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2015(Fri) 04/17

八十八茶 其の1 石碑の秘密 (59)

八十八茶 の旅 … Comments(59)

 皆様お初にお目にかかります。私は八十八茶。つい最近まで神社の巫女をしていた清楚な娘でございます。

 不和永久に「とと様」と「かか様」から受け継いだ神社を守る…という使命を全うするのが私の日々の勤め。

 そのためにできる限りの事はしてきたつもりです。


 しかし「とと様」と「かか様」が亡くなって丁度2ヶ月経ったある日の事…。

 


 一通の手紙が私の元に届きました…




 そう…


 今思うとこの手紙が全ての元凶…。


 このたった一通の手紙によって私の全てが変わってしまったのです。


 その内容は死んだはずの「とと様」と「かか様」が別の世界で生きているという内容でした。いえ、もちろん真意は確かではありません。しかし、内容からして疑文とは思えないのです…

 
 あまりに衝撃的な文章でしたので、しばし、自分の目を疑いましたが、私も神の御心を受けた身。このような事を黙って放っておけるわけがありませぬ。特にこの文の書き方…。間違いなく悪人…


 …手紙の内容はこう。


 


 八十八茶さんですかね?

 グエヘヘ。

 え?

 あっしが誰かって?

 イ~ヒッヒッヒ。

 それを言う必要はないでヤンス。

 あんたの母さんなんですがね。ヘッヘッヘ…。儲けさせて貰いやしたよ。今までの史上最高額で落札でござんした。

 まあ投げ賊という事もありやしてね。多少色つけて商談したら売れてしまったというわけでして…。ヘッヘッヘ…

 懐ホクホクでヤンス…。まあ帰る事は期待しない方がいいでヤンスよ。なにしろお売りした旦那は大御所「ざいz」…

  (;゚д゚)?

 おっと口が滑る所でやんしたね…。

 残念ながら旦那にこの事は口止めされてるんでヤンス。旦那は今日もMバイキnを…

  (;゚д゚)?

 おっとっと。またまた危ないところでヤンス。

 まあ何をしても無駄でヤンス。何しろあの旦那の手にかかるとどんな強情な女もすぐ妊娠し…

 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 …


 ま…まあそういうわけでヤンして、本意ではありやせんが、一応リベートのお金を送っておくでヤンス。これ払っておかないとネクソ…
 
 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 ヘッヘッヘ…。

 ええ。こちらも商売でやんしてね…。お上には逆らえない立場でして…。この金で納得して頂いて…ヘッヘッヘ…通報はしないで欲しいでヤンス。

 命が惜しいでヤンスよね?

 あ

 そうそう。

 こっそり探したって無駄でヤンスよ。何しろ売ったところはメイプルアイラ…


  (;゚д゚)?

 ヘッヘッヘ…。また口が滑るところでヤンした…。


 じゃあ、あっしはそろそろこの辺でおいとまさせて頂きやす…。





 ???


 かか様を売った?

 どういうことでしょう? 

 それに投げ賊だから高く売れたとは…?

 かか様はこの神社の総代 巫女だったはず。賊なんて不届きな。

 そしてかか様を買った人物は誰なのか…

 さっぱりわかりません。

 しかし、この手紙には最大のヒントが書かれていました。

 それが

 

 何しろ売ったところはメイプルアイラ…

 

 メイプルアイラ…


 …


 どこでしょう。ここは。聞いた事もありません。

 この日を境に私はこの手紙の情報を頼りに世界中の有りとあらゆる所を旅しました。

 メイプルアイラ…、ざいぜ…、投げ賊、ネクソ…

 この単語を頼りに…。

 インド…オーストリア、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ…

 様々な所を巡業しましたが…何一つ手がかりがないまま、月日が流れました。しかし…

 答えはなんと意外にもすぐ近くにあったのです。

 それは日本。そして四国。四国八十八カ所お札参りは有名ですが、それとは別に

 裏の死国八十八カ所巡り…



 というのが、ありまして。

 その総本山がロンダルキアにある「メイプル総回診本堂」。そしてその本堂の総代が「かか様」と「とと様」と時を同じくして姿を消したとの事…。

 さっそくそこに調査に出かけると…?

 驚くべき事に、その本堂の石碑にはメイプル…投げ賊、斬り賊、ネクソン…

 あの手紙の内容の単語がありとあらゆるところに彫られています。この言葉を彫った者の名は残念ながら削り取られておりましたが、なんと巡礼者は1日に9000人近く訪れています。

 そして不思議な事に1日に約1回石碑の数は増えているとか…。

 少々公的に不適切な内容も含まれていますが、この石碑…。妙に魔力があります。読んでいる内にその世界に引き込まれ、巫女の私でさえもふしだらな気持ちにおちい…

 …

 
 9000人者巡業者が日々訪れているというのに…このようなふしだらな内容を神聖な本堂に彫るとは…

 私は、すぐさま悪霊退散の儀式を行いました。ここを浄化する必要があると判断したのです。 しかしどういうことでしょうか?

 まったく効果がありません。退散するどころかそのふしだらな内容は日を追う毎にさらに傲慢になっていく…。さらにどんどんと新しい石碑が彫られていく…。神聖なる光が…闇の光に負けるなんて…。

 この淫らな内容からして彫っているのは男に間違いはないのでしょうが…。

 しかし…この魔力…。この石碑を彫っている人物は一体…

 そして驚くべき事に

 石碑に彫られている女性の絵、そして本堂に祭られている女性…。この女性が「かか様」に酷似しているのです。

 そして「かか様」に関する記事と思われるものが一つ…。
 

 一体どうなっているんでしょう?

 
 しかし…

 
 逆を考えれば…この男なら手紙に書かれている場所を知っているのではないかしら?

 石碑を彫りに来る時を捕まえれば…


 私は本堂にてその時をジッと待つ事にしました。
 
 しかし…

 本堂で一日中張っていても石碑を彫る人物は現れません。そして少し目を離した隙にまた知らない新たな内容の石碑が立っている…

 い…一体いつ石碑を彫っているの?


 !?



 
 もしや…この男…


 実態がないのかもしれませぬ…。

 そうとしか考えられませぬ。

 つまり悪霊…。幽霊…。

 それならばと

 私はこの男と幽体離脱でコンタクトを取る事にしました。巫女である私にとってこの程度の事は簡単な事です。

 意識を集中し、魂を解放。そして石碑の人物の元へ…












 
 …





































 いやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ




















 魔の力を発する男に近づいた瞬間、私は一目散で実体に戻りました。ダメです。この男…。

 このような種類の霊気を感じた事は未だかつてありません。

 それほど霊力は強力でもなく、悪意も感じなかったのですが…



 なんと






 この男の


















 










 半径2メートル以内に近づくと妊娠します













 幽体離脱していたからよかったようなものの…。

 実際に生身で会っていたらと思うと背筋が凍り付きました…。神聖なる巫女である私ともあろうものが…

 あと少しで間違いなく彼の… を受け入れてしまっていたでしょう…。その気になった自分が憎い…。
 
  
 とんでもない…男です。女性にとっては危険極まりない。恐らく…神の世界で性欲というのは悪の分類に属さないため、悪霊退散では効果がなかったのでしょう。

 しかし…


 神の巫女である私に対してこのような侮辱…。

 「かか様」もやはり…この男の手に落ちたのでしょうか?。




 今


 全てのピースが揃いました…。売られたのは「かか様」。そして「とと様」に関する情報はない…。性欲の固まりの様なこの悪霊に「とと様」は必要なかったのでしょう…。消去された捨てられた可能性が…。


 しかし


 かか様は間違いなくこの男の元にいる。

 
 彼は墓穴を掘りましたね…。私という存在を想定していない…。すべての答えはこの石碑に彼自身が彫刻している…。

 メイプルアイランドへの行き方、生き方、そして悪霊との戦い方…。

 
 自らが石碑を彫り、巡礼者をメイプルアイランドへと誘導する目的は全世界の女性を手中に取り込む事でしょうか?

 あまりに無謀な計画のように思えますが、今やこれほどの巡礼者がいる現在…無視できる事ではありません。


 …

 
 しかし…

 幽体離脱での交渉が無理だとすると…直接成敗するしかない…。


 かくして私の旅は始まりました。


 今も生きているという「かか様」。そして所在に関しては一切不明の「とと様」…。

 その答えは この悪霊の様な本堂の彫刻人が知っているのでしょう。そして彼もきっとそこにいる…。

 私は自らの御堂に帰還し、旅支度を調えました。

 代々伝わる3種の神器をそっと持ち出す。驚くべき事に…2つの神器はありませんでした。恐らく「とと様」と「かか様」が一つずつ持っていかれたのでしょう。

 

 私に残されていたのは草薙帽子htuuuihggfgf.gif


 これは代々の巫女が自らの純血を守るために着用した神の帽子。男性の性欲を0にする事が可能です。これさえあれば、あの男の強力な性欲を撃退できるはず。近づくだけで妊娠させられてしまう性欲の固まりのような彼に対抗するにはこれを常時被る意外にないでしょう。

 「かか様」もこれを持っていかれておれば…。

 

 もう遅いですね…。
 

 そしてもう一つの大切な使命。

 巫女としての使命も同時に果たさなければなりませぬ。

 彼の石碑に書かれた魔の力の石碑…。それを私の御仏の石碑で浄化します。本来世に出るべき本堂を無視し、裏の本堂が力をつけるなどあってはならないこと。


 かくして 私の長き旅は始まったのです。

 

 

 

 



 降り立った八十八茶
 
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 悪霊が彫った石碑に書かれていたメイプルアイランドへ旅立つ条件は 
 「御身の氏名」「コードネーム」を私に念じなさい。

 という事でした。

 
 私が本堂の真ん中でこれを念じると…


 突然あの悪霊から問いかけられました。


 石碑を彫った悪霊「汝は男か?女か?」


 という悪霊の声…。


 私は

 八十八茶「女です…」

 

 と彼に念じると…?













 石碑を彫った悪霊「(;´Д`)ハァハァ」


 
 というふしだらな息使いが聞こえ、私は見知らぬ島に転送されました。どうやら…悪霊は間抜けにも快く巫女である私の入島を受け入れてくれたようです。後に私の手によって成敗されるとも知らず…。

 



 



 (*ノωノ)


 目を開けてみると?


 051116uyut.jpg



 意外な事にあの悪霊の固まりのような本堂とはうって変わり、まるで天国のような情景。周りにはかわいい「かたつむり」が多数生息しています。

 しかし、このかたつむりにも霊気を感じます。あの悪霊の…。

 もちろんあの悪霊の霊気に比べると月とスッポンですので、近づいただけで妊娠する事はないでしょう。放っておいても害はなさそうですが、あの石碑を彫った男に女性を見ると興奮するような暗示をかけられてしまっているようです。それを証拠に私をなめ回そうとモソモソと近づいてくる…。

 
 このようなかわいらしい生き物に…あの男…


 ふしだらな…

 
05111502.jpg


 
 どうやら数発叩くと我に返るようです。

 
 最後に浄化して悪霊は退散。

 05111602.jpg


 橋の下で監視?している悪霊もいますが、今の私には手が出せないでしょう。

 しかし…

 数匹倒したところで気がつきました。

 次から次へと無限にこの「かたつむり」は沸いて出るのです。

 これではキリがない。

 一人で全てを撃退するのは難しそうです…。

 やはり元を絶たないと…



 051116034.jpg




 行く手を阻むカタツムリの一群を払いのけ進んでいくと?
 

 なんと
 

 〒ポストが!!!

 05111603.jpg


 なぜ、このような所に〒ポストが?

 さらに驚くべき事に

 05111604.jpg


 なんとこんな辺境の地に人が!!

 しかも男性のようです。

 あの悪霊本堂の9000人の巡業者の内の一人でしょうか?

 彼も悪霊退散に精を出しているようですね。お手伝いしようかと思いましたが、


 どこからともなく


 「横やめて」


 という声が聞こえました。

 
 ??


 横やめて?


 「横やめて」とはなんでしょう。お会いした人が言ったわけではありません。別の人ですが、この言葉には何か悪霊のようなものが感じられました。人の心の奥に潜む、魔の部分…。これが具体化された言葉のような感じとでも申しましょうか?

 そういえば石碑には

 「この世界には様々なタイプの人間が存在している。しかも発言、行動、悪行すべて自由。そこには上下関係も複雑な人間関係も存在しない。すべてが平等だ。そして現実世界のように身元が割れる事はない。責任の所在が不明確なこの世界でルールを作成する事は難しい。一部の事柄以外は完全我ら住人が決める事なのである。そこに善も悪も存在しない。己の信じる行動を取ればいいのだ。己と考え方が違う輩に遭遇した場合には、交渉する、もしくはスルースキル発動が最も有効な手段となるだろう」



 「横やめて」

 正しい言葉なのかどうか私にはわかりませぬ。しかし、何か負の感情を抱いたのは確か。

 そしてスルー…。語句の真意は不明ですが、この言葉…。どういう意味が…。

 とりあえず先ほどの方は無視して一帯のカタツムリを浄化していると?

 
 051117gg.jpg


 

 サウスぺリという場所への看板を発見致しました。

 サウスペリ?

 なんでしょか?一体…

 
 丁度近くに人がいらっしゃいましたので聞いてみましたが、サウスペリに関する情報を聞くどころか、

 05111607.jpg




 「おお、あなた。カタツムリを10匹駆除して下さい」

 …と逆に依頼されてしまいました。

 
 まさか断るわけにもいきません…。とんだ寄り道に…


 …とりあえずは依頼を完了しまして、サウスペリに向かうと?

  05111606.jpg


 ほうほう。

 機械ですか。

 
 さらに

 
05111605.jpg



 卵やいちごを売っている店もありましたので、どうやらここは町のようです。魔物もいませんし。

 しかし…



 進んでいくと、いきなりなにやら強い霊力を感じました。

 

 こ…これはもしや??

 
 あのメイプル総回診本堂で感じた霊力。


 まさかあの男が近くに!?







 に…妊娠する(*ノωノ)



 さっそく神器である草薙帽子を装着。

 
 そうでした…。


 油断して神器を被ってませんでした…。調べてみると強い霊力を感じた先はこの船でした。

051116er.jpg


 どうやら最近あの男はこの船に乗ったようですね…。

 彼の歩いた証拠にかんばんの女性がふしだらな姿に…

 それほどまだ遠くには行ってないのでしょうか?

 それともこの船に乗った先に何かがあるのでしょうか?

 

 どうやらぐずぐずしてはいられないようです。

 私は船に乗り込みこの島を出る事にしました。

 町の人に話を聞いてわかったのですが…


 051116rtvvvvv.jpg


 やはり…どうやらここからが本番のようです…。

 …どうもおかしいと思いました。この島は天国のような場所でしたから。

 かたつむりしか居ませんし…ね。

 


 つまり…

 
 石碑に描かれていた悪霊の巣くう場所は…

 
 この先にあるようですね…。

 051117tyhgdds.jpg


 

 

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January February March April May June July August September October November December
2008(Sat) 02/02

八十八茶 其の35 相棒誕生(140)

八十八茶 の旅 … Comments(140)

 一部の者を震撼させたアルケスタ暗殺計画から早1年の月日が流れようとしていた。

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 今やあの事件は何事もなかったかのように忘れ去られ、首謀者だったディランの名も…世に出ることはなかった。

 だが何も変わらなかったわけではない。

 アルケスタの力はあの事件以降確実に衰退し、最強の名を欲しいままにしていた投げ賊の力も後を追うようにして衰退。今や他職にスキルを貰わなければ以前のようなデカイ顔はできなくなっている。

 投げ賊の衰退により今やメイプル島で幅を利かせる職業は存在しなくなった。

 バランス、統制が取れだしたのである。これがいいか悪いかは別として…


 そう。

 ディランの計画は

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 思惑通りに成功していたのだ。

 事件はほとんどの人間に知られることがなく終了し、アルケスタもディランの報復を恐れ何も語ろうとはしなかった。アルケスタは投げ賊のスキルを研究することも断念せざるを得なくなり、以後投げ賊の力だけが弱まった形となった。

 …

 だがディランにとって召還の石が高騰しなかったのは一つの誤算だったといえる。

 何物かが予想よりも早くアルケスタを復活させてしまったため、相場の高騰までは至らなかったのである。それに加え神の龍天拳をヨツ宗があれほど簡単に手放してしまう事になるとは計算できなかった。あの龍天拳を持つにふさわしい人間など神以外には考えられないだけにアルケスタ復活には少なくとも数年はかかると踏んでいたが…

 一体誰が…


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 だが、そんなことは些細な事。大いなる目的が達成されたことに変わりはない。

 彼の思惑通りに投げ賊の成長は失速し、時期を近くして思惑通りに職業の4次転職が世界で行えるようになった。これによりこれまで日の目が当たらなかった過疎職との力は拮抗し、今や状況は完全に変わったと言っても過言ではない。

 これがめいぷる全体にとって良かったとするならば


 ディランは


 やはり…



 下町で言われていた通りの救世主だったのかもしれない…

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 だが… 一見完璧に思えるこの完全犯罪にも…たった一つだけ不確定分子が存在した。

 何も知らない1人の少女が投じた一石。


 …

 
 この一石により多大なる被害を被った1人の生物が存在したのだ。





 …





 そう。その生物こそ。







 …




 少女に得体の知れぬ石を投じられ、それが原因で以前の力を失ってしまった










 あの日召還されたバルログだった。



 まさにとんだトバッチリである。

 彼はあの日…役目を終え、魔界へと召還し直される手筈だったはずだったのだが、何らかの力が関与し、一部の力が奪われてしまったのである。

 何よりも5メートルはあろうかという自慢の巨体が奪われてしまったのだ。これは由々しき事態であった。


 今や彼はミニバルログ。もちろん体は小さいだけで魔力はまだまだ衰えたわけではないが…

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 …







 …










ミニバルログ「ぬぅぅ… このような小さい羽ではうまく飛べぬ」

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ミニバルログ「一体どうなってしまったというのだ。なぜこのような事になってしまったのだ。あの忌々しい日から一刻以上経つというのに未だに我が体は戻らぬ。

 …我は魔界の王なのだぞ。

 我が力を封印できる者など世の中にいるはずがないのだ。

 例え倒されたにしても6時間後には復活する仕様になっておるはずだ。それに未だかつて我が体に傷を付けた者などおらん。力が奪われるきっかけすらなかったはずだ。


 なぜだ… なぜ…



 …


 敢えて思い起こすとするならば…


   

 …


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 いや それは考え過ぎと言う物であろう…  確かにダメージは負ったが、あんな小娘に封印の力があるとは思えぬ。そもそも封印の力を持つ巫女職は未だこの世には存在しておらぬのだからな。気にすることはあるまい。

 
 …


 …



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 やはり我を召還したあの男… ディランとかいう奴に再び会うしかないかの…。


 …


 …



 ぬ? 


 な…なんだこの巨大なパワーは…。

 バ…ばかな。リプレの奥地ならまだしも、アリアント大陸如きにこのような巨大なパワーの人間など存在しないはずだが…


 戦闘力 128567996....  1200Gだと!? バカな。 最強を誇った我が魔力より上ではないか!!


 それに… ち…近いぞ…  どこだ?!
 


 …



 …





 ぐお!? 


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 ば…バカな。 いつの間に!!  な…なにぃ!! LV20だと!? 雑魚じゃねえか。

 しかし何だこのとてつもないパワーは… とてもこの世のものとは思えん…


 一体どういうことだ。

 なんなんだこのガキは!


スル世「おいワレ! ワレやワレ。」

バルログ「 (なぜこんな奴に1Gものパワーが… LV20の雑魚ではないか)…」

スル世「聞こえとんのか?」

バルログ「…」 

スル世「なんや耳遠いんか?」

バルログ「(だがLV20のパワーではない)…」

スル世「さては…耳かきしてへんな?ワレ」

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バルログ「ぬぅぅ…」

スル世「まあええけどな…とりあえず。出しとけや。」

バルログ「!?」

スル世「早う出せって」


 どういうことだ…。何か手招きしているが… LV20となってはいるがパワーを察するにそうではない…。 何か…企んでいるとでもいうのかの。


スル世「わからんかな~。鈍いな~ワレ」

バルログ「…」

スル世「ほな言い方変えようか。 

バルログ「??」

スル世「要するにや。永久に貸してくれへんか?いう事や」

バルログ「(貸せだと!? まさかワシの魔の力を狙っておるのか!?)」

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スル世「金や金」

バルログ「!?」

スル世「平たく言うとhdfhrdthrthtrdhdrthdrfghg.png諭吉ちゃん出せ言うことや」

バルログ「諭吉… いきなり何を言う出すかと思えばこのガキ…」

スル世「聞こえてるか? あぁ?? 早う出すもんだせ言う事や」 

バルログ「貴様…誰に向かって口を利いて折るのかわかっておるのか?」

スル世「…アカン…こいつ。 ワレちょっとこっち来いや」

バルログ「ぬ?」


























 ドカッ   バキッ

 nagpojgoijgisfdre6t5565ttrerg.jpg

























バルログ「きゃいん、きゃいん;;」

スル世「今日は夕日が綺麗やね」

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スル世「なんやねん。ワレ金持ってへんやんけ」

バルログ「スイマセン ;;」

スル世「見かけ倒しかいな。カツアゲとかしてそうに見えたけどな」

バルログ「カツアゲとかしてないっすよ;;」

スル世「けどワレ、ええ面構えしとるやんけ。よっしゃ舎弟にしたるわ」

バルログ「舎弟!? ちょ… そんないきなり::」

スル世「ちょっと組までこいや」

バルログ「そ…それは勘弁してください。僕やることあるので…」

スル世「ワレなんて名前や」

バルログ「我こそは暗黒の魔王 バルロ…

スル世「まあロデムでええわ。ワレ、今日からロデムな」



バルログ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

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バルログ「ロ…ロデムって…」



バルログ「貴様ぁぁ~~~。貴様こそ口の利き方に気をつけろ!言っておくが我の力を取り戻しさえすれば貴様など!!!!! あのパワーさえ…取り…」

 y90uergsejrpofkerso5yuwvsdvf.png


スル世「ガハハ ワレおもろい事言うの  で?なにが言いたいんや」

バルログ「ぇ? ぃ…ぃゃ… 別に…」

スル世「ワレ酒飲んだことあるかの?」

ロデム「ぇ!? ぃ…ぃちおう…」

スル世「せやか。ワイ明日試合やねん」

ロデム「し…試合!?」

スル世「ちょっと一杯つきあえや」

ロデム「ぇ? ちょ 意味が… それに勝手に…」






 こうして…

 暗黒の魔王であったはずのバルログはアルケスタ暗殺事件以降、その権威は完全に失われ… その後に出会う人物を見ると明らかに運が悪い模様。

 確かに以前のパワーさえあればこのような事にはならなかったはずだが… 
 

 だがバルログは…

 今回出会った男については不思議と嫌な気分はしなかった。不思議と…

 道中小言ながらに男の話を聞いてみると… なるほど… なかなか骨がある男である。

 暗黒の魔王がパワーを取り戻したとしても、ここメイプルの魔物の中でそれ相応の力を持つ魔物は数種存在する。自らが最強の地位でいるためには抹殺せねばならない存在だが、以前に契約したディランはその器ではなかった。あろうことか自分を利用することしか考えてなかった。
 
 しかし… あの時感じたパワー…。この男なら… この男ならもしや…


 そんな期待をさせてくれる男だった。きっとこいつは世界征服なんてデカイ夢を掲げているに違いない。


 そんな事を思いながら

 バルログは自分をロデムと呼ぶ謎の男の家に向かった。






 …




 だが… バルログの考えが甘かった。この男は世界征服などには一切興味が…








スル世「ここや。ここにするか」

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ロデム「おぉぉ…素晴らしい家ですなぁ」

スル世「せやろ」

ロデム「これほどの豪邸を持つとは…さすがは兄貴」

スル世「よっしゃ。どっかモロイとこ探せ」

ロデム「へ…?」



 そう言ってスル世は豪邸を物色し出した。


 …間もなくめぼしい所を見つけたらしく、ピッキングで鍵を開けようとしたが失敗。あまりピッキングは得意ではないらしい…

 その後スル世は薄ら笑いを浮かべながら

 手慣れた足つきでドアを蹴破った。 なぜ自分の家なのにピッキングや蹴破る必要が…



 …


 !?
 

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ロデム「ちょ… ドアが壊れましたけど…」

スル世「そうせな入れんやろが」

ロデム「ねぇ兄貴…これ兄貴の家じゃないのでは?」

スル世「当たり前やろ」

ロデム「ヤ…ヤバイっすよ…」

スル世「よっしゃ開いたで。まあ入れや。遠慮するな」

ロデム「…」


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 ロデムは恐らくは他人の家であろう部屋で酒とつまみを進められ、スル世と義兄弟の杯を交わす。

 そして…どうやらスル世が自分を舎弟にしたのには訳があるらしくその内容をスル世が話し出す。

 なるほど…しばらく話を聞いていて理解できてきたが、この男、恐ろしく金に執着心を持っている。それに世界征服などは一切考えてないらしい;;

 hdfhrdthrthtrdhdrthdrfghg.png諭吉しか頭にない。


 だがバルログの目全てに狂いがあったわけではなく

 その筋では相当名を馳せている男の模様。やはり感じた巨大なパワーは本物だったのである。 だがLV20なのはなぜ???

 職業はヤクザ。スル世はその中でも特別扱いされる若頭という身分らしいが、ヤクザはLVが低くても強いのだろうか?

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 だが気になる。

 なぜこのように巨大な力を内に秘めた男が砂漠地帯アリアントなどにいたのだろうか。とは言っても熟練者が集まるリプレ奥地で見るタイプでもないが…

 バルログは会ったときからそれが気になっていた。
 
 しかしそれはスル世の話を聞いている内にすぐに理解できた。

 アリアントにある闘技場で戦って日銭を稼いでいるらしい…。 なるほど…結局金か。

 しかも未だかつて負けたことがないらしく、闘技場では生ける伝説とまでなっている模様。


 なるほど…

 バルログはこの男がなぜ巨大なパワーを持っていながらLV20なのかも理解ができた。

 確かアリアントの闘技場はLv20~30の初級冒険者でないと参加できない。これは不正なる行為の防止及び高レベルの熟練冒険者同士が決闘してしまうと命を落とす危険性が増すからである。 

 もちろん闘技場では毎日その低レベル者の誰が勝つか…で莫大な金が裏で賭けられギャンブルとして利用されている側面もあるにはあるが…。

 スル世は戦闘者としての参加なので、掛けには参加できない決まりのはず。

 なぜだ… なにが面白くて闘技者などに… 報酬も良くなかろうに。



 …



 !?




 この時バルログはピンと来たのだ。







 なるほど。やはりな。コイツがLV20であるはずがない。

 まあ十中八九が表示しているLV20身分証明書は偽装だろう。

 武器も木の棒を持っているところからしておかしいとは思ったが、これも硬骨な偽装だろう…。なるほど…そういうことか。

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 まあ如何にも悪党のやりそうな事であるが、偽装してまで欲しい金とも思えないのだが…ただ血肉で争う戦闘が好きなだけだろうか?

 明らかにスル世を見ると戦闘よりも金が好きそうな感じがする。
 
 …

 こうなると疑問点はひとつ。闘技場に出場しても競技者には金は入ってこない。報酬など微々たるもので、せいぜい座り心地の良い椅子が貰える程度である。

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 出場しても金にならない。 それなのになぜこんな金に執着のある男が闘技場などに参加する? なにか秘密でもあるのか? この背景には一体何が… 
 


スル世「おいワレ、今から大事な事言うで~」

ロデム「え…」

スル世「聞き逃さんよう耳かきしとけ」

ロデム「…」


 この一言の後…ロデムはスル世の硬骨さを知ることになる。スル世がわざわざLV20に偽装し、格闘場で無敗神話を作り出したのには訳があったのだ。

 詳細はこうだ。
 
 スル世の次の試合の相手は「雛形すず」という女。

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 Lv21。その辺にいる何の変哲もない魔法使いの少女である。戦績は20戦で5勝15敗。

 おおよそ…3500戦無敗のスル世の相手にはふさわしくはないが、本来対戦するはずだったスル世の対戦相手が突然大怪我に見舞われたため急遽の代役に当てられたらしい。

 もちろん戦わずして結果は見えている。 



 掛け率は  スル世 1.2倍  :  雛形すず 6795倍 



 となっていた。だがこのカードは闘技場始まって以来の人気カードとなっている。

 なぜなら… あまりに手堅いからである。

 スル世に賭けたら1.2倍になって掛け金は戻ってくる。スル世が魔法使いの女に負けるとは考えにくく、これはかなり手堅いカード。それはそうである。スル世の勝率は100%に近い。

 そして黙っていても掛け金が1.2倍になるのだから…。まあ倍率は少ないが…。

 もちろん雛形すすが勝てば掛け金は6795倍になって帰ってくる… 大穴中の大穴。競馬で言うと超万馬券である。もちろん万に一つも勝ち目はなかろう。

 ギャンブルにおいてこれほど先が見える戦いもなかろうて。この対戦カードが格闘場屈指の人気カードとなったのもうなずける。

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 だが…



 …



 スル世はこの時を待っていた。彼にとって闘技場の無敗記録はこの時のためだけにあったのだ。無敗記録を続ければ彼への掛け金倍率は下がり続ける。 今や1.2倍というところまで来た。 当然相手の掛け率は莫大にあがるだろう。

 彼はそれを利用し…


 …


 もちろん己自らが賭けると怪しまれる。子分のヤクザを使っても怪しまれるだろう。

 そう… 彼はカタギ…いやバルログのような極道の臭いがしない怖面の存在を求めていたのだ。

 
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スル世「よっしゃ。酔いも回ってきたところで行くで~」

ロデム「え?行くってどこに?」

スル世「金庫や」

ロデム「金庫!? 金庫ってまた盗みですかい?」

スル世「アホな事言うな。あれはワイの金や」

ロデム「ほぅ」

スル世「まあワイの金になるんは盗んだ後やけどな」

ロデム「ちょ…」


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 ギ~コ ギ~コ…  

 スル世は手慣れた手つきで金庫の鍵を調整している。そしてピッキング…。

 だがさすがにこの金庫は鍵が頑丈だったらしく一筋縄にはいかない。それにスル世はピッキングが下手だ…


 結局…最後には金庫を蹴破ってしまった。 

 ていうか…後で明らかに盗みとバレルやり方でなんでやるんだろう…
 

ロデム「兄貴… こんな堂々と盗んでは…後で面倒なことに」

スル世「阿呆。これは今からワイの金やないか」

ロデム「今からとか…」

スル世「よっしゃ。ほなワレ、この金を全部 雛形すず に賭けてこい」

ロデム「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 やっぱりやる気ですかぃ」

スル世「たまらんのう…。この金庫にある金は60000000Mやろ? これが6479倍なったらいくらや? ウッヘッヘ」

ロデム「計算できません… 世界が買えちゃうくらいの金額ですな」

スル世「一生遊んでくらせるわ」

ロデム「一生遊んでって… やることはエゲツないけど言うことはショボイですな…」

スル世「飯食えたらエエねん」

ロデム「しかしこのためだけに格闘場に参加して3000勝もしたわけですか…」

スル世「せや」

ロデム「…」

スル世「こうインフレで金が世に溢れたらワイラも商売しにくいねん。金はワイが没収するっちゅーこっちゃ」

ロデム「インフレ解決っすか…」

スル世「オヤジもたまにはエエ事言うで」

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ロデム「オヤジ…」

スル世「それよりワレ。何しとんねん。早う行ってこい」

ロデム「え?」

スル世「早う券買ってこんかい!!」

ロデム「え?え? どこで…」

スル世「なんや知らんのか。こっちや」

 
 暗黒の魔王バルログと言えど、こんな汚い賭博に絡むのは気が進まなかったが…どうすることもできなかった。

 それよりもスル世に出会ったとき、LV20と舐めて…よく突っかからなかったものだと自分を褒めてやりたいところだった。この男…本当は想像を絶するLVのはず…。危なく返り討ちにされるところだった。

 命あってのものだねと…。


 そして…


 ロデムは言われたとおりに 雛形すず に600000Mを賭けた。

 …これで莫大な金が手に入る。あとはスル世がわざと負ければ掛けは成立である。これほど簡単な事はない。それに…自らの力を取り戻すためにも資金はないよりはあったほうがいいに決まっていた。

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スル世「ここや」

ロデム「こんなとこに闇の闘券場が… 私がわかるわけないですよ…」

スル世「せやか」

ロデム「兄貴…分け前は貰えるんですか?」

スル世「もちろんやないかい。ワレは子分から格上げや」

ロデム「格上げ?」

スル世「せやな…。相棒にしたる」

ロデム「ぇ…」

スル世「給料上がるで~」

ロデム「相棒って…」





 …



ロデム「後一つ聞いていいですか?」

スル世「なんや」

ロデム「兄貴の対戦相手怪我して棄権したって言ってたでしょ」

スル世「そうだったかの」

ロデム「それ兄貴がやったんじゃ…」

スル世「さあの…」


 …


 転売した資金でアブドラ8世が建てたと言われる闘技場

 そして裏では賭博で莫大な利益を欲しいままにしているアブドラ8世。しかし彼らの財産は…

 もはや風前の灯火。今にもショーワ町のヤクザの手に落ちようとしているのである。

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 危険な狼に物陰から狙われている事に気づかない方が悪いというべきか…。

 つまりこれは自業自得なのか。

 最後に笑うのはやはりジパングなのか。



 こうなると救いの綱は…




 八十 … 
 



 と言いたいところだが




 彼女は彼女で忙しい。



 



 だって今…



 ようやく








 相棒になるであろう「桜」を見つけた所なのだから。

 







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 生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪
















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January February March April May June July August September October November December
2007(Thu) 08/23

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八十八茶 の旅 … Comments(0)

 10%・30%強化書使用・成功
 60%・70%強化書使用・成功
 100%強化書使用
×
 強化失敗
 読んで字のごとく強化失敗・闇









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22

January February March April May June July August September October November December
2007(Fri) 06/22

八十八茶 其の34 頂で舞い散る一厘の花(130)

八十八茶 の旅 … Comments(130)


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ぅ~ちの鞄にお日さんひとつ、明日の分のお日さんひとつ♪ 雨が降ってもまたあした~♪



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光の扉を見つけ、意外と簡単に忍耐MAPを走破した… と思うも束の間、その先にはさらなる厳しい道のりが待ち受けていた。

 なんと次の道はあの胞子がMAP一面を覆っていたのである。これではさすがに…。







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八十八茶「なにここ…」

 

 凄い光景です。進んでいくと、辺り一面に胞子がいっぱいになってきて…。


 ゴホッゴホッ…


 息もまともにできない状態になってきました。

 この胞子って昔からここにあるんでしょうか?


 なんか様子が変ですよ(´-ω-`)


 麗子さんが挑戦した時に胞子はなかったんじゃないかなぁ。だってこんな息苦しいのに段差を登ったりできるはずないですよ。

 とても人間が長時間居られる感じではありません。

 そうですよ。きっと麗子さんが挑戦したときはこんな胞子はなかったんですよ。

 
 うん。そうだそうだ。そうに違いないです(●´ω`●)


 だって胞子って毒ですよね~。危ないですよ。ここにいたら。

 
 緊急事態ですよ。


 どうしようもないですよ。


 もうこんな忍耐はやめて戻った方がいいですよ。

 
 うんうん。きっとそうだ。

 
 そうに違いないよ


 (*´・ω・)(・ω・`*)ネー


 …というわけで




 









 
八十八茶「こんこん」


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石像「ん? どないしたんや」

八十八茶「もう帰ります~(●´ω`●)」

石像「な、なんやと!? お嬢ちゃんもう3段階まで来てるやんけ。アカンアカン絶対もったいないって。次来たときはまた1から始めんとアカンのやで?」

八十八茶「いいよ。こんなトコもう来ないもん(´・ェ・`) 」

石像「さっきまでの勢いはどこいったんや~」

八十八茶「登るだけならいいんだけどね。胞子がいっぱいだから…」

石像「ああ。胞子な~」

八十八茶「子供産めない体になっちゃう...(*ノωノ)」

石像「そ…そうなんか?」

八十八茶「当たり前でしょ。こんな毒吸ったら体に害があるに決まってるよ。 早く出してよ~」

石像「せやか~。ほなまあ。最後一回登ってきいや。それで駄目だったら戻すわな」

八十八茶「え~」   

石像「最後1回だけや1回。ここまで来て簡単にあきらめたらアカン。絶対後悔するで。」

八十八茶「う~ん。まあ(〇´・ェ・)ゞィィヶド 」

石像「一応、修行って事になってるんやろ??」

八十八茶「うん」

石像「あんまり早帰ると麗子さんに怒られるで? まあお嬢ちゃんは3段階目まで来てるしな。ワイは充分がんばったと思うで。最近はここまで来る奴は珍しいからな~」

八十八茶「へ~(´・ェ・`)」

石像「まあ失敗してもな、うまいこと言ってクリアしたってことにしといたるから。」

八十八茶「え?いいの?」

石像「ええて、ええて。せやから最後に一回行ってき~」

八十八茶「ぁ~ぃ(´・ω・`)」







 石像との勝手な交渉で、なぜか忍耐をクリアしたことになってしまいそうな八十八茶。

 これは話の都合と言うよりも…大人の事情というべきか…













 う~ん…。


 最後の一回だけと言われたので…忍耐MAP最後の挑戦をしてみたものの…

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 一体誰がこんなところを登っていくのか疑問ですね(´・ェ・`)

 ほら。見てください。ここにはさっきの胞子の3倍くらいのでっかくて赤い胞子が飛んでますよ。

 あんなのに当たったらタダゴトではすまなさそうですよね…。

 あの胞子もさっきみたくHな事しそうですし(´・ω・`)



 触らぬ神にたたりなしですよ。


 やっぱりココ危ないよ。
 


 …


 さ~て


 もうこの辺でいいかな~(´・ェ・`)


 そろそろ降りちゃおうかな~。



 …





 でも


 そんなこと思ってる時ほど中々落ちないものなんですよね。

 
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 赤い大きな胞子に当たって飛ばされた先に丁度足場が足下にあったりして助かっちゃったり(´・ェ・`) 、何かわからないですが、たまたまジャンプがうまくいったり…

 赤い胞子は緑の胞子ほどHじゃなかったりで…
 

 
 そうこうしている間にですね。


 
 景色が変わってきたんです。なぜか胞子がなくなってきたんです??



 息苦しく無くなってきましたけど… これは? 


 はて…(´・ェ・`)。
  

 結構登ってきたので、ここは標高が高いのかなあ。高いところでは胞子は生息できないんでしょうか?


 これなら行けそうですけど(●´ω`●)


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 頂上ってまだまだ先なのかなあ?

 
 
 もっと先なら頂上行かずに


 もう帰るんですけどね~。










 胞子がなくなり喜び勇む八十八茶。どこかしらか余裕も出てきている様子だが世の中そんなに甘くはない。

 上の階層に胞子がないのにはレッキとした理由があったのである。

 そう。生息できないのではなく、刃物によって刈り取られ…


 











 

 あれ?

 何か急に雰囲気が変わった所に出ました。

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 あんなにたくさんいた胞子の姿も消えて、周りも静かな感じに…


 直感的に何かヤバそうです(´-ω-`)


 ココまで来ると高いので落ちると大変そうですし…


 こりは落ちてもいいように準備をしとかないと…。




 よ~し。









八十八茶「お~~い」




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八十八茶「お~~い」




 う~ん。やはり聞こえないのでしょうか? 下にいる石像さんに話しかけてるんですけどね。最後に挑戦して、降りるにしても落ちるにしても、ここまで登ると逆に恐いです...(*ノωノ)

 だってもう地面が薄っすらとしか見えないんですよ。

 落ちたら絶対無事では済みません。足の骨が折れちゃいます。(´・ェ・`)


 だからもしもの時のために、私が落ちたら石像さんに受け止めて貰おうと思って… 呼んでるのに…


 めいっぱいの声で叫べば聞こえるかな??







八十八茶「お~~い

























…やっぱり駄目なんでしょうか?























石像「なんや~!!」









 !?






八十八茶「オォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォ  聞こえますか~!!」

石像「聞こえとるから返事しとんねやろが!! さっきからオイオイうるさいねん!!」


八十八茶「聞こえてるなら ヤッホ~ って言って~」

石像「え? な…なんで?」


八十八茶「大事な話があるの~」

石像「聞こえてる言うてるやろ~!! 別にヤッホ~なんて言わんでもええやん~」


八十八茶「早く~」

石像「よく聞けや~」


八十八茶「??」

石像「ヤッホーとか死語やから言いたないね~~~~~ん」



八十八茶「いいから言ってよ~~~!!」

石像「嫌や 言うてるやろ~~~~」


八十八茶「本当に大事な話なの~~~~~」

石像「…。 しょうがない奴っちゃな…    じゃあ言うで~~~。」






石像「ヤ…ヤッホ~」






八十八茶「聞こえないよ~」

石像「はぁ!?」




八十八茶「もう一回~~」

石像「…」











石像「ヤッホ~!!」


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八十八茶「おお~聞こえたよ~」

石像「せやか~!! で~~? 用事はなんやね~~~ん」

八十八茶「え~とね~。 私が落ちたら~」

石像「お~~。 お嬢ちゃんが落ちたらなんやね~~ん」

八十八茶「しっかりと~~」

石像「しっかりとなんや~~」




八十八茶「あ!?」

石像「落ちそうなんか~?」















 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 ちょっと…Σ(о・Д・о)


 石像さんと話をしていて気づきませんでしたが、ここは…



 ここはあの麗子さんが写真で見せてくれたあの場所じゃないですか!!


