2011/07/15 UK滞在記6 語学学校の授業がファンタスティポ 結局…
よく意味がわからないまま初日の授業が終了。
普段は朝の8時から始まって夕方の16:00~17:00程度までの勉強時間となる。だが実質、授業が行われるのは半日で14:30に終了し、その後の2~3時間は先生を含めての自習になる。
ここが日本と違うところか。
授業を受けるだけでは駄目。授業を受けた後に復習をすることで初めて習ったことが身になることをわかっているのだろう。
現在の時間は14:30。
丁度朝の授業と昼の授業が終わったところなので、あとは自習時間という段階。私は早速自習室に向かい、教室に入る。
シ~ンと静まり返った室内。さすがは自習室だ。

部屋には20台程度のPCが用意されており、そのPCを使うことでその日の復習ができるようになっている。つまりエクササイズの問題がPCで用意されて入っているのである。インターネットサーバーを通じて問題が出題され、間違えたところはアドバイスすら表示されるようになっている。
素晴らしい。
今日習ったことをPCで復習できるとか、意外に先進的な先進的な復習方法で驚いた。
しかしPcの台数には限りがあるので、基本的に一人の人間が長い間使用することはできない。ゆえにURLとパスワードをメモっておいて自宅で復習する…という方法が主流なのだそうだ。
ただ一つ悩みどころは… 本日勉強したのは現在進行形と過去形なので、復習する必要がハッキリ言ってないのだ。こんなのは誰でもできる。
例で言うと
I am a businessman. 現在系
I am playing piano. 現在進行形
I was a businessman 過去形
実際PCを使って練習問題を解いてみたが、簡単すぎて10分程度で終わってしまった。ゆえに次の項目を予習しようと思ったのだが、私は今日が初日なので1日目の問題集しか解けないようになっているらしく無理だった。
さて…どうしたものか。
現在14:45分。
15分にして自習が終わってしまった。
しょうがないので教科書を読んでいると、自習室?の用務員みたいなイギリス人が声をかけてきた。
用務員「Are you reading the textbook? You should read the book written in English from it. 」
教科書なんて読まなくていいぞ? 読むなら英語の小説か本を読みなさい
財前「What? r...read book? Sorry..I not sure...your English」
え? 本? 読む?
(教科書読んでるんですが?) え~と…ちょっと何言ってるのかわかりませんが…
用務員「What is your level?」
君のレベルは?
財前「Lower」
低レベル
用務員「OK。This book is good for lower level」
それならこの本が君向けの本だよ
財前「Thanks. What's your name?」
ありがとう。え~と…あなたは?
用務員「My name is Jone.I'm a private study's teacher」
私はジョン。自習クラスの先生だよ
財前「OH! You are teacher! OK. I'm understand.」
ああ。先生ですか! わかりました
ほう…なるほど。
これが低レベル向けの本か。英語の勉強にはまず英語の本を300冊読めとグーグルの副社長の本に書いてあったし、読んで損することはないよな。

しかし…残念なことに書いてある事の意味がほとんどわからなかった…。辞書を調べながら読もうとも思ったが、これが中々面倒で…。
もしかしてこれって…難しい本なんじゃないの?だってまったくわからないし…
まったく意味不明のまま読んでも勉強にならないと思ったので、今度は私が先生の所まで行って聞いてみた。
財前「Sorry teacher. This book too difficult for me. Please change another one.」
先生すいません。この本は私には難しすぎます。変えてもらえませんか?
