的に人には感染しない。しかし、その感染力は強く、発生が確認されると同じ農場にいる多くの牛や豚も殺処分の対象となり、5月6日現在で約4万5千頭にものぼっている。日本で口蹄疫が確認されたのは2000年以来10年ぶりで、今回の感染はそのときを上回る規模になっており、宮崎県はもちろん九州の各自治体は感染拡大の防止に必死だ。

宮崎県で農場にかかわる仕事をしている『Jumbo*Jam』のブロガーは、「自治体でも道路を封鎖して車両消毒をしたり、農家さんに消毒薬を無料で配ったりして一致団結してる感が出てきた」「アッチコッチで石灰散布によって白くなった庭や道路が見受けられる」など口蹄疫に対応する様子をつづる。同時に「口蹄疫が発生しているからといって、あたしに出来ることは少ない。治療法はないし、予防策はこれでもかってほどやってるし、あとは風に乗ってウイルスがやってこないことを祈るだけ」と、感染を封じ込めることの難しさもうかがえる。
10年前の感染時に移動制限区域に入り飼育する牛が出荷できなかったという『べぶろぐ(山崎牧場日記)』のブロガーは、口蹄疫の症状や殺処分する理由、「畜産業界だけの問題ではなく、消費者への食肉や乳製品の安定供給が難しくなります」といった社会的な影響について語っている。また「10年前の口蹄疫騒ぎで一番辛かったのは誤解による風評被害でした」「病気に罹った牛の肉が出回る事が無いのは当たり前ですが、患畜の乳や肉を食べても人に影響が出る事はありません」など口蹄疫を正しく理解してほしいと訴える。
「ある酪農家は(牛の)最期に、一番上等な餌を食わせて、頭をなでてやって、乳房をふいてやって、そして目の前で殺処分されていくんですよ。大臣、その悔しさがわかりますか」
11日の衆院農林水産委員会。赤松農水相への質問を行った江藤拓委員(自民)は、地元・宮崎の悲惨な現状を訴え、赤松氏がゴールデンウイーク中に外遊していたことなどを批判した。赤松氏は「いささかも支障があったとは理解していない」と反論した。
大切に育ててきた牛や豚を失うこと、競りの中止など、畜産農家への打撃は計り知れない。風評被害を生まないよう消費者も冷静な対応が必要のようだ。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0508&f=national_0508_022.shtml
はい。如何でしたでしょうか。↑のニュース。ここまでの記事を真剣に親身に読んだ皆さんなら…もうこれ読んだだけで深いところまで状況を理解出来ると思います。
ニュースを読むということはこういう事なんですね。裏の情報や背景も知らないと表面的なところだけ見る形になってス~~と頭から消えていくだけなんですよね。
そして理解出来た方はもうこれ以上私の私見を読む必要はないはず。役目は終わりました。
あとは皆さんが自分自身で考えて貰えれば。
そしてこれは将来来るであろう
鶏インフルエンザについても同じ事が言えます。しかもこっちは口蹄疫の感染力を持った人間にも感染する可能性がある殺人インフルエンザです。
もし発生したら。
劣悪環境下の家畜からウィルスが進化し
もしヒトヒト感染のウィルスに進化したら。
もし豚インフルエンザが強毒化したら…
(新型)殺人インフルエンザの恐怖、対応策 → Comments(84)
もはやこれらはいつ起こってもおかしくはないのが恐いところです。
最後に…。一応今回の記事はコメント要望がなかったら書けなかった記事だと思ってます。こういう系の記事はあまりネタが使えませんし、結構書くの大変なので…。
それでもやはり要望があるとこうやって自分自身ではなかなか捻出できないくらいの書くエネルギーを貰えたりして、私的にもありがたいので、遠慮せずどんどん要望して下さいね。ありがとうございました。
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒口蹄疫に関する資料貼⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒

口蹄疫歴史
http://ikimonotuusin.com/doc/083.htm
口蹄疫対策
http://www.pref.nagano.jp/nousei/tikusan/eisei/fmd/fmd1.htm
口蹄疫情報。新聞社は情報規制?