 あの刃物がバリバリの… 危険地帯…

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 なんか血のついた手裏剣が…辺りをビュンビュンと…


 (;・∀・)ハッ…



 ってことは… まさか…まさか…




 あの写真で見たノコギリみたいなのものも…



 そろそろ…あ…あるんでしょうか?



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 嫌です;; あれだけは嫌です。


 あれは確か当たると死ぬとか言ってたし…



 …






 …





 もっと先ですよね? あんな危ないのがあるのは(●´ω`●)



 そうよ。きっとそうに違いないです。



 あんなの女の子が行ける感じじゃないもん


 (*´・ω・)(・ω・`*)ネー






 …



 ん?





 って…
  
 



 



 工エェェェ((゜Д゜))ェェェエエエ工



 やっぱり…











 



 八十八茶


「死のノコギリがあった~~!! 


 ヾ(;゚;Д;゚;)ノ」


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八十八茶「最悪だ~最悪だ~;; 行きたくない~。もう降りる~~~~~~」

石像「こら~。 途中で話しをやめんなよ~ どないしたんや~~~~」


八十八茶「でもこれだけ高いと…降りるにも降りられない…」

石像「お~~い。なんかあったんか~? 落ちたら何やて~??」

八十八茶「動きはそんなに早くなさそうだから、ジャンプしていけばなんとかなりそうだけど…」

石像「なんで黙っとんね~~ん」


八十八茶「考えるの!考えるのよ! 絶対突破口は…」

石像「お~~い。ヤッホ~」

八十八茶「ん!?」





そうでした。石像さんにさっき… でも、もう必要ないかも。



八十八茶「石像さ~~ん」

石像「お!? なんや~」

八十八茶「ちょっと黙っててくれる~?」

石像「…」






 


 とにかく後戻りするには上まで来すぎてますので、行くしかありません。

 
 よ~し。勇気を出して
 

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胞子を全て刈り取ってしまうほどの手裏剣とノコギリだが…

 手裏剣は直線にしか飛んでこず、ノコギリは当たると危なそうだが動くスピードが非常に遅く…。

 容易に避けられることを彼女はこれまでの経験から気づいた


 



八十八茶「なるほど~。危ないノコギリも当たらなければどうということはないのね~」(´・ェ・`)

 
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 シャアも真っ青である。







 数分後…


 
 ついに八十八茶は忍耐MAPのGOALに到達する。




 本人が覚えているのかどうかはわからないものの…



 彼女の職業は盗賊。

  
 この忍耐を経験しているうちに…いつの間にか盗賊特有の俊敏な動きを習得していたのかも知れない。





 そして…


 最後のノコギリ地獄を抜けた先に…





 







 一輪の青い花が咲いていた。 


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 この花に付けられている名札は「ゴウ」
 

 どうやらゴウという花らしい。
 
  


 そしてそのさらに先に…



 …




 今度は一輪の桃色の花が咲いていた。



 

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 どうやらこここそが最も高い位置にある場所。頂上らしい。


 そしてこの花はそのもっとも高い頂に咲く花。


 その花の名札には「桜」


 …と書かれていた。



 どうやら桜という花?らしい。


 
 気になるのは不思議な事にこの花のそばに立てられていた名札には「麗子」という押印がされてあったこと。


 そしてその名札の端に「あなたには相棒が必要。初心者装備の女をSearchせよ」と書かれていた事。

 
 これは…?



 麗子は八十八茶が頂上に到着することをあらかじめ予知し、この花を置いてあったのだろうか?


 いやそんな時間はなかったはずだ。


 そしてこの二厘の花の名前にはどういった意味があるのだろうか?






 だが


 徐々にではあるが…



 この日を境に彼女は…この世界の核心に確実に近づいていく。
 























 次回 「相棒誕生」


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ぅ~ちの鞄にお日さんひとつ、明日の分のお日さんひとつ♪ 雨が降ってもまたあした~♪


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09

January February March April May June July August September October November December
2007(Mon) 04/09

八十八茶 其の33 怪しい胞子(76)

八十八茶 の旅 … Comments(76)

 
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生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪






  ひょんな事で父と母の手がかりを見つけた八十八茶だったが、予期せぬ展開に対応できず、忍耐MAPにワープさせられてしまう。

 素早くこのMAPを走破し、先ほどのアヌビスの場所に戻ろうとする八十八茶だったが…





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 …

 ワープさせられた先は暗い森の中。

 ここが麗子さんの言ってた忍耐MAPでしょうか?

 う~ん(´-ω-`)

 とても楽しい雰囲気とは言い難い感じですね。


 
 でも今はこんなところでグズグズしてる場合ではありません。ついさっき、とと様とかか様の手がかりをついにみつけたのです。
 
 とと様とかか様を捜す旅をするためには盗賊として強くならなければとても捜索できないと考え、麗子さんに頼ったわけですが、もうそんな必要はないんです。

 だってもう見つけたんですから(●´ω`●)

 そうとわかればもう「めいぽ島」に用はありません。後はとと様とかか様を連れて帰るだけですね。

 
 よ~し。さっきの場所に戻るぞ~


 え~とワープしてきたのはこっちだから、きっとその辺に出口が…。


 …


 ((・ェ・。)(。・ェ・))((・ェ・。)キョロキョロ



 ん?


 あ。



 あった。





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 ありました。ありました。出口です。

 さ~あ。さっさとこんなところはサヨナラして、さっきの溶岩地帯に戻らないと…


 …


 
崩れている石像「お~い」

八十八茶「ん?ここは?この木の中に入るとさっきのとこに通じてるのかな(´・ェ・`)」

崩れている石像「お~い」

八十八茶「あれ… ただ木を切り抜いてるだけだよこれ…」

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崩れている石像「お~い。ねえちゃんそこには何もないぞ?」

八十八茶「ん?」

崩れている石像「何しとんや」

八十八茶「え? あ…あなたは?」

崩れれている石像「見ての通りや」

八十八茶「…」

崩れている石像「忍耐MAPをあきらめて戻りたいのか?」

八十八茶「(;゚ ロ゚ )!? え 戻り方知ってるんですか?」

崩れている石像「ていうかワシはそのためにおるんやで」

八十八茶「え? 出口担当の人?」

崩れている石像「まあそんなとこや。それ以前にここにはワシしかおらんしな」

八十八茶「ほぅほぅ…。 じゃあさっそくお願いします~」

崩れている石像「せやか。じゃあワープさせるで」

八十八茶「溶岩のとこにお願いしますね」

崩れている石像「? いや戻るところはスリーピーやで。 ほないくで~ 手を差し出してや」
 
八十八茶「え…?」


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八十八茶「ちょ…ちょっと待ってください。ワープする先はスヌーピー?」

崩れている石像「そうや」

八十八茶「あれれれれ? おかしいよ? ここがそのスヌーピーじゃないんですか? アヌビスさんはそう言ってたけど」

崩れている石像「ここはスリーピーの奥地や。ほんでワイがアンタをとばそうとしてるのはスリーピーの町や」

八十八茶「う~ん。よくわかりません;; 私は溶岩があるとこに戻りたいんですけど;;」

崩れている石像「溶岩? どこや…それ… ワイそんなとこ知らんわ」

八十八茶「そうですか…」

崩れている石像「まあ町に戻らへんのやったら、忍耐MAP進むしかないで」

八十八茶「!? 忍耐MAPの先には何が?」

崩れている石像「知らんがな。ワイ足あらへんねんから…。先に行きた~ても行けんし…。多分溶岩があるんとちゃう?」

八十八茶「オォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォ  そうですか」

崩れている石像「まあ険しい道のりやけどな… 気ぃつけてな」



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八十八茶「ぁぃ…」 


 …

 やっぱりこの先を進んで行かなきゃ駄目みたいですね。


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 でも道はここで途切れてるから…

 多分上に上がっていくんでしょうね;;

 落ちると危なそうだなあ…
 

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 やっぱり…なにやら階段みたいになってます… この足場を上に登って行くんでしょうか?
 
 よ~し 盗賊の本領発揮ですね。


 ペッペッ(*`ε´*)

 

 と~う!!

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 と~う!!


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 ウフフ… 別にたいしたことないですね。全然問題ないです。

 も~う…。みんな難しい難しいって大げさなんだから(●´ω`●)

 さっさと頂上に行っちゃいましょう。

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 と~う!!


 ムフフ… 簡単簡単


 さあ後少しでしょうか??
 
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 よ~し… 一気に行きますよ~



 と~う… 

 








 …












 はじめは順調だった足場登り。八十八茶のあまりの軽快な登りっぷりを見ると楽勝ムードさえ漂っていたが、世の中そんなに甘くはなかった。

 次の瞬間…

 軽快にジャンプする八十八茶の背後から何やら大きな胞子が襲いかかって来たのである


 













八十八茶「ウフフ… 言うほど たいしたことないわね。忍耐って」


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勝ち誇る八十八茶の背後にもうすぐ目の前まで大きな胞子が迫っている。


 そして…







 ビューン



 


 …




 ボコッ!!




 …



 八十八茶「あ痛!!」 


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 い…痛い::


 え…


 ちょ… いきなり何!!


あ…ちょっと待って 何するの?? ちょっと押さないでよ…

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 !? 何!? この玉みたいなの…



 胞子「モミモミ…」 



 ちょっと待って 押さないでって…… あ(●´ω`●)  そんなとこ押しちゃ… イヤン



 って… コラ……


 そんなにされたら…


 落ちちゃ…



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 う…













 あ… もう足場が…





 ない…

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 え?これどこまで落ちるの?…








 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
 

 スタート地点まで!!


 ちょ… なんて事するのよ!! あの玉!! 


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崩れた石像「お? おかえり。怪我はないか?w」

八十八茶「なにあの胞子!!一番下まで落ちちゃったじゃない!!

 うわああん(ノд`)・゜・゜」
 
崩れた石像「それが忍耐MAPの恐いとこや。エッチな胞子に気ぃつけながら進まんと頂上までとても行かれへんで」  

八十八茶「変なとこ触られました・゚・(ノД`) 」

崩れた石像「あの人も悪趣味なもの作りよるなあ…」

八十八茶「え?あの人?」

崩れた石像「ああそのエッチな胞子作った人はざいぜn…    !?」

八十八茶「??」

崩れた石像「おっと危ない危ない…これしゃべったらワイ消滅させられるんやった…」

八十八茶「よ~し… 今度こそ…」

崩れた石像「がんばってや~」



 さあ気を取りなおして…



 と~う!!

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 と~う!!


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 …

 む… 来ました。さっきのエッチな胞子の場所…。

 
 上の段差に登った瞬間にいやらしい所を触ってきますからね…気をつけないと…


 よ~し…ここは… タイミングを見計らって…










 と~う!!

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 成功!!(●´ω`●)


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 ウフフ 2度も同じ手は食いません。 


 
 そして…



 ついに出口が見えてきました!!(●´ω`●)


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 な~んだ。エッチな胞子にさえ気をつければ簡単に登って来れましたね。

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 忍耐MAPってやっぱり噂ほど難しくはないみたいです。


 でも

 こんなことしてる場合じゃないんです。


 きっとあの光の扉は

 とと様とかか様が待ってる溶岩にワ~~~~~プ!!する扉なんですから(●´ω`●)


 ああ… いよいよ… とと様とかか様に会えるのね。
 


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 よ~し 行くよ~





 …




ついに忍耐を走破し、父と母に会うチャンスを手に入れた八十八茶。

 この光の扉の向こうにはあの溶岩地帯がきっとある

 そう信じて疑わなかった彼女だが…






 …





















八十八茶「よ~し さっそくとと様とかか様に」

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 …

 ってあれ? ここ… 溶岩じゃない…


 なにここ…  ちょっと待って… 前に道があるってことは


 まだ続きがあるんだ…


 ・゚・(ノД`)


 やけにあっさり登りきれたと思ったらこういうことですか^(´・ェ・`)
 

 う~ん…(´-ω-`)   ていうか…


 この階層は凄いことになってますね…。


 誰なんでしょう…。こんな酷いMAP作ったの…
 

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 なんで… 

 こんなにエッチな胞子が一杯なんですか…













生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪
















管理人後記b_04.gif 

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January February March April May June July August September October November December
2007(Mon) 03/26

八十八茶 其の32 母と父の存在(127)

八十八茶 の旅 … Comments(127)

 
 
 ・前話 http://ninehalt.blog4.fc2.com/blog-entry-449.html
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生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪







 

麗子に半ば強引に勧められた形となった忍耐MAPへの挑戦。

 忍耐MAP。それは果てしなく遠く、険しい道が延々と続く閉鎖された空間。頂上には一輪の特別な花が咲き、それを摘んだ者には神聖な力が与えられると言われている。しかしこれまでも何人もの旅人が挑戦し、涙をのんできた。

 果たして…。



 



財前麗子「じゃあ忍耐MAPに行くわよ。気を引き締めてね」

八十八茶「ぁぃ」







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財前麗子「ここを抜ければ忍耐MAPよ」

八十八茶「暗いなあ…」

財前麗子「ここから頂上を目指して進んでいくの」

八十八茶「なんかじめじめして気持ち悪いなぁ…」

財前麗子「さあ。入り口が見えたわよ。この井戸が目印なの」

八十八茶「ほぇぇ  なんか…幽霊とか出そうだなぁ;;」











0603290tggrgg.png



財前麗子「そういう場所なのよ。じゃあ私はここで待機してるから。後はがんばって」

八十八茶「う~ん。私一人で大丈夫かなぁ…」

財前麗子「ちょっと…あなた。さっきから泣き言ばっかじゃない」

八十八茶「;;」

財前麗子「そんなに心配?」

八十八茶「うん…」

財前麗子「じゃあ一応私の電話番号教えておくから。困ったら友達チャットで呼び出していいわ」

八十八茶「オォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォ  。電話番号いいんですか? ありがと~(●´ω`●) 」

麗子「忍耐MAPまではしばらく洞窟が続くから気をつけて~」

八十八茶「はい~」



 …




 ここで私は麗子さんとお別れして一人で先を進むことに…


















 う~ん。勢い勇んで来てしまったものの…

 この先は一体どうなってるんでしょう。

 それと麗子さんに聞くのを忘れましたけど、忍耐の頂上に行ったら何かあるんでしょうか?

 ああ…。もっと聞いておけば良かった。今になって後悔しています。


 井戸を進むと暗い洞窟に出ました。麗子さんが言ってたとおり行く手を遮る岩をひとつひとつ壊しながら先に進まなくてはならないようです。

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 ああ…。誰も人いないし不安だなぁ…。

 モンスターとか出て来たらどうしようかなあ。

07060345trgvggght.png


 それに… 今気づいたのですが、行く手を遮る岩の他にも上から落ちてくる岩もあったりしてもの凄く気を遣います…。

 当たったら痛そうですし…。


 でもとりあえずは先に進むしかないですよね…。

 今なら引き返せますけど…。



 …




 ん??(´-ω-`)




 あれ?










070320utu.png




 なにか入り口が見えてきました。これって…

 もしかしてこれが忍耐MAPへと繋がってるんでしょうか?
 
 う~ん。何か不気味ですねえ。恐いですねぇ…。

 道合ってるのかなあ

 

 …



 でもこんなことずっと考えていても始まりません。とりあえずは入ってみないと…。

 大丈夫ですよね。入ってなんか恐いものが出てきたらすぐに戻ればいいわけですし…。まだそんなに進んでないですから帰り道は覚えています。

 …


 そして…

 恐る恐る入り口に入ってみると?




 …


















 


 ゴオ ゴオオオオォオォォォオォォォォォォォ 


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 むむ!? むむむむ??


 な…なんかさっきとは一風変わって熱いんですけども…


 なんでしょうここ?(´・ェ・`)

 
 なにやら溶岩っぽい所に出ました。先には門みたいなのがあって…それに人もいます。この人誰だろう…

 とりあえず…



八十八茶「こんこん(●´ω`●) 」

アヌビス「ぬ!?」

八十八茶「あの…ここが忍耐MAPの入り口ですか??」

アヌビス「おお。おぬし忍耐MAP挑戦者なのか?」

八十八茶「はい」

アヌビス「ふ~む…。挑戦者が1人来るとは聞いていたが、お嬢ちゃんみたいに小さい子だったとはな…」

八十八茶「あなたは門番さん?」

アヌビス「そうだが… お嬢さんみたいな子が危険な忍耐に本気で挑戦する気なのか?」

八十八茶「(;゚ ロ゚ )え…。 やっぱり危険なんですか…」

アヌビス「その者の力量によって危険なところもあるが…」

八十八茶「う…」

アヌビス「まあ忍耐MAPにもいろいろと種類があってな。 しかるに…お主はどこに挑戦したいのだ?」

八十八茶「え?どこに挑戦?(´-ω-`) う~ん。そういうのはわからないです」

アヌビス「…」





アヌビス「しかしそれをまずは決めんと始まらんよ」

八十八茶「う~ん…   あ。ちょっと待ってくださいね」



 そうでした。そうでした。こういう時のために麗子さんの電話番号を聞いていたんでした。忍耐MAPに行くとしか聞いてませんでしたからね。詳しく教えて貰わないと。

 さっそくお電話。


 え~と。メモ帳にさっき書いたはずですから…財前…財前… あ。これだ。

 電話番号は… 

 0120の… 67の…


 58…




 トゥルルルルルルルルルルル  トゥルルルルルルルルルルル


 ガチャ



財前ゴウ「やあ。久しぶりだね~。どうしたの?」

八十八茶「麗子さんですか?」

財前ゴウ「れ…麗子? 誰?それ…」

八十八茶「あ。間違えた(´・ェ・`)」






 ガチャ… ツーツー…




財前ゴウ「ちょ…」


 








 …



 あれ?おかしいな~。電話番号知ってるのは2人しかいないのに…

 あ… そうか。両方財前て名字だから…。

 麗子さんの番号この下の方に書いている方だ!
 


 気を取り直して再度電話


 0120の… 43の…


 238…




 トゥルルルルルルルルルルル  トゥルルルルルルルルルルル


 ガチャ


麗子「ハロー」

八十八茶「あ。繋がった」

麗子「早いわね。どうしたの?」

八十八茶「え~と門番の人にどの忍耐に挑戦するのか聞かれたんですが、なんと言えばいいんですか?」

0703060trgthereerfwerwerw.jpg


麗子「ああ。そうだったわね…。忍耐と言っても5種類くらいMAPがあるんだったわ」

八十八茶「そうなんだ(´・ェ・`)」

麗子「そんなのどこでもいいわよ」


八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

麗子「?」

八十八茶「ど…どこでもいいんですか~?(・ω・ノ)ノ゛」

麗子「どこも厳しさは大してかわらないわよ」

八十八茶「そ…そうだったんですか でも一応決めておいてくれた方が…」



麗子「そうねえ。じゃあスリーピーって言えばいいわ」

八十八茶「スヌーピー!!(●´ω`●) 」

麗子「私はスリーピーが一番好きなの」

八十八茶「ほぅほぅ…」

麗子「じゃあ気をつけてね」

八十八茶「はい~」






 なるほどなるほど~。行くのはどこでも良かったんですね。

 じゃあ早速門番の人に行き先を…




 って… 



 あれ?











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 (・ω・ノ)ノ゛あれれれ~? い…いつの間にか人が…

 なんか頭につけてるゴーグルが格好いいですね(●´ω`●)

 この人も忍耐に行くのでしょうか?会話を聞いてみると…


 …

trick「ジャクムに挑戦する」

アヌビス「ん…お主一人ではないか。ジャクムに一人で挑戦するのは無謀だ。行きたいなら仲間を連れてくるんだな」

trick「心配するな。相棒共は後で来る。先に来たのは邪魔者に入られたくないからさ」

アヌビス「なるほど… 予約をしに来たというわけだな?」

trick「そうだ」

アヌビス「それではお主の仲間の名前を教えて貰おう」

trick「天咲ゴウにdylan macky、それと…豆、ぁれん、マッカチンだ」

アヌビス「ほう…ジャクムに対したった6人で挑戦とは威勢がいいな」

trick「その辺の雑魚とは体の出来が違うのさ」




八十八茶「え…?」





八十八茶「あ…あれ? 天咲ゴウにdylan mackyって…」










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八十八茶「ま…まさか…」

trick「ではその6人で頼む。他の奴は入れさせるなよ」

アヌビス「了承した しかし本当に6人でいいんだな?」

八十八茶「天咲ゴウにdylan mackyって、とと様とかか様の名前と一緒なんだけど…ま…まさか!!」

trick「フッ… 4次職実装前の準備運動みたいなものだ」

アヌビス「なるほど…」

















八十八茶「あ…あの!!」

trick「む?」


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八十八茶「今…PTメンバーの名前なんて言いました?」

trick「チッ… 人がいたか」

八十八茶「あの…今あなた…天咲ゴウって言いませんでした?」

trick「悪いがジャクム討伐メンバーは間に合ってる。他を当たってくれ」

八十八茶「討伐?? いえ。そういうことではなくて…」

trick「だいたい貴様ごときLVで挑戦できるわけなかろうが」



八十八茶「え?違います違います。仲間の名前が…」

アヌビス「コラ。勘違いするでない。このお嬢ちゃんは忍耐挑戦者なんだ」


trick「む? なんだ…忍耐の方か」

アヌビス「ジャクム討伐隊ではござらんよ」

trick「それなら問題ないな。まあせいぜいがんばるんだな」

八十八茶「え?違います。そういうことじゃなくて… さっきの名前が…」

アヌビス「それよりどこに行きたいか決まったかね?」

八十八茶「行きたいのはスヌーピーですけど… その前に…trickさんがさっき言った仲間の名前が…」

アヌビス「ではスリーピーに送ろう。検討を祈る」

trick「忍耐か… フッ…昔を思い出すな」

八十八茶「(;゚ ロ゚ )え!?ちょ… ちょっと待って そうじゃなくてさっきの人の…名前が…  って あ…」

アヌビス「君は1秒後にワープする。ではごきげんよう」

八十八茶「ちょっと待って!!」






























 あああああああ!!

 待ってって言ったのに;;










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 さっきとは全然雰囲気の場所なので…

 きっとワープしてしまったんでしょうね…。

 な…なんでいつもこうなっちゃうんでしょう…。




 
 でも手がかりは見つけましたよ'(*´Д`*)

 trickさんか~。

 あの人の仲間に とと様と かか様が??


 同姓同名なんてことはないですよね。

 でもあの人の言ってたジャクム討伐隊ってなんなんでしょう?(*д*)

 …でも


 生きててくれて良かった…。







 それにしても… こ…ここがスヌーピー?(-Д-*)…

 ゲホッゲホッ…
 


 なんか… 変な胞子みたいなのが一杯飛んでて息苦しいんですが…

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生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪





































管理人後記b_04.gif

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January February March April May June July August September October November December
2007(Sat) 03/17

八十八茶 其の31 魅惑の忍耐指南(187)

八十八茶 の旅 … Comments(187)

 
 前話 http://ninehalt.blog4.fc2.com/blog-entry-448.html







 生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪



 





噂を聞きつけキノコ神社に来てみたものの一向に話が進展しない二人。

 しかし、話が職の話題になった辺りで…麗子の本領が徐々に明らかになっていくのであった






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八十八茶「あの… いろいろ知ってそうですし、いくつか質問してもいいですか?」

麗子「ゴホッゴホッ… い…いいわよ」

八十八茶「だ、大丈夫ですか?」

麗子「平気よ。ただの花粉症だから」

八十八茶「え… さっき鳥インフルエンザって…」

麗子「両方よ」

八十八茶「た…大変そうですね…」

麗子「それより何が聞きたいの?」





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八十八茶「え~と。それじゃあ私の職業の事を教えてください」

麗子「職業? なるほどね。 それで?あなたの職業は何なの?」

八十八茶「斬り賊です(●´ω`●) 」

麗子「斬り賊? へぇぇ。斬り賊って言ってもあなた上位職のMシーフ(斬り賊)にまでなってるのね。」

八十八茶「そうです~ヽ(*´∇`)人」

麗子「なかなかやるじゃない」

八十八茶「うぃうぃ」

麗子「わかったわ。斬り賊について知りたいのね?」

八十八茶「(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン」

麗子「まず知っておかないといけないのはね…」

八十八茶「ぁぃ」

麗子「一体…」




麗子「斬り賊の3大要素って何? って事なの」

八十八茶「斬り賊の三大要素… ドー(*`д´*)━ン」

麗子「まず一つは~♪」

八十八茶「??(´・ェ・`)」 」



麗子「とんでもない赤字率と~♪」

八十八茶「(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン 」




麗子「とんでもない弱さと~♪」

八十八茶「弱さと~」


麗子「あとは…」




















麗子「短すぎるリーチに決まってるでしょ!!」









八十八茶「∑(○ω◎ノ)ノェェエエ工?!」

麗子「ハッキリいって最悪ね」

八十八茶「そ…そんな;;」



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八十八茶「全然いいところがないじゃないですか(*゚д゚*)」

麗子「当然でしょ?」

八十八茶「そんなこと言われても…斬り賊は絶対強いと思ったのに…」

麗子「だからまずはこの現実を知ることが大切なの」

八十八茶「うぅ… でも感じ方は人それぞれじゃないんですか~?」

麗子「そう思うならもうあなたに何も言うことはないわね。勝手にしたら?」

八十八茶「ごめんなさい~;;」

麗子「じゃあもっと強い職でやりなおす?」

八十八茶「え?そんなことできるんですか?」

麗子「できなくはないわね」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ  是非お願いします~」

麗子「それなら遠くから攻撃するだけなのに攻撃力がバカ高いあの職や、自分を癒しながら攻撃できるあの職、敵を凍らせてたこ殴りできる職業もいいわよ」

八十八茶「凄そう!! じゃあそれになります!!」

麗子「でもそれでいいの?」

八十八茶「え…?」

麗子「楽することが決していいわけでもないのよ?それがあなたに何を与えてくれるの?」

八十八茶「え…え~と…」

麗子「私が愛するナイトやあなたが今就いてる斬り賊は確かに辛いわ」

八十八茶「…」

麗子「でもね。そういう職業でしか得られないものもあるのよ」

八十八茶「??」

麗子「例えば忍耐力ね」

八十八茶「に…忍耐力!?」

麗子「楽な職業では決して得られない…かけがえのないものよ」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ  なんか凄そう!1」

麗子「楽な道に走った私の仲間はみんな消えていったわ… 昔の… あの頃の… 彼らはもう戻ってこない。一度味を知ったらもう戻ってこないのよ。昔の自分は」

八十八茶「ナンデスト~!!!∑(゚Д゚ノ)ノ」

麗子「もちろん…そうならない人もいるけどね」

八十八茶「そうなんだ(´・ェ・`)」

麗子「強さを求める前にまずは己の心を磨かないとね」

八十八茶「うん」




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麗子「なるほど… あなたは見所があるわね」

八十八茶「そうですか~?」

麗子「最近は人の話を素直に聞くって事を知らない人が多いの」

八十八茶「ほぇぇ でもなんかもっと聞きたいです」

麗子「…」

八十八茶「…」

麗子「いいわ。合格よ。あなたには私のすべてを教えてあげる」

八十八茶「??」

麗子「まずはこの写真を見て」









不思議な光景だった。タダのSM嬢かと思われた麗子が意外にも精神論を語っている。

 もちろんその相手を選んでの事だろう。しかしMAPにただ座っているだけで散々「横殴り」扱いされてきた麗子にとって八十八茶は新鮮に映ったのだろう。彼女のような存在をいまの「めいぽ」は失いかけていた。そして麗子は彼女に過去の自分を見た。

 のではないだろうか







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麗子「ふふふ… これ何かわかる?」

八十八茶「(・ω・ノ)ノ゛う~ん。な…何か手裏剣のようなものが…」

麗子「そうよ。これは手裏剣。」

八十八茶「やっぱり手裏剣なんだ…」

麗子「でもね」

八十八茶「??」

麗子「これに当たると…」

八十八茶「?(´-ω-`) 」

麗子「これに当たってしまうと…」

八十八茶「当たってしまうと?」

































麗子「地獄に堕ちるのよ」





















八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」














八十八茶「じ…地獄に堕ちるって…  ど…どういうこと?」

麗子「そんなのやればわかるわよ」

八十八茶「?(´-ω-`) 」


麗子「次はこれを見て」

八十八茶「え…」




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八十八茶「工工エエエエエエェェェェェェ(o゚д゚o) ェェェェェェエエエエエエ工工」

麗子「ウフフ」

八十八茶「か…鎌がいっぱいある… 危ないよ;;」

麗子「そうよ」

八十八茶「あ…あの~…」

麗子「何?」

八十八茶「この鎌に当たるとどうなるんですか?」

麗子「え?これに当たるとどうなるかって?」

八十八茶「(I。(- ェ -。(I。(- ェ -。)ウンウン」

麗子「決まってるでしょ」

八十八茶「ゴクッ…」




































麗子「死ぬのよ」


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八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」 

















八十八茶「あ…危ないよ… そりわ…」

麗子「斬り賊やナイトは半端な気持ちじゃ勤まらないのよ」

八十八茶「で…でも…」

麗子「だからこの職業は価値があるの」

八十八茶「…」

麗子「一歩一歩こういう風に登っていくのよ。急いじゃ駄目」

八十八茶「なにこれ…」


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麗子「大丈夫。あなたならきっとできるわ」

八十八茶「はぁ…」

麗子「じゃあこれでお話は終わり どう?タメになった?」

八十八茶「もちろんです~」

麗子「がんばってね」

八十八茶「わ…わかりました。いろいろお話ありがとうございました~。勉強になったです(●´ω`●) 」

麗子「いえいえ」

八十八茶「じゃあ私はこれで~ (*′ω`*)ッ))ばぃばぃ.。.:*・゚☆」

麗子「??」






八十八茶「これから私も狩りがんばろ~」

麗子「ちょっと」

八十八茶「でもまずゎ かわいい敵から相手したほうがいいよね」

麗子「ちょっとあなた」

八十八茶「亀さんに弱いところ紹介してもらお~」

麗子「ねぇねぇ ちょっと」

八十八茶「…ん?(´・ェ・`)」



麗子「どこ行くのよ。こっちよ」

八十八茶「え?? あ。私は亀さんのところに帰るから。こっち方向なんです~」


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麗子「何言ってるのよ。忍耐MAPの入り口はこっちなのよ?」
 
八十八茶「ほぇ? 忍耐MAPの入り口????」

麗子「そうよ。あなたはこれから忍耐に行くの」

八十八茶「忍耐に行くって 何が?」

麗子「もお~とぼけちゃって~。 忍耐って言えばさっきの写真の場所に決まってるでしょ?(●´ω`●) 」

八十八茶「写真の場所…」

麗子「ウフフ」






八十八茶「写真の場所って… まさか…」

麗子「??」

八十八茶「忍耐ってまさか…」

麗子「そうよ あなたこれからそこに行くのよ」





























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八十八茶「ここに行くんですか━( ゚Å゚;)━!!?」






麗子「それも今すぐにね」

八十八茶「ナ (;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!! 」

麗子「うれしい?」

八十八茶「無理です無理です無理です」

麗子「もう遅いわ。手続きしちゃったし φ(´∇`●)」

八十八茶「ヽ(Θ゚Д゚)ノマジスカァァヽ(゚Д゚Θ)ノ」

麗子「大丈夫よ。私が指南してあげるから」

八十八茶「そんな事言ったって鎌とか手裏剣とか… 地獄に堕ちるって~。゚(゚´Д`゚)゚。うぇぇん死んじゃうよ 」

麗子「そうよ。 でもね」

八十八茶「??」

麗子「挑戦したい気持ちもあるでしょ」

八十八茶「う~ん…そ…そりわ…」

麗子「ウフフやっぱり。 それがあなたなのよ」

八十八茶「え?それがあなた?」

麗子「そう…」

八十八茶「?」




麗子「それが あなたの いい・と・こ・ろ♪」

八十八茶「(-Д-*)…」


















Mシーフとはいうものの未だ狩りすらまともに経験していない彼女。

 険しすぎる道のり。そのため「めいぽ」の住人の半数以上が途中で諦めるといわれている忍耐MAP。

 彼女が挑戦するのはあまりに無謀。

 しかし…それはMシーフという職業も同じ。この職業をやりつづけるにはこれ以上の苦難が今後まっていると予想される。

 果たして…どうなってしまうのか




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生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪





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テーマ: あさのあつこ
ジャンル: 小説・文学








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01

January February March April May June July August September October November December
2007(Mon) 01/01

2007(63)

八十八茶 の旅 … Comments(63)

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 あけましておめでとうございます。

                                            八十八茶物語











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25

January February March April May June July August September October November December
2006(Mon) 12/25

八十八茶 其の30 富士の令嬢(99)

八十八茶 の旅 … Comments(99)

 生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪

 






 めいぽ島の事をいろいろ教えてくれる人物がいるとの情報を受け、亀と共に急遽向かったキノコ神社近くのカラスの家。
 
 果たしてその人物はまだそこにいるのだろうか?











亀「それにしても遠いですねぇ…。いつ到着できるんでしょうか?」

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八十八茶「私船でしか行ったことないからわからない(●´ω`●) 」
 
亀「な…なるほど」

八十八茶「あ。あれは?向こうにちょっと見えてる島は何??」

亀「ああ。あれは違いますよ。確かカニングという町のはずです」

八十八茶「そうなんだ」


 

 さっきからず~とキノコ神社の事を思い出そうとしてますが、思い出せません。私確か以前に一回キノコ神社へ行ったことがあるんですよね。ラーメン屋さんや巫女さんとお話した記憶があるのです。それに観音様はキノコ神社で授かった物ですしね。

 でも

 肝心のどうやってキノコ神社に行ったのかがどうしても…。

 
 
 …





 …






亀「あ!? もしかしてあれじゃないですか?茶さん。」

八十八茶「ん?(´-ω-`) 」

亀「ほらあそこに島が見える。きっとあれがキノコ神社ですよ。日本船も止まってますし」

八十八茶「え?船?どこに?」

亀「ほら…あそこ…」



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八十八茶「え…((´-ω-)」

亀「日本の文化はやっぱ渋いなあ。渋すぎますよ。特に日本船とか鎧とかたまりませんなあ。私大好きなんですよ~」

八十八茶「は? あれ違うよ亀さん」

亀「え?」

八十八茶「私キノコ神社行ったことあるんだよ? その時乗ったのはあんな船じゃないもん」

亀「いや…しかしですね。あ!?ほら見て下さい。河童です。河童」

八十八茶「かっぱ?」


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八十八茶「河童ってあの緑色の動物が?σ(・´ω・`*)」

亀「そうです。そうです。いやぁ。河童なんて本でしか見たことなかったから感激ですなぁ。動いてるのを見るとまた感慨深い」

八十八茶「でもさ。前来たときはキノコ神社にあんなのいなかったよ…。ここやっぱり違うんだよ亀さん」

亀「河童はジパングにしか生息してませんよ。間違いないです。ここがキノコ神社です」

八十八茶「そうなの??(´・ェ・`)」

亀「はい。じゃあ上陸しますね」

八十八茶「ぁぃ」





 昔とはイメージの違うキノコ神社に戸惑いを隠せない八十八茶。それもそのはず…以前彼女が訪れたキノコ神社はごく一部の地域であり表の姿。その裏に隠れる河童、提灯等の化け物、狩り場を巡る狩人同士の争い事を彼女は見ていない

 その効率の高さ故、人を効率中毒に変えてしまうキノコ神社周辺の狩り場。 その魔力に屈しない狩人は非常に少ない。果たして…彼女も同じように変わってしまうのだろうか。強さ、効率だけを求める狩人に…。















亀「到着しました」

八十八茶「ご苦労様(●´ω`●) 」

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八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ  キノコ神社って書いてある!!」

亀「そうでしょ?」

八十八茶「凄いね亀さん」

亀「いやあ それほどでもないですよ…」

八十八茶「(´・ェ・`)」

亀「じゃあ私はちょっと河童を見学してきます」

八十八茶「(*′ω`*)ッ))ばぃばぃ.。.:*・゚☆」




 懐かしいですねえ。この神社の感じ。そうそう。こんな感じでしたよ。


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 そうでした。そうでした。私このペリカンに乗って以前はここに来たんでした。なんか雰囲気も明るくてやっぱりここはいいですね。

 いろいろお買い物もしたいけど、まずはカラスの家という所に行かないと…。
 
 え~とカラスの家って… どうやって行けばいいんでしょう…。





 …




 とその時でした。

 













オヤジ「へい らっしゃい!!





八十八茶「ε=“(・ω・ノ)ノ゛」


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八十八茶「あ。美味しそう(●´ω`●) 」

オヤジ「お嬢様。ラーメンでも一杯どうですか?」

八十八茶「ラーメン?? う~んそういえばお腹減ったなぁ…」

オヤジ「うちのラーメンは特製品だから美味しいよ~」

八十八茶「う~ん…。じゃあ… 一杯だけ…」

オヤジ「まいど~ 何にしやすか?」

八十八茶「担々麺下さいな」

オヤジ「へい!! 担々麺一丁入りました~!! 



    …ってお嬢ちゃん。うちに担々麺はないんだよ…」 


八十八茶「じゃあ餃子」

オヤジ「いや…餃子もないんだよ」

八十八茶「え~ じゃあ漬け麺は?」

オヤジ「それも…ないんだよ…。まあ…まずはメニューを見てくださいよ」

八十八茶「あ メニューあるのね」

オヤジ「へい」


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八十八茶「なに…これ…高すぎるよ」


オヤジ「工エェ工エェェ(;゚Д゚)エ工ェエ工

    高いって…そんなバカな…。

    お嬢ちゃん比べてみてくれよ。他の店に比べてかなり割安じゃないか(笑)」

八十八茶「そうなの?」

オヤジ「300メルのキノコラーメン(塩)なんて凄いよ~。体力が500も回復するよ。傷を治す能力は同じ値段の薬に比べて2倍近くある!!」

八十八茶「ほぇぇ」

オヤジ「買って損はしないよ」

八十八茶「キノコラーメンしかないの?」

オヤジ「へい。豚骨味や味噌味もおいしいよ」

八十八茶「でも私だけ食べたら…。 亀さんと一緒に食べないとかわいそうだからやっぱいいや」

オヤジ「それなら今買っておいて後でお友達に渡してあげればいいですよ」

八十八茶「う~んでも…」

オヤジ「???」

八十八茶「私キノコ嫌いなんです」

オヤジ「('A`)…」







 ウフフ… キノコ嫌いなのは嘘ですよ

 ラーメン欲しかったんですが、亀さんと食べないとかわいそうですからね。買うのはやめました。

 う~ん。焼きそばくらいなら買っても良かったかなあ?(´・ェ・`)
 

 そんなことを考えながら歩いてる内に…



 あ!?




 ここは…

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 見覚えがあります。ここは確かきのこ神社のふもと。この丘の上に確かキノコ神社の鳥居と本堂が…


 前に会った巫女さんまだいるかなあ…


 (・д・;)ドキ ドキ… 



 …









 

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 オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ


 やっぱり巫女さん居た。(*´エ`*)



八十八茶「こんにちは」

巫女「あら こんにちは^ ^」

八十八茶「掃除中ですか?」

巫女「そうよ あら観音様も元気そうね」

八十八茶「私のこと覚えてるんですか?」

巫女「ええ。確か1年前に来たわよね」

八十八茶「そんな前でしたか!?」

巫女「そうなるわね」

八十八茶「…」

巫女「今日はどうしたの?」

八十八茶「カラスの家ってどこにあるか知ってます?」

巫女「カラスの家?」

八十八茶「ぁぃ(*´ω`*)」


061225ghhuytt.png


巫女「カラスの家ならすぐそこよ」

八十八茶「ほぇ?」

巫女「神社の裏に出たらメイプルきのこの広場があるの。そこをそのまま真っ直ぐいったらすぐ着くわ」

八十八茶「そうなんですか(´・ェ・`)」

巫女「カラスの家に何か用があるの?」

八十八茶「うん。そこから富士山見えますよね?」

巫女「この辺ならどこからでも富士山は見えるわよ?」

八十八茶「そうなんですか(´・ェ・`) 」

巫女「(′▽`*)))ケラケラ それ本気で言ってるの? ここからも見えてるわよ」

八十八茶「!?」






061225iuytrfff.png


八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ホントだ…あれが富士山…」

巫女「富士山の優美な風貌はキノコ神社だけでなくてね。海外でもジパングの象徴として広く知られているの。芙蓉峰・富嶽などとも呼ばれる事があるわね。それに古来から歌枕として著名なのよ」

八十八茶「ほぇぇぇぇ。凄い」

巫女「海外ではMt. Fujiなんても呼ばれるわね」

八十八茶「Mr.Fuji ? 男の子なんですか?」

巫女「いや…アンタ…。よく見てね単語を…。Mr.じゃないのMt. Fujiね。」

八十八茶「Mt.Fuji ???(´・ェ・`)」

巫女「Mount Fuji ってことね…」

八十八茶「オォォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオ マウント富士!!」

巫女「…」






巫女「富士山はね…」

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巫女「『竹取物語』の話ではね。大勢の武士を登山させて、かぐや姫が時の天皇に贈った不老不死の薬を、天に一番近い山(富士山)の山頂で燃やしたたの。それからその山はふじ山(富士山・不死山・不尽山)と呼ばれるようになったらしいの。」

八十八茶「へぇぇ~ そうなんですか~─(゚ω゚人)(人゚ω゚)→」

巫女「ウフフ 私一応ジパング(キノコ神社)の旅行添乗員もしてるから、いろいろこの辺の歴史には詳しいのよ」

八十八茶「凄いすご~い」

巫女「いろいろ勉強になったでしょ? じゃあ私は掃除で忙しいからこの辺で…」

八十八茶「ぁぃ バイバイ(●´ω`●) 」




 


 
 …










 う~ん。凄いですねえ。景色の一つの山だけであんなに逸話があるとは思いませんでした。いろいろ勉強しないとやっぱり駄目みたいです。

061225iykuyukyuku.png


 あれがマウント富士… 


 …



 そして…

 
 巫女さんに言われたとおりキノコ神社の裏を通り… メイプルキノコの公園を抜けて

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 カラスの家間近と思われる場所に到着!!