先生「No.No. it's no problem.You need not understand the content of the book. You are good only to read the book. It becomes a good practice for you. 」
問題ないよ。本の内容を理解する必要はない。読むだけでいいんだよ。それだけで君にとって良い練習になる。
財前「But..」
しかし…
先生「The book is a difficulty suitable at your level. 」
それにその本は君のレベルに合った本だよ
財前「OK...」
う~む。内容を理解する必要はなくて、ただ読めばいいってどういう事なんだろうか…
…
そういえば思い出した。
確かにそうかもしれない。幼稚園の頃、キン肉マンやこち亀の漫画が大好きで読んでたが、当時の漫画は今のように漢字にルビ、フリガナが振られていなかったため、幼稚園の私にはたくさんの読めない箇所があった。
それゆえキン肉マンの漫画の内容も理解出来ない箇所も多かったのだ。
そう考えるとフリガナ、ルビがないインターネットを読むのも小学生なんかには難しいのかもしれない。 
それが年が経つに連れていつのまにか漢字も読めるようになり、いつの間にか小説も読めるようになってたというか…。
つまり読んでれば徐々にわかってくるという事なのだろうか…
言われたとおり我慢して読んでみた。
もちろんまったく意味がわからない。それどころか、意味がわからなすぎて、ただ単語を読むだけになってしまい、心がどこか本とは別の所にある時もあった。
なんというか…感覚的には数字の羅列を読んでるのに近い。
まるで無機質というか、まるで無意味というか… ただアルファベットを読んでるだけのような…
この本のページは90ページ。
内容も考えずに読み進めるだけなら1日1冊のペースなんて楽勝で行けるな。
よし!これからは1日1冊の本を読むことにしよう。
ハッハッハ…
と思ったも束の間… 5ページくらい読んだところで疲れてきた。目というか脳というか。うまく説明できない。なぜかわからないけど無茶苦茶疲れてくるのだ。英文を読んでると。
内容も無視してるのに…なぜ…
とりあえず休憩した。
なんというか。内容もわからない本を5ページ読むだけで休憩なんて、なんとも情けない話だが、休憩明けに次は3ページ読んだところでまた同じ症状が出て再びの休憩を余儀なくされた。
なぜ…ただ本を読んでるだけなのに…
これはどう考えてもおかしい。
私は日本にいたときは毎日に近い感じで、新聞とインターネットの記事、それにいくつものブログを読んできた。つまり文章はかなりの量を読んでいたはず。それに不毛地帯も数日で読破したくらい本にはのめり込む方なので、たかが3ページ程度の文章を読んだくらいで疲れるようなタイプではないのだ。
しかし今はどうだ… 8ページ読んだところで、まるで30キロメートルを走ったような疲れを感じる…。
なんだこの嫌な疲労感は…。ただ英語を読むだけでなぜ。
…
その答えは
意外と簡単に出た。
私はなぜ内容も理解出来ないのに英語の本を読まなければならないのか…という本質的な意味をなんとなく理解した。疲れるからこそタメになるのだ。披露するからこそ身になるのだ。疲労感を感じるのがそのなによりの証拠となっている。
つまりこういう事だ。
英語を読むだけで相当な脳を使っているという事なのだ。
もちろん自分ではまったく意味がわからない数字の羅列を読んでるのと同じ。そう感じている。
そんな文章でも、実際に読んでいるとドッと疲れてくるのはやはり脳がこれまでにないほどフル回転してるのだと思う。
実際、慣れていないものが8ページもの英文を読むと、まるで鼻と口が詰まってるかのような…酸素が足りなくて酸欠になるような…そういう感覚に捕らわれて息をするのも苦しくなるのである。
でもこの感覚をお伝えするのは激しく難しい。
この感覚を読者様にお伝えするには実際に英文を読んでもらうしかない。
もしよろしければ、以下の英文を読んでみて欲しい。
内容はわからなくてもOKなので、とにかく一言一句逃さずに脳内で朗読してみて欲しい。
http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/T110720005874.htm …
どうだろうか。
多分読むのに5分くらいはかかったと思う。
恐らくほとんどの人が「野球のオールスターの事か。斉藤の事も書いてあるな…」的な感じで終わったと思う。日本語で読むなら楽勝の内容だ。日本語なら鼻くそほじりながら読めると思う。
でも英語で読むとどうだろう?
この量が大体、英語の本1ページに書かれている英文。
つまり私はあと8記事分、皆さんよりも余分に英文を読んだことになる。
如何だろうか。
あなたは、これ以上にあと8記事の英文を読もうと思うだろうか?