http://blogs.yahoo.co.jp/sort5694/25652293.html
マスコミは情報規制も口蹄疫問題はネットを通じて話題に。ネット基金800万円集まる。
http://www.j-cast.com/2010/05/13066474.html
川南市ムッチー牧場の呼びかけ
http://green.ap.teacup.com/mutuo/
ネットの反応(上級向け。このURLは2ちゃんねるを理解してない方は閲覧しないでください。)
http://hamusoku.com/archives/3148615.html
口蹄疫問題 2010年 履歴
* 4月20日 宮崎県での和牛3頭の口蹄疫感染の疑いが確認され公表
* 4月20日 半径10キロを移動制限区域、半径20キロを搬出制限区域に指定
* 4月20日、農林水産委員会が開かれる
* 4月22日、農林水産委員会が開かれる
* 4月23日、都農町での1例目の牛について口蹄疫(O型)と確定
* 4月25日、新たに4頭の感染が確認され、殺処分予定は1108頭に上り、過去100年間で最多となった
* 4月27日、児湯郡川南町の豚5頭についても、口蹄疫に感染している疑いが確認された
* 4月28日、70km離れた宮崎県えびの市でも、感染が疑われる牛が確認された
* 4月28日、国際連合食糧農業機関がアウトブレイクと発表
* 4月28日、農林水産委員会 が開かれる
* 4月30日、相次ぐ感染報告(12例の報告)から移動・搬出制限区域が宮崎・鹿児島・熊本に拡大
* 4月30日、事業仕分けで中央畜産会が不要不急の資金をプールしているとして国庫に没収される
* 5月1日、宮崎県は自衛隊に災害派遣を要請した
* 5月4日、口蹄疫ウイルスが、最近アジア地域で流行しているもの(O/JPN/2010)と確認された
* 5月5日、東国原英夫宮崎県知事が非常事態であると発言する
* 5月6日、O/MYA/7 /98(DQ164925)型とされる
* 5月8日、49農場の6万2426頭の豚(57,938頭)、牛・水牛(4,488頭)が殺処分の対象になった
* 5月10日、新たに川南町の11農家の牛と豚に感染の疑いがあると発表される
* 5月10日 殺処分される牛と豚は計7万6852頭となった
* 5月10日、新たに殺処分対象となった牛と豚は合計12,498頭、処分豚は川南町全体の約半分になる
* 5月10日、農林水産省は、香港への豚肉輸出手続きを再開することを発表した
* 5月11日、農林水産委員会が開かれる
* 5月12日 宮崎県は防疫強化と畜産農家資金援助の6億5700万円を追加する一般会計補正予算を計上
* 5月13日 川南町とえびの市の豚と牛に新たに10例の感染疑い例が見つかった
* 5月13日 殺処分対象の牛、豚計7万8800頭を埋める場所は、概算で約16ヘクタール必要と判明
* 5月13日 感染確定・疑い例は計86例、殺処分対象は1457頭増えて計8万257頭となった
農林水産省/口蹄疫に関する情報
宮崎県:口蹄疫に関する情報
口蹄疫 農家の声
口蹄疫現場消毒の様子
赤松大臣が東国原知事と意見交換 農家に補償実施を訴える
口蹄疫に対する国の動き
ニコニコ動画版 http://www.nicovideo.jp/watch/nm10658120
youtube版 http://www.youtube.com/watch?v=APQZDR36srg
↑この動画は畜産だけに関係するわけでもないので是非閲覧することを推奨いたします。
口蹄疫災害について 最高責任者の返答
5月11日http://www.nicovideo.jp/watch/sm10686926
5月13日http://www.nicovideo.jp/watch/sm10704911
5月14日http://www.nicovideo.jp/watch/sm10714859