 きっとここです。

 この先にカラスの家が… う~ん。というよりここ昔も来たような気がしないでもないですけど

061225vcfrtyjhgfe.png


 耳を澄ませば

 カァーカァー  カラ~ カラ~ カラカラ~

 カラスの鳴き声が聞こえます。いよいよです。いよいよカラスの家のあの掲示板で話題になってた人に会うことができます。

 私は胸を躍らせカラスの家の入り口に…



 





061225fgerty.png


 あれ?

 カラスと聞いて汚い場所を想像していましたが、思ったよりも綺麗な所です。誰か管理してるのかな?

 でも残念ながら人影がありません。でもこの場所で合ってるはずです。富士山も見えますし…

061225rtyussa.png


 カラスの家の場所は巫女さんが教えてくれたから、ここで合ってるますよねぇ?? ということはここにあの人が???


 …




 でも一通りカラスの家を回ってみたものの人影らしき物は見あたりませんでした。というより家もないですね…。

 もう少し早く来れてれば良かったんでしょうか?もしかしたら既に掲示板の人物は帰ってしまった後かもしれません。

 でもこのまま諦めるのもなんですし、しばらくはカラスと遊ぶ事にしました。

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 カラスと言えど結構凶暴なので丁度いい運動にはなるかな。 

 …

 そしてサクサクとカラスを狩ってるうちにカラスのボスらしきものを発見。 

 う~ん。デカイ。デカイです。普通のカラスの2倍はあろうかという体をしている上、服まで着てます。

 こ…これは手強そう


 でもやるしかないですよね ヾ(*`・д・)ノ゙
 

 よ~し… 強そうには見えても相手も生身


 なんとかこの短剣で…刺せれば… まずは言葉で威嚇してその隙を突いて攻めることにしてみます。






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八十八茶「あなたカラスのボスね? しょ…勝負よ」

カラス「????」

八十八茶「…」

カラス「…」

八十八茶「そ…そっちから来ないならこっちから行くよ?」

カラス「??」



 う…。反応がありません…。でもこちらから攻めようにも隙がないし…どうしましょう…。











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八十八茶「ど…どうしたの?ビビッてるの?」

カラス「ああ…。そういうことね。私を横と勘違いしてるのね?あなた。 ここは勝手に使ってもいいわよ」

八十八茶「え…」

























八十八茶「ギエェェェェェェェ!!ヾ(;゚曲゚)ノ


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カラス「??」

八十八茶「しゃ…しゃべった!!」


カラス「何事?急に」



 工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工

 しゃ…しゃべりましたこのカラス…。カラスはしゃべれないはずなのに;;

 ど…どういうこと?


八十八茶「ちょ…なんでカラスなのにしゃべれるのよ…」

財前麗子「カラス??」


八十八茶「なぜカラスなのにしゃべるのよ!!」

財前麗子「そんなのカラスの勝手でしょ?」

八十八茶「.∵・(゚ε゚ )ブッ!!」



 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 そんなのカラスの勝手でしょ?って… ど…どういう意味なんでしょう…。







財前麗子「とにかくね…。この狩り場はあなたが自由に使ってイイから私の事はほっといてくれる?」

八十八茶「…」







八十八茶「ん… あれ?」


 このカラス…よく見ると…




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八十八茶「あれあれあれ~?? カラスじゃなくてそれカラス帽子だ(。´+ω+)」

財前麗子「??」

八十八茶「ま…まさかあなたは… カラスの家の人?」

財前麗子「なに?カラスの家の人って」

八十八茶「あのぅ…最近ここでずっと富士山見てましたか?」

財前麗子「そうねぇ。もう20日ここで座ってるかしら」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ 」

財前麗子「??」

八十八茶「じゃああなたが掲示板の人ですね?」

財前麗子「掲示板??」




 オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ  この人でした。この人があの掲示板に書かれてたいろいろ教えてくれる人です。間違いないです。








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八十八茶「あなたはいろいろめいぽの事を教えてくれるという方ですよね~」

財前麗子「え?」

八十八茶「掲示板に載ってましたよ。いろいろ教えてくれたって」

財前麗子「ああ…あの餓鬼共の仕業ね」

八十八茶「え?」

財前麗子「もういいわ。あなた。しゃべらなくて。あなた程度が考えてることは今までの会話でだいたい想像つくわ」

八十八茶「そうなんですか??」

財前麗子「伊達に20日も瞑想してるわけじゃないの」

八十八茶「ほぇぇ。」

財前麗子「いろいろ社会の事を教えて欲しいわけだよね?」

八十八茶「そうです|*′∀`)っ))<」

財前麗子「いいわよ… 教えてあげる。 最高の…」

八十八茶「最高の?」




















 最高の…



























財前麗子「SMプレイを(*´ェ`*)」 

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八十八茶「工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工」




財前麗子「まず赤い鞭を装備するの。そしてね。その鞭で殿方の尻をおもむろに…」

八十八茶「いゃ…ぁの…」

財前麗子「ひっぱたくの!! この時言葉で攻めながらしばくのが効果的よ そしてね」

八十八茶「((((((o┤;′゚゚Д゚゚`├o)))))ガクガクブルブル」

財前麗子「ここからがポイントなんだけどね。SMと言う以上は…

八十八茶「あ…あの…ちょっといいですか?」

財前麗子「何?」

八十八茶「それってめいぽに関係あります??」

財前麗子「…」

八十八茶「…」





財前麗子「ないわ」




八十八茶「え…」

財前麗子「めいぽになんて関係ないわよ。私はリアルの話をしているのよ?あなた社会勉強をしたいっていったでしょ??」

八十八茶「え?言ってないですよ」

財前麗子「そうだったかしら?」

八十八茶「私はめいぽ島の話が聞きたいんです それを教えて欲しいんです」









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財前麗子「ああ。な~んだ…。めいぽ島の話が聞きたいわけ?」

八十八茶「はい」

財前麗子「それを先に言いなさいよ こんな話しさせるなんて…私が恥ずかしいじゃない(*´エ`*)」

八十八茶「すいません━(*´エ`*)━」

財前麗子「で? めいぽ島の何について聞きたいの?」

八十八茶「全部です」

財前麗子「抽象的すぎるわね」

八十八茶「…」

財前麗子「そんな浅い感じじじゃなくてね。もっとこう…ドーンと奥まで突っ込んで質問してくれないと」

八十八茶「奥まで突っ込む…ですか。それってもっと詳細にってことですか?」

財前麗子「そうよ」

八十八茶「じゃあまず… 職業の事について教えて下さい」

財前麗子「職業??」

八十八茶「はい。私斬り賊なんですけど、他の職業の事とかまったく知らなくて…結構バカにされるんです」

財前麗子「なるほどね」

八十八茶「…」



財前麗子「それじゃあ教えてあげるわ… 」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ 」

財前麗子「NO1」

八十八茶「NO1…?」




















財前麗子「NO1 SM嬢の事情って奴を

八十八茶「…」

財前麗子「じゃあ今から怪しい服の脱ぎ方を教えるから見てなさい」

八十八茶「あの…」

財前麗子「ほら見なさい?Mに隠れてハッキリ見えないでしょ?これがチラリズムというものなの」

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八十八茶「あの…そういう職業の事を知りたんじゃないです…」

財前麗子「え? じゃあ何が知りたいわけ?」

八十八茶「え~と…。 あの…もう職業の事はいいです…。では何か今後旅をするに当たり役に立ちそうな事を教えて下さい」

財前麗子「今後旅をするのに役に立ちそうな事?」

八十八茶「はい。今の知識では旅をするのが不安なんです;;」

財前麗子「なるほどね。わかったわ。では教えてあげるわ。最高の…」

















八十八茶「もうその流れはいいです!!(;;>Д<)」


財前麗子「あら…そう。それは残念ね」

八十八茶「あの…あなた財前て名前ですけど… もしかして…」

財前麗子「??」

八十八茶「同じ名字であなたみたいな変な事を言う人が友録にいるんですが… もしかして…」

財前麗子「し…知らないわね む…無関係よ。財前ゴウとは…」 

八十八茶「ゎたしはまだ何も言ってませんよ?」

財前麗子「…」

八十八茶「…」







八十八茶「怪しい…」

財前麗子「…」

八十八茶「…」







財前麗子「あ…急にめまいが…」

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八十八茶「え?大丈夫ですか?」

財前麗子「実はね私… 鳥インフルエンザに感染してるの…」

八十八茶「工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工 あの不治の病の?」

財前麗子「そうなの…ずっとカラスに囲まれて生活してたから…」

八十八茶「…」

財前麗子「きっとこの中のカラスの何匹かが鳥インフルエンザに感染してたんだわ」

八十八茶「うわぁ…」

財前麗子「それにね。ちょっとお腹減った時に食べちゃったりもしてたの」

八十八茶「食べた?」

財前麗子「そうよ。私ナイトだから火使えないから生でやっちゃったし…」

八十八茶「まさか…カラスを生で食べたの?」

財前麗子「ええそうよ」

八十八茶「工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工 すぐ病院行かなきゃ」

財前麗子「もちろん行きたいよ。でもねここから離れられないの」

八十八茶「なんで離れられないの?? すぐ病院行かなきゃ;;」

財前麗子「だって鳥インフルエンザって不治の病なのよ?だから…」

八十八茶「病院行っても治らないのかな…」

財前麗子「おそらくはね…」

八十八茶「え?まさか!! もしかしてあなた…ここで死のうと…」

財前麗子「いや違うの…富士さん見てれば不治の病が治るかな…なんて…」

八十八茶「え?どういうことですか」

財前麗子「ちょっと…こういうのはハッキリ言うと笑えないでしょ?」

八十八茶「はぁ…」

財前麗子「もう…鈍いんだから…」

八十八茶「…」

財前麗子「不治の病だけに…富士(不治)見てれば治るかなってことよ」

八十八茶「…」

財前麗子「だから邪魔しないでね」

八十八茶「でも…富士山見てるだけじゃ病気は治らないと思うよ…」

財前麗子「私もそう思う」

八十八茶「…」















 な…なんなんでしょうか…この人…。

 掲示板で言われてた人物とはまったく別人のような気がしないでもありません。

 だって… めいぽの事なんて全然話してくれませんし、口を開ければワケのわからないことばっかり言いますし…。


 何か嫌な予感がします…(;゚д゚)....




















 







めいぽ島の事をいろいろ教えてくれる人物がいるとの情報を受け、亀と共に急遽向かったキノコ神社に来た八十八茶だったが、現在の所まったく期待はずれの結果に。


 しかし彼女はまだ知らなかった。カラスの本当の力を… そしてその跳躍力を…

 







 次回 魅惑の忍耐指南


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テーマ: 自作小説
ジャンル: 小説・文学








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January February March April May June July August September October November December
2006(Tue) 12/12

八十八茶 其の29 新たなる決意(87)

八十八茶 の旅 … Comments(87)

生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪

 





 
 無事ヨツ宗から龍天拳を受け取った八十八茶。

 あとは昼子にこの短剣を渡せばアルケスタは復活する。

 しかし… 

 











亀「どうしました?無事にお仕事は成功したのに浮かない顔ですね」







八十八茶「…」

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亀「…」 




 亀さんに乗って海を進むうちにいろいろな事を考えました。今回のヨツ宗さんの龍天拳も無理にお借りしたようなものですし、事の発端のアルケスタさん?に関してよく考えてみても私には関係のない事なんですよね。
 
 何をしてるんでしょうか? 私は。

 もともとは「とと様」と「かか様」を捜すのが目的だったはずなのに、手がかりもつかめないまま変な事ばかりに巻き込まれてしまって…

 でも思ったんです。
  
 私が何も知らないからこんなことになるんじゃないかなあ?って 

 いきなりこの島に来ただけで、右も左もまだわかってないから振り回されるんじゃないかなあ?って。

 アルケスタ先生という方は先生と呼ばれているからいろんな事教えてくれそうですし、この仕事が終わったら「とと様」と「かか様」 探しを一時中断して、先生の所で勉強させて貰おうと思ってるんです。

 巫女ですし、昔から勉強は得意ですから(●´ω`●)

 
 …











八十八茶「得意な科目は理科(●´ω`●)でしょうか それに…」

亀「茶さん。茶さん。」

八十八茶「アルケスタ先生って理科の先生なのかもしれまんしね。だっていろいろ研究を…」

亀「茶さん。茶さん」

八十八茶「このまま旅を続けても何もいいところはな…

亀「茶さん。茶さん」









八十八茶「え?   何か言った?亀さん」

亀「もう…到着してますよ」

八十八茶「そ… そうだったの?Σ(・∀・|||)」

亀「物思いにふけって独り言をぶつぶつ… 大丈夫ですか? しばらくソッとしておきましたけど…」

八十八茶「うん…」

亀「昼子さんお待ちになってますよ?」

八十八茶「そかそか。じゃあ ありがとね~」

亀「はい~」
















亀「もしかして    恋…の悩みかな?」

















=====○)д`亀);.・;゛;ブッ












 アクアリウム




八十八茶「昼子さ~ん。 持ってきました」

昼子「ホンマかいな。 早かったな~」

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昼子「ちょっと見してみ?」

八十八茶「はい。これでいいんですよね?」

昼子「え~と」


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昼子「これや…これ…まさしく神の龍天拳やんか。ご苦労やったなあ」

八十八茶「はい」

昼子「+110辺りの龍天しか貸してくれへんはずなんやけど…アンタ凄いやんけ」

八十八茶「アルケスタさんが復活したらその龍天拳は返して欲しいと神様が言ってました。」

昼子「そらせやろな。じゃあ後でうちが返しとく」

八十八茶「あい」

昼子「ほな儀式やるで。アンタはエルナス行ってきぃ」

八十八茶「??」

昼子「復活のとこ見たいやろ?」

八十八茶「ぅん(´・ェ・`)」

昼子「この龍天拳やったらすぐやで~」

八十八茶「ラジャー」













 どうやら儀式は無事に成功しそうですね。先生が復活したら早速弟子入りさせてもらおうと思います。メイプル島のいろんな事を教えて頂きたいのです。それがきっと「とと様」と「かか様」を探す一番の近道でしょうしね。


 そうと決まれば!!



 スタタタタタタタタタッ


八十八茶「と~う !!」



 
ガシ!! 


亀「 あ痛!! Σ(゚Д゚ υ)  ちょっと茶さん!!ソッと乗って下さいよ;;」


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八十八茶「エルナスまで GO !!v(。・ω・。)v♪」

亀「え?」

八十八茶「エルナスへ行くの((((((( ノ・д・)」

亀「雪の町エルナスへですか?」

八十八茶「うん」

亀「え~と。あそことは海で繋がってないので私では… (A´・ω・)フキフキ」

八十八茶「急いでるの お願い。」

亀「そう言われましても…」

八十八茶「どうしても行かなきゃならないの…」

亀「しかし…」

八十八茶「私一人では行けないの…」






亀「わ…わかりましたよ… 行きゃいいんでしょう行きゃあ…」




 


 
 061213d.png




 亀の言うとおり海の町アクアロードはエルナスとは海では繋がっていない。海はオルビス塔へと繋がっており、エルナスもオルビス塔と繋がっている。つまり塔を挟んで繋がっているのだ。

 その道のりは遠く… アクアリウムの町とフリーマーケットしか行き来したことのない亀にとってかなり厳しい道のりだった。

  

 当然… 移動時間は相当なもので



 …


 亀がエルナスに到着するまでに昼子によるアルケスタ復活の儀式は終了していた。



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 神の龍天拳の霊力は昼子の想像を遙かに超えるものだった。通常の武器なら間違いなく闇に滅するはずが、神の龍天拳は儀式が終了した今でも前にも増して輝き続けていた。
 
 斬り賊の神がハーミット(投げ賊)に勝つために全身全霊を込めて鍛え上げた神の龍天拳。まさに斬り賊の希望である。

 それがまさか結果的に ハーミット を救うことになるとは… 
 
 















 氷の町  エルナス 

061214rfghji.jpg







亀「着きましたよ」

八十八茶「ぁい」

亀「来ようと思えば意外と来れるもんなんですねぇ」

八十八茶「(●´ω`●)b 凄いじゃん」

亀「う~む。たまには外界にくるのもいいもんだ」






 

 私は早速アルケスタさんの所に行ってみましたが…

 …私が到着していた頃にはアルケスタ先生の復活はすでに終わっていて、生徒さん達がよろこびのパーティーを行っていました。


 どうやら私の事を信じてずっと待ってくれていたようで…

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 一度死んだ人を復活させるなんて普通ではありえないことなんですけど、どうやらこのめいぷる島ではそれほど珍しい事ではない?みたいでした。

 この辺も含めてお勉強しなきゃ…。


 
 でも…


 アルケスタ先生にいろいろ教えて貰おうと思ったんですが、今は4次職の研究に夢中みたい。 聞いた話では4次職でハーミットが弓士に抜かれる可能性が大だそうです。そのためか先生はハーミットを最強にするために日夜研究を重ねているのだとか。



 忙しそう…


 でも一応弟子くらいはとる時間はありますよね?



 


 パーティーが終わった次の日の朝…


 一応頼んでみることに…

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八十八茶「アルケスタ先生。私も皆さんと同じように弟子して下さい(*゚ェ゚*)」

アルケスタ「ほぇ?」







アルケスタ「う~む… それは無理じゃな…」



八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 な…なんでですか??」

アルケスタ「召還の石と魔法の石使う職業以外は弟子には取れん」

八十八茶「そんな…(;ェ;`○)」

アルケスタ「戦士、斬り賊はワシの発明品を使えないからのぅ…」

八十八茶「発明品じゃなくてこの島の事をいろいろ教えて欲しいんです(;`・ω・´;)」

アルケスタ「それは他の者に聞くがいい」

八十八茶「お願いします」

アルケスタ「取らんもんは取らん…」





八十八茶「絶対に戦士と斬り賊からは弟子は取らないんですか?」

アルケスタ「そうじゃ。」

八十八茶「ホントに??」

アルケスタ「…まあ。 一人例外はいたが…」



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アルケスタ「…」

八十八茶「…」

アルケスタ「お主がハーミットならばのう…」

八十八茶「じゃあ… わたしハーミットになります(o・ω・o)」

アルケスタ「ん? いや今更それは…」

八十八茶「じゃあ手裏剣投げます」

アルケスタ「いや…だから…」

八十八茶「LV1からまたやり直します」

アルケスタ「工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工」

八十八茶「それならいいんですよね?(´・ェ・`)」

アルケスタ「ご…強引な奴じゃな…」








アルケスタ「しかし取ればまた… 同じ過ちを…繰り返す事になる」

八十八茶「??」




アルケスタ「あの時と…」

061214huio.png


アルケスタ「同じ…」






















アルケスタ「ZZzz(_ _*).。o○」

八十八茶「??」





八十八茶「先生、先生」

アルケスタ「(´-ω-`)))コックリε=(_´-ω-`)_zzZzZZ  ( ゚д゚)ハッ!」



八十八茶「先生今寝てたでしょ」

アルケスタ「ね…寝てるわけないじゃろう!!」

八十八茶「(・∀・)」

アルケスタ「と…とにかく取らんもんは取らん。わかったな?」 

八十八茶「そうですか (;ェ;`○)」


061224fyukiop.png











 …

 
 どうやら簡単に考えすぎていたようです。アルケスタ先生はもう弟子を取る気はないらしく…

 ああ…これからどうすればいいんでしょう。このまま同じように旅を続けても同じ事の繰り返し。世界を知らなければ…世界を知らなければ何も始まらない。

 誰か… 誰かいないのでしょうか…



 
 …





 考えても始まりません。とりあえずエルナスにいることですし、何か情報を集めてみることにしました。


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ヘクタ「アオーン」

Jrイエティ「モコモコ」

 …


 ふむふむ。ヘクタさんによると人気狩り場に行けば有力な情報を聞けるかも…とのこと。


 なるほど。早速人気狩り場に向かいましょう。


 そして…


 061214ghggg.jpg


 おお。狩人がいました。

 ふむふむ。彼らによると身のこなしや基本戦術を学ぶのには忍耐が最適…とのこと。

 忍耐?忍耐ってなんでしょう(´-ω-`)

 精進しろってことなんでしょうか?

 詳しくお話を聞こうとしましたが、狩りの邪魔とのことで… 詳しくは掲示板を見て欲しいとのこと。

 
 ふむふむ。


061215tyuiol,kjhg.jpg


 来ました。みんなの掲示板。 いろんな事が書き込まれてます。

 よく見てみると?いろんな質問事項が並んでいます。

 ①LV40はどこで狩ればいいですか?
 ②僕の武器は強いですか?
 ③このアイテムっていくらで売れますか?
 ④LV64で黒字の狩り場は? 
 ⑤カラスの家にずっと居座ってる人がいます
 ⑥ナイトとクルセどちらにすればいいですか?


 う~ん…。


 (´・ェ・`)…。 どれも私には関係なさそうだけど…


 一応ひとつひとつ見ていきますと、⑤の返信に気になる事が書き込まれていました。内容は




 メイプル掲示板
 
記事NO 1123 カラスの家にずっと居座ってる人がいます 

 名前 よろしこ  投稿日時12月12日 9:03 

01.gifキノコ神社のカラスの家にさっきから変な人がずっといます。横じゃないと思うけど、いきなりクイズだしてきたりしますし…。それになんか格好もあまりみない感じの服ですし。誰か知ってる人いたら詳細ヨロ。


返信
 
 名前 赤十文字  投稿日時12月12日 10:20
58.gifあ。いつもカラスの家の富士山見えるとこにいる人…知ってるわ。タブンおれが忍耐教えて貰った人じゃないかな?エリニア忍耐ではお世話になった。俺その頃初心者でさ。めいぷるの事もいろいろ教えてくれた。 

 
返信

名前 山城レイ   投稿日時12月12日 15;50
 
119.gifホントですか? 忍耐は苦手だし… ゎたしもその人に忍耐教えてもらおうかなwwww まだいるの?

 
返信
 
 名前 よろしこ  投稿日時12月12日 17:03 

01.gifえ~とね。今もまだいるよ。なんだ怪しい人じゃなかったのか。結構有名みたいだし…。でも見た目は完全に…  富士山なんて見てなにが楽しいんだろう


返信
 
 名前 ぶるにゃん静恵  投稿日時12月12日 19:53 

05.gif普段狩りに夢中で気がつかないかもしれないですが、狩り場から見える景色は結構綺麗なとこ多いですよ。観光してるのではないでしょうか?





  
 …


 …



 忍耐… さっき忍耐がどうとか狩人が言ってましたけど…


 そして何より気になった書き込みが…


 俺その頃初心者でさ。めいぷるの事もいろいろ教えてくれた。

 
 オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ


 ついに見つけました。この人ならいろんな事教えてくれるかも?(●´ω`●)

 今もまだカラスの家にいるみたいですし… 確かカラスの家はキノコ神社からすぐでしたよね?

 そうと決まれば…


 急いでキノコ神社に向かわないと!!

 
 
 とにかくダッシュでエルナスまで戻ります


 スタタタタタタタタ


 疾風のように狩り場を通り抜け…

061214ruiiooo.png



 スタタタタタタタタタタ

 
 エルナスの町も素早く通り抜け…

061214dfghjkk.png



 


八十八茶「と~う!! 




ガシ!! 

061213cv.png



亀「あ痛!! 」 


八十八茶「さあ亀さん行くよ!!」

亀「え?今度はどこに?」

八十八茶「キノコ神社!!(*゚ェ゚*)」

亀「キ…キノコ神社!?」

八十八茶「うん」

亀「ちが… そこ空飛ばないと行けない…」

八十八茶「早くしてよ」

亀「だから飛行船でも15分以上かか …」

八十八茶「でも亀さんキノコ神社行ったこと無いんでしょ?」

亀「え?そりゃまあ… 見たこともないですけど…」

八十八茶「あなたも世界を知るべきよ」

亀「は…はぁ…」

八十八茶「じゃあ LETS GO!!」

亀「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」


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 八十八茶のおかげ?で高性能テレポストーン並の性能を強いられる亀。そして掲示板に晒されていた… 富士山の見える丘で休養中という謎の人物とは?
 

 舞台は富士山へ。


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(.. Read more)









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17

January February March April May June July August September October November December
2006(Thu) 08/17

八十八茶 其の28  神の龍天拳(177)

八十八茶 の旅 … Comments(177)

生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪







 

 オルビス塔の地下下水道。

 その下水道をさらに深く進んだ先に深海アクアロードはある。

 しかし

 海とは思えないほど華やかな景色の割に人の活気はなく、島の住民はアクアロードの存在自体を忘れている事も多い。

 地球防衛軍本部、下町に次いで人口密度の低いこの場所


 こんなところに一体… 何があるというのだろうか?






 



 深海 アクアロード

060817rfvb34.png




八十八茶「ぅちの鞄にお日様ひとつ~♪ 明日の分のお日様ひとつ~♪雨が降っても またあした~ (o・∀・o)」 




 深海MAPは地上MAPとは違い、泳ぎながらの行動を強いられるため普段と変わらない動きをするのは不可能。

 生息する魔物の種類は多いが自由を奪われる海の中でおぞましい魔物と戦うのはあまりに無謀と言える。






060817rewqd.png


八十八茶

「何ここ… 全然人いないし、暗くてよく見えないし…
 
 ホントに魔導師なんているのかなあ…
 
 ん?  あれ? 

 なんかあそこに箱みたいなのあるよ?

 なんだろうあれ…

 お。ヾ(*゚Д゚)人(*゚д゚)ノ オォォォ
 

 こ…これ…  宝箱じゃん!!

 
 


060817eew.png



 オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ

 
 何何?? 何が入ってるの~???+.゚(-ω-人)

 


 誰の物かもわからないのに勝手に宝箱を開け始める八十八茶。

 




八十八茶「き…きっとすごい財宝が入ってるのよ~…+.゚(*′エ`*)゚」



 060817hnnhjk.png




 ゲシッガシッ!! 





 どうやら宝箱には鍵がかかっているらしく、箱を壊して開けようという魂胆らしい…。



 ゲシッ…   



060817h.png






どうやら宝箱が空いたようである。







八十八茶
「アイテム ホスィo((○゚ω゚○))oホスィ …って え?」
  

060817v.png

 


八十八茶「…」 


 

どうやら中身は空っぽだったようだ…



 …


八十八茶
 
「なによこれ…


 きっと誰かが先に開けたのね… 卑しい人たちばっかりでやんなるわ…。
  
 …

 でもどうしよう…。これ以上進むと帰り道が不安;;

 そろそろダークロードが言ってた人食いサメや人食い魚も出そうだし… 




 …





 だいたいここ暗いし… 道わかんないし… 息苦しいし…  

 ブツブツ…









 …






 …







 チューチュー






 チューチュー











  

八十八茶

「うん? あれ… なにこのチューチューいう音…。なんか…頭がクラクラと…

 え…? あれあれ?? なんか体の力が… 抜けて…

 …

 目の前が霞んで ボーと…



 って…


 
 

  …















 
060817fgvfrew.png


工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


八十八茶「血を!! 血を吸われてる~~~!!(:゚;Д;゚:;)


 ヤメテェェエエエエエエエエエエエ(((((゜д゜)!!!

 
 ま…まさか!! これがダークロードの言ってた人食い魚!?


 だ…駄目…   早く…  に…逃げなきゃ… 」



 
 皮帽子の上から血を吸われ、恐怖に怯える八十八茶。しかしこんな美味しい獲物を海の魔物が放っておくはずもなく… どこからともなく一匹…二匹と…






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八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


  いつのまにか2匹になってる!!Σ(・∀・|||)!! 

    
  来るな~来るな━━━Σ(д゚|||ノ)ノ━━━ッ!」








 彼女はわかっていなかった。叫びながら逃げるのはここでは逆効果。その声を頼りに人食い魚が1匹…2匹と…集まってきてしまう。

 ここでは音を立てないように泳いで逃げ去るのが正解である。


 しかし人間は得てしてこういう場合冷静な判断ができないもの…

 ばしゃばしゃと音を立てて泳ぐ上に、かなきり声で騒ぎまくる八十八茶…。



 そんなことをしたら…












060817f.png



八十八茶

 「工工エエエエエエェェェェェェ(o゚д゚o) ェェェェェェエエエエエエ工工

  なんかまた増えてる!!

  もうイヤ━━。゚(゚′Д`゚)゚。━━!!~~ 
 
  なんとかしなきゃ… なんとかしなきゃ…

  
  …

  

  い…一か八かだわ… 


  これはもう戦うしかない…



  私マスターシーフだし、きっと大丈夫よね…  


  ダークロードに貰ったこのfgvfr5trt5tret.jpgカンディネ(期限付き)を使えばきっと…倒せるよね…
                                リンク「メイプルの雫様」

  
 
  よ~し。やったるど~!! (メ`д´)ヶ




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 って…  あれ???



 なんか軽いよ…これ…



 …



 ちょっと…まって 



 これ…  なに??











 

 
 
 ていうかこれ…



























 期限切れてるじゃん!! 


 ヾ(;゚;Д;゚;)ノ


060817tfrwq.png


 
八十八茶「フルーツダガーになってる;;」 







 なんとダークロードから貰ったカンディネ(期限付き)は期限が切れ…最弱ナイフであるフルーツダガーへと姿を変えていた…


 それもそのはず。あのカンディネは転職試験時のみを想定された武器だったのだ…







八十八茶「なにこれ…d18.gifフ…フルーツダガー(LV8)って何よこれ!!  いつのまに変わったのよ!!

 こんなの 。゚(゚ノД`゚)゚。ひ…ひどすぎるよ~」






 こうなるともう戦う事すらおぼつかない…


 なにしろフルーツダガー程度では




 060817yhjkoiuyax.png



 この程度のダメージが精一杯…。

 万事休すかと思われたが、先日3次転職して習得したメルガードが彼女のダメージを肩代わりしており、ダメージ蓄積は致死量まで至ってなかったのがせめてもの救いだった。
 





八十八茶
 「もう嫌… もうこんなとこ… 早く他の場所に移動しないと…
  

  だいたいアルケスタとか私には関係ないのになんで私だけこんな目に…」



  …




 ヾ(+ω+`。)三(。´+ω+)ノ゙キョロキョロ


 


 出口を探す八十八茶。






八十八茶「あ!! あれは??」

 
060817gvbbn.png



八十八茶
「あった~ヽ(o′д`)人(′д`o)ノ゙ 出口があった!!


 早く… 早くこの中に…」



 …




 どうやら出口が見つかったようである…。洞窟の中まではさすがに魚も追って来れない。 




 


八十八茶「ε-(・дヾ・*) ふぅ~… 助かった~」


  もう安心…







  って…





  あれ?  何…  あれ…




 

  ほら…  あそこ…




  
  なんか青い物が…




  …







     
  …え? ちょっと待って…  ひょっとして ここ…

     
     





 

  …
















サメの巣じゃないの~!?

  ヾ(;゚;Д;゚;)ノ

 
 060817rgv.png


 
 あああああああ..・(((ヾ(li>д<)シ)))



 もういや~~~~







 あwせdrftgyふじこ…



 サヨウナラ… (′Д`*)(′Д:;.:..(′:;...::;.:.:::;..







 

 …









 深海の恐怖は想像を絶する。普段は慣れない泳ぎで体力を消耗する上に、周りは暗く視界の悪さがさらなる恐怖感を募る。

 その上にサメ、人食い魚から追いかけられたらたまったものではない。


 それゆえに人がいない過疎地となっているのである。

 
 恐怖のあまり気絶してしまった彼女を誰が責められようか…
 
 

 


 だが 捨てる神あれば拾う神あり…

 

 























 
.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚☆。・:*:・゚`★、。・:*:・゚` ☆










海の町 アクアロード

060817frtgeew.jpg
























昼子「子鉄。その辺でええ。はようそこに寝かし」

子鉄「そないな事言われても…意外に重いがな、この娘…」






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昼子「子鉄はようしい」

子鉄「なんでワシがこんなことせなあかんねん…」


昼子「よっしゃ。子鉄!! もうええわ。」

子鉄「もうええんかいな…」





昼子「ほんなら びっくりさせて起こすで?」



 昼子は魔法を唱えた。







 ズゴーン!! 


060817fgyrftr.jpg


昼子「よっしゃ。これで傷も癒えてるはずや。どや?うまいこといってるか?」

子鉄「グチャグチャで何がなんやらわからんがな…」


昼子「火魔でも治療くらいできるさかいにな~」





















八十八茶「ぅ…」




昼子「お。気ぃついたで。子鉄! 子鉄!! ちょっと手かしたり」

子鉄「な…なんでワシばっかり…」



昼子「よっしゃ。もう起きそうや。子鉄! 子鉄!! もうええで。あっち行っとり」

子鉄「あっちってどこに行けばええんや…」





八十八茶「?? ウーン(´-ω-`;)」

昼子「お。 気ぃついたか?」

八十八茶「あれ?なんで私こんなとこに」


昼子「アカンでアカンで。あないなとこ行ったら命捨てるようなもんや」




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八十八茶「ん?」

昼子「そんなLVでサメが狩れるかいな」

八十八茶「あなたは誰?(´・ェ・`)」

昼子「え? ああ。せやな。 子鉄!! 自己紹介したり」




子鉄「ワシは子鉄や」


八十八茶「なんか猿がいる(・ω・`。)」

子鉄「き…聞こえてへんがな…」




八十八茶「凄い凄い。紫の髪の毛してる(´・ェ・`)」


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八十八茶「それになんか海に来て初めて人に会えた~(´・ェ・`)」

昼子「せやか~ まあここあんま人おらんからな~」

八十八茶「名前はなんていうんですか~?」

昼子「子鉄!! ちゃんと自己紹介しとけ言うたやろ!!」

子鉄「せやからワシはちゃんとさっき…」


昼子「ぅちは昼子いうねん。」

八十八茶「ヒルコ?」

昼子「せや」

八十八茶「ヾ(o′エ`o)ノ*:.。∃ □ =ノ 勹 ゥ。.:*」

昼子「こっちが子鉄や」


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八十八茶「子鉄? ヵヮ。゚+.(・∀・)゚+.゚ィィ!!」

子鉄「せやからさっき言うたやん…」

昼子「この猿しゃべるんやで。」

八十八茶「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー」

昼子「まあ声が小さすぎて何言うてるか聞きとれへんけどな」

子鉄「うるさいわ」


昼子「ほなけどサメ狩りはまだ早いで。もうちょっとLVあげてからきいな」

八十八茶「工エ(´゜д゜`) 違うよ。サメなんて狩りに来てないよ」


昼子「へ? じゃああんたここに何しに来たん?」

八十八茶「ここに何をしにきたかって?」

昼子「せや」

子鉄「ワシもそれが聞きたい」



八十八茶「え~と…魔導師を探しに…」

昼子「魔導師?? なにゃそれ」

子鉄「いきなり噛むなや…」


八十八茶「え~と… 」



 八十八茶はアルケスタがいなくなったことと、ダークロードに頼まれて魔導師を探しているということをゆっくりと説明…

 そして…




昼子「あ~。その魔導師って多分 ぅちのことちゃうか?」

八十八茶「え?」

子鉄「それはないやろ…」


昼子「だって今時海でサメ狩ってる火魔なんて ぅち以外におらんで」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 じゃあ あなたが魔導師?」

昼子「まあそういうことになるかな~」

八十八茶「おおお。いきなり魔導師ハケ━━Σ(σ`・ω・´)σ━━ン♪」

子鉄「魔導師て…そんな呼び方せんでも…」









060817ujg.png



昼子「けどな…」

八十八茶「??」

昼子「アルケスタ復活させるとか無理やで」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

昼子「そないなスキル火魔にあるかいな」

八十八茶「そうなの?」

昼子「そんなスキルあったら火魔が絶滅するかいな(笑)」

八十八茶「…」

昼子「あんま強うないから火魔は人気ないねんから…」

八十八茶「;;」

昼子「ひらめちゃんは ぅちよりLV高いねんけど、ひらめちゃんもそないなスキル持ってないわなあ」

八十八茶「ひらめちゃん?」

昼子「ああ。ぅちの親友や」

八十八茶「・Д´・ *)ホォホォ」

昼子「夕子姉ちゃんもそんなスキル持ってへんやろなあ」

八十八茶「(´・ω・`)ショボーン」





昼子「ま。別にええんとちゃう? 困るのはハーミットやし」

八十八茶「Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!! 」

昼子「ほっとけばええやん」

八十八茶「え…」

昼子「ぅち そんなことに興味ない」

八十八茶「きょ…興味ない…」

昼子「ハーミットがどうなろうと知ったこっちゃないねんσ(´-д- )ホジホジ 」

子鉄「無茶苦茶やな…」



060817ghbn.png



八十八茶「でも… 一応わたし頼まれたし…」

昼子「アンタMシーフやろ?? あんたも関係ないやん」

八十八茶「(・д・`。(-д-`。)(・д・`。(-д-`。)ウンウン♪ まあ…そうだけど(´・ェ・`)」

昼子「ハーミットは召還の石ないくらいが丁度ええんとちゃうか?」

八十八茶「・Д´・ *)ホォホォ そうなの?」

昼子「そりゃせやろ。なあ? 子鉄」

子鉄「なんでワシにふるんや…」





八十八茶「でも… やっぱり…

   ゎたしその頼みを聞くという条件で3次転職もさせてもらったし(´・ェ・`)」


昼子「…」


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昼子「なんや知らんけど、あんたええ子やなあ」

八十八茶「え?」

昼子「ハーミットのためにそこまでするか?普通」

八十八茶「…」

昼子「まあ…方法がないわけでもないけど」

八十八茶「エェ━━━━Σ(`・ェ・ノ)ノ━━━━ッッ!!! ほんと?」

昼子「なあ?子鉄」

子鉄「せやからワシは知らんて…」


八十八茶「どうすれば…」

昼子「神様の神器や」

子鉄「こいつ何言うとんねん…」





八十八茶「神様の神器??」

昼子「せや。それお墓にお供えしたら死人が生き返るって噂があるねん」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ」

子鉄「嘘や…嘘や…そんなうわさ聞いたことない」


昼子「せやけど… そう簡単には…」

八十八茶「それで神様ってどこに?(´・ェ・`)」

昼子「神様は職業毎におるで。斬り賊、投げ賊、プリ、ハミ…」

八十八茶「どの神様の武器でもいいの?」

昼子「そうや。どれでも好きなのいうてみ? 子鉄はどれがええと思う?」

子鉄「どうせならハーミットがええんやないか?」




八十八茶「じゃあ斬り賊の神様にする(*`・ω・)ノ゙ェ」

昼子「じゃあそれにしよか」

子鉄「無視するなら聞くなや…」



昼子「斬り賊の神か。せやったらヨツ宗はん と マッカチンはん がええな」

八十八茶「ヨツ宗と真っ赤チン?」

昼子「せや。どっちかの強化龍天を盗んでくるんや」



八十八茶「Σ(o゚д゚oノ)ノ ナンデストー ぬ…盗むの?」

昼子「そんなん売ってくれるわけないで。 盗むしかない。アンタ盗賊やろ?」

八十八茶「Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!! む…無理だよ 盗むなんて…そんなの」





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昼子「しょうがないやん。それしか方法ないんやって」

八十八茶「(il´・ェ・`)ぅ・・・ぅ~ん でも…」

昼子「せやったらアルケスタは諦めるんやな~」

子鉄「最悪やこいつ…」





八十八茶「じゃあ売ってくれるように頼んでみる」

昼子「せやから買われへんて。ヨツ宗はんの龍天なんて+118やぞ? 1200Mはするんとちゃうか?」

八十八茶「(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!! せ…1200M?」

昼子「せやから盗むしかないんや」

八十八茶「う~ん…」

昼子「ちなみにヨツ宗はん…こんな顔してる」

八十八茶「??」












e0021229_1661970.jpg LV170 神 ヨツ宗   : 写真 … よつばと




八十八茶「なにこれ…黒人?」

昼子「斬り賊の神様言うてるやろ。モテモテやねんで」

子鉄「そんなに格好ええか?」


八十八茶「(il´・ェ・`)そ・・・そうなんだ…」

昼子「よっしゃ。そうと決まればこの亀に乗ってヨツ宗のとこ行ってきぃ」

八十八茶「え?」











八十八茶「ちょっと… 何よこれ…」


060817tfdddw.png



子鉄「ワシの友達の亀厳や」

昼子「ほなな。 うまいことやるんやで~」

子鉄「やったれ~」

八十八茶「そんな急に言われても…」
















 ひょんな事で斬り賊の神様に会うことになった八十八茶…。果たしてヨツ宗とは一体何者なのか??