間違いなく否。
そして苦しい感覚、息が詰まる感覚をある程度分かってくれたと思う。ただ文を読んでるだけなのに妙に息苦しく…苦しい…というような不思議な感覚。
恐らく意味不明で難解な文章を読むと、人間はストレスが溜まるのだろう。
内容も考えずにタダ読むだけなら何冊でも本を読めるじゃん …思ってたあなた。
…まあ私ですが。これが中々の苦行という事がわかってもらえたと思う。ホント。これ。厳しい…。
ちょっと休憩しよう…。いや…待てよ。さっきも休憩したじゃん。
…
あ~駄目だ。もう英語を読むこと自体が無理になって来た。
なんという破壊力。英文を読むこと自体がこれ程難しいとは夢にも思わなかった…。舐めてた。完全に舐めてた。
このままでは不味いと思い、とりあえず外の空気を吸いに自習室を出た私。
本来ならタバコを吹かしたい所だが、最近はタバコを辞めていて、吸ってなかったのでタバコ自体を持っていない。誰かに貰うというのも…ちょっと情けないし…
しょうがない。今回は諦めるか。
…と思った時だった

ホセ「Hi! zaizen!」
さっきのクラスメートのホセだ。私が外に出たことで彼の目とまったらしく、ニコニコしながらこっちに寄ってきた。自習室では見かけなかったが…彼は今まで何をしてたんだろうか?
ホセ「Zaizen! We will go to eagle.If you want to go to eagle, you come about us.」
財前。俺達はイーグルに行くけど、俺達と一緒に来ないか?
財前「Nn? Eagle? What is that?」
え? イーグルって何?
ホセ「As for the restaurant, fish-and-chips seem to be delicious. We also go to the restaurant for the first time. 」
有名なフィッシュアンドチップスの店だよ。俺達も初めて行くんだ。
財前「Have you never been to the Eagle?」
そうなのか。あれ?君もイーグルに行ったことがないの?
ホセ「Yes,because I came to Cambridge one week ago. 」
そうだよ。だって俺がケンブリッジに来たのは1週間だし
財前「But,I'm studying English in studyroom now」
しかし今は自習室で勉強してるんだよね…。
ホセ「It is study to speak us with English. Speaking are more important than the grammars.Come on! Come on!」
英語を話すのだって勉強だぜ?俺達と話して勉強すればいいじゃないか。スピーキングは文法よりも大事だぜ!? 行こうぜ行こうぜ!!
訳のわからないまますごい勢いで腕を引っ張られる。さすがスペイン人…。日本人とはノリがまったく違う。しかし初日で誰も友達もいないし、これを断ると「ノリの悪い奴だな」と思われて明日以降、ハブられても困るのでとりあえず付いて行くことにした。
一緒に行く人数は5人。
ホセに黒髪の外人、そして金髪の女性が二人に私。
聞くにこの4人は全員1週間前にケンブリッジに来たらしく、英語のクラスも私と同じ下から2番目の初心者クラス。つまり英語はほとんどしゃべれないレベルだ。
どうやら学校の先生から美味しいフィッシュアンドチップスの店を聞いたらしく、「早速そこに行ってみようぜ!!」という事になったらしい。
1週間目にしてこの行動力。
どうやらホセが首謀者らしいが、こういう軽いノリ…嫌いじゃない。
そして黒髪の男性。彼はジョージオというらしい。イタリア人でローマ出身。話をすると
トッティを誰よりも愛するローマニスタのようだ。幸いながら、私はある程度サッカーの知識もあるので、会話には事欠かず、ジョージオとの会話は非常に楽だった。
年も20代後半なので世代が同じこともあり、すぐに打ち解けた。
両方共低い英語力でこの時、コミュニケーションがお互いに取れたのは実際なんていうんだろうか。文法通りの会話ではなくて
Perfec! , He is good!! , YEAH! of cource!
なんて単語を並べてるだけなのだが、充分意思疎通は果たすことができる。確かに良い勉強だ(笑)
そして後の二人の金髪の女性はイタリア人。この二人はほとんどしゃべらない。1週間しかいないから当然といえば当然なのだが、イタリア語がしゃべれるジョージオに着いてきた…という感じだ。
二人とも美人ではないので、私としては変な気持ちも起きず、その点では楽だった。
それに結婚している私にとって美女は地雷でしかないので、友達になるにはかわいくない女性の方が良いのだ。
そして…
ホセに先導されて着いた先。ここはケンブリッジで有名なPUBのイーグル。

フィッシュアンドチップスで有名な店というのはホセから聞いていたが、実は私はここのフィッシュアンドチップスを食べる気はなかった。
なぜならフィッシュアンドチップスと聞いただけで吐き気がするからだ。
元々イギリスという国は料理が不味い事で世界的に有名だ。実際こちらの現地人はほとんど料理をしないし、冷凍食品をチンするのが日常。
そんな国の代表的な料理がこのフィッシュアンドチップス。要は「フライの魚とフライドポテト」。なんの捻りもないし、こんな料理が美味しいはずがない。
ゆえに私はビールだけ頼んで、ホセやジョージオと別れた後に別のレストランに行くか、スーパーで簡単な食材を買って変えるつもりだった。
それにPUBなんかに来るのは初めてなので… なんか怖そうな人もたくさんいるし、変なのにからまれたらヤバそうだし… 落ち着いて夕食など食べる気にはならなかったのだ。
店内に入ると… 暗い雰囲気の中に悪そうな男が屯ってる。
大丈夫なのか?ここ…
そう思ってたが、ホセやジョージオが気にする素振りもなくツカツカと店の奥の方に歩いて行く。
お…おい…ホセ。大丈夫なのか!? ヤバいって。不良みたいなの一杯いるって!!
私は心の中で叫んだが、金髪の女性二人もホセとジョージオに着いて行くし、私だけ立ち止まるわけにも行かないので勇気を出して付いて行った。
奥まで来ると金髪の女性二人は何やらイタリア語らしき言葉でジョージオと会話をした後、歩いて立ち去り、奥の席に座った。どうやら席を確保しとくという事らしい。
私たちはカウンターの前まで歩き、注文をするという感じだった。
ここで驚いたのはホセとジョージオだ。
この店は初めてのはずなのに余裕綽々の顔で注文している。
これには本当に驚いた。
ちょっと待てこいつら。こいつら俺と同じ英語のレベルだろ?それにまだイギリスに来て1週間だろ?
なんで普通に注文できてるの??
さらに驚いたのはジョージオだ。
こいつの英語力は大したことはない。それはさっきの会話で立証済みだ。
しかしだ。しかしだ。なんとカウンターでジョージオは…
現地イギリス人と余裕で会話し、談笑しているのだ
待ってくれ…待ってくれ…
なぜだ。どういう事なんだ…。
私は混乱した。この時ばかりは心底思った。ヨーロッパの奴らは凄いと…。
まず分かって欲しいのはPUBにいるようなイギリス人はネイティブ現地人なので、発音も凄いし、しゃべるスピードも無茶苦茶早い。その辺の奴らが聞き取れる代物の英語ではないのだ。
そもそも英語を勉強する者にとってネイティブと普通に会話するのは夢…とまでいわれている事なのだ。
それを…それをこいつらは…
英語レベルが低い癖に… あっさりと1週間で… しかも談笑って…
耳が慣れているのか、言語が似てるのからだろうか? 日本人でこんな行動を1週間で取れる奴は恐らくいない…。
そんな事考えてたらジョージオに「Hey Zaizen! It's your turn!」と言われたので急に注文することになってしまった。ヤバい。英語で注文とか!? 生まれて初めてなんだが…
本来的なら私はここでビールを注文して終わるはずだった。
フィッシュアンドチップスなんて食べたくなかったから…
しかしだ。
「ビール、プリーズ」と注文しても店員に変な顔をされるのだ。日本人はお馴染みかもしれない「は?何行ってるんだ?コイツ」みたいな顔。
そう。日本人はハッキリ発音してるつもりでも現地人には聞こえないというあれだ。
例えば らりるれろ という言葉。
ちょっとしゃべってみて欲しい。すべて口の上の部分に舌が当たるよね?