 そして神器と言われる彼の龍天拳を八十八茶は手に入れる事ができるのか?


 

 ヨツ宗の持つ「神の龍天拳+118」…
 


e0021229_15584134.jpg



 
 全サーバー屈指の強さと言われる龍天拳の運命や如何に…


 今…神の龍天拳を巡る驚くべき出来事が人知れず起きようとしていた。



 























 フリーマケット5CH 

060817yehgfertgf.png







 亀が案内したその先はフリーマケット。島の住人が各々のアイテムを好きな値段で売買する場所である。

 亀のレーダーは既にヨツ宗を捕らえていたのであった












060817tfdddw.png



亀「ここです」

八十八茶「ぁぃ」

亀「ほら。そこにヨツ宗様がおります。後はうまくやって下さい」

八十八茶「…」

亀「ではここでお待ちしてますね~」

八十八茶「じゃあ行ってくるね~」





 亀のレーダーは驚くべき程正確だった。どうやらヨツ宗はここで狩り後の一服をしているらしい。
 

八十八茶「え~と。え~と。この写真の人を捜せばいいんだよね…」







キョロ((o(・ェ・o)-8゙..........゙8-(o・ェ・)o))キョロ






八十八茶「あ?」








060817frwddddd.jpg



ヨツ宗「ん?」

八十八茶「こんこん(●′3`●)」

ヨツ宗「Σ(・∀・|||)」

八十八茶「神様ですか??」

ヨツ宗「え? 神様??」

八十八茶「違うの?」

ヨツ宗「違うねw」

八十八茶「おかしいな~ 写真とそっくりなのに」

ヨツ宗「ん?写真? 」

八十八茶「▼o・_・o▼ヨツ宗様の写真もってるの」

ヨツ宗「ちょっと見せて」

八十八茶「いいよ~」








e0021229_1661970.jpg 





ヨツ宗「こ…これをどこで?」

八十八茶「え?それは言えないな~ ・Д´・ *)」

ヨツ宗「誰か配ってるのか…?」

八十八茶「じゃあやっぱりあなたは神様ヨツ宗さんでしょ?」

ヨツ宗「ヨツ宗はそうだけど… 神様じゃないw」

八十八茶「天使の輪っかついてるじゃん(●′ε`●)」

ヨツ宗「いや…これは…」

八十八茶「@(o・ェ・o)@」

ヨツ宗「で?何用なの?」

八十八茶「うん…実はね…」



 八十八茶はアルケスタの件と昼子に言われた件をそのままヨツ宗に伝えた…

 そして反応は…



八十八茶「かくかくしかじか」







ヨツ宗「え?マジ? アルケスタいなくなったの?」

八十八茶「ぁぃ」

ヨツ宗「ハ~ハッハッハ そりゃあいい。誰だか知らないがでかしたぞ!!」

八十八茶「え…」

ヨツ宗「奴さえ消えればこっちのもんだ。見ろ。このサベジの威力」

e0021229_20115311.jpg


八十八茶「テラ スゴス…  さすが神様(´・ェ・`)」

ヨツ宗「斬り賊も強いだろ~? でもハーミットはこの2倍近くのダメージをいともたやすく…」

八十八茶「工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工  凄い」

ヨツ宗「な??わかるだろ??前々からおかしいとは思ってたんだよ。ハーミットの火力は」

八十八茶「うん…」

ヨツ宗「シャドーパートナーがなくなりゃこっちのもんだ」

八十八茶「な…なんでアルケスタがいなくなって喜ぶ人が多いんだろう…」

ヨツ宗「んで?お嬢ちゃんはアルケスタを復活させようとしてるの?」

八十八茶「うん。頼まれて…」

ヨツ宗「別にそのままでいいんじゃない?」

八十八茶「…」

ヨツ宗「無理に復活させなくてもいいじゃん」

八十八茶「そうなんだけど~ なんかかわいそうだし(*・д・*) 」

ヨツ宗「だいたいなんで俺がハーミットのために自分の龍天犠牲にしなきゃならないのか意味がわからないけど??」

八十八茶「だってそう昼子さんが言うんだもん…(・ω・`。)」

ヨツ宗「マッカチンさんの龍天でもいいんでしょ? マッカチンさんに頼んでよ」

八十八茶「真っ赤な人?」

ヨツ宗「え?」

八十八茶「ゎたしはヨツ宗さんに頼んでるんだよ~」

ヨツ宗「+118龍天は無理だよ」

八十八茶「そこをなんとか(*-ω人)オネガイシマスー」

ヨツ宗「ぃや…」

八十八茶「ヽ(*・ω・*)ノ(*・pq・*)(*-人-*)ぉ原頁レヽUます!!」




ヨツ宗「う~む…クレクレとは違うだけに対処しにくい…」

八十八茶「オネガイ。゚(゚つ□`*゚)゚。゚シマスゥゥ」

ヨツ宗「まあ…龍天+110ならあるけど… それじゃ駄目?」

八十八茶「え?それは神様が作った龍天拳ですか?」

ヨツ宗「そうだよw」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ」

ヨツ宗「これも100Mくらいするんだけどなあ…。 でもこれならまあ…特別に70Mくらいで手放してもいいかな…」

八十八茶「ちょっと昼子さんに聞いてみます~」







 友チャット発動



八十八茶「昼子さ~ん」


060817tyttttt.png



昼子「なんやなにゃ?」

子鉄「また噛んどる…コイツ」


八十八茶「龍天拳+110ならタダでくれるって」

昼子「マジかいな!! 十分やで。やったなあ」

ヨツ宗「Σ(・∀・|||)え? い…いや タダじゃない…」


八十八茶「すごいやさしい人でした~」

昼子「さすがやな~ タダか~ さすがはヨツ宗はんや」

ヨツ宗「いや… タダじゃない…」


八十八茶「100Mくらいの価値があるみたいですよ?」

昼子「そりゃそうやろ。+110いうたら標準+25の強化やで」

八十八茶「ヨツ宗さん テラスゴス…」


ヨツ宗「だから…100Mを70Mで売ってもいいとは言ったけど…」

昼子「ぅち ヨツ宗はんのその心意気に打たれた;; 拡声器で叫ぶわ」

八十八茶「え?」

昼子「ちょっとまっとき」















拡声器

昼子:ヨツ宗様は消滅したアルケスタを救うため、自らの龍天拳を無償で捧げてくれるようです











 
ヨツ宗「工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工 なんで拡声器が…」

八十八茶「じゃあ早速 龍天拳 頂戴(´・ェ・`)」

ヨツ宗「やるわきゃねえだろw」



 

 しかし…この拡声器を聞いたハーミットが黙ってられるわけもなく…。

 召還の石を失った彼らは救世主を待ち望んでいた。

 そしてアルケスタ復活の希望がヨツ宗と知るや否や天大量の感謝状(内緒チャット)が彼に送られたのである。

 その数は想像を絶するものであった。
 





ヨツ宗「ん?何か急にラグが… ん? 工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

八十八茶「どうしたの?(●′エ`●)」

ヨツ宗「ぎぇぇぇl ハーミットから内緒の山が!!山が!! ああああ…」

八十八茶「交換窓開くね」

ヨツ宗「やめろw」

八十八茶「開くね」

ヨツ宗「内緒が処理できん ちょっとまてって おい;;」





060817rtgfvhh.jpg


八十八茶「あれ?これ+118の龍天だよ?いいの?」

ヨツ宗「いや…ちが… これは… 間違え…」

八十八茶「交換ボタン押して(●′エ`●)」

ヨツ宗「取り消しだ。取り消し!!」

八十八茶「押して(●′エ`●)」

ヨツ宗「いやだぁぁ」

八十八茶「往生際が悪いよ。神様(´・ェ・`)」

ヨツ宗「あああ。内緒が来すぎてラグが… マウスがうまく…動かん!!」

八十八茶「何してんの??」

ヨツ宗「あれ?ちょ… なんでマウスが勝手に…」

八十八茶「あ」





 交換終了





 
 時既に遅し… ハーミットからの大量の感謝の内緒チャットにより、ヨツ宗の思考回路(PC)はショートし、ラグが大量に発生。

 なんと龍天拳118を交換してしまうと言うあり得ない事をしてしまった…。

 ま…まさか…


 しかし彼はやはり偉大なプレイヤーだった。まさかハーミットのために自らの至宝を差し出すとは…




060817rf.jpg




八十八茶「*・゜゚・*:.。..。.:*・゜アリ(人′I`o)ガトォ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*」

ヨツ宗「il|i「アリエナイ!!」d(d′Д`;)il|i な…なんでこんな事に…」

八十八茶「これでアルケスタが復活するといいなぁ」

ヨツ宗「ちょ…おま…」

八十八茶「じゃあ神様ありがとね~」

ヨツ宗「返せよ!!後で絶対返せよ!!」

八十八茶「儀式で消えなかったらお返しにあがります~」

ヨツ宗「なに!? ちょとまて… それって消える可能性あるの?」

八十八茶「さぁ…詳しくは ゎたし知らないんです(●′エ`●)」

ヨツ宗「ちょ… ぐ…貴様… 同じ斬り賊なのに… ええい くそ!! なんでこんなに内緒が大量に…  あ… ヤバイ… 落ちr…」







八十八茶「ありゃ? 神様落ちちゃった…(´・ェ・`)」










 どうやら内緒コメントが大量に来すぎてパンクしたようである…。
 

















八十八茶「じゃあ亀さん帰ろ~」

亀「あいあいさ~ いやあお見事でした」

八十八茶「神様ってすごく物分かりいいね~」

亀「そのようで…」
 


060817gtyrew.png




 
 これにてアルケスタの復活が一段と現実味を帯びてきたのは言うまでもない。

 最強の龍天拳を手にした彼女を待ち受けるものは果たして…




 そしてアルケスタ復活の儀式は成功するのか??

 
 もし失敗した場合次に狙われる龍天拳は…



 




















生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪






        



  
 









 
 PS ヨツ宗様は龍天拳118を(2006年08月17日)現在ちゃんと所有しています。 お間違えのなきよう…。




テーマ: 物書きのひとりごと
ジャンル: 小説・文学








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2006(Wed) 08/16

八十八茶 其の27 禁断の転職試験(52)

八十八茶 の旅 … Comments(52)

 



生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪













 ディランが召還したバルログによって滅したアルケスタ。
 
 召還の石の供給がストップしてしまうと、混乱は免れない。




 果たして救う手だてはあるのだろうか?

 
 


 

060815rt.png



jdeppj「どうしよう…先生死んじゃった…」

雛姫「・゚゚ ’゜(*ノдヾ*) ’゜゚゚」



八十八茶「え?誰か死んだの?」



jdeppj「…」

雛姫「…」

ユキト「もうちょっと早く来ていれば…」

放電「なんでバルログがこんなとこに出たんだろう…」

とろ「先生がいなくなると… まずいよね」


葉月「でも… きっと何か復活させる方法があるはずですよ」

とろ「ふ…復活??」

雛姫「復活って生き返らせるって事?(´・ω・`)」

葉月「はい」

雛姫「ど…どうやって…」




八十八茶「え?誰が死んだの?( ´・ω・`)σ゙」



jdeppj「…」

とろ「…」


葉月「…  ほ…ほら。盗賊の転職教官がいるじゃないですか」

雛姫「??」

ユキト「ダークロードの事?」

葉月「そうです。その人なら何か知ってるんじゃないですか?」

jdepuj「そういや…先生も盗賊だったしね…」

とろ「さすが葉月ちゃん。優等生は考えることが違うなあ

jdeppj「よっ。優等生!!」

雛姫「葉月ちゃんすご~い(*′エ`*)」


葉月「そんな褒めないで下さい(*ノェノ) 」


八十八茶「何が?」

葉月「…」

060815g.png


jdeppj「私も何かお役に立てるかな?」

葉月「え…」

とろ「ヤシは黙ってろ」

jdeppj「…」



ユキト「よし。そうと決まればさっそくダークロードのとこに行こう」

葉月「ですね」








雛姫「あ!?」





葉月「うん?」

jdeppj「なになに??」

appassionata「??」


雛姫「そういえば…ダークロードは盗賊じゃないとまともに話を聞いてくれませんよ…」

葉月「!?」

jdeppj「ダークロードって盗賊だっけ??」

とろ「盗賊の教官だな…」

appassionata「確かに…盗賊じゃないと用事がないもんね…」

葉月「では盗賊の人に頼みましょうか」

放電「え~と ここにいる人で盗賊と言えば…」







ユキト「俺戦士…」

葉月「私戦士…」

雛姫「私魔導師…」

jdeppj「私弓師…」

とろ「俺戦士…」

appassionata「私盗賊だけどこれから用事が…」

ポンズ「俺弓師…」









とろ「。。。ってことは…」

雛姫「え…(。-д-。)」

放電「まさか…」








jdeppj「そ…そのhead46.gif皮帽子の娘か…」



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葉月「それしかないでしょう…」

雛姫「…」

とろ「…」

ユキト「大丈夫か??」

葉月「さあ… とりあえず頼んでみます…」

















葉月「あの…あなた」



060815fda.jpg



八十八茶「ん?(σ・ω・`)」

葉月「あ…あなた盗賊ですよね?」

八十八茶「そうだよ σ(´-д- )ホジホジ 」

葉月「ちょっと頼まれてくれません?」

八十八茶「何を?」

葉月「…さっきの話聞いてました?」

八十八茶「聞いてないよ 関係ないもん ( ・д・ o) 」

葉月「…」

とろ「jd説明してやれよ」

jdeppj「ヤダよ」

葉月「…」








 その後葉月が事情を説明。アルケスタ復活の方法をダークロードに聞いて来て欲しいと八十八茶に説明した。



葉月「かくかくしかじか…  そして」

八十八茶「((φ(・ω´・ *)ホォホォ」

葉月「アルケスタ先生の… 」

八十八茶「((φ(・Д´・ *)ホォホォ」

葉月「というわけです」

八十八茶「( -゙д-)_ _) -゙д-)_ _) フムフム」

葉月「…行っていただけますか?」

八十八茶「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー」

葉月「き…聞いてます?」

八十八茶「(。・з・。)(。-д-)(。・з・。)(。-д-)ウンウン」

葉月「頼んでもいいですか?」

八十八茶「(●′ω`●)ゞラジャ」




葉月「え?? …というか ホントにわかってます?」

八十八茶「わかってるよ~」


とろ「おお!!」

jdeppj「やった!!」

雛姫「(●′∀`)ノ~゚+.ア゚+.リ゚+.ガ゚+.㌧゚+.」



八十八茶「要はダークロードのとこ行ってくればいいんでしょ?(´・ェ・`)」

葉月「そうです」

ユキト「お。意外に物分かりいいじゃん」

とろ「カニングだよ?」

jdeppj「結構遠いよ~」




八十八茶「まあ事情はわかったよ~。」

葉月「よかったです;;」


八十八茶「じゃあ早速行ってくるね~ヘ(´・д・)ノ」


一同「イテラ~」

060814cd.jpg






雛姫「よかったですね~」

jdeppj「助かったよ。あの子がいてくれて」

放電「でもこれからどうする?」

葉月「どこか行きますか?」

ユキト「え…?それはあの子に悪いよ…」

とろ「そうだな…この場合…やはり我々は待ってなきゃ駄目だろうな…」

雛姫「そ…そうですよね」

とろ「…」

jdeppj「…」

ポンズ「ε(-⊿-`;)」

appassionata「ここでずっと?…」

放電「な…長そう…」











 皆の希望を一心に背負い、カニングへと向かった八十八茶。果たしてアルケスタを救う手だてなど存在するのか? 

 今…全ハーミットの命運はダークロードの手に委ねられようとしていた。
 
 




















 カニング ダークロードの隠れ家


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八十八茶「ついた。懐かしいな~ここ。2次転職したとき以来だ~ (・ェ・` )」








八十八茶「え~と… 確かここのトイレの下に…」





八十八茶「なんでこんなとこにいるんだろう…汚いなぁ…」







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八十八茶「あ。いた。」

ダークロード「ん?」

八十八茶「こんこん(*′エ`*)」

ダークロード「ん?おまえ確か以前に…」

八十八茶「覚えててくれたの?」


ダークロード「なんだ?? 転職か?」

八十八茶「違うよ。えとね…」



 八十八茶はアルケスタが死亡したことをダークロードに説明。そしてなんとか復活させる方法がないか?と聞いた。


ダークロード「なるほど…アルケスタ先生が死んだのか…」

八十八茶「(・ω・。(-ω-。(・ω・。(-ω-。)ゥィゥィ」

ダークロード「…おまえ…あんまり悲しんでないな?」

八十八茶「え…? だって知らない人だし…」

ダークロード「まあおまえ盗賊とはいえど…シーフ(斬り賊)だからな…」

八十八茶「(*′ェ`*)」

ダークロード「アルケスタ先生は俺たちハーミット(投げ賊)にとっては神様みたいな人なんだぞ」

八十八茶「そうなの?」


ダークロード「う~む…しかし先生がいないと…召還の石が… これは困ったことになったな…」

八十八茶「え? ダークロードさんが復活させてくれるんじゃないの?」

ダークロード「はぁ? そんなスキル俺もってねぇよ。」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」




ダークロード「そういうのは魔法使いのスキルにあるんじゃないのか?」

八十八茶「そうなの?」

ダークロード「しかしそれは4次スキルって噂だしな…。今のプリーストにはそんなスキルはなかったような気がするな…」

八十八茶「え??え? じゃあダークロードさんは何のスキルを??」

ダークロード「俺は手裏剣投げるスキルしか持ってねぇよ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ダークロード「ライフドレインってわけに行かないしな…」

八十八茶「ライフドレインて何?(´・ェ・`)」

ダークロード「ああ…。ハーミットが誇る体力回復スキルだよ」

八十八茶「(。・д´・。) ほほぅ そんなのあるんだ…」

ダークロード「フフフ いいだろ?」

八十八茶「別に… それより復活の方法は??」



ダークロード「う~む…」

八十八茶「(-д-`*) フ~ム…」





060815hj.jpg






ダークロード「Σ(*゚パ*)ハッ!! そうだ。あの人に頼もう」

八十八茶「うん? あの人って誰?」

ダークロード「いまや絶滅寸前の火と毒の魔法使いさ」

八十八茶「火と毒?」

ダークロード「そうだ… 火毒と言えば聞こえがいいが実際は暗黒魔法みたいなもんだ」

八十八茶「あ…暗黒魔法?Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!!」

ダークロード「特に毒魔法はエゲツない…」

八十八茶「(。・д´・。) ほぅほぅ」






ダークロード「しかし火毒魔はもうこの世界には数人しかいないんだ…」

八十八茶「Σ(・∀・|||) 少な!!」

ダークロード「人と関わるのを極端に嫌うからな…彼女らは… いつもソロだし…」

八十八茶「??」







ダークロード「よし。ちょっと待ってろ。俺が頼んで来てやる…って    あ!!」



八十八茶「??」

ダークロード「お…俺じゃ駄目だ… 無理だ…」

八十八茶「え?」



ダークロード「あ…あの人は大のハーミットぎらい…ハーミットの頼みは一切聞いてくれないんだった…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 そうなの?」

ダークロード「ああ…  ハミが下手に質問すると『最強職がグダグダ弱音吐くんやないで!! いっぺん殺したろか?』 …とか言われるからな…」

八十八茶「こ…恐そう(´・ェ・`)」

ダークロード「こういう時ハーミットって損だよな…」

八十八茶「…」

ダークロード「…」


八十八茶「でもおじさんハーミットだったのね」

ダークロード「ま…まあな…」








ダークロード「う~む…」






ダークロード「Σ(*゚パ*)ハッ!!」

八十八茶「うん?」

ダークロード「そういえばおまえシーフじゃないか!! 斬り賊なら行けるぞ。斬り賊なら印象は悪くないはずだ」

八十八茶「な…なんで? 同じ盗賊なのに」

ダークロード「まあ… いろいろあるんだよ… 斬り賊は様々な面で苦労させられてる職だからな… 外面(そとづら)がいいんだよ」

八十八茶「そう? あんまり苦労はないけど…(´・ェ・`)」

ダークロード「それはおまえのLVがまだ低いからだ。そのうちわかるよ…」

八十八茶「そうなの~…?(´・ェ・`)」

ダークロード「まあ斬り賊なら快く迎えてくれるだろう」

八十八茶「(。・д´・。) ほほぅ」





ダークロード「し…しかし あそこはちょっと魔物がなあ…」


八十八茶「??」

ダークロード「おまえのそのLVじゃ…あの人のとこ行くの無理かもしれん…」

八十八茶「そうなの?」

ダークロード「ちょっと強い敵が出るとこ通るからな~」

八十八茶「Σ(`・д・ノ)ノ」

ダークロード「人食いサメとか人食い魚がいるんだよ… あそこ…」

八十八茶「ΣΣ(・ω・´;) ナァァァァニィィィィ ひ…人食い?」


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ダークロード「うむ…それも大量にいる…」



八十八茶「ちょっとそれゎ 行きたくないかな…」

ダークロード「しかし他に頼める奴が…」

八十八茶「人食いサメのとこ行くなんて Σヽ(o・`ェ・o)ノシ)) ァリェナィ!!」

ダークロード「し…しかしな…」

八十八茶「ヤダ…」






ダークロード「しょうがない。特別に3次転職させてやる」

八十八茶「え?」

ダークロード「それならいいだろう?」

八十八茶「工エ(´゚д゚`)エ 3次転職させてくれるの???」

ダークロード「そうだ。但しあの人のとこに行くという交換条件だぞ?」

八十八茶「(>Д<)ゝ”ラジャー!!」





ダークロード「まあおまえ狩りとかする気ないみたいだし、話の都合上丁度いいしな…」

八十八茶「??」

ダークロード「まあ…こっちの話だ…。とりあえず、ちょっとおまえ3次転職試験員のとこに行ってこい」

八十八茶「え? ホントに3次転職させてくれるの~?Σ(`・д・ノ)ノ」

ダークロード「ああ。マスターシーフになればメルガードというスキルがあるからな。それを習得すれば人食いサメのとこも通過できるはずだ」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ」

ダークロード「とりあえず試験員のとこに行ってこい。話はつけといてやる」

八十八茶「夢だった賽銭スキルが使えるのね(*′エ`*)」

ダークロード「LVは少々足りないがそれは仕方ない…」

八十八茶「でも どこに行けばいいの?」

ダークロード「カニングの地下水道を通った先だ。」

八十八茶「地下鉄の先?」


ダークロード「いや…地下水道だ」

八十八茶「地下水道??ヽ(゚д゚*ヽ)」

ダークロード「ああ…。その先に次元の割れ目があるはずだ。そこに行け」

八十八茶「OK~」


ダークロード「それとこれを持っていけ」

八十八茶「うん?」



ゴソゴソ…





ダークロード「fgvfr5trt5tret.jpgカンディネ(期限付きLV60)だ これならおまえのLVでも装備できる…」

                 リンク「メイプルの雫様」


八十八茶「あい」





八十八茶「じゃあ早速行ってきます~」


|彡サッ





ダークロード「あのカンディネであいつに勝てればいいのだが…」
 







 


 ひょんな事で特別に3次転職をさせてくれるようになった八十八茶。カニング地下下水道の先に次元の割れ目というものがあるらしい。

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 ワニが巣くう暗い森をいくつも越え、腐猿の住処をいくつも超えた先に… それはあるという。

 
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 さすがにこの辺りの敵となると半端な強さではなく、かなりの苦戦を強いられたはずだが…

 ダークロードから貰ったカンディネは通常よりはるかに切れ味が鋭く、斬れば一撃で魔物は大人しくなっていった。

 
 そしてその猿の住処の先に…
 

 次元の割れ目は存在していた。


 通常は入れないこの割れ目も、ダークロードの了承を貰えば入ることができるらしい。


060815gvfdsw.jpg


 そして一体その先には何が??

 



 …







 …



 

 次元のひずみの中は奇妙な鉱石に覆われていた。この場所はどのようなプレイヤーも生涯一度だけ、3次転職をする時だけ訪れる事を許される特別な場所だと言われている。

 一体何が待ち受けているというのだろうか?
 



 …












 次元の割れ目内部


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八十八茶「あ…暑い…ここ… 割烹服を着なきゃ…」






 060815y.jpg



八十八茶「な…何かいるのかな… 怪しい雰囲気だけど…(・д・`;;)」

 それになんか柱の先に恐い妖怪みたいな像が…((((;゚Д゚))))ガクガクフ

 どうしよう…変なのが出たら…」










 恐る恐る歩を進める八十八茶…。


 そして彼女が見た物は?



 
 …






八十八茶「あ!? 人がいる!!」


 






060815tyu.jpg



忍者「ぬぅぅ… FJ(フラッシュジャンプ)の飛距離が今ひとつでござる。ぬぅぅ…まだまだ修行が足りん…」

忍者「ムフフ… しかし今日も狩りで大儲けだったでござるな。メルUPがあるから儲かるなんてもんじゃないでござる。やはり投げ賊は最強でござるな~ いや~ 修行無常でござるよ。ホッホッホ…」 



八十八茶「??」





 




八十八茶「こんこん(σ・ω・`)」







忍者「うお!?(゚Д゚ノ)ノ」









060815tyuj.jpg




忍者「お…お主いつのまに!! せ…拙者が背後を取られるとは!!」



八十八茶「あなたが転職試験員?(*′エ`)」

忍者「そうでござるが?」


八十八茶「3次転職ヨロ」

忍者「ん?」

八十八茶「3次転職ヨロ」

忍者「え?」

八十八茶「3次転職ヨロ」

忍者「は?」

八十八茶「3次転職ヨロ…」

忍者「へ?」













八十八茶「3・次・転・職 ヨロ!!」








忍者「Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!! い…いや…お主まだLV60…」

八十八茶「なにが??」

忍者「いや…だから3次転職はLV70の者しかできないのでござるよ…」


八十八茶「え?だってダークロードが転職してもいいって言ったよ」

忍者「なに!?Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!! ば…バカな… 転職はLV70じゃないと…」

八十八茶「知らないよそんなの(´・ェ・`)」

忍者「し…しかし…ここに来れたというのは不思議でござるな…」

八十八茶「時間ないの~」


忍者「な…なぜLV60の分際でここに入れたんでござろう…」

八十八茶「ここ暑いから早くしてよ…」




忍者「ま…まあ 何か特別な事情があるのかもしれん。では参るぞ」

八十八茶「゚。*・Oo。☆ヨロ(*′エ`*)ピク☆。oO.゚。*・」









060815d.jpg


忍者「覚悟はいいでござるな?」

八十八茶「((o(´∀`)o))ワクワク」

忍者「では遠慮なく いざ尋常に… 勝負!!」

八十八茶「(*′エ`*)」

忍者「はぁ!!」



















 ボコッ!! 



060815yhng.jpg



八十八茶「あ痛!!」 


忍者「チッ… 急所を外したか…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

忍者「むふふ… 拙者のアヴェンジャーをまともに食らうとはまだまだでござるな」

八十八茶「い…痛いでござる」

忍者「そりゃそうでござろう」




忍者「さらに行くでござるよ?」

八十八茶「え?え?」

忍者「しからばごめん!!」



八十八茶「ちょ…ちょっとちょっと何してんのよ!!」

忍者「ん?どうしたでござる」

八十八茶「なんで攻撃するの???」


忍者「これが転職試験でござるよ。 さらにもう一発」

八十八茶「Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!!」


060815tgbh.jpg




 どうやら忍者は八十八茶と勝負がしたいらしい。




忍者「ゆけ。メイプル手裏剣」

八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


060815rtyer.jpg



 手裏剣は八十八茶の顔のすぐ側をかすめていった…。どうやら外れたようだ…





八十八茶「あ…危ないでしょ!?」

忍者「むふふ… 我に敵なし…」

八十八茶「な…なに?? 戦うの?」

忍者「そうでござる。試験でござる」

八十八茶「もう!!なんでハーミットってこういうバカが多いの? 」 

忍者「な…なんだと!! き…気にしていることを言うな!!」

八十八茶「説明もなしにいきなり攻撃してくるとかあり得ないでしょ?」

忍者「説明はしたでござる」


八十八茶「出たわね。自己中発言。い~っつもデカイ顔しちゃってさ。これを機に思い知らせてあげるわ」

忍者「望むところでござる」




 八十八茶はサベジスタッブを放った。 


 カカカカカカカッ


060815tgh.jpg


忍者「ぬぅ… なかなかやるでござるな…」

八十八茶「ウフフ… 足下がお留守のようね…」

忍者「ちと分が悪いでござる… 出でよ!! シェンロン」

八十八茶「(゚Д゚ノ)ノ シェンロン??」 







 ボン!!




060830dre.jpg



八十八茶「ちょっと!! 仲間を呼ぶなんて卑怯じゃない??」

忍者「助けを呼んだのではござらん。召還しただけでござる」

八十八茶「屁理屈ばっか… でもこんなのすぐ倒しちゃうよ?」





八十八茶はサベジスタッブを放った。 


 カカカカカカカッ


060815ghjm.jpg



忍者「Σ(゚ェ゚(・ェ・ノ)ノ!!な…なんと!! シェンロンがあっさりと!!」

八十八茶「ウフフ… 武器が違うのよ武器が」

忍者「ぶ…武器?」

八十八茶「ほらほら。いくわよ? ほらほら」

忍者「ちょ…タンマでござる」






060815hjuiop.jpg


八十八茶「どうせアンタらなんて近づいたら何もできないのよ」

忍者「(l|゚Д゚l|l) ヒイィ~~~ よ…寄るな!!」

八十八茶「ほらほら。ほらほら。もっと寄ろうか?ほらほら」


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忍者「しゅ…手裏剣がもうないでござる!! ちょっと重鎮するから待って欲しいでござる」

八十八茶「手裏剣がなきゃ戦えないなんて。情けない職業ね。」

忍者「な…何て事を言うのでござるか!!」

八十八茶「は? 文句あるの??」

忍者「い…いえ…」

八十八茶「近くの敵を攻撃する方法はね… こうするのよ!!」



八十八茶はサベジスタッブを放った。 


忍者「わ…わかったでござる!!降参でござる!!



八十八茶「え?」



 降参と発言した忍者ではあったが時既に遅し… 間の悪いことにサベジスタッブが発動した後だった…。

 カカカカカカカッ


060815hjijgtrew.jpg




忍者「(′Д`;ゞ=ヾ ぎぇぇぇぇぇ」

八十八茶「あ… ごめ…」



060815yujk.jpg



 八十八茶は転職試験員 忍者(ハーミット)をやっつけた。

 20000000の経験値、300メルを獲得した。

 
 八十八茶はLV70になった


 …


 なんと忍者は宝箱を持っていた。
 

 八十八茶は黒い護符と強靱のネックレスを手に入れた。






 勢いあまって転職試験員を倒してしまった八十八茶…。

 転職試験員を倒した事でqu150.gif黒い護符とqu148.gif強靱のネックレスを取得し、ダークロードに言われるままに転職の闇クリスタルの前へ。



 ダークロードの言われるままに質問に答えることで闇クリスタルの認証試験をパス。



 今ひっそりと
 


 一足早い禁断の3次転職の儀式が執り行われた…。


 060815tyhgf.jpg




 これにて現在の最高職であるマスターシーフに昇格した彼女。

 
 ついさっきまで初心者だった彼女もこれからは大いなる力の責任を持つこととなるだろう。

 060815cccxz.jpg


 しかし残念ながら2次転職時と同じく、めでたく3次転職したこの日も彼女の転職を祝福してくれる仲間はいなかった…

 寂しさはぬぐえない。


 しかし悲しんでいる暇はなかった。


 彼女にはこれからやるべき事があるのだ。

 
 これから行かなくてはならない所があるのだ。


 お祝いという行為とは無縁という宿命を受け止めるしかない。



 その後…


 ダークロードに言われるままにd_w_masterseefskill_06.gifメルガードのスキル(ダメージの半分をメルで身代わり)をまず習得。




 いざ、アルケスタ復活の鍵を握ると言われている人物の元へ。



 ダークロードの話ではその人物はアクアロード(海)の遙か奥の洞窟によく出没するという。

 どうやら人食いサメ狩りを日課としているようだ。


 

 危険すぎる領域のため、島のほとんどの者が近づかない忘れられた土地。

 そしてそこに巣くう絶滅寸前職業の「あの人」とは?




 海の奥には一体何が待ち受けているというのだろうか。



















生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪













テーマ: あさのあつこ
ジャンル: 小説・文学








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14

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2006(Fri) 07/14

八十八茶 其の26 ダークナイトとして…(75)

八十八茶 の旅 … Comments(75)

 



 






生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪










 CH3 火種金融 駐車場



アルケスタ暗殺計画始動




豆「お待たせ…」

ディラン「…」

豆「マジで今日やるの?」

ディラン「ああ…」

豆「言われたとおり一応準備はしてきたよ」

ディラン「そうか…」

豆「一応さ。暗殺とか言うから変装してきた」

ディラン「目立つ格好はするなと言ったはずだが…」

豆「目立つわけないじゃん。ほら黒人みたいだろ?いちおう南国のカメハメ王をイメージしてみた」

ディラン「…」












 060714ccr.jpg


ディラン「そ…そうか…」 

豆「これで誰も俺ってわからないだろ」

ディラン「まあな…」

豆「世紀の大犯罪だ。足がつくとまずい」

ディラン「…」




豆「完璧な変装だ…」


ディラン「それで?アルバイトの方は用意できたのか?」

豆「おうっ!!。見てくれ。こちらはショッカーの皆さんだ」
 
ディラン「ショッカー?」





060714cder.jpg


豆「みんな用意はいいか~?」

ショッカー「イー!!」

ディラン「…」

豆「手なずけるのに苦労したぞ」

ディラン「ご…ご苦労…。ところで…ぁれんは?」

豆「ん?予定通り倉庫で待機してるよ チャットで呼んでみ?」

ディラン「あれん。あれん…」





ぁれん「ぁい…」

ディラン「例のブツの準備はできているんだろうな?」



ぁれん「おkです。でもこんな物騒なもの…なんに使うの?」

豆「え?何なの?物騒なものって」

ぁれん「爆弾…」

豆「ば…爆弾?? なんでそんなものを…」

ディラン「暗殺に使うに決まってるだろう…」

ぁれん「…」

豆「…」




ディラン「さあ…。そろそろ行くぞ。豆。おまえは予定通りフリマへ行け」

豆「おう!! でもバルログ召還するんだろ?一人で大丈夫か?」

ディラン「心配するな。5分でカタをつける…」

ぁれん「ご…5分…」

豆「俺は召還の石を買い占めてくればいいんだろ?」

ディラン「そうだ。とにかくアルバイトと手分けしてすべて買い占めろ」







豆「おk。じゃあ…行くよ…。ディランさん死ぬなよ~」


060714cvgio.jpg



ディラン「死ぬのはアルケスタだ…そうだろ?」

ショッカー「イー!!」

ぁれん「…」

豆「…」
















 …













 一見思いつきで立てられたかのように見える「アルケスタ暗殺計画」。しかしこの裏にある本当の目的をまだ「豆」や「ぁれん」は知らなかった。

 バルログを召還することさえできればアルケスタを暗殺できるはずだった。アルケスタはハーミットの心臓であるにもかかわらず、防備はないに等しい。
  
 この計画が成功するのは誰の目から見ても明らかのように思えた。




 そして… 


 今…

 「アルケスタ暗殺計画」


 その恐るべき真相が明らかになろうとしていた。


















 30分後…


 豆はフリマにて召還の石を購入

 ぁれんは爆弾集め…


 そしてディランは…









 氷の町 エルナス … アルケスタ宅








ディラン「クックック… お久しぶりですね。アルケスタ先生」

アルケスタ「ん?おお ディラン君か」


 060714.png


ディラン「お散歩ですか?」

アルケスタ「いかにも」

ディラン「しかし…あなたの開発した召還の石は素晴らしい。まさかハーミットをあれほどの強さに成長させるとは…」

アルケスタ「ホッホッホ… そうかね?そんなに凄いかね」

ディラン「あれだけの効果が得られて5000メルは安いくらいですよ」

アルケスタ「別にワシは金儲けのために売っとるわけじゃないからのぅ」

ディラン「…」





ディラン「しかしながら結果的に金儲けのアイテムとして使われていますが…」

アルケスタ「それは使い手の問題じゃ…」

ディラン「…。最近うわさで聞いたのですが…」

アルケスタ「ん?」

ディラン「今のよりもさらに上級の召還の石を開発しておられると聞きましたが?」


060714q.png



アルケスタ「ハーミットをさらに強くするための研究が進んでおるんじゃ。しかし一人ではなかなか進まなくてのぅ…」

ディラン「なるほど。彼らをさらに強く…ですか」

アルケスタ「あと半年もあればできるじゃろう」

ディラン「ほぅ…」

アルケスタ「これさえできればハーミットに勝てる者はいなくなるじゃろうな」

ディラン「それは楽しみです」

アルケスタ「ホッホッホ…」



ディラン「ハーミットをさらに強くする…か」

アルケスタ「そうじゃ…彼らはさらに強くなる」



ディラン「クックック…」

アルケスタ「??」




ディラン「もっとも…」

アルケスタ「ん?」

ディラン「そんなことはありえないんですがね… クックック…」

アルケスタ「なに??」

ディラン「許されないんだよ… そんなことは… クックック…」

アルケスタ「…? ど…どうしたんじゃディラン君…」



ディラン「残念ながらその研究は今日で終わる…」

アルケスタ「ほぇ?なぜじゃ?」

ディラン「なぜ? これはまたおかしなことを聞きますな」

アルケスタ「ん?」

ディラン「非常に心苦しいことを言うようですが…先生の顔に死相が出ております」

アルケスタ「ワシの顔に死相?」






ディラン「そうですよ。 それに…クックック… それに先生…。 あなたの後ろには死神も見えますな…」

アルケスタ「なんじゃと!??」





















ブオォォォォン


060714w.png



アルケスタ「な…なんじゃこの炎は!?」

ディラン「はて? 私にはあなたを地獄にいざなう死の炎にも見えますな…水で消したらどうです?」

アルケスタ「!?」












ボーン


960714e.png



アルケスタ「な…な…」

ディラン「ほぅ… これが魔界の魔物か…」

アルケスタ「なに!? ま…まさか こ…こいつは暗黒の王 バルログ!!」

ディラン「それはそれは…そんな魔物が現世になんの用でしょう?」

アルケスタ「ディラン まさかお主!?」

ディラン「はて? 私にはなんのことだかさっぱり…」




アルケスタ「貴様はかりおったな!!」







060714r.png



ディラン「おっと… 先生… 大分魔物が興奮しているようですね。あぶないですよ。早くお逃げにならないと」

アルケスタ「うう… ワシはもう足が…」

ディラン「これはこれは失礼しました。まさか足が動かないとは… あっはっは。それは大変ですな。ではフラッシュジャンプでも発動したらどうですか?」

アルケスタ「FJもこの年では……」

ディラン「おっとその前にあなたにはヘイストが必要ですかな?」

アルケスタ「お…お主…」








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ディラン「クックック。バルログがそろそろ暴れたいらしい…。お迎えの時間が近いようですな…」

アルケスタ「だ…誰か… 誰か来てくれ…」






ディラン「ハ~ハッハッハッハ。 アルケスタよ。地獄で悔いるんだな… 己の無能さを」

アルケスタ「おぬし…  こんなことをしてタダで済むと思っておるのか!!」

ディラン「文句はバルログに言うんだな…」

アルケスタ「…」






バルログ「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ」 



060714u.png



アルケスタ「ぎえぇぇぇぇぇぇぇ…」

ディラン「ほぅ… なかなかの破壊力だ…」

アルケスタ「…」

ディラン「そしてこれが強さに溺れた者の末路というわけですか」

アルケスタ「わ…わしを…亡き者にするとは… このままでは終わらん…。貴様を我が生徒達が許しはせんぞ…」

ディラン「ほぅ… では呼べばどうですか?その生徒を」

アルケスタ「もう呼んでおるわい…」

ディラン「さすが先生ですな」



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アルケスタ「は…ハーミットの4次職の研究が… 費えるとは…。それだけが心残りじゃ…」