そう。英語は舌が当たる位置で発音を感知する言語なので、日本人のらりるれろは、何を言っても全て
T系の発音にしか聞こえない。
Lもそう。日本人がエルと言っても外人にはTとしか聞こえない。Lと発音するには舌を前歯に当ててエウ…みたいな感じで発音しないといけないのである。
こんなこと、初日の私が知るはずもなく、早速その壁にぶち当たる私…。

ビール…
ビーウ…
ビーユ…
どう言っても分かってもらえない。しかも私の後ろには注文するのを待っている客もいる。これ以上引き伸ばすと明らかに迷惑になる…。
私は妥協した。
ここで妥協。
ビールは諦めてフィッシュ&チップスと言ってみた。
すると…驚くべきことにウェイターの反応が全然違う感じで
ウェイター「OK!!Are you Need Beer?」
OK!! 飲み物はビールにするかい?
と聞いてくれたのでYESと答えるとビールを用意してくれた。
どうやらフィッシュアンドチップスは日本語的な発音でも通じるらしい…。
それにしても世も末だ。
ビールすら聞き取ってもらえないとは…。それに比べてレベルが同じはずのホセとジョージオは何の苦労もなく色々なものを注文して女性の分まで注文して、さらに現地人と談笑。
なんなんだ…この差は一体…orz
泣きたくなる気持ちを必死に抑え席に着く。
そして、ついフィッシュアンドチップスを頼んでしまった後ろめたさが心を這う。忘れもしない、今日の朝。学校に来たときにあまりにも不味いあの料理…そう。私は学校の学食のおばちゃんが出した不味すぎる料理を思い出していた。
あれは不味かった。
絶対全部食べきれなかった。
あの時は、適当に残飯として処理して事無きを得たが、今回は違う。
ホセにジョージオ、そして金髪女性が二人だ。
この状況で飯を残すのはあまりにも格好悪いし、日本人のイメージが下がってしまう。
あんな不味い料理を全部食べられるだろうか?
かなりの恐怖心が私を襲う…。
そして…
問題のフィッシュアンドチップスがやってきた。
来たぞ来たぞ… 絶対マズイぞ絶対不味いぞ。
フライしただけの魚。揚げただけのポテト。こんなの美味しいわけ無いじゃん。
それにこの訳の分からないソース…
これも…かなり手ごわそうだ…。完食するにはトイレで吐くことも考慮しなければならないな…
そう。思い込んでいた。イギリスの食事は不味いと。そう思い込んでいた。
それは朝の学食の飯と海外出張で食べた飯がことごとく、あり得ないレベルで不味かったからだ。トラウマになって当然だ。
しかし…
驚くべきことに、このフィッシュアンドチップス。
無茶苦茶美味しかった。
まじかああああああああああ!!
これには驚いた。
自分の舌を疑ったほどだ。今目の前にある、魚のフライ。これが無茶苦茶美味しいのだ。
どこをどう考えても美味しい。ヤバい。普通にウマイ。
どうしてこうなった。
私はホセの言ってたことを思い出した。ケンブリッジで一番有名な店…イーグル…。
納得するには充分な説得力だった。
現在この記事を書いているのはケンブリッジに来て3ヶ月後なので、今だから言えることもあるが、この店は未だに自分の中ではNO1の味をしていると思う。
ただのPUBのフィッシュアンドチップスが一番美味しいとかにわかに信じがたい話だが、マジなのだからしょうがない。もし、皆さんがケンブリッジに行く機会があるなら、絶対にこのEAGLEという店は来ておいた方がいい。場所もキングス・カレッジ、シティーセンター内にあるからわかりやすいはず。
とにかくこの味は…
いろいろな意味で常識を覆された日だった。
私たちはその後、イーグルで4時間ほど滞在して会話を楽しんだ。
時間は既に21:00を回っており、辺りも薄暗くなってきていたので、帰ろうと思ったのだが、ホセからもう一件PUBに行くことを提案される。
正直ホテルに帰りたかったが、どうやらそのPUBは特別なPUBらしく、私の語学学校のお墨付き?のPUBのようで、同じ語学学校の生徒がよく来ているらしい。
友達がたくさんできるので行こうぜ!! 行こうぜ!!
英語ではZAIZEN!! COME ON!! COME ON!!的な感じで誘われたので、しょうがないので嫌々ながら付き合うことにした…。
しかし私は頭にひとつ引っかかってることがあった。
語学学校お墨付きのPUB…。
一体どういう意味なんだろうか。
一体何がお墨付きなのか。
私はこの時、何もわかってなかった。それがとんでもない事を意味しているという事を。
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