ディラン「フッ…余計なお世話という奴です」

アルケスタ「まさかこんな形で…  む…無念」

ディラン「残念ですよ…先生。余計な物を売らなければ、もう少し長生きできたんですがね」

アルケスタ「……」



























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ディラン「ふぅ… 終わったか…」

















ディラン「ん?」





















060714cvbukk.png


生徒達「せんせ~い」 




ディラン「はやいな…」



jdebuj「あああああ~ せ…先生が!!」

雛姫「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 な…なにあの化け物…」

ユキト「まさかアイツ… バルログという奴でゎ…」

とろ「先生の救難信号はこれか…」





葉月「あれ?誰か人がいますよ?」

ポンズ「だれ??… なんか恐そうな人だけど…」









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ディラン「俺も先生の教え子だ。 そして こ…この化け物が先生を殺した。 みんな…油断するな?」

jdebuj「エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?」

ポンズ「ま…まじかよ」

雛姫「こ…この化け物が先生を?」





ディラン「よし先生のカタキは俺が …突っ込む!!」

とろ「ま…待ってください… 攻撃して下手に刺激を与えると…」



ディラン「クックック…そんなことは知らんな…」 

葉月「(;゚д゚)…」









バシッ 


060714df.png



葉月「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

とろ「ちょ… 攻撃してはいけません!!」

雛姫「うわぁ…怒ってるよ;;」

jdebuj「え?え? なにがどうなってるの???」

葉月「とにかくもう倒すしかありません!!」


jdebuj「倒すってこれを??? 安置ないじゃん;;  いやぁ!!ダイエットしときゃよかったよ!!(#゚Д゚)」

放電「普段安置でばっか狩ってるからだ」

jdebuj「うるせ~」

とろ「とにかく 一度陣形を…整えるべきです」

ユキト「どの陣形がいいかな」

jdebuj「4-5-1で行こうよ」

ディラン「??」




葉月「え?ワントップ?」

とろ「やはりツートップでいくべきでしょう」

appasiona「ディフェンスラインは3バックの方が良くない?」

ポンズ「いや ここはやはり4バックを選定すべきだろう」

ユキト「サイドバックの上がりがないとせめて手にかけますしね」



jdebuj「う~ん。でもそうすると中盤がちょっと薄くなるわね…。」

とろ「それはしょうがないよ」




放電「え…??    な…何の話してんの…」

雛姫「もう へぼぎさわは駄目~~~~~!!」




















バルログ「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ」 













jdebuj「ぎゃぁぁぁ… や・ら・れ・た(*´д`*)アッフン」


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葉月「きゃぁぁぁぁ;; デブさん!!」

jdepuj「デブじゃねえ!!」

ポンズ「あ… 俺も…」

appasiona「ゎたしも…(つд⊂)」

雛姫「ふざけてばっかいるからよ!!」







ユキト「みんな大丈夫か??」

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とろ「ハシゴ捕まってる場合かてめえ!!」

葉月「考えましょう。きっとなにかいい方法が…」

雛姫「そんなこと言っても…」

葉月「そうだ!! ここに人が来ちゃうと危ないから、まずは町の入り口を封鎖しないと!!」

とろ「葉月ちゃんさすが。頭がキレるね。よっ。優等生!!」

雛姫「葉月ちゃん すごおぉぃ+―(*´ェ`*)―+」

葉月「そんなこと言ってる場合ですか!!」




ディラン「では俺が入り口を封鎖しよう」

葉月「え? あ… お願いします」

ディラン「フッ…」

appasiona「ヨロデ━━☆゚+.d(*゚∀゚*)b゚+.☆ ━━ス」

ディラン「まあ倒すなり倒されるなり好きにすればいいさ…」

葉月「え?」

ディラン「では…」































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ディラン「フッ… 終わったか… 豆、ぁれん!! 聞こえるか」

豆「おう!!」

ぁれん「ぁ~い」

ディラン「use30.gif召還の石はどうだ?」

豆「すべて買い占めたよ」

ぁれん「おお。 |′艸`●)*・゚゚・*ォメデトゥ*・゚゚・*(●′艸`|  」



ディラン「よし。では最後の仕事に移る…」

豆「ん? アルケスタは… うまくいったの?」

ディラン「奴はもうこの世にいない…」

豆「あ…そう… ホントにやっちゃったよ…このひと…」

ぁれん「ディランさん…ところで…最後の作戦てなんですか?」 

豆「そうそう…なんでuse30.gif召還の石なんて買い占めたの? 高く売るためか?」





ディラン「クックック… 金などいらん…」

豆「え?」

ぁれん「え?」


ディラン「ぁれん… 例のブツはちゃんと用意してるんだろうな?」

ぁれん「い…いちぉぅ… でも爆弾の原石なんて…なんに使うの?」

豆「え?爆弾?爆弾てアルケスタに使ったんじゃないの?」

ぁれん「うん…だって僕ずっと倉庫にいたし…」

豆「まじで?」

ディラン「…」




豆「でも…ば…爆弾てじゃあ何につかうの??ww そんな物騒なものを…」





ディラン「ッフ…まだわからないのか…」

豆・ぁれん「??」

ディラン「さっき買い占めてきたuse30.gif召還の石にそれを混ぜて結合させるのさ…」

豆・ぁれん「え?」

ディラン「use30.gif召還の石を使えば… その瞬間石が爆発するように仕込むんだ」

豆・ぁれん「え?? なんでそんなことを…」








ディラン「ッフ…しれたことよ…」

豆・ぁれん「…」























ディラン「次はハーミットを暗殺する」




































ぁれん・豆「…」

















ぁれん・豆「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」 















豆「ちょ… おまえ何言ってるんだよww 無茶苦茶だ…」

ぁれん「ちょっとちょっと… σ(`゚ε'*僕)もハーミットなんだけど…」

豆「いくらなんでもそこまでしなくても…」

ぁれん「もうなんか… 考えが恐ろしすぎるよ…」


ディラン「もともとこういう計画だ… はじめからアルケスタ暗殺が目的なんかじゃなかったのさ…」

豆「…」

ディラン「アルケスタがいなくなれば召還の石は交換で入手するのが主になるだろう…」

豆「まあ…そりゃそうだけど… それでもういいんじゃん…」

ぁれん「うん…」





ディラン「クックック… 召還の石が爆発するとどうなるかな?」

豆「いや…そりゃあ… ぁれんさんその爆弾って… どれくらい威力あんの?」

ぁれん「試しに姉御に使ったんですが…一撃で死んでました…」

豆「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」





ディラン「クックック… この事実が広まればもう恐くて誰も召還の石を使えなくなる。」

豆「そりゃ…どの石が爆発するかわからないからね…」

ディラン「つまり…」 

ぁれん「誰も爆発が恐くて召還の石を使わなくなる…てことですか…」

ディラン「そういうことだ」

ぁれん「…」

豆「そりゃ即死だもんね…」


ディラン「何も全員爆発で命を落とす訳じゃない。犠牲になるのはほんの数人さ…」

ぁれん「そ…そういう問題じゃない気が…」

豆「なんかもうついていけないような気が…」

ぁれん「うん…」

ディラン「今更何を? おまえらも共犯者だろう…クックック…」



ぁれん「…」

豆「ディランさん…アンタ…そうとう…悪だね…」

ぁれん「(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン  Dナイトは正義の騎士のはずなのに…」



ディラン「クックック… 俺はDナイトなんかじゃない」

豆「え?」















ディラン「ダークナイトだ




豆・ぁれん「Σ(・∀・|||)」


ディラン「心配するな… その石をばらまくのは4次職のバランスを見てからだ」

豆「え? これからばらなくんじゃないの?」


ディラン「まずは様子を見る。ばらまくのはそれからさ。とりあえずミッションは成功したからな」

豆「ほっ…。安心したよ…」

ぁれん「_ノフ○ た…助かった」




豆「でもダークナイトってそういうことか… Dナイトがかわいらしく見えるなw」

ぁれん「ハーミットもかわいらしく見える…」 

豆「確かに…」



ぁれん「あ!? そ…そういえばバルログはどうなったの?」

豆「そりゃディランさんが倒したんだろ?」


ディラン「ん?ああ…そういえばそうだったな… まあ心配ない。あと30分で魔界に帰る」

豆「え?」

ぁれん「え?」

豆「ま…まさか…」

ディラン「ん?」

豆「放ってきたのかよおまえww あんな危ない魔物をww」

ぁれn「工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工 」



ディラン「少々邪魔が入ってな…」

ぁれん「あんな目立つ奴を残してきた?? 証拠が残るよ;; 僕たちの犯罪がバレル;;」



ディラン「いや…その点は大丈夫だろう。奴は30分しかこっちの世界にはいらない。そういう契約だ。30分経てば魔界へ帰る」

豆「へぇぇ… そこまで考えてたんだ…」

ディラン「一般人に迷惑をかけるわけにはいかんからな…」

豆「いや…もう充分迷惑かけてるぞ…」






ぁれん「一般人に迷惑かけるって… この人善人なのやら…悪人なのやら…」

豆「悪人に決まってんだろww」





豆「まあ… もういいよ。 狩りにでもいこうぜ」

ディラン「そうだな…」

ぁれん「どこにする?」





豆「イエペペ!!」

ぁれん「Σ(・∀・|||)」

豆「ん?」


ぁれん「僕LV低いから吸えない…」

豆「あ…そうか;;」

ディラン「クックック… そんなことは知らんな…  行くぞ」

ぁれん「…」






















 なぜDナイトの上位職がダークナイトなのか。その意味を痛感した豆とぁれんであった…。

 















 .:*~*:._.:**~*:._.:*~*:._.:*.:*~゚.+:。゚.゚.+:。゚.+:。゚.+:。゚.+:。゚+:。゚.+:。゚.+:。…━━━━・:*☆…━━━━・:*☆









 一方その頃…  八十八茶は















 
 
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八十八茶「ぅちの鞄にお日様ひとつ~♪ 明日の分のお日様ひとつ~♪雨が降っても またあした~ (o・∀・o)」 





ゴードン「お?今日も元気いいね。お嬢ちゃん」

八十八茶「*(●´ω`●)」

ゴードン「どう?お父さんは見つかったかい?」

八十八茶「う~ん。それがねえ…」





ぎゃおーギャオォ~ ギャォォ~





八十八茶「ん?(´・ω・`) なんか変な音聞こえない?」

ゴードン「ああ。((σ*゚ω゚´)σ)アッチから聞こえるから、またアルケスタ先生が変な実験でもやってるんだろう?」

八十八茶「アルケスタ先生?」

ゴードン「え? お嬢ちゃん知らないのかい?エルナスでは伝説の存在なのに」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 伝説?」

ゴードン「それにすごい物知りだよ」

八十八茶「(´゚ロ゚)そうなんだ…」



ゴードン「(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン。」

八十八茶「じゃあ とと様の事も知ってるかな?」

ゴードン「う~ん。どうだろうね」




ゴードン「ところで靴買わないかい?(oゝω・`o)」

八十八茶「靴? いらない。 じゃあね━(*゚ω゚)┘」

ゴードン「…」









 

 へぇぇ。こんなとこに伝説なんて呼ばれる人が?

 アルケスタ先生…。 どんな人なんでしょう。

 そんな偉い人なら「とと様」の事とかも知ってるのかな?






 ん?あれ? なんか…変な物体が…


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 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 だ…誰かの…お墓…


 な…なにこの人…町の真ん中にお墓立ててるの?


  
  




 あれ?

 なんか向こうに人が一杯いますね…。それになんか騒がしい…


 なにしてんだろう…。




 



 一人二人…  5人もいる!! 



 ちょっと話しかけてみましょうv(。-ω-。)v



 …



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八十八茶「皆さん  こんこん(●′ε`●)」

葉月「!?」

jdeppuj「!?(。→←。) 」

雛姫「え…」

 



あれ… なんか様子が…

 

ん?なにあれ?  なんか向こうに黒い物体が…





ちょっと近づいてみよう…  









 って…








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 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 

 




 (,,゚Д゚)  ちょっ… なにこのデカイ動物… ん?


 でもなんか様子が… 攻撃してこないみたいだし


 大人しそうな魔物だけど … なんか恐い…


 
060714bvhfry.png


八十八茶「…」


jdepuj「ちょ…まずいよ。 人きちゃったじゃない!!」

とろ「どこから紛れ込んだ?? この子LV低すぎ!! この子のLVだと即死するよ」

葉月「ナンデ工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工?? ディランていう人が入り口に立っててくれてるはずのなのに!!」

雛姫「恐くて逃げ出したんじゃない? あの人…」

放電「ありうる…」

ユキト「あれ?デブさんさっき死んでなかったっけ?」

jdebuj「うるせ~!!」








 う…うるさいなあ… この人達…


 けど…なんか真面目に戦ってないように見える… 誰も攻撃してないし…


 (`・д・) ?

 これ…もしかして映画の撮影か何かかな?


 きっとそうだョ゚∀゚´*) こんなデカイ化け物いるわけないもん((*´ω`*)) 

 町に化け物でるとか聞いた事ないし(´・ェ・`)

 ちょっと聞いてみようかな。





八十八茶「皆さん ここで何してるんですか~? 撮影?」

とり「この状況見て撮影とか…この子頭痛いな…」

jdepuj「見りゃわかるだろ~!! バルログ退治してるんだよ!!」



八十八茶「え?バルログ?なにそれ(´・ェ・`) 」

葉月「危ないから逃げて!! あなたのLVだと一発で死にます!」

とろ「君の来る所じゃないよ」

ユキト「そうそう。君みたいなのが関われる敵じゃない」

ポンズ「この子…なんで皮帽子なの?」

葉月「もろ初心者装備ですね…」

appasiona「靴もはいてないwww」

雛姫「おうちに帰ったほうがいいよ~」


 





 え…



 (`Д´)プンスコ!!


 は?


 な…なにこの態度… 頭痛い子とか…おうちに帰れとか… 

 いくら私がガキっぽいからって… 舐めてるの??

 
 それに危ないって…嘘ばっか。魔物とか言って誰も攻撃してないじゃん。

 
 なにかたくらんでるわね… だいたい町に魔物が出るはずないし。着ぐるみの魔物なんて恐いわけないでしょ?


 それに


 なんなの? この糞生意気な女… この子私より年下じゃないの?なによ。狩り場でもないのに人をのけ者にしちゃってさ。許せない。








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八十八茶「1発で死ぬって… い…言ってくれるわね、あなた… あなたこそ一発で死ぬんじゃないの?」

葉月「え?」

八十八茶「生意気言わないでくれる?」

葉月「え;;?」

八十八茶「言っとくけどさ。あたし無茶苦茶つおいよ?」

葉月「…」

ユキト「あいたた…痛すぎるな…」




とろ「(´ `;)ウーン…でもい…いきなり何怒ってるんだろう…この子…」

jdepuj「バルログいるのに…無視してるよ…。こ…恐くないのかな…」

ユキト「お…お嬢さん… 見えてる?それ… その恐い魔物」

葉月「この魔物すご~く恐いんですよ? 今のあなたには…」



八十八茶「は?恐くなんかないよ。これ草食動物かなんかでしょ?」

葉月「え?」

八十八茶「かわいいじゃん。ほら」








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jdepuj「ギ工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工 なにしてんのこの子!!」

雛姫「なんで近づいていくの??????」

とろ「ちょ…やめなさい!!やめなさい!! 危ないって!!」

葉月「ちょ… 待てよwww」

ユキト「お…おい!! きゅ…救出しろ!!」

葉月「はい!! ちょっとお嬢さん。やめなさい!!こっちにきなさい!!」

雛姫「この人…まさか自殺する気では?」

葉月「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」











八十八茶「なにびびってんの? ほらほら。全然楽勝じゃん」

葉月「え?」
















一同「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

060714vfrtyt.png


ポンズ「MISSでてる!!運いいな…この子…助かった~」

とろ「もうだめだ…見たくない…見れない…」

jdebuj「バラバラにされるわよ…この子…」

葉月「(,,゚Д゚)ヒー 」

放電「━━+。・(o・´口`・o)ノ゙ ・。+━━」

ポンズ「ちょ… まだやってるよw」

jdepuj「みんな目を反らして!! 見ない方がいいわ!!」




八十八茶「?? なんでみんなこっちみないの?」

葉月「;;」


八十八茶「ほらほら。ほらほら 胸毛でも触ろうか? ほらほら」


060714mnyu.png


雛姫「…」

ユキト「…」

appasiona「もうあたしどうなっても知らないから…」

葉月「ですね…」





八十八茶「 (;゚д゚)?あ そうだ。こいつに石でもぶつけてみようかな?」

葉月「え?」

jdeppuj「ええ?」

ユキト「エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?」

とろ「な…なに言ってるの?この子」

八十八茶「いっくよ~? せ~の~…」




雛姫「や…やめ…ソレゎイク━(゚Å゚(゚Å゚(゚Å゚)━ナィ 」


葉月「やめろww」












 八十八茶はバルログに石を投げつけた…












 コツン!!


060714fbhj.png


jdepuj「ひ…ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

葉月「ぁ゙ぁ゙ぁ゙(´pq゚lll)ぁ゙ぁ゙ぁ゙..」

appasiona「(☄ฺ♛ฺд♛ฺ)ェッ!?」

放電「ホントに投げたよこの子!!」



とろ「む…無茶苦茶だ…お…親の顔が見てみたい…」

雛姫「絶対普通の親じゃないわね…」

ユキト「どんな環境で育ったんだ??この子ゎ…」






八十八茶「やっぱり大人しい動物「*(●´ω`●)」


060714gbhuu.jpg


八十八茶「ほらほら。もっと「こつく」よ?ほらほら」


ポンズ「ま…また石投げてるよ…あの子…」

葉月「Σ(・∀・|||)ゲッ!! バルログが怒ってます!!」

jdepuj「もう終わりよ~;;」

appasiona「ああ…短い人生だったな…わたし…」

雛姫「ゎたしも…全然男っけのない人生だったなぁ…」

放電「と…とにかく救出しないと…」

葉月「そ…そうですよね…」







 その瞬間…



 バルログが突然炎に包まれた。










 ドオォォォォン


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八十八茶「あれ!?」

雛姫「!!!!?」

葉月「な…なに??」

ユキト「うわっ!?」

jdeppuj「ぎゃああああああ」





 …

 その炎は魔界からの迎えだった。


 バルログはディランとの30分の契約を終え、魔界へと帰っていったのだ…。













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八十八茶「あれ? 逃げていった(´・ェ・`)  撮影終わり?」




 …



葉月「ちょ…www」

jdepuj「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

とろ「ちょっと…倒しちゃったよあの子…」

放電「ま…マジ? え? 石で?」

ポンズ「石でバルログ倒すとか…」

雛姫「あ…ありえない;;」


jdepuj「あ… ドロップでてるんじゃない?」

とろ「拾え!!拾え!!」

雛姫「わたしのものよ~」

葉月「いいえ わたしのものです」

ユキト「痛てぇ。おまえ殴るなよ!!」

jdeppuj「投擲投擲書はどこ~グエヘヘ」

appasiona「《゚Д゚》ドルァァァァァァァァァァァァア!!」

ポンズ「さ…最悪だ…」




八十八茶「…」


060624fdrtty.png




 バルログは魔界へと帰っていっただけである…当然ドロップアイテムなどあるはずもないのだが…

 しかしこれが世の真実。人間とは卑しい生き物なのである。
 
 誰が彼女、彼らを責められようか?
 


 …







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jdeppuj「なんだ…なにも落としてないじゃない…」

雛姫「(つд⊂)エーン まあ別にドロップとかいらないけどwww」

葉月「べ…別に私もドロップとか期待してないですし…」

とろ「うそこけ シメジ」

雛姫「(`Д´)ハァァア!!!?」

appasiona「アンタもよ 歯茎!!」

葉月「.∵・(゚ε゚ )ブッ!!!?」

放電「うはwwwおk」





八十八茶「な…なんなの…この人たち…」






 …






 と






 その時だった… 空から大量の花が…



 これは?





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八十八茶「あれ?なにこれ…」 

jdepuj「ちょ…桜吹雪吹いてきたよww」

葉月「ど…どうなってるんですか? これ」

雛姫「さ…さあ… でも綺麗ね(*゚v´)=」

とろ「こ…これ菊の花だよ?」

雛姫「え?菊の花?」

葉月「お葬式なんかに使う花ですよね?」









八十八茶「でも…これ誰が降らしてるの?」

雛姫「さあ…」

葉月「…」

jdebuj「でも先生が…」

とろ「デブも死んでたはずなのに…」

jdebuj「…」






 




























 



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豆「ディランさん。そろそろバルログが消える頃じゃないか?」

ディラン「ん?そうなのか?」

ぁれん「丁度30分です。これで証拠隠滅ですね^ ^」

ディラン「そうだな… それに…ウフフフ…そろそろ降る時間だ」

ぁれん「降る??」

豆「何が降るんだ?」

ディラン「いや…なんでもない」

豆「ま~たなんかたくらんでるのかww」

ぁれん「Σ(・∀・|||)ゲッ!!…また?」






ディラン「今は亡き先生に花を…」

ぁれん・豆「??」























060714rttttyyytt.jpg



生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪








テーマ: ミステリ
ジャンル: 小説・文学








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January February March April May June July August September October November December
2006(Thu) 04/20

八十八茶 其の25 アルケスタ暗殺計画 (101)

八十八茶 の旅 … Comments(101)

 

 お~とこには~ 男の~  世界が~ ある

 例えるなら~ 空をかける~ 一筋 の流れ星~  ♪  


 ルパン・ルパン~  


lupin.jpg





 



  

ついに「とと様」に関する情報を得た私。もう大丈夫です。とりあえずは、この島にいるということさえわかれば良かったのです。

 無事でいてくれさえしてくれれば良かったんです(●′ェ`●)b

 この後エルナスに行けば恐らく会えるはずです。

 だって
 
   
 とと様探しのキーポイントはスノーボード。連想できるのは雪山エルナスしかありませんもの。

 スノボーをするとしたらあそこしかないわけですし(´・ェ・`)

 でもエルナスは前回ゾンビみたいな魔物に襲われ、泣きそうになった場所…。町の近くにいる魔物でさえ結構強いので、ここでちょっと修行してから行く事にします。

 せっかく下町に来たわけですしね(*・ェ・人)


 私は

 さっそく町を飛び出し、魔物が出没するという裏山へ行く事に。  


 …



 村の人は救世主が現れて以来、裏山にはそんなに強い魔物は出没しないと言ってましたし。

 私でも全然安心でしょう。



 でも…






 どんな魔物が…





 
 あ。着きました。下町の裏山。



 ほぅほぅ…。

 
 自然が一杯ですね。



 ん?向こうから歩いてくるのは?

 





060415r.jpg

 

 ヾ(*゚Д゚)人(*゚д゚)ノ オォォォ
 
 
 うさぎです。うさぎ。

 
 か…かわいい(●′ェ`●)
 


 なんかやけに急いでるうさぎもいるようですが、何かあるのかな?


060413gui.jpg


 え?

 うさぎを狩る?

 ウフフ…


 こんなかわいい魔物狩れないです(´・ェ・`)

 

 もっとこう…


 なんていうのでしょう。魔物っていう感じの敵じゃないと叩くのかわいそうですから。

 
 野蛮な男とは違うのです。
 
 
 まだ裏山には入ったばかりですしね。
 

 きっと奥にはそういう魔物が…。




 
060413drt.jpg


 ヾ(*゚Д゚)人(*゚д゚)ノ オォォォ


 ほら来ました。さっきのかわいいうさぎとは違い、襲ってきてます。いきなり私を食べる気満々ですし…。

 こういう魔物は気兼ねなく (´・ェ・`)

0604120.jpg



 ウフフフフ… 虎さん。その程度ではわたくしの相手にはなりませんわよ?

 
 この場所でしばらく虎狩りを勤しんだ後に、私はさらに奥へ。

 …

 さすがにここまでくると…周りから…何か

 段々と何か怪しい空気が立ちこめるようになってきました。


 ん? 

 あれは妖狐でしょうか?



060420ft.jpg


 なんかこの場所に来た瞬間に気分が悪くなってきたような…

 なんか変な黒いものが…私の…周りを


060420gty.jpg


 
 なんともいえないこの感じ…。

 背後霊に取り憑かれたときと感覚的には一緒です。

 やっぱり危ない場所だったのでしょうか…。ここ。



060420tfrde.jpg


 そうは言っても魔物がいるのに休憩するわけにもいきませんので、血路を切り開き、さらに先に進みます。

 確か頂上には神社があると言ってましたし、そこまで行けばなんとか…。

 …

 私は妖狐を狩りつつ、山の道をさらに進んでいきます。でも進むほどに雰囲気が暗く、怪しい感じになっていくのが気になるところですが…。

 この先には一体何が…

 
 (゚Д゚;そゎそゎ;゚д゚)…


 …






 …







 あれ?なに?あの青い炎…


 まさか… あれ…




060420gta.jpg


 ((((((o┤;′゚゚Д゚゚`├o)))))ガクガクブルブル


 これは人魂…。

 人魂とは無念のまま不慮の事故を遂げ、現世に怨念を持ちつつ死んでしまった人間の魂が具体化して姿を現すというものです。

 一緒に石のおばけみたいなのもいますし… 

060320uy.jpg



 力任せに斬りつけてみましたが、効果は薄く、一向に浄化できる気配がありません…。

 …


 …


 ちょっと深入りしすぎてしまったようです。

 ああ…


 …うさぎちゃんの所で


 帰れば良かった~っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

 
 ホントは頂上まで行きたかったのですが、どうやらいまの私の力ではこの変で限界のようです。

 肝試しは終わり

 帰る分くらいの薬は残ってますし、今回は大人しく…


 下町に帰る事にします。


 今度は…とと様と一緒に今度は来ようかな(*′ω`)
 

 そういえば…とと様今何をしてるのでしょう。やっぱりスノボーかな(´・ェ・`)  


 はやる気持ちをおさえ私はエルナスに出発しました


 …

































 
.:*~*:._.:**~*:._.:*~*:._.:*.:*~゚.+:。゚.゚.+:。゚.+:。゚.+:。゚.+:。゚+:。゚.+:。゚.+:。…━━━━・:*☆…━━━━・:*☆




 …
 



 一方…その頃  とと様は?



 






























ディラン「おい豆。集まったか?」

XBGZ「いや。まだだよ」

ディラン「急いでくれ。こんな事にかまけてる時間はないんだ」

XBGZ「わかってる」

ディラン「3色均一に集めるんだ。いいな?」

XBGZ「あいあい。でも何に使うんだ?こんな尻尾」

ディラン「儀式さ」

XBGZ「儀式… 前に言ってた黒魔術か?」

ディラン「さあな」

XBGZ「Dさん黒魔術はじめてから変わったよなあ。前はりりしい青年て感じだったのに… 」

ディラン「フッ 何事も形から入る方なのさ」

XBGZ「でも何に使うかくらい教えてくれよ」

ディラン「全部集まったら教えるさ」
 
XBGZ「うほっ」




 ここは天空の町 オルビス

 明らかに柄の悪そうな男が二人…犬を虐殺している。

 本来ならば今や絶滅危惧種である「ネクソン指定天然動物」3色犬を狩る事は違法なのであるが、オルビスの狩り場は過疎化(人口減少)しており、人が訪れる事はほとんどない。

 残念ながらもし通りかかったとしても、柄の悪い二人に注意をできる通行人は皆無であろう…。
 



060420gy.png






豆「そろそろいいんじゃないか?」

ディラン「まだだ…」

豆「ぁれんさんが限界みたいだけど…」

ディラン「よし俺がサポートに行こう。上を頼む」

豆「ラジャー」






060420aa.png



 八十八茶が旅をしているめいぽ島は一つの大きい問題を抱えていた。

 下町やオルビスなどの比較的魔物の弱い町では 魔物>人間 のバランスが保たれているが、一部の大陸…ルディブリアム、ジパングなどは猛者狩人達が結集しており、大量の魔物が日々狩られていた。力の差は明かだった。さすがの魔物も本来の活動ができず、魔物>人間 のバランスが崩れ、今や完全に 人間>魔物 という図式になっていた。
 
 こうなると次に行われるは当然人間同士の争い。

 悪の魔島「武器庫」では補佐役のプリーストのクローン(マイプリ)が大量に生産された。マイプリとは機械的にHSやヒールでの補佐を自動で行わせるクローン人間のことである。今や時間の制約に縛られないクローン人間を狩りに同行させるのが当たり前となっていた。

 人よりもスキルが重視される時代がすぐそこに迫っていた。

 清純なプリーストはこれに大きく心を痛めた。

 今やプリーストを本職とする者は絶滅寸前。一時はプリーストの護衛役とも呼ばれたDナイトも魔法を防御するエレメントレジスタンス(魔法盾)の力を失い、さらにHBマシーンと呼ばれるクローンDナイトが大量に生産されたため、転職を余儀なくされた者が相次いでいた。

 …

 人間<魔物 の図式が崩れた今、人間同士の要求が高レベルになるのは必然だった。

 こうなると最強職ハーミット(投げ賊)の台頭を止める術はなく、めいぽ島におけるほとんどの住民はハーミットに転職するのが主流と化していった。

 戦闘職として申し分のない性能を持つハーミット。お金を儲ける事にも長けており、彼らとPTを組む者も含めメルは日々大量に量産されていった。ハーミットの増殖で島は過度のインフレ(お金が島に溢れ、物価があがる)状態となっていた。

 ハーミットのハーミットによるハーミットのための秩序が構築されようとしていた。

 政府はこの流れを止めるため、手数料制度を導入し、重い税金を課したが、これは逆に斬り賊、弓賊の首を絞めるだけとなってしまい、さらなる貧富の差を生んでいた。   
     
 誰もが疑問を感じていた。

 
 どうしようもない…

 
 と同時に誰もが思っていた… しかし…ここに… 









060420tyu.png


ディラン「よし…豆。そろそろいいだろう」

XBGZ「お?そうか?」

ディラン「あとはぁれんさんの分を足せば数は足りる」

XBGZ「ぁれんさん大丈夫かな」

ディラン「見てこよう」

XBGZ「あい」





060420thjk.png




ディラン「ぁれんさん もういいぞ」

ぁれん「薬0だったのに誰も助けてくれなかった っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

ディラン「泣き言を言うな おまえ最強職だろ?」

ぁれん「差別だ;;」

ディラン「黙ってろ」

ぁれん「…」

060420ygt.png




ディラン「その変に落ちてる薬をひらえ」

ぁれん「ぁぃ…」




ディラン「フフフ…これだけ尻尾があれば奴を致死させるには十分な量だ」



060420gbh.png




豆「一体なにを企んでんだ?Dylan」

ディラン「…簡単な事さ。この島の秩序を元に戻す」

豆「秩序を元に戻す??  どういうこと??」

ディラン「今まで不遇の待遇を受けた職の威厳を取り戻すのさ」

豆「ん?いや…さっぱり意味不明…」

ぁれん「職の威厳??」






ディラン「今この島ではどういう問題が起こっているかおまえ知ってるだろ?」

豆「ああ… 職の強さに差がありすぎるよね。俺の仲間の斬り賊もみんな死んでしまった…」

ぁれん「へぇぇ。そうなんだ。僕の仲間(ハーミット)はみんな無事だけど」

豆「無事なのはハーミットだけだっつの…」




ディラン「フッ そうだな。しかし奴らが弱くなればどうかな」

豆「いや…弱くできるわけないよ」



ディラン「それができるのさ…」

豆「え? ど…どうやって?」




ディラン「しれたことよ」

豆「??」

ぁれん「??」


















ディラン「

俺の黒魔術でアルケスタを抹殺する
















豆「ぇ?」

ぁれん「…」










豆、ぁれん「工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工」






























豆「アルケスタって召還の石を作ってるtttty.gifあの老人?」

ディラン「そうだ。奴さえいなくなればこっちのものだ」

豆「な…何考えてんだよ 駄目だってそんなことしちゃ((((((o┤;′゚゚Д゚゚`├o)))))」

ディラン「ハーミットの強さは召還の石use30.gifの力に寄るところが多い。アルケスタさえいなくなればそう簡単に召還の石は手に入らん」


豆「お…恐ろしい考えだな…」

ぁれん「や…やめて;; 僕たちハーミットは召還の石use30.gifがないと…」

ディラン「泣き言を言うなと言っただろう」

ぁれん「(|||′□`)」

豆「無茶苦茶だ…(・ω・;A)アセアセ…」

ぁれん「ぁの… でも他の職の人も召還の石は使うかと…」

ディラン「そんなことは知らんな…」

ぁれん「…」












豆「でもこんな尻尾で何ができるの?」

ディラン「この3色の尻尾ev79.gifev78.gifev80.gifにヘクタの尻尾ev82.gifとコールドアイの尻尾ev54.gif、最後にタウロマシスの角ev45.gifを混ぜればバルログの包みev69.gifを作成できる」



豆「バ…バルログって…まさか…あの有名な魔界の魔物か?」

ディラン「そうだ…。それを奴の目の前で召還する」

豆「ぇ…」

ぁれん「ぇ…」











豆・ぁれん「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」





豆「ヤバイだろ。そんなん召還したら俺たちが逆にやられちゃうぞ?」

ディラン「心配はいらん。俺はHBで絶え、おまえはメルガードでバルログの攻撃を絶えろ」

豆「無茶すぎるよ…」

ぁれん「え…僕は?僕防御スキルないよ?」

ディラン「そんなことは知らんな…クックック…」

ぁれん「ヽ(ヽ′口`)ヒイィィィ!!!」

豆「ぁれんさん…職業がハーミットというのが運の尽きだったね…」

ぁれん「っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜」


ディラン「さあ…さっさとヘクタの尻尾を集めに行くぞ」

豆「おう!!」

ぁれん「いやだ~ っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜」


 …



 ぁれんの悲痛な叫びが辺りに虚しく響いた後、3人はヘクタの住む雪山へと向かいヘクタの尻尾の調達に勤しんでいた。


060420tyghj.png


ディラン「よし。OKだ。次はコールドアイの尻尾とタウロマシスの角だな」

豆「おう!!」

ぁれん「…」

豆「コールドアイとタウロマシスって…バルログがいる神殿に生息してる魔物だよね」

ディラン「そうだ。奴を神殿以外で召還するにはそれが必要なんだ」

豆「なるほど」



 


 …






 恐るべきディランの計画。そして危うし最強職ハーミット。彼らもまさかこういう方法で力を奪われるとは考えてなかっただろう。

 一見平和そうに見えためいぽ島の裏で、今まさに島の根底を揺るがす計画が徐々に進行していた。そしてそれは同時にアルケスタの命日が刻一刻と迫っている事を意味していた…。 


ディラン「タウロマシスの雷に気をつけろ」

豆「おう!!」

ぁれん「僕はコールドアイを担当します;;」

060420ftw.png




 …


 ディランとXBGZの刃の前に次々と倒れていく、百獣の王「タウロマシス」。


060420ftii.png


 そして…

 遂にぁれんの集めたコールドアイの尻尾とディランの集めたタウロマシスの角が2000個を超えた。

 
 いよいよアルケスタ暗殺計画の序章が始まろうとしていた。



 …





ディラン「よし…OKだ…後はこいつを脅すだけよ」

豆「おう」

ぁれん「…」






ディラン「おい貴様。バルログ召還の袋を作成しろ」

060420erfd.png


亡霊「なんじゃ貴様。いきなり無礼であろう」

ディラン「さっさとしろ。死にたいのか?」 





亡霊「…材料は揃っておるのか?」

ディラン「もちろんだ」

亡霊「な…何に使うつもりじゃ…」

ディラン「友達の3次転職祝いさ」

亡霊「祝いか…」

ディラン「すぐに作ってくれ」

亡霊「…わかった。お主無茶苦茶じゃが、不思議と邪悪な気は発しておらんからのう…信用しよう」

ディラン「…」

亡霊「しかしワシが黒い包みを作れるという事は誰もしらないはずなんじゃが…誰に聞いた?」

ディラン「さあな」

亡霊「…」





ディラン「豆、ぁれん…正義のためには多少手荒な事も必要という事を理解してくれ」

豆「まあ…そう言われるとそうかもしれないけど…」

ぁれん「もうどうでもいいです…」


















亡霊「できたぞ…」



060420rrt.png



ディラン「すまんな…。これで転職祝いができるよ…」

亡霊「転職祝いとは…微笑ましい事じゃのう~」

ディラン「クックック… 微笑ましいか…」

亡霊「ん?」

ディラン「転職祝いと言っても、ハーミットから他職への大量転職祝いなんだがな…」

亡霊「?」

豆・ぁれん「((((((o┤;′゚゚Д゚゚`├o)))))ガクガクブルブル」

ディラン「それに…」

亡霊「それに?」

ディラン「貴様は口封じのためにしばらく封印させてもらう」


亡霊「…ぇ



   工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


ディラン「心配するな。騒ぎが収まれば出してやる」








ディラン「豆、ぁれん…3日後に暗殺計画を発動する。それまでゆっくり休養しておいてくれ」

豆・ぁれん「…φ(′□`il)メモシトク・・・」
 
 
  




 …











 誰も知る由もない、アルケスタ計画。アルケスタが暗殺されればハーミットの力は間違いなく地に落ちるだろう。




 最強職ハーミットの地位は今や風前の灯火となっていた。




 一度栄えしものは、必ず滅びゆく




 世の道理ではあるが、こんなことを許していいのだろうか?

 残念ながらディランを止められる者は誰もいない。

 世直しこそ彼の使命でありロマン

 お~とこには~ 男の~  世界が~ ある

 例えるなら~ 空をかける~ 一筋 の流れ星~  ♪  
 
 ルパン・ルパン~  





 ギルド「お茶」のメンバーでも彼を止める事は不可能であろう。





 なぜなら彼はお茶の…




 ギルドマスター



 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 …



 彼を止められるのは




 …





 …





 この物語の作者 



 =====○)д`);.・;゛;ブッ



 …












 彼を止められるのは…もはや



 …血を分けた肉親以外に考えられない。

 





 …










 そう

 
 それは…













 今エルナスに向かっている一人の少女…





 











 …意外にも



 全ハーミットの命運を握っているのは一人の斬り賊だった。













060420tyui.png




生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪













テーマ: 物語
ジャンル: 小説・文学








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2006(Fri) 04/14

八十八茶 其の24 ディラン マッケイ(44)

八十八茶 の旅 … Comments(44)

♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン… 

♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン…


rtyhgfds1123.jpg


 その者~ 青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。失われた大地との絆を結び~  ついに人々を清浄の地にみちびかん 



♪ラン ランララランランラン ラン ララララランランラン…


♪ランランランランラララララン ランランランランラララララン… 



 



 

060330fghj.jpg



 100階にも及ぶエオス塔を走破し、念願のルディブリアムに帰ってきた私ですが、ルディブリアムに帰ってきて何をするつもりだったのかが思い出せません(´・ェ・`)


 というより始めから何も決めてなかったような…。何しに来たんだったかな…ルディブリアムに…。

 

 …


 まあいいか(´・ェ・`)




 それより…


 …
 

060330dsa.jpg


 さっきネミさんが確かお父さんがお弁当を…

 なんて言ってたのを聞いたもんだから「とと様」の事を思い出してしまって…

 そういえば私ずっと一人;;。


 寂しさがどっと押し寄せてきます。


 そういうわけで最近あまり元気がないのです。



 。+゚(ノд`o)゚+。 いつも一人ぼっち…

  


 ホント…「とと様」と「かか様」は一体どこにいるんでしょう…。

 

 …でも

 
 泣いてばかりいても何も始まりませんので町を探索してはみたのですが…。

 「とと様」と「かか様」に関する手がかりは残念ながら掴めませんでした。



 でも一つだけ気になる情報を一つ入手。


 ヘリオス塔というのがあるらしいです。ルディブリアムには…。
 

 え?


 違いますよ?さっき登ったのはエオス塔です。



 私がさっき登ったのは「エオス塔」と呼ばれる塔。


 …でもね。


 どうやらルディブリアムにはもう一つの塔「ヘリオス塔」というものがあるらしいです。エオス塔は地球防衛軍に通じていて、ヘリオス塔の先は下町(おとぎ話の村)に通じているそうです。

 もちろん100階もある塔をまた走破するのは絶対に嫌だったのですが…ヘリオス塔にはエレベーター完備されていて昇降が凄く楽とか。 


 最新鋭の塔みたいです。


 なんだ~ 


 エレベーターがあるなら誰でも行けますよね。(*′ω`*)

  
 下町かぁ(´・ェ・`)…



 ウフフフ…




 駄菓子とかあるのかなあ。





 というわけでこれからの予定は

 

 ヘリオス塔へ「レッツゴー (。・д・。)ノ '`」ということになったのでした。
 

 一目散にルディブリアムの右にダッシュ。



 …


 あ。見えてきました。見えてきました。



 ほぅほぅ…。
 

 なるほど~。



 ルディブリアムの町の左にあるのがエオス塔で右にあるのがヘリオス塔なんですね~。

 

060412.jpg



 でもこのヘリオス塔。「エオス塔」と作りがほとんど一緒というのはちょっと嫌ですね…。あんまりいいイメージないですから…。あそこには…。


 死にそうになりましたし…。


060413.jpg



 こっちの塔はネズミとは違ってハムスター?が主に生息しているみたいなのでかわいくていい感じですけどね~。




060413f.jpg



 それでもやっぱり雰囲気がね;;


 トラウマって恐い…。



 そんあこんなで


 エレベーター目指してヘリオス塔をどんどんと降りていきますと、



 あ




 あれはもしかして…














 …
















 エレベーター発見ヾ(o`・ω・´o)ノ 

060413fg.jpg



 さっそく乗り込もうとしたのですが、どうやら今エレベーターは一番下まで行ってしまってるようです。

 ボタンを押してエレベーターがまた上がってくるのを待ちます。



 しばし休憩…
 

 

 ( ´・ω・`)_且~~ …




 そして4分後…




 チーン。
  


 オオォォ(●′エ`●)ォオォ


 待ちに待ったエレベーターが到着しました(´・ェ・`)


 さっそく乗り込む私たち。

 
060414f.jpg


 うれしいことにエレベーターには私達しか乗ってる人はいませんでしたので、完全に貸し切り状態。

 凄く快適です。


 ウフフフフ


 エオス塔にも早くエレベーターつければいいのにね~。
 

 
 …




 チーン




 …ん? どうやら1階に到着したみたいです。


 早いですね~。さすがはエレベーター。



 カチャ… 



 ドアを開けて部屋に入ってみると?






 Σ(`・ω・屮)屮 オオォォォオォ


060413dcfg.jpg



なんでしょうここ。

 
 もしかして…



 と…図書館?????


 それになんか真ん中に…


 ん?


 あれは…


 人です。人がいました(´・ェ・`)


 なんか博士みたいな人がいます。



八十八茶「こんこんっ v(*′I`*)v」

司祭ウィズ「ん?」

八十八茶「何してるんですか~?」

司祭ウィズ「ん?見ればわかるとおり本の管理じゃよ」

八十八茶「たくさんありますね(´・ェ・`)」

司祭ウィズ「うむ」

八十八茶「何冊くらいあるの?」

司祭ウィズ「さあ…数えた事ないでなあ…」

八十八茶「へぇ~」







司祭ウィズ「何か調べ物でもあるかな?」

八十八茶「う~ん…。特にないです」

司祭ウィズ「さようか…」






八十八茶「あ!? そうだ。捜してる人がいるんです」

司祭ウィズ「ほぉ。探し人か」

八十八茶「ぁぃ(´・ェ・`)」

司祭ウィズ「ふむふむ。では探し人の名前を言ってみなされ。もしかすると人名辞典に載ってるかもしれんぞよ」

八十八茶「∑(´・ェ・`||)ぇぇ!!??  ホント?」

司祭ウィズ「人名辞典にはこの島に住んでるほぼすべての人物が登録されておるからな」

八十八茶「とと様の名前も載ってるかな(´・ェ・`)」

司祭ウィズ「とと様じゃと?」

八十八茶「ぁぃ」

司祭ウィズ「それはお父さんという意味かの?」

八十八茶「ぁぃ」

司祭ウィズ「名は?」

八十八茶「Dylan Mackyです ディラン。 ディラン マッケイ」

司祭ウィズ「ふむ…ディラン… デ…デ…ィ」

八十八茶「…」













司祭ウィズ「んお?あった。あったぞ」

八十八茶「エエェェェ(。・д・。)ェェェエエ あった?」

司祭ウィズ「ふむふむ。あまり情報はないが… 伝説のDナイトの友人らしいぞよ?」

八十八茶「伝説のDナイト???」

司祭ウィズ「うむ。そのDナイトのパートナーと書いておるな」

八十八茶「((φ(・ω´・ *)ホォホォ」

司祭ウィズ「お主の父の写真はないが、伝説のDナイトの写真ならあるが…見るか?」

八十八茶「ワクワク(*′∀`)」

司祭ウィズ「こいつが伝説のDナイトじゃ」











060414fgyyu.jpg


 ↑ 伝説のDナイト…


















八十八茶「ぇ…」

司祭ウィズ「別名伝説の鉾マンとも呼ばれとるお方じゃ」

八十八茶「なにこれ…」

司祭ウィズ「なにこれって…」



八十八茶「こ…こんな人が…とと様のパートナー?」

司祭ウィズ「うむ」

八十八茶「何かの間違いじゃないの?」

司祭ウィズ「んや。確かじゃ」

八十八茶「とと様の名前はDylan。Dylan Mckayだよ?間違いない?」

司祭ウィズ「うむ」

八十八茶「とと様がこんなホームレスと友達なわけないもんね(´・ェ・`)」


060414fgyyu.jpg



司祭ウィズ「こりゃ!! なんて事を言うんじゃお主。外見で人を判断してはならん」

八十八茶「じゃあなんで段ボール着てるの?」

司祭ウィズ「ん? それは…」

八十八茶「服買うお金がないからじゃないの?(・∀・*)」

司祭ウィズ「いや…そんなことはないじゃろう…」

八十八茶「乞食(こじき)にしか見えないよ。この人… 」




司祭ウィズ「う~む。ま…まあ確かに借金帝王との記載もあるがの…(・ω・;A)アセアセ…。 

 しかし鉾ナイトの神とも呼ばれる程の男じゃぞ」

八十八茶「ダンボールは紙でできてるよ?」

司祭ウィズ「いや…その紙じゃなくて… しかしDylanと鉾マンは仲がいいと人名辞典には記されておるからな」

八十八茶「嘘だよ…」

司祭ウィズ「まあこの写真を持っていきなされ。何かの手がかりになるかもしれん…」

八十八茶「…」







八十八茶「クシャクシャ ポイッ… (っ`・ω・)っ゚⌒  まあホームレスの説明はいいからさ。とと様の事をもっと教えてよ」

司祭ウィズ「そ…そうか…」

八十八茶「とと様はどこに住んでいるの?」

司祭ウィズ「お主いきなり態度がデカくなるのぅ…。住所は…」

八十八茶「…」

司祭ウィズ「ん? こりゃたまげた。ここからすぐ近くの下町に住民登録しておるぞよ。Dylanとやらは」

八十八茶「え?(●′ェ`●)」

司祭ウィズ「このすぐ近くに住んでるぞよ?」

八十八茶「エ……(・ω・;)……ッ!!!」

司祭ウィズ「なんじゃ意外に近くにいたんじゃのう…」

八十八茶「え?え? そ…その下町っていうのはどうやったらいけるの????」

司祭ウィズ「そこの出口出ればすぐじゃが…」

八十八茶「“「(・ェ・o )(「o・ェ・)”ドコダァ?」






 !?


 ここ??


060415edfdr.jpg



 …ここを出れば「とと様」のいる町に?

 
 やっと…やっと会えるのね… とと様…
 
 
 私は今までにない懐かしさを感じ、図書館の出口へと向かいます。


 そして…


 運命の…再会…





060413doiuu.jpg








 …









 
 オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ

060413daw.jpg


 綺麗綺麗綺麗ヾ(*゚Д゚)人(*゚д゚)ノ


 こ…ここが「とと様」の住む町? 下町?

 
 さっそく下町の方々に「とと様」の情報を聞き出します。

 ん?


 (((p`・д・iq)))ゞナニゞナニ


060413dsw.jpg



 ほぅほぅ…。


 この町は古そうな町並みをしていますが、比較的この島では若い町だそうです。というより最近できた町だとか。


 続いて別の方とお話しして情報収集。


  (((p`・д・iq)))ゞナニゞナニ

060413dx.jpg


 ほぅほぅ…。


 ゚+.*.(`・ω・´屮)屮 ゥォオオオ☆゚・:*☆


 なんとなんと!!「とと様」の事を知っている人を発見しました。今まで誰に聞いても知らなかったのに;;


 なになに?


 詳しくは長老に聞け??


 なんだよそれ(´-ω-`)…。


 でも「とと様」の事を知っている人がいるということは、いよいよもってこの町にとと様が住んでいるという話が現実味を帯びてきました。



 もう…さっきの図書館の人には


 

 (*・ェ・人)謝々(人・ェ・*)謝々


 感謝ヽ(´∀`)ノ感激ヽ(;´Д`)ノ雨ヽ(´з`)ノ あられ
   


 …



 ワクワクしながら


 さっそく長老様の元へ。



 おお。この人ですねぇ~。


060413dew.jpg




八十八茶「こんこん(●′ェ`●)b」

長老「元気がいいのぉ…」

八十八「ウフフフフ あなたが長老様ですか~?」

長老「いかにも。私が長老だ。」

八十八茶「オォオォオォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオォオオォ」

長老「どうしたんじゃ?」





八十八茶「Dylanという者について教えて下さい」

長老「なぬ?Dylanとな?」

八十八茶「(′I `*(- ェ -*(′I `*(- ェ -*)ぅんぅん」

長老「Dylan殿に関してはワシより婆さんの方が詳しいぞよ」

八十八茶「・・・・・(´・ω・`;)・・・・・・」

長老「これ…。婆さんや」







婆「はひっ? なんだい爺さん」

長老「Dylan殿についてこのお嬢ちゃんが聞きたがっておるぞ」

婆「ほけ…。お嬢ちゃんはDylan殿のお知り合いかなんかかの?」

八十八茶「娘です」

長老「なぬ…?」

婆「はひっ?」
  





八十八茶「実の娘です(´・ェ・`)」




爺・婆「ゑゑゑゑ(´・д・ノ)ノ゙ ゑゑゑゑ」

八十八茶「ぇ…」

婆「じ…実の娘とな?」

八十八茶「ぁぃ」

長老「あのDylan殿に… 娘がのう…」

婆「こりゃたまげたねぇ。爺さん。」

長老「ぅむ…」

八十八茶「どこに住んでいますか?とと様は」

長老「ん? どこに住んでるじゃと?」



八十八茶「もう…ずっと会えてないんです」

長老「そうじゃったのか…」

八十八茶「;;」

長老「しかし残念じゃのう…。Dylan殿はこの町に住んでいるわけではないのじゃよ…」

八十八茶「((φ(・ω´・ *)ホォホォ…  




 工工エエエエエエェェェェェェ(o゚д゚o) ェェェェェェエエエエエエ工工」











八十八茶「な…なんで!???? ここに住んでるっていってたよ?」

長老「住んではおらんよ。住民登録をしてもらっただけじゃ」

八十八茶「ぇ??ぇ?」

長老「村の救世主だでのう…。わしが頼んで…この町の住人ということになってもらったわけじゃよ…」

八十八茶「なんでそんなことするの~;;」





長老「それはな…話せば長いのじゃが…」

八十八茶「(。・д・。)(。-д-。)(。・д・。)(。-д-。)ウンウン」




長老「以前に…この村が魔物に襲われたときがあっての…」

八十八茶「(。・д・。)(。-д-。)(。・д・。)(。-д-。)ウンウン」







長老「あまりの魔物の強さに村は壊滅状態じゃったのじゃ…」

八十八茶「(。・д・。)(。-д-。)(。・д・。)(。-д-。)ウンウン」






長老「その時にな…」

八十八茶「ウンウン」





長老「この下町に古くから伝わるいにしえの古き言い伝え…の歌と共に一人の男が現れたのじゃ…」

八十八茶「ほぅほぅ…」













長老「そしてその男が下町を魔物から救ってくれたのじゃ」

八十八茶「ほぅほぅ…」

長老「それ以後その男は救世主として町民から崇拝されておるのじゃ」

八十八茶「へぇ~」








長老「…?  お嬢ちゃんまだわからないのかの?」

八十八茶「なにが?」










長老「その救世主が…Dylan(ディラン)殿じゃよ
























八十八茶「工エエェΣ(д・´ノ)ノェエエ工












八十八茶「そ…その人がとと様?」






長老「そうじゃ…」

八十八茶「古き言い伝えって…とと様はそんな年老いていないよ;;」

長老「いや…下町に古くから伝わる歌と偶然にもDylan殿の風貌が一致したのじゃよ…」

八十八茶「だからって…」




長老「まあ歌を聞くのが一番早いじゃろう…」

八十八茶「!?」





長老「これ婆さんや 「古き言い伝え」を聞かせてあげなされ」

婆「ぁいぁぃ お嬢ちゃんよく聞くんじゃぞ?」

八十八茶「(。・д・。)(。-д-。)(。・д・。)(。-д-。)ウンウン」






婆「その~者(もの)~





♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン… 

♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン…



 …


0604234ff.jpg


 ♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン… 

♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン…


 その者~ 青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。失われた大地との絆を結び~  ついに人々を清浄の地にみちびかん 




 ♪ラン ランララランランラン ラン ララララランランラン…


  ♪ランランランランラララララン ランランランランラララララン… 


060415gjuu.jpg









八十八茶「もうやめて…  っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜」

長老「お嬢ちゃん なぜ泣くのじゃ…」

八十八茶「その歌…小さい頃よく子守歌で歌ってくれてた歌なの…(っω・`;)」
 
婆さん「そうじゃったか…」

八十八茶「間違いない;; とと様だ っД`*)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜」





長老「いい男をお父さんに持ったのぅ…」


八十八茶「ちなみに…とと様が来たのは? いつ? それはいつの話ですか?」

長老「つい最近じゃよ」

八十八茶「ぇ…?」

長老「まだ20日もたっちょらん…」

八十八茶「工工エエエエエエェェェェェェ(o゚д゚o) ェェェェェェエエエエエエ工工」

長老「一足違いじゃったのう…」

八十八茶「なんで下町から出ていくのよ;;ここでずっといればいいのに…」

長老「それが…のう?婆さん…」

婆「そうですじゃ…。 おい豆。もどるぜ。自分たちの世界へ…。この世界を汚しちゃいけない… とだけ言い残して…

 Dylan殿はと共に去っていってしまわれたのじゃ…」


八十八茶「ま…豆? 豆って何?」

婆「Dylanさんの弟分じゃよ」

八十八茶「え? 豆って…人なの?」

婆「そうじゃよ? 写真の右に写っているのが豆さんじゃ」





060415tgdf.jpg



八十八茶「なにこの変態…」

婆「こりゃこりゃ変態とはなんじゃ。XBZGというちゃんとした名前があるんじゃが、Dylan殿は「豆」と呼んで、彼をかわいがっていたんざ」

八十八茶「さっきの段ボールのホームレスといい…この変態みたいな人といい…なんでこんな変な人ばっかり「とと様」は連れて歩くんだろう(´-ω-`)…」








八十八茶「とと様がどこにいったかはわかりませんか?」

長老「う~む…確か海の方に… 海が好きじゃったようじゃからのぅ」

060414ghkuy.jpg



婆「そういえば海でよく魚狩りをしてたねえ。Dylan殿は」

長老「いや…あれは食用として狩ってたみたいじゃぞ?」

婆「フンドシ一丁でねぇ…」

長老「それに銀色と金色に輝くスノーボードを大事にしてたのう…」

婆「ここ雪降らないのにねぇ…」

八十八茶「…」














060415yb.jpg




八十八茶「でも魚狩って食べてばっかりなんて…とと様ちゃんと栄養とれてるのかしら;;」

長老「う~む。悪いんじゃが…それ以上はわからん…」

婆「お役に立てなくてスマンねえ…」






長老「 (;゚д゚)? そ…そうじゃ」

婆「?」

八十八茶「??」

長老「Dylan殿は村はずれのツバメと仲がよかったじゃろ。」

婆「ほぇ?そういえば…」

八十八茶「え?え?」

長老「村のはずれに空を飛べないツバメがおっての…。それを夜な夜な慰めていたのじゃよ。あのツバメなら何か知っているかもしれんな…」

060415gtfdr.jpg



八十八茶「ありがと~ 早速会ってきます タタタッ ε=ε=ヘ(´・д・)ノ」




















長老「Dylan殿に子供がいたんじゃろう…」

婆「言い伝えにはそういう事は書いておらんから…」

長老「いや…しかし…確か独身だと言って…村の女数人に手を出して(ry…」

婆「…」

長老「村の救世主じゃから何も言えんが…」

婆「…」






















 
 

060413desbg.jpg


 とと様の手がかりを掴んだ私は、早速その飛べないツバメさんの元へ…。途中イヤミな人がいましたが、スルースルー…。




060413dfh.jpg


 しかし残念ながら「とと様」と仲良くしていたツバメさんも現在の「とと様」の居場所はわからないみたいでした。


 一体どこへ行ってしまわれたのでしょう?


 ツバメさんの話によると手がかりは…「銀色と金色に輝くスノーボード」だそうです。とと様はそれを一時も手放さなかったとか…。

 スノーボードなんて何に使ってるんでしょうか…。
 
  (;゚д゚)?

 ん?


 待って下さい…。


 スノーボードと言えば…雪山…。


 雪山といえば… 雪…。 ゆ…雪と言えば…






 エルナス (*′ω`)



060412gsf.jpg



 それにここ下町からエルナスは歩いて行ける距離にあるそうです。

 …と考えると…とと様はエルナスに行った可能性が高い(´・ェ・`)

 
 
 しかしせっかく下町に来た事ですし、少し観光してからエルナスに向かう事に。

 ツバメさんが言うには、神社やきれいな自然が一杯らしいですしね。


 まあ…


 当然…




 魔物…もいるのでしょうけどね…。

 

060413drt.jpg














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31

January February March April May June July August September October November December
2006(Fri) 03/31

八十八茶 其の23 さらば… 八十八茶??(48)

八十八茶 の旅 … Comments(48)






生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪






 



 グレイさんに送ってもらったエオス塔。
 

 060329rf.jpg


 
 ここを登ればルディブリアムに帰れるようです(´・ェ・`)。

 グレイさんは

グレイ「ワープ石がすぐにあるから楽に登れるよ。全然心配無用」


 なんて言っていましたので、すぐに登れるのでしょうね。

 
 では

 まずはそのワープの石を探さないと…。さっそく登ってみます。



 あ…



 ねずみの化け物がいます。


 う~ん。



 やっぱり塔にも魔物はいるようですね。 

 060330.jpg



 とは言ってもねずみだけにそんなに危険ではありませんが。。

 でもよく見ると…ゼンマイついてるんですよね… ということは機械のねずみなのでしょうか?


 こんな機械一体だれが作ったのでしょう…。何のために?


 必要なのかな(o・ω・o)



 ん?




 あ!? 



 あ~??




 あそこになんかあります。あれはワープ石ではないでしょうか?
 
 おお。青色だ。
 
 それになんかぴかぴか光ってます。間違いないです。

 やっとルディブリアムに帰れる(´・ェ・`)。

 さっそく石に上までワープさせてくれるように御願い。

060330a.jpg


八十八茶「上までワープ(ノ*・ω・)ノよ☆ろ★し☆く★ 」

エオス石「…」


 八十八茶はそう心に念じワープ石に触れた。

 まばゆい光りが辺りに立ちこめる。


 …



 しかし何も起こらなかった。



 …


八十八茶「あれ?何も起こらないよ…」

エオス石「…」

八十八茶「上までワープ(σ ・∀・)σ よろしくne☆」


 八十八茶はそう心に念じワープ石に触れた。

 まばゆい光りが辺りに立ちこめる。


 …



 しかし何も起こらなかった。



エオス石「…」

八十八茶「…」


 (-ω-;)ウーン


 …どうやらこれはワープ石ではなく、ただの石だったようですね…・。・

 そうですよね。いきなりワープできたら楽すぎですもんね。…気を取り直して、さらに進む事に。

 おお? ひ…人が…。 なんと向かうから話しかけてきました。
   



060330fs.jpg


作業員10「イヨ~ウ (●′Å`)ノ 」

八十八茶「▼o・_・o▼コンニチワン♪ 」

作業員10「おまえ珍しいな。ワープ石を通り過ぎたって事は…歩いて上まで登る気か?」

八十八茶「え?さっきのがやっぱりワープ石??」

作業員10「知らなかったのかよ…」

八十八茶「触ってもワープできなかったよ?」

作業員10「ん?…ハハ~ン なるほどな~。さては初心者だな?おまえ チッチキチ~」

八十八茶「違うよ」

作業員10「嘘こけww」

八十八茶「もうLV50超えてるし」

作業員10「あのな…LVなんて関係ないんだよ。頭の問題だ。わかる?脳のLVの問題」

八十八茶「偉そうに…」





作業員10「ハハ~ン さては… おまえ~qu30.gifエオス石の書とか知らないだろ? チッチキチ~」


八十八茶「な…何それ(´・ェ・`)」

作業員10「ほ~ら見ろ…。どうせ持ってもないんだろ?」

八十八茶「ぇ…」



作業員10「歩いて登るしかないな」

八十八茶「エェ━━( ゚Å゚;)━━!!??なんで~?ワープして行けるって言われたのに」

作業員10「鈍いねえ。ハッキリ言ってやるよ。いいか? 頂上にワープするにはqu30.gifエオス石の書が必要なんだよ」

八十八茶「ぇ…聞いてないよそんなの」

作業員10「だって言ってねえもん」

八十八茶「…」








作業員10「まあ歩いても頂上まで行けるよ」

八十八茶「頂上ってどれくらい登ればいいの?」

作業員「100階登ればいいだけ」

八十八茶「え? 100? 100って何」




作業員「やっぱり鈍いな…。この塔は100階建てなんだよ!」













八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 100階もあるの?この塔;;」

作業員10「しょうがないだろう。qu30.gifエオス石の書持ってない奴は歩くしかないんだよ」

八十八茶「i|lil|Σ(´д`ノ)il|il| 」

作業員10「だいたいこの塔はルディから防衛軍にいくために100階から1階へと降ながら突破するのが普通。1階から100階まで逆に登る奴なんていねえよw」

八十八茶「(;-;) 」

作業員10「ま…まあ気をつけて行けよな」

八十八茶「ねえ。危ない敵とかいないよね?」

作業員10「危ない敵? そうだな… 特にいないかな」

八十八茶「よかった(´・ェ・`)」

作業員10「それはそうと…。歩いて登るんなら一つ頼まれてくれないか?」

八十八茶「何??」

作業員10「俺は作業員10って言うんだ」

八十八茶「へぇ…」

作業員10「…」

八十八茶「それで?」

作業員10「で…でよ。上まで登る間に作業員1~9に合うはずだからよ。そいつらを写真に撮ってきてくれないか?」

八十八茶「え~めんどいなぁ」

作業員10「最近この塔を歩く人減ってね~。地球防衛軍本部とか誰も行く奴いねえし…。通行人すらいないんだよ。頼むよ。な?報酬もちゃんとあげるからさ」

八十八茶「え?報酬? 何くれるの?」

作業員10「use1.gif(50メル…)やるよ」

八十八茶「…」

作業員10「どうだ?」


八十八茶「はい お疲れさん~ (,,゚c_,゚*)ノさぃならぁ・:*゜☆】

作業員10「ちょ… まって;;」

八十八茶「そんなの自分でやれば?」

作業員10「頼むよ;;」

八十八茶「ゎたし今忙しいし」

作業員10「忙しい奴が100階も登るかよww」

八十八茶「…」






作業員10「もしかして…。このuse1.gif報酬が不満なのか?」

八十八茶「当たり前だよ。こんな薬use1.gif使わないし(ノ-_-)ノ」

作業員10「わかったわかった。わかったよ…。じゃあ60p.gifでどうだ? 投擲でも短剣でも持ってけ泥棒」

八十八茶「う… それは…」

作業員10「ヘッヘッヘ… どうした?60p.gif欲しくないのか?」

八十八茶「( ゚д゚)ホ… ホスィ…」


作業員10「じゃあ頼むぞ。このカメラqu34.gifで10人の作業員を撮って、ルディにいるカホさんに渡してくれ」

八十八茶「でもわざわざ報酬貰いに来るのめんどいよ」

作業員10「心配するな。報酬は塔の頂上にいるレフト君に貰ってくれればいい」

八十八茶「(-ω-;)ウーン  そういうことならしょうがない。  おっけ…」

作業員10「助かったぜ~」




 …

 
 


 こんなとこでも頼まれ事…。ホントこの島の人は自分で何かをするということをまったくしませんね~。


 写真撮影するのはまあいいにしても、塔が100階もあるなんて!!


 今私がいるのがエオス塔1階…。ということは…これから99階も登らなければならないのでしょうか?99階…



 (o;ω;o)ウゥ・・・



 やはりメディンに戦闘機で送ってもらえばよかった…。

 …

 でもしょうがないですよね。…気を取り直して塔を1階1階また1階と上がっていきます。

 すると?







 





 ドン!!!  








 な…何? (;゚д゚)? 


 何かにぶつかりました。え? 何もいないけど…。


 …


 …って

060330x.jpg


 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 なんか大きいのが歩いてる!!

 何これ?

 置物じゃないの?


 とは言っても襲ってきてるので、仕方なく応戦。

060330w.jpg


 で…デカイ上に…受けるダメージも半端じゃないです。

 エイリアンより強いんじゃないの?この置物…。

 必殺サベジスタッブ連打でなんとか大人しくさせることができましたが、お薬を一杯消費してしまいました;; 
 

 ちょっと待って下さい…。ホント強いよ…この敵。use4.gif100個しか持ってなかったのに、もう30個も使っちゃった;;

 残り60個


 残り97階。


 …


 帰ろうかな…。とても薬が足りないよ;;
 


 でも今更悔やんでも始まりませんが、これから100階も登るとなるとお薬が持つのかどうか心配です。塔の50階なんかで薬が切れたら…もうそれこそ死ぬしかない・゚・(*ノД`*)・ さっきの人が言ってたように、最近は塔を登る人はあまりいないようですし…。


 その時はさすがの私も年貢の納め時という事になりそうです;;


 ああ…。なんでこんな事になるんでしょう。

 …

 元はと言えば私… この島にきた目的は…

 とと様とかか様を捜しに来ただけなんですよね。100階もある塔なんて登ってる場合じゃないんです…。だいたいこの島は空の国、雪の国、海の国、土の国、ジパングとか…あまりに大きすぎます。こんな広い大陸で探し出せるわけないよ;;

 どこに行っていいかもわからないし、なんかワープばっかさせられてよくわからないし;;
 
 …


 … 


 その時でした。



 トゥルルルルル トゥルルルルルルルルル

 
 友達チャットが鳴ります。


  Σ(・ω・ノ)ノ


 そ!! そうでしたぁ。困ったときにはこの人に聞けばよかったんでした。でも向こうから連絡って何でしょう??

 ガチャ

 
八十八茶「もしもし?」

財前「やあ 茶ちゃん久しぶりだね 出張から帰ってきたからご挨拶を…」

八十八茶「。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 」

財前「エ?(゚Д゚≡゚Д゚)エ? な…何でいきなり泣くの?」

八十八茶「エオス塔…が100階で 敵が大きくて…薬が…」

財前「なに!? エオス塔??」
 
八十八茶「ぁぃ(´・ェ・`)」

財前「ほほぅ。エオス塔といえば斬り賊の登竜門じゃないか」

八十八茶「登竜門??」

財前「そこの8階だよ8階。そこは斬り賊の最高パフォーマンスを見せられる狩り場なんだよ」

八十八茶「え? 何が??」

財前「フフフ…」

八十八茶「…」

財前「今から画像を送るから見てみて」

八十八茶「??」










 !?


imagghhhhhde7.jpg


八十八茶「…。  な…なにこれ…」

財前「秘剣 つばめ返しだよ」

八十八茶「ひ…秘剣 つばめ返し…」

財前「あり得ない位置からサベジで攻撃してるだろう?」

八十八茶「うん」

財前「これぞ斬り賊の至宝。これがある限りラピュタ斬り賊は滅びぬ」

八十八茶「なんか難しそう…」

財前「斬り賊はこれをマスターしなきゃ駄目だ。」

八十八茶「ぇ…」





財前「やり方はね…」

八十八茶「いや…誰もそんなこと聞いてないよ… 私は薬を…」

財前「間合いギリギリでバックジャンプサベジ。そのまま段差を落ちればいいのさ。そうすれば下に落ちながら敵を狩れる。すごい効率がでるよ」

八十八茶「下に落ちる?」

財前「そうだ。そこがポイントだ」

八十八茶「落ちるなんてヤダよ。私は登りたいの!!」

財前「ん?」

八十八茶「100階まで一生懸命登ってるのに、落ちるなんて言わないで」

財前「ぇ…」












財前「ひゃ…100階まで上る!? まさか 工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工エオス塔を登る気なの?茶ちゃん?」

八十八茶「うん」

財前「俺はてっきり8階で狩りをしてるのかと…  でもなんで…」

八十八茶「ルディブリアムに帰るからだよ」

財前「なんと…けなげな」

八十八茶「それでね。持ってる薬が少ないんだけど… 100個じゃ足りないかな?」

財前「ああ。足りるよ。40階くらいにね。確か薬の自動販売機があったから…そこまでもてば大丈夫」

八十八茶「え?そうなの? な~んだ。じゃあ大丈夫ね(´・ェ・`)」

財前「ウンウン」

八十八茶「じゃありがとね~」


財前「ああ。それとね。茶ちゃん。さっきのツバメ返しの話だけど、元々は佐々木小次郎の技で振り下ろした剣を瞬時に切り返すと言ったかんg… ガチャ



 … ツーツー

 友チャット切断





 ((*´ω`*))ウフフフ  
 

 なるほど…40階まで薬がもてばいいということですか。

 それならなんとか…。


 がんばってみます…。










 …そして


 私は邪魔な敵を駆除しつつ、塔を駆け上がり…

 7階で作業員9も発見。約束通り写真を撮影し、財前の言ってたエオス塔の8階へとやってきました。
 
 060330q.jpg


 ウフフ… 「つばめ返し」習得なんて塔を急いで登らなければならない私にとって時間の無駄なんですが、斬り賊はマスターすべき…なんて言ってましたので、しばらく8階のブロックを相手に練習。

 「つばめ返し」を習得しましたヽ(´ω`)ノ !!

060330sf.jpg



 これはバックジャンプサベジですが、斬りながら距離を離せるので、ダメージを受ける心配がないのです。結構すごい技ですね。これ。距離さえ合えば「つばめ返し」も可能ですし。ウフフフ。

 
060330yt.jpg



 ほら完全にサベジの間合いを把握してますでしょ?




 さて…

 この技のおかげで体力が減る事もなく、少しLVも上がりましたし、もう少し先に進んでみる事にします。


 8階から12階へ。


 14階…


 15階…



 そして16階…。


 18階…


 19階…



 さらに21階…。




 お!?



 ここで作業員8さんを発見!!。

 
060330fh.jpg


 う~ん。皆さんすごいですねえ。こんなに高い塔が崩れずに維持されているのはみんなこの方々のおかげなんですね~。

 しかし、おしゃべりしてる時間はありません。集中しないと、部屋に現れる敵に対抗できないんです。

 21階までは「つばめ返し」でなんとかなりましたが、22階からは敵が小さくなってさあ大変。

 小さすぎて「つばめ返し」があたらないんです。゚(*゚´Д)ノ。
 
060330g.jpg


 こうなると無防備な私…。つばめも羽をもがれると飛べません;;

 なんて言うか…こんなに敵がいるのにダメージを受けるなというのが無理な話です。ジャンプして当たってくるし;;

060330qwe.jpg



 ああ…。やってしまいました。ついに恐れていた事が起きました。


 倒しても倒しても道を空けてくれないブロックの敵…。

 
 

 ついに…



 ついに…

060330gdmjh.jpg




 残るお薬が0個…。現在38階…。 


 
 体力を減らしながら瀕死の状態で38階を突破。


 そして39階も…


 う…


 もう体力が… 0に近い…
 



 足を引きずりながらも…
 



 39階なんとか突破…






 ついに自動販売機のある40階に到着。


 でも…
 




 でも…




 でもね… 

 


 おかしい
 


 どこを見渡しても…




060330sdfg.jpg



 というか40階て…普通に塔の外だよ…。ベランダ…。




 40階にあるはずの自動販売機がない;;


 薬0… もう瀕死の体力…
 


 え…



 ということはですね…


 つまり…



 次にモンスターと遭遇するともう死ぬしかない;;



 果たしてもつのでしょうか? 100階まで…。



 というより自動販売機はホントにないの??


 最悪…




 財前に嘘つかれた━━。゚(。ノωヽ。)゚。━━

 
 ああ… 神様…。

 
 ここまでもキツイ道のりでした。何しろ40階も登ったんですから…。


 さすがの観音様にも疲れが見え始めてきています。そりゃそうですよね…。山登りが得意な猿でもこの登塔はキツイはず。



060330fsssf.jpg



 でも言えない…私言えない



 実は…もう観音様の餌がキレテルなんて… (〃ノωノ)



 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 
 でもホントなんです
 

 いいの…。別に…。どうせ死ぬんだし…。観音様と一緒に死ねるなら悔いはないわ…。



 もう…そろそろ楽になろうかしら?



 あら…




 見て下さい。





 猫の飛空挺 


060330fhjtt.jpg


 猫の飛空挺なんて現実に存在するわけありません。こんな…こんな幻想が見えるなんて…。

 きっと…きっと…きっと神様が見せてくれたのだわ。最後に…

 あんな素敵なものを見てしまうなんて…。


 あ…気づくと血が大量に床に流れてます…。


 ウフフ… これほど出血してちゃもう助かりません…。 

 
 どうやら41階に行く事は叶わないようです。


 あ…目がかすれてきました…



 そろそろ私達にもお迎えが近いようですね。



 だって…だってしょうがないんですもん。もうお薬もないし、傷口から血が流れてて…視界も、もう…うっすらしか見えません。

 

 ああ…。


 皆さん今まで応援してくれてありがとう。どうやらこの辺でお別れのようです。

 
 だって…執筆者だってもう…八十八茶書くの大変だとか言ってますし…。どうせいずれ終わるんです。

 
 あ…

 元は戸言えば…アイツが自動販売機は40階にあるなんて嘘つくからこんなことに…。



 ゆ…許せない…。



 どうせこのまま死ぬのなら…


 一つだけ秘密を言ってバラしておきますね。昨日ね…レジバグがどうとかね。なんか偉そうな記事書いてたけど…レジバグなくなって一番友チャで喜んでいたのは…


 アイツなの…。


 なんか…

 
財前「レジバグ修正乙!! もうあいつらにデカイ顔はさせんぞ クックック…」


 なんて言ってたよ…。

 
 ほんと酷い奴だよね。


 …


 そんな男に書かれてる私なんて……私なんて… どうせ老い先短い人生だったの゜・。゚(Pд`。q)゜・。゚



 でもね。


 ゎたし

 
 本望です…

 

 今までを考えると人に助けられてばっかりで迷惑ばかりかけて…。


 指名手配にもなったし…ペットボトル盗んだときも詐欺師とかコメントで書かれて叩かれたし…



 犯罪者だし…


 
 でもね。


 でもね。 


 こんな私にも

 
 一つだけ誇れる事ができたの。
 



 今回は誰の助けも借りずに40階まで来れたんですヾ(*´∀`*)ノ

 
 私と観音様だけでここまで来れたんです。

 
 二人の残した軌跡は消えないもん。


 悔いはありませんわ。


 もう…そ…ろ…そ…ろ… 寝…


 …







 バタッ…

































 
 あ…そうでした…




 作業員10さんに貰ったこのカメラ…。一応私たちが生きていた証として、この島に確かに生きていたという証として、写真を撮っておくことにしましょう。

 
 きっと誰かが…拾ってくれるわ。私たち二人の思い出…

 
 
 

 観音様…


 二人でならぼ。

 

 じゃあ撮るよ…



 
 はい チーズ…
 

 パシャ… 


 ああ…観音様…なんでそんな顔するの?最後くらい笑って死のうよ。


 最後くらい笑顔で… 



 ゚+:ヾ(*・ω・)シ.:゚+。─


 060330wecbh.jpg



 ウフフフ…


 見て観音様。

 
 また幻想が見えるよ。


 観音様「キャッキャッ ウキャ?」(また猫飛空挺うきゃ?)」


 ぅぅん((・ω・ = ・ω・))違ぅょ
 
 
 今度は猫飛空挺じゃない。


 

 ほら。私たちのお墓。

 
 あそこに立ってるよ。


 こんな塔の真ん中にお墓なんて立っても誰もお参りに来てくれないのにね…。

 
 でも赤い…。私たちの流した血で赤いよ…あのお墓…。
 
 
 でも普通お墓って死んでから建つんだよね。ウフフ…


 観音様「キャッキャッ ウキャ?」(あのお墓いい臭いするきゃ?)


 ウフフ…


 お墓がいい臭いするするわけないじゃない。もう…観音様ったら(*´∀`*)



 …でも


 ホントいい臭いだわ…。


 なんかキャンディみたいな臭いが…

 
 どんなお墓なんだろう。


 …私は視界の鈍った目でそのお墓をマジマジと見つめました。




 え… っていうか…  これって …お墓というか 












 
 …










 









 …




















 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 
 060330fgyuk.jpg


 なに?キャンディマシンて?

 え?

 ま…まさか?? これってまさか??














 …













 自動販売機?



























 え?




















 エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?
















 なんかクリックすると…
























 薬売ってるしぃィィィイ━━━Σ(○・Д・○)━━━イィィィィ

060330y.jpg


 夢じゃない!!!  ゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+.♪


 
 やっぱりここに…



 自動販売機はあったんだ~ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

 060330wr.jpg




 
 間一髪セーフ!!


 ウフフ


 店にさえ来てしまえばノープロブレム。
 
 だって私…。以前モデルした時に貰ったメルが20mもありますもん。
 
 何でも買えます(´・ェ・`)

 …


 とりあえずありったけの薬を買って、観音様の餌も大量に購入。 

 
 これにて準備完了。いつでも発射準備OKとなった二人。

 さっそく41階に登り、そこにいた作業員7をパシャリと撮影。

060330qws.jpg


 
 さあ

 残すはあと60階。

 でもなにやら上の階に行くほど敵は弱くなっている様子があります。普通に考えるとそうですよね。この塔は普通は100階から降りてくるために作られた物らしいですから。

 それを逆に登ってる私がいけないんですよね…。

 
 でもここまで来れば頂上まであと一息。
 
 40階から45階へ。

060330wef.jpg




 45階から50階へ


060330tgb.jpg



 順当に歩を進め、次々に作業員をカメラに納めます。

060330fgh.jpg


 
 あ。


 ゾウ飛空挺…


060330fynj.jpg



 え… なんで… じゃああの猫飛空挺は?? 
 

 幻想じゃなかったの?

 
 そんな出来事もありつつ60階、70階、80階と歩を進め、作業員も残すところあと2人。

060330hiy.jpg


 
 フフフ。隠れても無駄よ。

060330dfgh.jpg



 そこにいるのはわかってるの…。


 そしてもうひとつのお店を発見しました。お薬売ってるお店ではないけど、いろいろ強化書を売ってます(o・ω・o)

 ん?なになに?


 短剣に攻撃力+1を付加する。 成功率100%。


 エエェエエェェΣΣ(゚Д゚;)ェェエエエェェエエエ頭2:50


 成功率100%?

 
0603302s.jpg



 これってすごいのではないのでしょうか?


 とりあえず2,3枚買っておいたほうがいいかな…。



 …



 そして…さらに塔を上る


hgggggggg6.jpg



 70階から80。80~90へ



 060330d.jpg





 そして…


 いよいよ…





 98階において


 遂に作業員全員の撮影に成功。


 060330dgh.jpg




 残すは99階を突破するのみとなり…  
 

060330dnhhyu.jpg


 遂に



 遂に













 レフト君の元に到着!!


 辛かった…゜・。゚(Pд`。q)゜・。゚



 カメラを渡して報酬ゲット。

060330fhj.jpg



 3つ選ばせてくれたけどもちろん投擲書を貰いました。だってこれ1.5Mくらいで売れるんです。

 
 フフフ…。エオス塔突破で超黒字。

 
 ルディブリアムに戻ってからも、いろいろ頼み事はされたものの

 060330dsa.jpg

  
 完全スルーでノープロブレム。




 ソロモンルディブリアムよ~
 


 私は帰ってきた!! 。。゚(。ノωヽ。)゚。



060330fghj.jpg




(.. Read more)


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29

January February March April May June July August September October November December
2006(Wed) 03/29

八十八茶 其の22 異星人と地球人(32)

八十八茶 の旅 … Comments(32)

 粉~雪~  ねぇ♪

 心まで白く染められたなら~  



 一寸先はいつも闇  アハンヾ(☆‘∀‘☆)。゚+.+.(★‘∀‘★)ノ


 

 …



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 宇宙人を退治して欲しいとのメディンの頼みを了承し、いざ決戦の地へ…と向かった私ですが、強そうな兵士の方から呼び止められては頼み事、呼び止められては頼み事…。もう何人から頼み事を聞いたでしょうか?

060327.jpg


 銃もってるのになんででしょうね。

 なるほど…ガンティアンを倒してくればいいんですね?

 次の方…

060327f.jpg


 う~ん…。グレイという外界人を退治ですか…。

 次の方…どうぞ



060327w.jpg


 なるほど…。エオス塔のビートラビット…。

 この魔物を退治してこいと…。

 次の方…  


 (;゚д゚)? つ…強そう…。
 

060327r.jpg


 あいつらはすごい強いから油断するなよ…


 ??

 一体何の魔物の事を言ってるのでしょうか??
 

 あなたの方がよっぽど強うそうなんですけど…


 …
 

 しかし…


 歩くと人に魔物退治を頼まれるこの有様…


 地球防衛軍本部の職員達は見知らぬ私を捕まえては、○○しろと命令してきます。

 報酬はキチンとくれると言っていますがね。
 
 ウフフ。

 でもね。

 わかっているんです。実は以前に人頼みをたくさん受け入れた事があった私。ヘネシスで頼み事を聞いたとき…苦労して集めた木の枝やキノコの傘…。走り回った校庭… 思い出の公園… 追いかけ回した豚…

 なのに…


 なのに…


 見返りに貰った報酬は「青いお薬」と「赤いお薬」(*ノωノ)

 見返りに値する報酬なんか貰った事がないですから。

 
 ぜ~んぶお見通しです。
 
 とりあえず話だけ聞いて後は聞き流しておくのが一番((*´ω`*))ウフフフ 
 



 
 その時でした…

 

某棊「(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ」

八十八茶「うわっ…(´Д`lll)」

060327fvhy.jpg


某棊「(((((゚д゚;ノノ ごめンなさぁぁぁイ… 唾かカっちゃイましたぉね?」

八十八茶「はい…」

某棊「ィっぱィかカりマしたぉね。+゚(゚´Д`゚)゚+。 」

八十八茶「はい…」

某棊「うちゎ異星人が嫌ィなのデス… 見ると吐き気ガしてつぃ…」
 
八十八茶「?? そんなに異星人気持ち悪い?(´・ェ・`)」

某棊「はィ… すンませんデシタ(。_。;(゚д゚;(。_。;(゚д゚;)ペコペコ...」

八十八茶「あ… いいですよ~気にしてません」

某棊「感謝ヽ(´∀`)ノ感激ヽ(;´Д`)ノ雨ヽ(´з`)ノ 嵐」

八十八茶「か…かわいい…(*´д`*)」

某棊「かわぃいって ぅちのコト??ッッo< ´・ω・` >oビロ~ォンww 」

八十八茶「うん」

某棊「┣¨キ(〃゚3゚〃)┣¨キ 」

八十八茶「ウフフ」

某棊「立派なハミ㌧なるょぅ,頑張ります(`゚Д゚´)ゞ」

八十八茶「え? ハーミット? でも武器…バット…」

某棊「ぅちゎヵなり篭手嫌ィなのれす。だヵら嫌ィな篭手ゎスル―な感じなのれ」

八十八茶「ぇ…でもバットだと…意味ないような…」

某棊「バットガ好きなのれす」

八十八茶「えとね…バット好きなら戦士に…」

某棊「篭手イラネ!!(´ω゚`*)ノ⌒゚ ポィチョ 」

八十八茶「聞いてる?」

某棊「ヾ(´・∀・`)ノ イイジャナーイ!!」

八十八茶「まあいいか(*´ω`*)」

某棊「バット好きで②しょぅヵ"なヵったのデス+。+゚(゚ノ∀`σ゚)゚+。+ 」

八十八茶「そかぁ う~ん。職業の知識つけたほうがいいよ~私も人の事言えないけど…」

某棊「ぇ… コレヵ"精一杯デス(○-ω-)(●_ _)))ペコッw」

八十八茶「そうだよね;;難しいよね」

某棊「ゃって・・複雑な職業の話ゎ苦手なンゃもッ・゚・ゥヮ-ン(Pд`q。)・゚・チラッ(p゚д`q。)」


 中略
 

 4時間経過… 




八十八茶「あ…私そろそろ…行くね~」

某棊「コレヵラも某棊を┗|*´゚Д゚`|┛ヨッロ┏|*_ _|┓シック」

八十八茶「また会えるといいね~」






 
 ウフフ。

 凄いかわいい言葉つかう方でしたので、ず~とギャル語を教えて貰ってました((*´∀`*))

 ああいう言葉普通に使える人って羨ましいです(´・ェ・`)
   

 さて…

 4時間も話し込んじゃったし、そろそろ家に帰ろうかな~


 …

 
 あ…

060327vbhu.jpg


 後ろにエイリアン…。

 そういえば異星人を倒さなくちゃ家に帰れないんでした;;

 メディンと約束したし…

 自分で帰るにもここがどこかもわからないし…。

  
 日も暮れかけていますが、背に腹は代えられません。

 とりあえず異星人をやっつけないとどうしようもありません;;。

 え~と草原の真ん中に異星人のボスがいるとかなんとか…メディンは言ってたけど…

 ボスはなんか大きい機械に乗ってて、私よりも身長が大きいとか。

 う~ん。今周りに見えるのは小さい異星人ばかりなんですけどねぇ…


 それらしきものは…




 …





  (;゚д゚)?




 あ…










 あれかも?



 
 








 コイツ。

060327hj.jpg



 いたいた。
 
 コイツですよきっと。

 身長は私より高いし…確かになんかボスっぽいです。聞いてみよう。


八十八茶「ねぇねぇ」

マシーンMT-09「? なんや」

060328fert.jpg


八十八茶「あなたがボス?」

マシーンMT-09「なんやボスって」
 
八十八茶「ボスってBOSSって事だよBOSS」

マシーンMT-09「言うてる意味さっぱわからへん」

八十八茶「BOSSって悪(ワル)って事だよ。悪」

マシーンMT-09「なんでいきなり悪者扱いやねん」


八十八茶「倒しちゃうけどいい?」

マシーンMT-09「倒す? ワイを?まあ…どうでもええけど、今忙しねん」

八十八茶「何してんの?」

マシーンMT-09「見りゃわかるやろ。草むしりや」

八十八茶「そんな事しちゃ駄目だよ」

マシーンMT-09「ワイの勝手やろ!!(笑) なんでおまえに命令されなアカンねん」

八十八茶「何企んでんの?」

マシーンMT-09「別になんも企んでへん」

八十八茶「そろそろ叩くけどいい?」

マシーンMT-09「叩くて… アカン このガキ めっさむかつくわ」

八十八茶「えい!!」














ボコ!!

060327fgh.jpg


マシーンMT-09「あ痛っ!!」

八十八茶「ウフフ…」

マシーンMT-09「このガキ…ホンマ… 奥歯ガタガタいわしたる」

八十八茶「私とやる気?」

マシーンMT-09「無益な殺生は嫌いなんやけどなあ。まあしゃあない… ほなさいなら」


 ズゴ~ン ミサイル発射

060328tyu.jpg



八十八茶「工エエェェ乂´д`;)」ェェエエ工」

マシーンMT-09「避けな死ぬで」

八十八茶「避けられないぃぃ~」


060327vbhj.jpg



マシーンMT-09「ジャンプしいや」

八十八茶「ジャンプ??」

マシーンMT-09「わかりやすう言うと飛べ…いうことやな」



060327vb.jpg


マシーンMT-09「お…うまいやんけ」

八十八茶「フフフ…」

マシーンMT-09「まあ今のミサイルは当たっても大して痛ないけどな」

八十八茶「避けな死ぬってあんた言うたがな」

マシーンMT-09「下手な関西弁使いなさんな」

八十八茶「(´・ェ・`)」

マシーンMT-09「ほら。戦争ごっこして遊んだったで。もう終わりや。帰れ」

八十八茶「帰れるとこないもん」

マシーンMT-09「…アカンこりゃ重傷や。相手にしとったら日が暮れる」

八十八茶「さあ次は私の番ね」

マシーンMT-09「スルースキル発動っちゅうやっちゃな」

八十八茶「次は本気で斬るよ」

マシーンMT-09「ほなワイは行くで。今度暇な時遊んだるから ってちょ…」













ボコ!!


060327vbn.jpg


マシーンMT-09「あwせdrftgyふじこlp」




 

 ズゴ~~~~~~ン





 マシーンMT-09破壊。


 
 …
 


 (・v・´●)w


 う~ん。そんなに強くはなかったような気がしますが、とりあえずメディンに頼まれた異星人は倒しました。

 これで帰れるかな? 


 倒した証拠品としてさきほどの異星人の部品をポケットに詰め込み、地球防衛軍に帰ろうとしましたが、何か様子が…

 なにか光りのようなものが…


 ん? あれ?


 

 






 






 辺りに鳴り響く




 デュアッ!!!!


 という声…

06027n.jpg


 その後

 いきなり光りと共にウルトラマン?みたいな異星人が多数出現。


  (;゚д゚)?


 な…何?この人たち…+◎。Д゚@) それに…あの巻物は何?

 
 




 もしかしてこれがボス??? 

060327gy.jpg


 とりあえず身の危険を感じ斬りつけてみました。


 …が何か様子がおかしい。


 060328ds.jpg



 ん? 何かしゃべってるような…。耳を澄ましてみると


 なになに?


 私は味方だ? やめれ? 



 
 
 (-ω-;)ウーン





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 なにやら、私を助けに来たと言っているようです。


八十八茶「え?え? 私を助けに来た?」

グレイ「そうだよ」

八十八茶「なんで?」

グレイ「地球防衛軍には行った?」

八十八茶「はい」

グレイ「なんて言われた?」

八十八茶「異星人を倒してくれと…みんなに…言われました。」

グレイ「…」

八十八茶「あ。でも大丈夫です。さっきボスを倒しました」

グレイ「あのね…




060327c.jpg



 え…

 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 平和を脅かしているのは地球人の方? え? 容赦なく攻撃してるのも地球人の方?



八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 そうなんですか?」

グレイ「うん」

八十八茶「話が全然違う」

グレイ「彼らの方が僕らに危害を加えてるのさ。最近ではほら。なんか…アイテム販売する時に、販売額に応じた消費税(メル)を販売した人から取る法律作ったり、。交換窓でメル交換する時、取得メルの大きい方から税金を取る法律作ったり… やりたい放題やってるよね。これは全部彼らの軍事費に回るんだよ。僕たちを倒すって名目でね」

八十八茶「酷い;;」

グレイ「めいぽは最近転売師や高レベルの人が増えて、メルが世界に有り余ってるんだ。だから多少インフレ気味になってるから…メルを回収して修正する…というのもあるけどねw」

八十八茶「インフレ?」

グレイ「ごめん。ちょっと難しかったね。貧富の差をなくすために税金を取るっていうのも目的の一つみたいだね。このまま相場が高いままじゃ新規居住者が入ってこれないもんね」

八十八茶「う~ん…難しい…」

グレイ「まあ自分の事しか考えない人も一杯いるからね」

八十八茶「はぁ…」

グレイ「まあ要は…投げ賊の黒字スキル弱くすれば済む話なんだけど…」

八十八茶「投げ賊が原因…」

グレイ「インフレの大きな原因さ」

八十八茶「そうなんだ;;」


グレイ「おっとっと、これは内緒ね…」

八十八茶「あぃ…でもよく知ってますねえ」

グレイ「ああ。さっき君が倒しちゃったマシーンMT-09はもっと詳しく知ってるよ」

八十八茶「え… まさか… さっきのマシーン…て…」

グレイ「そう君が倒してしまった彼。 この辺の雑草を取って草原を綺麗にしてくれる人気者さ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  人気者?」

グレイ「彼はいい人なんだよ」

八十八茶「そ…そんな」

グレイ「転売運動に反対したり、インフレの簡単な解説なんてのもしてたな~ 惜しい男を亡くした…」

八十八茶「ド━━Σ(ll゚艸゚(ll゚艸゚ll)゚艸゚ll)━━ン!!!  わ…ゎ…私は…なんてことを…orz」







グレイ「フフフ。ポケットに入ってる部品を貸して。」

八十八茶「ぁぃ… 」






 グレイさん達はそう言って、マシーンMt-09の部品をちょこちょこ組み立て始めました。そして




グレイ「OK。なんとか直りそうだ」

八十八茶「ホント??(´・ェ・`)」

グレイ「ああ」



…数分後






060329gfs.jpg



マシーンMT-09「ふぅ… 危ないとこやった…」






八十八茶「▼o・_・o▼コンニチワン♪ 直ってよかったね」

マシーンMT-09「おまえどの面下げてここにおんねん」

八十八茶「…」






マシーンMT-09「いきなり… 殴るとか…











 何さらしてケツかんねん!!」

060328yui.jpg



八十八茶「あ…危ないよ;;」

マシーンMT-09「こっちこい。はりましたる!!」

八十八茶「まさか…いい人だったなんて…゚。゚+。(ノдヽ)。+゚。」

マシーンMT-09「死にかけたんやぞ? お~?わかっとんかいな」

八十八茶「あぃ…」

マシーンMT-09「ほれに…何発も急に殴られてワイの2枚目の顔が台無しやんけ」

八十八茶「元々そんな大したこと…」

マシーンMT-09「このガキ…ホンマ あ~…アカン。めっさ腹立ってきた」 

八十八茶「m(・ω・m)ソーリィ ソーリィ」

マシーンMT-09「どないして落とし前つけるつもりやねん」

八十八茶「落とし前…」

マシーンMT-09「ポリ(警察)に言うてもええんやど?? 殺人罪で牢獄行きやな」

八十八茶「それは… それだけは堪忍や… なんとか堪忍してぇや…」

マシーンMT-09「下手な関西弁使うな言うてるやろ」

八十八茶「(´・ェ・`)」

マシーンMT-09「ホンマ… 腹立つガキやで」

八十八茶「;;」

マシーンMT-09「まあ今日の所はこれくらいにしといたるけどな」

八十八茶「感謝ヽ(´∀`*)ノ感激ヽ(;´Д`)ノ雨ヽ(@´з`@)ノ 嵐♪ 」

マシーンMT-09「 (;゚д゚)? なんや…その言葉」

八十八茶「ギャル語 さっき教えて貰ったの(´・ェ・`)」

マシーンMT-09「気色悪いやっちゃで。…もうええわ」

八十八茶「何がええの?」

マシーンMT-09「アカン…ホンマ腹立つ。もうええわって言うたら漫才は終わりやねん」

八十八茶「漫才??」

マシーンMT-09「ほなさいなら」



 …




 (´・ω・`)ショボーン



 どうやら…機嫌を直してくれたようですが…正直未だ状況がよくわかっていません。グレイさんが言っている事が正しいのか…地球防衛軍の人が言っているのが正しいのか…


 どちらにしてもグレイさん達異星人は地球人と仲良くしたいと思っているようですね。今思えば…マシーンMT-09もいい人でしたし。


 となると…悪者は…地球人の方?


 参謀メディン??


 そういえばアイツ…私の事ガキとかいきなり吐き捨てたし…急に態度変わったりで…

  ε=(。・`ω´・。)プンスコプンスコ!! 
 
 



グレイ「なんかまた勘違いしてるような…」

八十八茶「??」

グレイ「まあ…わかればいいよ。これは私たちと地球防衛軍との問題。あまり関係のない者は関わらない方がいい」

八十八茶「でも…」

グレイ「それにいざとなると ほら」


 ボン!!


060328fgb.jpg


 
八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 変身した…」

グレイ「うん。やばくなったら人間に姿を変えて糸冬」

八十八茶「なるほど~…」

グレイ「実は何人か地球防衛軍にも…紛れこましてる」

八十八茶「ぇ…」

グレイ「というわけだから心配しないで帰ってね~」

八十八茶「でも…帰れない;;」

グレイ「ん?」

八十八茶「ルディブリアムに帰りたいんですが… どうやって帰ればいいのかわからないんです…;;」

グレイ「簡単だよ。エオス塔を登れば糸冬」

八十八茶「ほぇぇ。エオス塔ってどこに?」

グレイ「じゃあそこまで送ろう」






グレイペケポン!

060307gdr.jpg



八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」



 なんか…人に命令しかしない全然地球防衛軍本部の人よりよっぽど感じがいい…((*´∀`*))…この人たち…。




 ワープした先は見た事もない塔の中。

 これがエオス塔というやつでしょうか??

 どうやらここは1階のようですが、ホントにこの上にルディブリアムが??
 




060329rf.jpg



 



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ジャンル: 小説・文学








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January February March April May June July August September October November December
2006(Fri) 03/10

八十八茶 其の21 ガキの使いやあらへんで(39)

八十八茶 の旅 … Comments(39)

 粉~雪~  ねぇ♪


 心まで白く染められたなら~  アハン((*´∀`*))






 ゥ─σ(・´ω・`*)─ン… ひょんな事で見知らぬ土地にワープしてしまった私ですが、

 ここはどこなんでしょう?


 
 それに なに? この黄色い人…(。-ω-) 


 ていうか…人なのかな…  


 い…一応ここがどこか聞いてみようかな…。


 

八十八茶「▼o・_・o▼コンニチワンワンワン♪ 」

イエロー「む?」

八十八茶「何してるんですか~?(´・ェ・`) 」

イエロー「パトロールです」

八十八茶「パトロール?」

イエロー「そうです。この先は危ないですからね。」

八十八茶「え…(・ω・ノ)ノ  ここ危ないの??」

イエロー「危ないなんてものではありません。この先はエイリアン多発地帯です」

八十八茶「エイリアン…」

イエロー「でも安心して下さい。私達プルレンジャーが日夜パトロールに努めておりますので、町は安全です」

八十八茶「町? 町ってどこ?」

イエロー「?? 今あなたが通ってきたところですよ。ここには町を通らないとこれないはずですよ?」

八十八茶「え~? 町なんてなかったよ」

イエロー「おかしいな…。 では町までご案内しましょう」

八十八茶「よろしくです」






 …ここに来るまでに町が? う~ん。ここに来るまでに町なんてなかったはずなんですが…。

 そういえば私はカプセルで来たから町を飛ばして来てしまったのかもしれませんね。

 でも…エイリアンて…  ちょっと見てみたい気もしますね…。町の人もそんな感じなんでしょうか?















イエロー「着きました町です」

八十八茶「((o・ω・o)) ウキウキ 」



イエロー「では私はパトロールに戻ります。また困った事があったらなんなりとお申し付け下さい」

八十八茶「え…?ちょっと待ってよ」

イエロー「では また会えることを願ってます」

八十八茶「これが…町?」

イエロー「そうですよ~ もう安心です。 ではGOOD LUCK!!」

八十八茶「…」





060308.jpg



八十八茶「なんだここ…(。-ω-)」  


 
 こ…これが町?

 
 どうも様子がおかしいです…。町というよりこれは…何かの基地?兵隊さんしかいませんし…。

 それに…肩に銃とかぶらさげてます。

 銃ってたしか…この島じゃ使用を禁止されてたはずなんですが…。
 


 そんなことをいろいろ考えてると?

060308t.jpg



参謀メディン「よ~し。皆揃ったか?」

兵士ABCD「イエッサー」




参謀メディン「今日も行くぞ!!起立!!!


兵士ABCD「イェー!!」

八十八茶「Σ(・ω・;) 」





参謀メディン「気を付け!!


兵士ABCD「イエッサー」

八十八茶「∑(゚д゚lll)」




参謀メディン「よ~し。 番号ぉ~!!



兵士A「1 !! 

兵士B「2 !! 

兵士C「3 !! 

兵士D「4 !! 




八十八茶「∑(゚д゚lll)」





参謀メディン「5はどうした!! 5は!!


兵士ABCD「イエッサー…」

八十八茶「…」




参謀メディン「1,2,3,4,5だろうが!! もう一回だ。番号!!




兵士A「1 !! 

兵士B「2 !! 

兵士C「3 !! 

兵士D「4 !! 

八十八茶「8 !!   …( ´艸`)ププ




参謀メディン「8とはなんだ!!!8とは!!(#゚Д゚) 4の次は5だろうが!!! 5!!」

兵士A「8は私たちが言ったのではないであります!!」

参謀メディン「なにぃ!?」

兵士A「それに参謀殿、5担当の兵士Eは病気で欠席であります!!」

参謀メディン「なに!? 病気だと?!」

兵士A「そのように報告を受けております」

参謀メディン「5人いないと番号がビシッと決まらんだろうが!!」

兵士ABCD「…」

参謀メディン「仮病じゃないだろうな?」

兵士A「病気との報告であります!!」

参謀メディン「う~む… じゃあこうしよう」


兵士ABCD「イエッサー!! 」


参謀メディン「まだ何も言ってない!!」

兵士ABCD「イエッサー…」





参謀メディン「おい。C !!」

兵士C「イエッサー」

参謀メディン「おまえ5も言え」

兵士C「…ぇ」

参謀メディン「てめえ!!  ぇ…    てなんだ!? 返事はイエッサーだろうが!!」


兵士C「イ…イエッサー」





八十八茶「なに …この茶番・・・Σ(´Д`ll  」

参謀メディン「誰が 茶パンダだ!!」



八十八茶「ぇ…」

参謀メディン「返事はイエッサーだろうが!!」

兵士C「参謀殿、今のは観光客の言葉であります!!」

参謀メディン「なに!?」

兵士C「さっきからそこにいるであります」



参謀メディン「なに?さっきから??  」











060305ds.jpg


参謀メディン「!? なんだ? おまえは!?」

八十八茶「え…」

参謀メディン「おまえは誰だ!!」

八十八茶「だ…誰って…」

参謀メディン「てめえか!! さっきから邪魔してるのは」

八十八茶「ニヤ(・∀・)ニヤ 」

参謀メディン「それになんだ…そのやる気のない格好は…」

八十八茶「ぇ…」

参謀メディン「ここは観光をしにくるような所じゃないぞ!!」

八十八茶「私は観光客じゃなく盗賊です!!」

参謀メディン「な…なんと!? 盗賊??(д ゜゜ 」

八十八茶「そそ」

参謀メディン「おまえのようなガキが盗賊だと??」

八十八茶「ガ…ガキ!?」


参謀メディン「おっとスマンスマン。本気にしてしまったよ」

八十八茶「??」
 
参謀メディン「なるほどな。ママごとかなんかか?」

八十八茶「え?」





参謀メディン「悪いが盗賊ごっこなら他でやってくれ」

八十八茶「!?」

参謀メディン「ここはエイリアンと戦うために作られた防衛基地なのだ。お前のようなガキが来るような所じゃない」

八十八茶「…」

参謀メディン「国に帰るんだな…。おまえにも家族がいるだろう」












八十八茶「ε=(。・`ω´・。)プンスコプンスコ!!  カッチ~~~ンと来たよ!! なんて言葉遣いの悪い奴なの!!」

参謀メディン「??」

八十八茶「言っとくけど相当強いよ?わたし…  アンタにガキなんて呼ばれたくない!!」

参謀メディン「ほう…威勢だけはいいようだな」

八十八茶「エイリアンなんて目じゃないよ」

参謀メディン「ほぅ…大きく出たな みんな笑え、笑え!!(゚c_,゚`。)プッ 」

兵士ABCD「ガッハガハガハ(・∀・)ガッハガハガハ」



八十八茶「弱いのはアンタでしょ」

参謀メディン「なに!?俺がおまえのようなガキより弱いだと?」

八十八茶「またガキって言った…」

参謀メディン「俺はこの基地内で最強の兵士なんだぞ?」

八十八茶「嘘だ~そんな強そうじゃないもん」

参謀メディン「バカが!! 俺はエイリアンと戦って勝った唯一の兵士だ」

八十八茶「唯一勝った…  エ…エイリアンてそんなに強いの?」

参謀メディン「当然だ」

八十八茶「…」

参謀メディン「恐らくこの大陸最強のモンスターのはずだ」

八十八茶「へぇ… どれくらいの大きさなの?」

参謀メディン「ふむ。全長50~130CMてとこかな」

八十八茶「小っちゃいね~」

参謀メディン「充分大きいだろ!!」

八十八茶「もっと大きいモンスター一杯知ってるよ?わたし」

参謀メディン「嘘こけよ」

八十八茶「ホントだよ」

参謀メディン「150CM以上のモンスターなんかいない」

八十八茶「…知らないのね。アンタこの大陸から出た事ないんでしょ?」

参謀メディン「他の平和な大陸なんかに興味はない」


八十八茶「世間知らず… じゃあ聞くけどさ。あんたゾンビ見たことある?」

参謀メディン「ゾンビ?? なんだ?それは…」 

八十八茶「やっぱりね。その程度だろうと思ったよ( ´艸`)ムププ 」

参謀メディン「なんだと!?」

八十八茶「ほら。これだよ。ゾンビって。写真あるからみしてあげる」

参謀メディン「どれどれ…」







参謀メディン「!?」




 060308rt.jpg





参謀メディン「な…なんだこの化け物は…」

八十八茶「フフフ」

参謀メディン「こ…こんな化け物見た事ないぞ…」

八十八茶「ちなみにコイツ(。゚ー゚)σ 毒とか吐くんだよ~? グエエって」

参謀メディン「ど…毒…」

兵士ABCD「つ…強そう(゚_゚i)タラー 」




参謀メディン「(;゚д゚)?」

兵士ABCD「毒なんてこの辺じゃ聞かないし…」



参謀メディン「シャラップ!!!!!!!


兵士ABCD「∑(゜д゜υ)!?」

参謀メディン「弱気な発言をするな!!おまえら」

兵士ABCD「イ…イエッサー…」

八十八茶「フフフ どうやら驚きを隠せないようね」

参謀メディン「…」

八十八茶「ゾンビ程度でビビルなんて… まだまだガキね ヶラ((´∀`*))ヶラ((*´∀`))ヶラ 」

参謀メディン「き…貴様!! じゃあ貴様はエイリアンを見た事あるのか?」

八十八茶「ないよ」

参謀メディン「フハハハハ 聞いたか。おまえら。このガキはまだエイリアンを見た事がないそうだ 笑え! 笑え!!」

兵士ABCD「ガッハガハガハ(・∀・)ガッハガハガハ」

八十八茶「…」

参謀メディン「では苦労して撮影に成功したエイリアンの写真を見せてやろう。おしっこチビルなよ?」

八十八茶「え…Σ(´Д`ll エイリアンてそんなに凄いの??」

参謀メディン「当たり前だ。みろ。この怖さを。これがエイリアンだ」



 そういって参謀メディアは一枚の写真を私に見せました…



 そこには…  エイリアンの…

















060308yg.jpg




八十八茶「エェエェ(○・´艸`・)●・´艸`・)◎・´艸`・)ェエェエッ!!」
 
参謀メディン「フフフ…どうだ。参ったか」


八十八茶「なにこれ(♡^▽^♡)♡かわいい♡♡ 」


参謀メディン「なに!?

八十八茶「キミの言ってるエイリアンてこれなの?」

参謀メディン「そうだ…」

八十八茶「全然恐くないよ。かわいいじゃん」

参謀メディン「おまえはエイリアンの怖さを知らないからそんなことが言えるんだ」

八十八茶「恐くないよ。こんなの踏んづければ終わりだよ」


参謀メディン「踏む? フハハハハ!! 所詮ガキだなおまえ。これはあくまでも仮の姿。変身するんだよ。こいつらは」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  変身するの?」

参謀メディン「そうだ。おぞましい化け物に変身するのだ よしその写真を見してやるよ。今度こそ腰抜かすなよ?」

八十八茶「┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ 」

参謀メディン「見るがいい。この姿こそエイリアンの真の姿だ!!」

八十八茶「((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪ 」






















 

 
060308hj.jpg



八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 これが??」

参謀メディン「ハッハッハッハ どうだ?恐いだろう。これぞ悪の元凶。私たちの最大の敵なのだ」

八十八茶「これ…さっきのエイリアンが機械に乗ってるだけじゃん……(。-ω-)」

参謀メディン「違うわ!!」

八十八茶「だって 顔いっしょだよ」

参謀メディン「ぇ…? ん? そ…そういえば…確かにそんな気も…」

八十八茶「ホント…ガキね。あんたら」

参謀メディン「く…」

八十八茶「全然恐くないね~ な~んだ。こんなのがエイリアンて言われてるの?」

参謀メディン「いや…だから危険なんだよ!!こいつらは」

八十八茶「そんなわけないじゃん( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯ 」

参謀メディン「…」

八十八茶「もうしょうがないなあ。じゃあこっちもとっておきの写真出すよ?」

参謀メディン「なに?」

八十八茶「あたしは普段からこんな化け物と戦ってるの。あんたらなんかにガキなんて呼ばれる筋合いはないの」

参謀メディン「おまえの格好はまんまガキだろうが…」

060305dsa.jpg



八十八茶「は? なんか言った?」

参謀メディン「いや…なんでもない…」

八十八茶「じゃあ見せてあげるよ。これがゾンビの真の姿よ」

参謀メディン「な…なに~」






























 ボン!!


 050308w.jpg



参謀メディン「 ギ工エェ工(;゚Д゚)エ工ェエ工


兵士ABCD「(||゚Д゚)ヒィィィ!」

参謀メディン「な…なんだこのデカイ魔物は!!」

八十八茶「フフフ… どうやら驚いたようね。私もね。初めてこいつを見たときは驚いたものよ」

参謀メディン「…」



参謀メディン「おまえのようなガキが…こんな強い魔物と?? し…信じられん…」

八十八茶「…ちょっとキミ。いつまでわたしにタメ口聞いてるつもり?」

参謀メディン「あ…はぃ…」

八十八茶「今度ガキって言ったら酷いよ?」

参謀メディン「…」

八十八茶「まあわかったでしょ? こんなのが普通に現れるところに、迷い込んでいたのよ?わたしは。 あんあエイリアンなんて目じゃないの」

参謀メディン「そ…そうでしたか」

八十八茶「まだわたしの事ガキだと思う?」

参謀メディン「ィェ(゚A゚三゚A゚)ィェイエイエ   めっそうもございません」

八十八茶「ようやく理解したんだね~。これからは言葉遣いに気をつけなさい」

参謀メディン「了解しました!!」

八十八茶「よろしい。でね? 早速頼みがあるんだけど」

参謀メディン「は!! なんでしょうか?」

八十八茶「ルディブリアムに帰りたいの。その戦車かなんかで送ってよ」




参謀メディン「え…」

八十八茶「ちょっと格好悪いけど…」










060308hg.jpg


八十八茶「これよこれ。これでルディブリアムまで送っていって」

参謀メディン「は…はぁ…し…しかしこれは防衛用でして…」

八十八茶「文句あるの?」

参謀メディン「いえいえそういうわけでは…」

八十八茶「じゃあルディまでヨロ(´・ェ・`) 」

参謀メディン「しかし…ルディブリアムはこの基地の遙か上にありまして…戦車では…」

八十八茶「じゃあ戦闘機かなんかで送ってよ」

参謀メディン「戦闘機を私用で… ですか…」

八十八茶「嫌なの?」

参謀メディン「とんでもない!! りょ…了解致しました…。本部に連絡しておきます」

八十八茶「ぁぃ(*´ェ`*)」


参謀メディン「あの…つきましては一つ御願いをよろしいでしょか?」

八十八茶「え?なに?」

参謀メディン「普段あんな化け物と戦っているなら…きっとエイリアンなんかは余裕で倒せますよね?」

八十八茶「あ。普段戦ってるわけじゃないよ。たまたま遭遇したのよたまたま」

参謀メディン「はぁ…。その…それで御願いなのですが、できればエイリアンを何匹か退治してもらえないでしょうか? そうして頂けると本部にも報告できますし…きっと戦闘機も」

八十八茶「いいよ」

参謀メディン「おお!! いいのですか?」

八十八茶「うん( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯ 」

参謀メディン「草原全域を今エイリアンに占領されておりまして…その辺のエイリアンは全部退治して頂いてかまいませんので…」

八十八茶「じゃあそれ終わったら送ってね」

参謀メディン「かしこまりました」

八十八茶「じゃあ~~ヽ(´∀`●)ノ0┤+゚.:。+イッテクルネェ+゚.:。+|」















参謀メディン「お達者で…  しかしあんな烏龍茶でどうやって魔物を退治してるんだろう…」

兵士ABCD「…」










 …


 作戦成功( ´艸`)

 ガキと呼ばれた事がきっかけで、ルディブリアムまで帰る車を手配できちゃいました。そんな気はなかったんですけどね。



 しかし…

 
 写真で見たエイリアン…。


 実はあの写真はほんの一部のエイリアンでしかなく…

 
 そしてなぜエイリアンは突然この島に舞い降りたのか…その理由も明らかになります。
 
 この先にとんでもない出会いがその先に待っていたのです。


 それは…  







060308yuf.jpg












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16

January February March April May June July August September October November December
2006(Mon) 01/16

八十八茶 其の20 人にやさしく(31)

八十八茶 の旅 … Comments(31)

 
生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪








 ルディブリアム秘密の撮影広場にて…
 




 美容室のパンフレット製作のための撮影も終了し、ミユさんから報酬の20Mも受け取りました。


 …これだけのお金があるといろいろ凄い物を買えるのではないでしょうか?

 
 あんなものや…こんなもの… もしかしたら 凄い剣とか買える?


 …


 
八十八茶「ムフフフフ… 何を買おうかな(。-ω-)」



ミユ「八十八茶さん撮影お疲れ様でした」

八十八茶「Σ(・ω・ノ)ノ あ。はい どうもでした」

ミユ「ここでいると危険ですよ。現場からは早めにお立ち去り下さい」

八十八茶「え?」

ミユ「がぁちゃさんと木村タクヤさんの追っかけ部隊がそろそろ…」

八十八茶「??」

ミユ「では ご協力ありがとうございました~ 」

八十八茶「…」








 何が危険なんでしょうね。一緒に撮影したモデルの方は有名人かなんかなのでしょうか?


 まあ…


 そんな事は置いておきまして。


 20Mです。20M('・c_・` )


 お薬を買うとしても使い切れるお金ではないですからね。

 武器や防具もそろそろ古くなってきましたし…。


 !?

 
 そうだ。

 これを機にブランドものの服やアクセサリーなんかを買ってもいいな…。

 
 …ん? そういえば…。

 以前もそういう高価なアイテムを買おうとしたことがあったのですが、どこに売っているのかまだ知らないのです。町の普通のお店に売っているのはなぜか安物ばかり…。

 町を歩いている皆さんがつけているような服や武器はどこに売ってるんでしょう…。
 
 でも聞くにも私には…まだ親しい友達が一人もいませんし…。


 …


 …



 またあの人に聞くしかないな…(。-ω-)

  
 

 …


 まあしょうがないです。

 

 とりあえず…


 通信しようと


 電話をかけようとしたその時でした!!




 突然なにやらドタバタと凄い足音と 騒ぎ声が!?






















 ボン!!!!








 

















 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 


060117.jpg




八十八茶「な… なに? この人たち…?? 急に…」





 いきなり何十人もの人が撮影広場に…。もしかしてこれがミユさんの言ってた追っかけ?


追っかけA「私のタクヤはどこ~? (○´3`)」

追っかけB「ちょっと 邪魔よあなたたち!!」

追っかけC「がぁちゃんは? どこ?どこ?」

追っかけD「ここで撮影してると極秘で聞いたんだけどなあ。みんな情報早!!」

追っかけG「関係ない人はどっかいってww タクヤがどこにいるかわかんないじゃない!!」



 



八十八茶「…」









 やはり追っかけのようですが…。すごい熱狂的…。もうモデルの人たちは帰ったはずなのに…。

 私は顔が売れてないので全然問題なくて良かったです(´・ェ・`)


 有名な方は大変ですね。
 

 …

 …あれ?
 

  でもどうやらモデルの人が目的ばかりの人ではないようです。どさくさに紛れて意味不明の発言を連呼している人たちもいます。

  



060118tre.jpg




追っかけG「○○は僕のアイテムを取って逃げました。人気↓ヨロwww」


追っかけE「彼女募集 アバ有りの方のみで内緒ヨロww」

追っかけU「友録募集。よくしゃべる方で御願いします。早めに送信ヨロw」

追っかけW「古木の樹液相場以下で募集  窓ヨロwww」

追っかけP「余ってるもの何か下さい できれば装備品ヨロwww」 

追っかけZ「僕を知っている人いたら 内緒ヨロwwwwww」

追っかけE「LV120プリですが死んだ木の森で暇死寸前です。パートナー誰か来て 現地集合ヨロw」














八十八茶「え…。なに?みんなしてヨロ…ヨロ…ヨロヨロ…。専門用語?これ…(・д・;)」







 …




  
 
 さ…さすがに人の集まる所にくると凄いですね…。何を言っているのかさっぱりわかりません。それよりこんなにたくさんの人がこの島にはいたんですね…。あのモデルさん達はそんなに有名な方だったのかな?




 でも…あんまり居心地はよくないですね。これだけ人がいると…。

 
 
 


 私は今大金を持ってますし、スリにあったりしたら…。



 とりあえず私はその場を立ち去る事にしました。

 
0601167.jpg



 でも…人が多い都会に住んでる皆さんはいろいろ大変ですねえ。


 
 とにかく…急いでこの場所から離れないと…


 そして少し人混みから離れようとした時でした。



ゆめこ「ano…」

八十八茶「??」



ゆめこ「ミス;; あの…」

八十八茶「はい」


 …
 

 050117gh.jpg



ゆめこ「ここで何かあるんですか?」

八十八茶「え…」

ゆめこ「一杯人がいますけど…」

八十八茶「一杯いるね。」

ゆめこ「;;」

八十八茶「有名人の撮影会があったみたいですよ」

ゆめこ「人が一杯すぎて通れない;;」

八十八茶「あ…そうか…」

ゆめこ「帰りたいのに…(。ノェ;)」






八十八茶「帰りたい? じゃあ向こう側へ行きたいの?」

ゆめこ「ぁぃ」

八十八茶「…」

ゆめこ「ルディブリアム船着き場に行きたいんです~」

八十八茶「ルディブリアムの船着き場?」

ゆめこ「ぁぃ」


八十八茶「う~ん。でも船着き場に行くにはあの人混みを通らないと…」

ゆめこ「やっぱり…」

八十八茶「うん…」








 どうやらこの女の人はルディブリアムからどこか他の大陸に帰りたいようですね。でも船着き場への道は人混みで埋め尽くされてますし…。





ゆめこ「ルディブリアムってこんなに人多いんですね 知りませんでした」

八十八茶「Σ(・ω・ノ)ノ 」

ゆめこ「??」


八十八茶「ルディブリアム来たのは初めて?」

ゆめこ「はい。」

八十八茶「へぇ~そうなんだ」


ゆめこ「ルディブリアムの町には観光で来てたんです。そろそろ帰ろうかと思ったんです。そしたら…」

八十八茶「私と い…一緒だ…」

ゆめこ「え? 八茶さんも観光?」

八十八茶「ぁぃ」






ゆめこ「そうなんですかぁ」

八十八茶「ゆめこさんは船乗ってどこに帰りたいの?(´・ェ・`)」

ゆめこ「エリニアに帰りたいんです」

八十八茶「エリニア!? てことは魔法使いさん?」

ゆめこ「(^・ェ・^)(^._.^)(^・ェ・^)(^._.^)ウンウン」





八十八茶「う~ん。でもこれじゃ帰れないよね…」

ゆめこ「;;」

八十八茶「この人混みがなくなるまで待つしか…」

ゆめこ「お日様が落ちちゃう;;」


八十八茶「;;」






















八十八茶「─(・д・)→!?  そ…そうだった!!」

ゆめこ「え!?」

八十八茶「いいものがあったんだ」

ゆめこ「??」

八十八茶「みてみて」

ゆめこ「??」




八十八茶「これ~ic203.png

ゆめこ「??」

八十八茶「最後の一枚だけど…」

ゆめこ「これは何ですか?」


八十八茶「使うとエリニアっていう町に瞬間移動できる巻物」

ゆめこ「【*´・д・`*】エェェェェ 凄い」

八十八茶「あげるよ」

ゆめこ「いいんですか?」

八十八茶「いいよ」




ゆめこ「(*v.v)ありが㌧」

八十八茶「ぁぃ」

ゆめこ嬢「じゃあさっそく使ってみます」

八十八茶「うん」





 …



 ゆめこはエリニア帰還の書を空高く放り投げた。

 
 



 …










 …しかし何も起こらなかった








ゆめこ「あれ?」

八十八茶「え…?」

ゆめこ「なにも起こりません (。ノェ;)」

八十八茶「あれ~。おかしいなぁ…」

ゆめこ「(。ノェ;)」

八十八茶「不良品だったのかな(´・ェ・`)・・」

ゆめこ「あ。なるほど」

八十八茶「でも…町瞬間移動の書はさっきので最後だったし…もう書はない…」

ゆめこ「…」

八十八茶「う~ん…」

ゆめこ「::」

八十八茶「ちょっと待ってね。なんかあるか探してみる」



 

 う~ん。この人も私と同じ初心者なのでしょうか?でもなにか放ってはおけませんし…。というよりこの人混みは一応私もちょっと関係してたりしますし…。


 とりあえずポケットの中に何かないか探してみました。




ゴソゴソ…





ゴソゴソ…





八十八茶「あ!?」

ゆめこ「!?」

八十八茶「こんなのあった~」

ゆえこ「?」

八十八茶「みて。 ワープカプセル!!」

ゆめこ「???」




 そうでした。以前にオルビスで羽の生えた人に帰還の書とこのワープカプセルを貰ったんでした。

 051212t.jpg



















八十八茶「え~と。説明書によるとね。ie411.png このカプセルを使うと町に一瞬でワープできるらしいよ。」

ゆめこ「オオオ(・o・ノ)ノ 帰還書と同じですね」

八十八茶「そうみたい」

ゆめこ「初めて見た」

八十八茶「ウフフフ」

ゆめこ「でも…」

八十八茶「??」

ゆめこ「このカプセルを使うとどこの町にワープするのでしょうか?」

八十八茶「司令塔ワープカプセルって書いてあるから… きっと塔だよ」 

ゆめこ「と…塔?」

八十八茶「え~と塔…塔…塔…塔といえば」

ゆめこ「あ。もしかして」

八十八茶「 (;゚д゚)?」


ゆめこ「ルディブリアムにあった塔の事では?」

八十八茶「 (;゚д゚)?そうか。あの塔か」

ゆめこ「その塔って。ルディブリアムでグループクエストする塔ですよね?」

八十八茶「そうそう」

ゆめこ「それはエオス塔ですわ」

八十八茶「じゃあきっとそこにワープするんだよ」

ゆめこ「でもその塔って…ルディブリアムにあるので結局一緒では…」

八十八茶「llllll(-ω-;)llllll」






八十八茶「あ。 そうだ。塔はもう一つあるよ。」

ゆめこ「え?」

八十八茶「オルビスの町にあった塔。」

ゆめこ「なるほろ~」


八十八茶「きっとあそこにワープするんだよ」

ゆめこ「オルビスの塔…」

八十八茶「そそう。確かね。あの塔…不思議な魔法石とか銅像とかあったでしょ」

ゆめこ「あ…そういえば…」

八十八茶「きっとあの塔がいろいろ指令を出してたんだよ」

ゆめこ「え…」

八十八茶「雪を降らせたりとかさ」

ゆめこ「… う~ん…どうだろう…」

八十八茶「まあ細かい話はいいよ。これあげる。」

ゆめこ「え?いいの?」

八十八茶「うん」

ゆめこ「ありがと~」

八十八茶「使ってみ」

ゆめこ「ぁぃ」

八十八茶「がんばってね~」

ゆめこ「ぁぃ  じゃあね~」



060117fre.jpg


 

 いろいろとありましたが。ゆめこさんは司令塔ワープカプセルで、どうやら町に無事帰れそうです。


 …








 …








ゆめこ「(/TДT)/あ~」

八十八茶「 (;゚д゚)?」

ゆめこ「…」

八十八茶「え?どうしたの?」



ゆめこ「あの…このカプセル固くて開かない(。ノェ;)」

八十八茶「え?」

ゆめこ「なんか錆び付いてる」

八十八茶「ほぇぇ…」

ゆめこ「ぁたし…クレリックだから力ないの…」

八十八茶「クレリックちゃんなのか」

ゆめこ「そそ」

八十八茶「ちょっと貸してみ~。斬賊の私が開けてあげる。」

ゆめこ「ぁぃ」











八十八茶「あれ?」

ゆめこ「??」

八十八茶「…ホントだ。固いね。」

ゆめこ「…」

八十八茶「あ…」

ゆめこ「??」

八十八茶「そういえば…クレリックも斬賊も力(STR)は同じだったんだ;;」

ゆめこ「そういえば…;;」


八十八茶「…」

ゆめこ「…」












八十八茶「あ。 そうだ!!」

ゆめこ「え?」

八十八茶「ちょっとまってね。フフフフ」

ゆめこ「??」

八十八茶「ブースター発動」

ゆめこ「??」

八十八茶「これでOK~  じゃあ開けるよ~」

ゆめこ「??」

八十八茶「(・∀・)ニヤニヤ」

ゆめこ「大ジョブなの??Σ(っ・д・;)っ」












八十八茶「c(`Д´c)フン!!」




 


















パカッ!!












八十八茶「ぁ…」

ゆめこ「え?」

八十八茶「ちょっとだけ開けるつもりが…」

ゆめこ「??」






















八十八茶


「全部開けちゃった~!! 


 ヾ(;゚;Д;゚;)ノ」














ゆめこ「工エエェェ★゚д゚★ェェエエ工」








060117tre.jpg


ゆめこ「あ…消え…」

八十八茶「あwせdrftgyふじこpl」






























シュゥゥッッゥゥゥゥ

















































































ピコピコキュルキュル…



八十八茶「…」



ピコピコキュルキュル…



八十八茶「…」














ピコピコキュルキュル…



八十八茶「…」











ピコピコキュルキュル…
















ん…?








何? この音…。







ピコピコキュルキュル









え…









な…




なに…ここ…。









なにかピコピコ聞こえるけど…



























050117jggf.jpg




Σ(◎Д◎;)なんだ? こりゃ??








コンピューターばっかり…。










そ…そういえば… さっき司令塔ワープカプセルを使って…。 
















(;゚д゚)?





そうだここはオルビスの塔のはず…。



そのどこかの部屋かな?ここ…。






きっと外には綺麗な雪やお空の国のかっこいい人達が…。










 …


 


 とりあえずお外へ(´・ェ・`)































~~((((っ-ω-)…













そして…とりあえず私は外へ出たのですが…









何か様子がおかしい…










え…





あれ?










な…なにあれ…。





オルビスあんなのあったっけ? なんか向こうに円盤みたいなものが落ちてるけど…。












060117dwe.jpg




それになに? この黄色い人…(。-ω-) 


ていうか…人なのかな…








それ以前に…


どこ… ここ… (ェ;)


































雑記




(.. Read more)


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13

January February March April May June July August September October November December
2006(Fri) 01/13

八十八茶 其の19 ある美容室の出来事(25)

八十八茶 の旅 … Comments(25)

 
 

 ルディブリアムのクエストを終えた私達はお互いの健闘を讃え合い、別れることになりました。

 
桜槍君「お疲れ様だったでヤンス」

傭兵A「おつかれした」

傭兵B「おつかれであります」

由美子「おチュー(*´д`*)ハフン」

八十八茶「おつかれ様」


 060113sxdc.jpg



八十八茶「でもこれからどうしようかな」

桜槍君「あっしはボスのお見舞いに行くでヤンス よければ姉さんも…

八十八茶「そういえば私、ここに来る前何するつもりだったかな…」

桜槍君「きっと寂しい思いをしているでヤンス」

八十八茶「 (;゚д゚)?そうだ…私はルディを観光してただけだったんだ」

桜槍君「あの…姉さん聞いてるでヤンスか?」

八十八茶「??」

桜槍君「ま…まあいいでヤンス… みんなはこれからどうするでヤンスか?」








由美子「私はこれからちょっと美容室に(*´ω`*)」

八十八茶「!?」

桜槍君「美容室でヤンスか。イイでヤンスね~」

由美子「うん。美容師さんに髪とか服とか帽子とかね。いろいろアドバイス貰おうかな~って( *´ェ`*)ノ」


八十八茶「ルディブリアムに美容室なんてあるの~?」

由美子「あるよ~。もの凄く腕がいいんだよ~」

八十八茶「・・・(´・ェ・`) 」

由美子「茶ちゃん行く?」

八十八茶「ぁぃ。でもメルない…」

由美子「大丈夫だよ~。試着とかね。アドバイス貰うだけならタダだから(*´д`*)ノチ」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

由美子「服とか髪型に関するアドバイスだけでも貰えば?」 

八十八茶「行きます(´・ェ・`)」

由美子「んじゃ茶ちゃん一発行くよ~」

八十八茶「OK(`・ω・´)」








由美子「ビールは?♪ (*´ェ`)」



 
八十八茶「サントリィー (´ェ`*)♪!!」








由美子「じゃあ皆さん サヨナラ(*´д`*)ノチ」


桜槍君「またどこかで…」

傭兵A、B「…」

















 私は由美子さんに連れられて、美容室へと向かいました。そういえば最近は全然ファッションなんて気にした事ありませんでした。割烹着を着るとなんかお坊さんみたいですし、普段着もどうも…。

 もっとこう…シックな感じの服が着たいです(´・ェ・`)

 
 そして到着した美容室。 


 美容室に到着するなり由美子さんはかかりつけの美容師さんに連れられて別室へ行ってしまいました…。

由美子「じゃあね~茶ちゃん」

八十八茶「ぁぃ…」

由美子「緊張しないでいいよ~w」

八十八茶「…」




由美子「しょうがないな~。 じゃあお別れの挨拶いくよ~   やっぱりお米は?♪ (*´ェ`)」





八十八茶「水晶米~ (´ェ`*)♪!!」


由美子「(*´ω`*)」
 



 


 私の案内された部屋はファッションコーナー。担当はこの店NO1のミユさんのようです…。


 とりあえず挨拶を…




八十八茶「こんこん」  






ミユ「!?」



 060113.jpg



ミユ「あら。 ハローハロー 今日はどうなされますか?」

八十八茶「ファッションチェックを御願いします」

ミユ「ファッション? オーケー ミニちゃん準備して」 
 
実習生ミニ「はい 先生」










…ミユさんは腕利きの美容師のようで、いろいろチェックしてくれました。もちろん帽子の中も…髪型も…。







ミユ「かわいいと思いますよ~。 服も特に問題はありませんが…」

八十八茶「そ…そうですか!  良かった(´・ェ・`)」

ミユ「でも八十八茶さんは非常に興味をそそられる格好をなさってますね」  
 
八十八茶「え?」

ミユ「こういうセンスの方は最近はなかなか見ないです」

八十八茶「そうですか??」

ミユ「逆に言うと…こんなにインパクトのあるモデルは…他にいない…」

八十八茶「え?モデル??」

ミユ「はい。今日は運がよかったです」

八十八茶「え?運?」







ミユ「ええ。実は今、この美容室のパンフレットを作ってるんです」

八十八茶「ほぅほぅ」

ミユ「ほとんど完成してるんですけど…表紙が…まだ」

八十八茶「表紙…」

ミユ「パンフレットは表紙で決まると言っても過言ではないほど大事なんです。多数のお客様にモデルを御願いしたりもしたんですが、表紙に使うとなるとどうも今ひとつインパクトに欠けるんです。ページの中は既にできあがってるんですけどね…」

八十八茶「ほぅほぅ」

ミユ「八十八茶さんよろしければ表紙のモデルになって貰えませんか?」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 私が表紙に?」

ミユ「はい」

八十八茶「だ…ダメですよ。そんなの。だって私は髪が…」

ミユ「髪がないのは知ってます」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  し…知ってるんですか?」

ミユ「だってさっきチェックしましたし…。それに指名手配の時…」

八十八茶「げ… あれ見たの?」

ミユ「ええ。店に入って来られたのを一目見たときに同一人物だとわかりました」

八十八茶「…」

ミユ「もちろん。タダではありません。それだけの報酬をお支払いします」

八十八茶「報酬…」

ミユ「表紙ですからね。ふんぱつして出しますよ」

八十八茶「でも…晒し者になるかもしれないし;;」   

ミユ「私はこの町NO1の美容師ですよ!? きちんとアートに仕上げてみせます」

八十八茶「そりゃあ…やってもらいたいけど…」

ミユ「あなたは可能性を隠しておられる」

八十八茶「え?」

ミユ「その可能性を私は最大限に引き出す事ができます」

八十八茶「…」


ミユ「任せてくれませんか?それに私の店を救う人助けと思ってご協力下さい」

八十八茶「でも… 報酬は いくら…でしょうか…」

ミユ「ミニちゃん いくらまでなら出せるかな?」


実習生ミニ「え~と。今月の利益が40Mですので…半分の20Mまでなら可能です」





ミユ「あらそう…」

八十八茶「え…」




ミユ「じゃあ20M差し上げます」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  に…20M? …2千万メルも!?」

ミユ「構いませんよ。どうせ税金で持っていかれるお金ですし。パンフレットなんて税金対策の一環ですし」

八十八茶「…」

ミユ「…」


八十八茶「…」

ミユ「…」








八十八茶「OKです(´・ェ・`)」

ミユ「ありがとうございます」

八十八茶「でもやっぱり帽子は脱ぐんですか?」

ミユ「それがアートです  でも他の帽子を被って貰いますよ」

八十八茶「え?」

ミユ「私が作成した素敵な帽子hgf.jpgがあるんです。」


八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

ミユ「絶対その帽子よりも素敵ですよ~」

八十八茶「(´ェ`*)♪」

ミユ「お客様からも、かわいいって評判なんですよ~。でもそれだけに被るに値する人がなかなかいなくて…」

八十八茶「え?私でいいんですか?」

ミユ「ピッタリだと思います。アートですわ」

八十八茶「ほぅほぅ…」









ミユ「ミニちゃん 用意して」

実習生ミニ「はい先生」
























実習生ミニ「ご用意できました」


ミユ「オーケー。では八十八茶さんちょっと失礼します」

八十八茶「はい(´ェ`*)♪」













 まさか私が雑誌のモデルの表紙になるなんて思いませんでした。素敵な帽子も用意してくれたようですし、できあがりが楽しみですね~。

 それに加えてお金も貰えるなんて(*´ω`*)b






 …











ミユ「凄い。完璧だわ。NO1美容室の表紙に相応しい出来ね」

八十八茶「え? ホント?」

実習生「まさにアートですわ 先生」

ミユ「アートというよりこれは芸術ね」


八十八茶「ちょっと鏡みていいですか?」

ミユ「どうぞ~」

八十八茶「ワクワク…」














私は美容師の大きい鏡で自分の姿を












覗き込みました。













あんな素敵な帽子を被ると私どうなってしまうんでしょうね?











それにNO1美容師…











…って


























八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

060113e.jpg




八十八茶「ちょ…」

ミユ「まさに時代を先取りした新しいスタイルだわ」

八十八茶「…」

ミユ「 (;゚д゚)あ。八十八茶さん。撮影がありますので、広場へ集合して下さい」

八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

ミユ「さあ行きましょう」

八十八茶「ちょ… 無理です…無理… こんなの…」

ミユ「恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。もう広場にはモデルさんが集まってますし…。 ねえミニちゃん。」


実習生ミニ「はい。今日は桜のアイドルモデル がぁちゃ さんもいらっしゃいます」




ミユ「時間がないわ。 ミニちゃん。お連れしなさい」

実習生ミニ「はい先生。  さあお客様行きますよ」

八十八茶「いやだ~~~~━。゚(゚´Д`*゚)゚。━~~~~~~~」





















…その後  




私は…無理矢理広場へ集合させられ














ミユ「がぁちゃさん。アートな「スキー板」をお持ちになって右に位置してくださ~い。木村タクヤさんもスキー板を持って左に位置してくださいね~。ちょっとジャンプしたりしてみてくれるとありがたいです~。 八十八茶さんは真ん中に置物のように立っててくださ~い。両隣のお二人を惹き立てるように。  エキストラさんは無表情で御願いします~」







実習生ミニ「ではいきますよ~」



















ミユ「はい チーズ!!」



















 Σ[ ◎ ]}ω・●).  パシャ 

 




 060113dsse.jpg



ミユ「木村タクヤさんもう少し中央寄れますか~?がぁちゃさん私語はやめてね~。八十八茶さん笑ってくださいね~」




八十八茶「…」







 …




 
 これで20M…。





 他のモデルさんはかわいいのに…。














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11

January February March April May June July August September October November December
2006(Wed) 01/11

八十八茶 其の18 ルディ…グループクエスト(38)

八十八茶 の旅 … Comments(38)

生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪


 051222dfgggfdr.jpg


 久々に出会った桜槍さん。しかしカニングクエストでお会いした時とは違い、ある事情により彼は一人でした。

 しかしグループクエスト好きは相変わらず変わっていないようで…

 








桜槍君「姉さんメンバーを集めてきたでヤンス」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

桜槍君「姉さんリーダー御願いしますでヤンス」

八十八茶「ぁぃ」



私は言われたとおり、ひとりひとりグループにお誘いしました。



060111fd.jpg




桜槍君「一番左にいるのが弓師の由美子さん。緑の帽子を被っているのが魔法使いの真帆君、あとの二人は…あっしの雇った傭兵でヤンス」


八十八茶「こんこん(*´ω`*)」

由美子「こんにちは~ ( *´ェ`*)ノ)Д`)ウニ」

真帆君「ヨロシク(゚Д゚)」

傭兵A「Aであります」

傭兵B「Bであります」





桜槍「じゃあ行くでヤンス」

八十八茶「あれれれ~ 桜槍さん 光る剣なんてもってどうしたの?へ~。さっきは兜で顔が隠れてたからわからなかった(・∀・)。結構格好いいじゃない」

桜槍「そ…そうでヤンスか?」

八十八茶「うん。中の下くらいかな~。」

桜槍「ちゅ…中の下…」





桜槍「ま…まあそれはいいでヤンス。さっそく行くでヤンス」
























 私はルディブリアムグループクエストに関する説明をまったく聞かぬまま、塔のさらに上へ。

 平気です。カニングの時は4人でしたが、今回は6人もいるのです。皆さんにお任せしてれば何もしなくても勝手に…終わるかもしれませんね。(´・ェ・`) 。でもそれではダメです。リーダーなんですから。

 …


 塔をしばらく進むと?


 …?


 どうやらグループクエストの第一段階の場所に到着したようです。






桜槍君「みんな、集合でヤンス!!」

八十八茶「??」

桜槍君「目的はわかっているでヤンスね?」

一同「(゚Д゚)ノ ァィ」

八十八茶「目的??」


桜槍君「念のために言っておくでヤンス。これから手分けして通行券を集めるてくるのでヤンス。」

一同「わかりました~」

八十八茶「え…」







八十八茶「はい質問!!」

桜槍君「 ん(;゚д゚)? …姉さん質問どうぞ」

八十八茶「通行券とはどういうものを言うのでしょうか?」

桜槍君「…」

八十八茶「??」

桜槍君「今から通行券を見せるでヤンス。上に放りなげるからよく見るといいでヤンス。 それっ!!」


060111.jpg



桜槍君「この黄色い券が通行券でヤンス」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

桜槍君「OKでヤンスね?」

八十八茶「ぁぃ」

桜槍君「では行くでヤンス」

八十八茶「(゚Д゚)ノ  はい質問」

桜槍君「まだ何かあるでヤンスか?」

八十八茶「通行券はどこにあるの?」

桜槍君「敵を倒すか、青い箱に入ってるでヤンス」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

桜槍君「おっと… 時間を大幅にロスしたでヤンス…ではそろそろ行くでヤンス」

八十八茶「(゚Д゚)ノ  はい質問」

桜槍君「まだ何か?…」

八十八茶「何枚集めてくればいいのでしょうか?」

桜槍君「あるだけ全部でヤンス。でもそれは姉さんは気にしなくてもいいでヤンス。それに姉さんは別に集めなくても…」

八十八茶「?」

桜槍君「いや こっちの話でヤンス」

八十八茶「でも全部って曖昧だよね、はっきりした数はわからないの?」

桜槍君「う~ん。枚数は今まで気にした事ないでヤンスね」

八十八茶「でも何枚集めなさいっていう規定数は決まってるんでしょ?」

桜槍君「まあ…そうなんでヤンスが… 普通は見逃さないでヤンスよ」

八十八茶「そうなの?」

桜槍君「いや…そりゃ見逃す事もあるかもしれないでヤンスが… 今までそういう事はなかったでヤンス」

八十八茶「へぇぇぇ…」

桜槍君「まあ簡単に言うと…魔物を全部倒して、箱を全部壊せばノープロブレムでヤンス」

八十八茶「なるほど~」

桜槍君「じゃあそろそろ姉さん… 行きま…」






由美子「集め終わったよ~((*´ω`*))」

真帆「傭兵さんなかなかやるな~」

傭兵A、B「そうでもないですよ~」





八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

桜槍君「ご苦労だったでヤンス」

八十八茶「私…何もしてない(´・ェ・`) ションボリ…」


桜槍君「姉さん…気にしないでイイでヤンスよ」

八十八茶「知らない間に…」

桜槍君「姉さんが役に立たない事を見越して傭兵を雇ったわけでヤンスから…」

八十八茶「なんですって!?」

桜槍君「 (;゚д゚)?  じょ…冗談でヤンスよ」

八十八茶「…」

桜槍君「でも姉さんのスキルがないとグループクエストはクリア不能でヤンス」

八十八茶「え?」

桜槍君「後で出番はあるでヤンス」

八十八茶「そうなんだ(*ノωノ)」

桜槍君「まあ出番はそこだけ…でヤンスがね ( ´ノω`)コソ~リ」

八十八茶「ん?」




桜槍君「さ…さあ2段階に行くでヤンス」

由美子「ラジャー」

真帆「ブラジャー」

傭兵A、B「電子ジャー!!」














私の出番てなんだろう*(●´ω`●)


そして次の段階です。どうやらここも紙を集めるみたいですね~

ここからは張り切りました。箱を壊して、魔物を倒して、大暴れです。


2段階は箱に入ってる紙を集めて

060111we.jpg



ロープを登った先にもあります。


050111fd.jpg



先ほどサボってしまった分がんばりました。



もちろん結果は






オホホホホ


060111ds.jpg





3段階は魔物を倒すだけです。ここもほとんど私一人の活躍で…


061111cde.jpg



オホホホ

060112f.jpg



意外と簡単なんですね~ バリバリやりますよ~(*´ェ`*)




由美子「茶さん すご~い(*´ェ`*)」

八十八茶「それほどでもないよ~(*´∀`*)」

由美子「いやいや凄いよ~」

八十八茶「由美子ちゃんもすごいよ~」

由美子「え?そうかな~…(*´ェ`*)♪」

八十八茶「そうだよ~」

由美子「私実はあんまりやったことないんだぁ グルクエ」

八十八茶「そうなの~?」

由美子「うん。ホントはね。人見知りなの;;」

八十八茶「私も人見知りだよ~;;」

由美子「え~そうなの~?」

八十八茶「そうだよ~」

由美子「なんだそうだったのかぁ~w」

八十八茶「(*´ω`*)」

由美子「ところでさ」

八十八茶「どうしたの?」

由美子「昨日ね~こんなことがあったの」

八十八茶「(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン」


以下略…

由美子「それでねそれでね」

八十八茶「うんうん」


以下略


由美子、八十八茶「(*´∀`人´∀`*)キャッキャッ」



以下略


八十八茶「私もその経験あるよ~」

由美子「え~どんな?」

八十八茶「えとね~」




















一方そのころ…



傭兵A、「桜槍さん… もう20分も…お二人はああして話し込んでるんですが…」

桜槍君「そ…そうでヤンスね…」

傭兵B「…」


傭兵A「そろそろ次の段階に行かないとお時間が…」

桜槍君「そうでヤンスよね…」

傭兵A「八茶さん 一生懸命やったのは3分間もなかったような…」

桜槍君「シッ…聞こえるでヤンス…」

傭兵A「すいません…」

桜槍君「こんなときに卍セル卍ボスがいてくれたら…」

傭兵A「ボスは今…入院中ですよね…」

桜槍君「ボスは姉さんの扱いがうまかったでヤンスからね~」

傭兵A「…」

傭兵B「でもさすがに…これは制限時間もありますし…」


傭兵A「見たところ八茶さんは初心者のご様子… 」

桜槍君「そりゃまあ 確かに初心者は初心者でヤンスが…」


傭兵A「私がビシッと言って参りましょう」

桜槍君「 (;゚д゚)? な…何を言う気でヤンスか?」

傭兵A「こっちはずっと待っているのですぞ? あの二人にマナーというものをわからせてさしあげるのです。そのためには多少手荒い行為も必要かと 傭兵Bいくぞ!」

傭兵B「任せろ」




(;゚д゚)?


桜槍君「ちょ…ま…ままま 待つでヤンス!!」

傭兵A、B「???」


桜槍君「姉さんに意見するなんてとんでもないでヤンス!!」

傭兵A「え?」

桜槍君「お…おまえたち 姉さんの本性を知らないでヤンスか!!?」

傭兵B「え?タダの初心者にしか見えませんが???」


桜槍君「ば…馬鹿こくでないでヤンス!!」

傭兵A、B「 (;゚д゚)?」

桜槍君「数日前…めいぽ全土に指名手配の看板が出ていたのを知らないでヤンスか?」

傭兵A、B「ああ…確か…なんか出てましたね」

桜槍君「その指名手配の犯人というのが… 姉さんでヤンス」

傭兵A,B「エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?」

桜槍君「そしてその指名手配の看板…数時間も立たない内に消えたのも知ってるでヤンスね?」

傭兵A,B「ええ…知ってます」

桜槍君「普通そんな早く指名手配がきえるわけないでヤンス」

傭兵A,B「そういえば…どうやって揉み消したんだろう…」

桜槍君「そりゃ 恐ろしい方法でヤンスよ…」

傭兵A,B「でも…八茶さんにそんな事が可能とはとても思えませんが…」



桜槍君「…財前の旦那が揉み消したんでヤンス」

傭兵A、B「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

桜槍君「…」

傭兵A,B「なぜあの人が…そんなことを」

桜槍君「詳しくは言えないでヤンス…」

傭兵A,B「…」

桜槍君「体が目当てだったらしいでヤンスが…」

傭兵A,B「な…なるほど…」

桜槍君「で それを裏で操っていたのが姉さん…」

傭兵A,B「 (;゚д゚)?」

桜槍君「それが引き金で財前の旦那が… ミーのボスも無双も意識不明の重体…」

傭兵A,B「そうか…。それでボスが…あんなことに」

桜槍君「…」

傭兵A,B「…」

桜槍君「つまり…」

傭兵A,B「つまり?」

桜槍君「姉さんは怒らせると怖い…ということでヤンス」

傭兵A,B「…」

桜槍君「触らぬ神に祟りなしでヤンス」

傭兵A,B「;;」

桜槍君「とにかく話が終わるのを待つしかないでヤンス…」

傭兵A、B「はい;;」





…数十分後…



桜槍君「どうやら話はおわったようでヤンスね…」

傭兵A,B「そ…そのようですね」

桜槍君「でもまた次の部屋でおしゃべりされたらさすがに時間がなくなるでヤンス…」

傭兵A,B「;;」

桜槍君「…  (;゚д゚)そうだこの方法があった」

傭兵A、B「え? 何かいい案でも」

桜槍君「まあ ここは ミーに任せるでヤンス」









桜槍君「あ…あの姉さん…」

八十八茶「??」

桜槍君「は…話は終わりましたか?」

八十八茶「あ…ごめんね~待った?」

桜槍君「え? い…いえ ア…アッシも今券を集め終わったところでヤンスよ~(笑)」

八十八茶「なんだ~そうだったんだ」

桜槍君「そうでヤンス」

八十八茶「じゃあ次行こうか」

桜槍君「その前に…」

八十八茶「??」

桜槍君「姉さん…ここからがポイントなんですが…」

八十八茶「??」

桜槍君「実は次の段階からは(おしゃべり禁止区域)となるようでございまして…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  そうなの?」

桜槍君「そうでヤンス… 私語を使うと減点されてしまうでヤンス」

八十八茶「…」

桜槍君「ルールでヤンス…ルール… 必要最小限の事しか話すのはダメ…というルールになってるわけでございやして… 誰が決めたかはわからないでヤンスが…」

八十八茶「(´・ω・`)ションボリ」

桜槍君「そういうわけでして…よろしく御願いしたいでヤンス」

八十八茶「OK~」















桜槍君「ふぅ…でヤンス」


傭兵A,B「よくそんな嘘を思いつきますね…もしバレたら…」

桜槍君「そのときはお前達が勝手に言ったって事にするでヤンス」

傭兵A、B「エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?」

桜槍君「それに次の段階からは内容が複雑でいちいち説明するのが面倒でヤンス!!」

傭兵A,B「そ…それは桜槍さんというより…筆者の都合=====○)д`);.・;゛;ブッ 」





























 なるほど~。


 おしゃべり禁止区域なんてとこがあるんですね。確かにここにはなんか危険な魔物もいると言ってましたし…

 そろそろ危険区域に入っているのかもしれません。私は桜槍さんに集めた通行券を渡し、次の4段階へ。


 すると?突然みんなが


桜槍君「1、2」

由美子「5」

傭兵B「3」

傭兵A「4」

八十八茶「え?え?なになに…」



060111dscc.jpg



 なんか皆さん数字を叫んでどこかの部屋に入ってしまいました。わ…私はどうすれば…


 でもおしゃべり禁止みたいですし…。


 …


 とりあえず適当な部屋に…






 060111xcv.jpg



 …


 なんか部屋の中は真っ暗なんですけど。ここに何かあるのでしょうか?


 明かりのスイッチはどこに…


 でもなんか…


 (*´д`)ハァハァという息使いが聞こえるんですが… 


 な…何かいるかな…


 
八十八茶「誰かいるの?」

    「…」

八十八茶「いるんでしょ?」

    「…」






 なんか怪しい… 絶対何かいます…


八十八茶「そこにいるんでしょ?」

    「…」

八十八茶「…」

    「…」

    
     … 



八十八茶「1+1は?」














影   「2!!」


   



 
 
八十八茶「見つけた─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!」

影「…」

八十八茶「(#゚Д゚)ゴルァ!!」
 

060111xswe.jpg




 ウフフフ… やはり魔物が潜んでいたようです((*´ω`*))

 今のはおしゃべりじゃないですよね~。


 しばらくすると心配だったのか桜槍さんが様子を見に来てくれました。



桜槍君「あ…姉さ~ん」

八十八茶「ぁぃ」

桜槍君「どこに行ったのかと…;; ご無事でなによりでヤンス」

八十八茶「影倒しておいたよ」

桜槍君「さすがでヤンスね…」

八十八茶「はい。これ。 さっきの影が通行券持ってたよ」

桜槍君「ありがとうでヤンス」

八十八茶「でも何か今の影…みたことあるような…」

桜槍君「え…?」

八十八茶「…」
 
桜槍君「姉さん みんな待ってるでヤンス。行きましょう」

060111dfvccx.jpg



 意外と簡単に終わった4段階でしたが、おそらく他の方々も同じ事をしていたんでしょうね。

 部屋がいくつかあって手分けして隠れている影を倒す。これが4段階の仕事なのだと思います。



 そしてみんな揃ったところで5段階へ。


 ここで桜槍さんが…


桜槍君「姉さん…」

八十八茶「??」

桜槍君「出番でヤンス」

八十八茶「??」

桜槍君「あれを見るでヤンス!!」












八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」
 
 060111dfre.jpg


桜槍君「あの下に見えるブロックみたいなモンスターに当たると…」

八十八茶「??」

桜槍君「5000ダメージ食らって 即死でヤンス」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 どうやって戦うの?」

桜槍君「いや。倒す必要はまったくないでヤンス」

八十八茶「え?」

桜槍君「姉さんのスキル「ダークサイト」は透明人間になるスキルでヤンスよね?」

八十八茶「うん」

桜槍君「それであの魔物を通り抜けて先にある通行券を取ってきて欲しい出ヤンス」

八十八茶「難しそう(´・ェ・`)」

桜槍君「大丈夫でヤンス。消えてれば攻撃は受けないでヤンスから」

八十八茶「…がんばってきます」

桜槍君「なんとか成功させてください。姉さんがもし…魔物にやられてしまったら…。」

八十八茶「??」

桜槍君「代役はいないでヤンス。つまり今回はクリアする事は不可能という事でヤンス」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 責任重大すぎるよ;;」

桜槍君「だから言ったじゃないですか。このメンバーだと正否を決めるのは姉さん次第でヤンス」

八十八茶「…」















 私はスキル「シャドーパートナー」を発動し、恐る恐る先へと進みます…。



060111as.jpg




 げ…こんなところに…


060111xcvg.jpg



 …


060111azs.jpg


 危ないところに… 箱が…





 確かに…どう考えても生身では無理ですね…。


 聞いたところによると魔法使いの真帆さんでなくては行けないところもあるのだとか…

 らるほど~ここはいろんな職業の仲間が力を合わせないとクリアできないようになっているんですね~。


 続いて

 3つの箱の中から1つ選んで先に進んでいくワープゾーンや
 

060111vgttt.jpg


 これは桜槍さんの先導でそれについていけばいいだけだったので楽チンでした。

 
 そして続いて…はこちら

 
060111werss.jpg



 これは説明のしようがないと言いますか…

 
 カニンググループクエストでもあったタルにのって正解を導き出すパズルですね。でも難しさはカニングの比ではなく、なんと8個も足場が…。これに5人が乗って正解を…。

 まあ…

 私はリーダーということで…参加する必要はなかったんですけどね(笑)。


 そして…


 ルディブリアムグループクエストもついに最後の部屋を残すのみとなりました。

 ここには一体何が…


 カニングのように何か大きなスライムのようなものがまた…


八十八茶「桜槍さん…。これ最後のドアだよね?」

桜槍君「そのようでヤンス… さすがのあっしも…最後は何が起こるかいつもわからないでヤンス」

八十八茶「そうなんだ;;」

桜槍君「…よし。まずはあっしが行って様子を見てくるでヤンス」

傭兵A「お気をつけて…何がいるやらわかりませんぞ」

桜槍君「…行ってくるでヤンス」
 









…カサカサ ┌( ┐´・ω・`)┐





(;゚д゚)?





…キョロキョロo(゚д゚o≡o゚д゚)oキョロキョロ.



















桜槍君「OKでヤンス みんなこっちに来るでヤンス…」

一同「(゚Д゚)ノ ァィ」



































060111cfre.jpg



八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ」

由美子「何?この王座みたいな大きい椅子は(*´ェ`*)」

傭兵A「椅子が…で…でかい…」

傭兵B「嫌な予感が…」






八十八茶「でも誰もいないね(´・ェ・`) 」

由美子「気配も感じないし… ボスなんていないんじゃないのかな?」

傭兵A「いや…そんなはずはないですぞ」

傭兵B「うむ…」











桜槍君「おしゃべりはそこまででヤンス…」

八十八茶「え…?」







































































ボン!!


060111ert.jpg





ギ工エェ工(;゚Д゚)エ工ェエ工























桜槍君「せ…戦闘開始~~!! 死ぬのはゴメンでヤンス 、斬りきざめ~」

傭兵A,B「アイアイサー   スライスにしてやるぜ!!」

由美子「茶ちゃん行くよ~。  とろけるスライスは?」































八十八茶「雪印!!」




060111werfcd.jpg




 さあ戦闘開始です。でもさすがに6対1ではこのボスも分が悪かったみたいで、あまり命の危険は感じませんでした。


 なにしろクレリックさんが癒しの呪文でHPは回復してくれますし、由美子さんが弓でフォローしてくれますし…


 戦士さん3人は盾になってくれる…



 はずなんですが、なぜか私が一番前衛に位置取りしちゃってますね(笑)。


 桜槍さんは戦士なのに…



 遠いよ…


 060111ad.jpg




桜槍君「 (;゚д゚)? 弱ってきてるでヤンス。一気にたたみかけるべきでヤンス」

傭兵A,B「アイアイサー」

八十八茶「私…ちょっと休んでいいかな」

桜槍君「だ…ダメでヤンス!!」

八十八茶「え~…;;」



060111aqwr.jpg



 な…なんで休んではいけないの~?? ミ,,゚Д゚`彡


 ず~と剣を振りっぱなしなのでちょっと疲れました。

 なんたって…こいつ…何百回斬っても死なないんですから…。

 

  (;゚д゚)? だってね


 考えてもみて下さい。


 私のサベジスタッブは素早く6回も剣を振るスキルなんです。

 無茶苦茶疲れるんです。

 戦士さんはその間…剣を1回か2回くらいしか振れてないです。


 だいたいね。私が12回剣を振る間に戦士さんは2~4回しか剣を振れないんです…。私が100回剣を振っても戦士さんは20回しか…


 こんなの…疲れるに決まってるじゃないですか!!

 不公平だ。゚(゚´Д`*゚)゚。 しかも私は女の子なんですよ?

 なんで扱いが…野蛮な男の人と…同じなの?

 後は男だけで戦えばいいじゃないですか。

 あんまり剣振ると腕に筋肉ついちゃうから嫌なんです;;

 それがわからないなんて

 女性に対するマナーというものがわかってないよ。


 だいたい…あの財前にしても
 

 (・ω・*)ブツブツ…

 



















 …とその時でした。

































 桜槍君「解体したでヤンス~!!」
 


060111vbhu.jpg



 
 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 ついにボスを解体することができました(*´ェ`*)
 

 良かった~…。これ以上戦わされたらどうしようかと思いましたよ。


 やっと…やっとルディブリアムグループクエスト終了です…。カニングのグループクエストの何倍も大変でしたね…。

 戦闘も…そして内容も…
 


 グループのみなさんも喜んでいるようです。



傭兵A「ウオォォォォォォォォォォォォ!!!!」

傭兵B「俺たちの勝ちだ~~~~~~~~~~~~~~」

真帆「玉とったど~~~~~~~~~~~~~」

桜槍君「あっし達の勝ちでヤンス勝ちでヤンス。やったでヤンス!!」


由美子「…野蛮」

八十八茶「…」







由美子「しょうがない。茶ちゃ~ん。二人で締めるよ~」

八十八茶「OK( +・`ω・')」

桜槍君「え?」








由美子「セシール~♪ (*´ェ`*)」

八十八茶「イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール♪  (*´ェ`*)」




















 

  雑記

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January February March April May June July August September October November December
2005(Thu) 12/22

八十八茶 其の17 セル一味との再会…(40)

八十八茶 の旅 … Comments(40)

生きてるってなぁんだろ…生きてるってなぁに♪
 



 …

 
 困ったちゃん救出でお金も貯まり、薬もできました。

 でも…


 思えばここまでちょっと走りすぎたような気がします。以前の大陸では転職試験でドタバタが繰り返され、グルクエ、チート、グル狩り、太陽け…

 それに知識がない事が災いし、前科一犯…の烙印を…

 せっかくの玩具の国ですし、この辺で一休みしてもいいかな~と思ったのです。魔物もねずみや蜘蛛、ロボットみたいなかわいらしい魔物がほとんどですし、しばらく休養するのは最適な場所だと感じました。


 高い塔もこの島にはあるみたいですし、そこを観光してもいいかなあなんて…





 まあ…





 こんなことする人は少ないんでしょうけど…。

 私は… 一人ですから…。


 …


 と



 その時でした。


































桜槍君「あれ?あれれれれれれ~~~~~~~でヤンス!! あなた様は茶の姉貴ではないでヤンスか?」






















八十八茶「え??」











051222dfgggfdr.jpg


桜槍君「お久しぶりでヤンス。桜槍でヤンスよ。おぼえてくれてるでヤンスか?」

八十八茶「…え…え~と… 人違いではないでしょうか…」

桜槍君「…酷いでヤンス;;」

八十八茶「ヤンス… ヤンス… そういえばどこかで…」

桜槍君「あの時は最後の最後で落ちてしまったでヤンスから…。ボスにも…こっぴどく怒られたでヤンス」

八十八茶「ボス… ヤンス… 桜槍…」































(;゚д゚)?






























あ~~~~~~~~~~~~~~~~

051123ghfdd.jpg








桜槍君「思い出したでヤンスか?」

八十八茶「グルクエの時の!!」

桜槍君「そうでヤンス!!」

八十八茶「お久しぶりでヤンス(●´ω`●)♪」

桜槍君「姉さん、元気そうで何よりでヤンス~!!」

八十八茶「元気じゃないよ~」

桜槍君「またまた~…。姉さんの武勇伝はあちこちで評判でヤンスよ。ペットボトル脅し取ったとか、チート野郎を葬ったとか…」

八十八茶「そんな事してないよ;;」

桜槍君「いや~アッシもあの時から姉さんはタダ者ではないと思ってたでヤンスよ」

八十八茶「ウヘヘ…」

桜槍君「でも財前の旦那の誘いをスルーするのは勘弁でヤンス…」

八十八茶「あ。そういえば昨日誘われてたね(●´ω`●)♪」

桜槍君「ですよね?」

八十八茶「ホテルとか言われてたけど、スルーした」

桜槍君「…」

八十八茶「??」

桜槍君「一応断りの返事くらいは…」

八十八茶「返事かえさないんだから答えはわかるでしょ」

桜槍君「いえ…そういう問題ではないでヤンスよ…」

八十八茶「…?」

桜槍君「…旦那のここ2,3日の荒れ様は凄まじかったでヤンスよ…」

八十八茶「そうなの?」

桜槍君「とにかく暴れっぷりが凄かったでヤンス…。昨日なんてもう酷かった暴力でヤンスよ暴力…


 いきなりスルーする奴はマナーがなってない!!


 なんて…財前の旦那が突然怒り出して…







 くそ~返事がこねえし、すっぽかすとかどういうつもりだ!?


 返事くらいくれても…減るモンじゃねえだろ!!!


 あの糞野郎がぁぁぁ



  (;゚д゚)? い…いかん



 すっかり忘れていたぜ!!。そうだ…クリスマスとは

 ・女は寂しい
 ・男も寂しい
 ・ガードが緩い
 ・話が早い
 ・目的は一緒
 ・この時期だからこそできることがある


 という方程式が成り立っていたのだった!!!

 いつまでも一人の女に構ってる場合じゃねえ!!

 
 

 こ…こうしちゃおれん。

 てめえら!!明日すぐコンパを開催しろ







桜槍君「なんて言い出す始末でヤンス… でボスが財前の旦那を慰めてたんですが…」

八十八茶「卍セル卍さん?」

桜槍君「そうでヤンス…」

八十八茶「さすがだね~」

桜槍君「でも…あの時は…機嫌が悪すぎて…」

八十八茶「??」

桜槍君「ボスは確か…旦那にこう言ってたでヤンス…」














卍セル卍「財前の旦那… そんなにその人の事が好きなら… 無視されてもずっとアプローチすべきです。わたくしのお友達には1年半もずっとアタックし続けてる奴もいるんです」

財前「ほぅ…」

卍セル卍「ちょっと諦めるのが早すぎるかと…」

財前「貴様… 女の事で俺に説教を垂れるか…」

卍セル卍「え…」

財前「…で? おまえは今まで何人の女にアプローチしたことがあるんだ?」

卍セル卍「へぃ…8人です…」

財前「ほぅ… なるほどな…  その程度で俺に説教か…」

卍セル卍「いえ…説教なんてつもりは…」







財前「10000000000000000000000000年早いな…  死ね…」

卍セル卍「ひ…ひっぃぃぃ…」














刃無双「ぼ…ボス~…;;  ちょ…旦那 落ち着いて… わかりました。私が女を紹介します」

財前「!?」

刃無双「写メールがありやす。この子は如何でしょう?」

財前「!? よこせ!!」







刃無双「ヘッヘッヘ…どうでしょう?」

財前「貴様… これは… ヘルス嬢…」

刃無双「げ…なんでわかったんですか?」

財前「ファッションヘルス美香と… 書いてあるぞ…」

刃無双「 (;゚д゚)あ…?」






財前「ほぅ…貴様…  クリスマス…俺にヘルスに行けと?」

刃無双「い…いえいえいえいえいえいえ と…とととんでもない…」

財前「俺の目が誤魔化せるとでも思ったのか?」

刃無双「モテない男は女を買うしか…( ´ノД`)コッソリ」



財前「…死ね」

刃無双「ひ…ひぃぃぃ…」


















桜槍君「…と逆に財前の旦那の逆鱗に振れて… 

    卍セル卍にボスと刃無双は入院してしまったでヤンス…」

八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」

桜槍君「看病に行ったんでヤンスがね…。よく見ると日手裏剣がボスの頭に何十枚も突き刺さってたでヤンス… しかもなんか…刃無双は全身凍結してたでヤンス…」

八十八茶「ほぇぇ…」

桜槍君「姉さん…。スルーはマズイでヤンスよ。怒られるのはアッシらなんですから…」

八十八茶「…」

桜槍君「せめて断りの返事だけでも…」

八十八茶「財前さんはそんな人には見えないけどね~」

桜槍君「やさしいのは女だけでヤンスよ… ( ´ノД`)コッソリ」

八十八茶「え?」

桜槍君「 (;゚д゚)? いえいえ こっちの話でヤンス」

八十八茶「?? でも桜槍さんなんでこんなとこに?」



桜槍君「!? そうでヤンした。ルディクエメンバーが足りないでヤンスよ;;」

八十八茶「ルディクエ??」

桜槍君「そうでヤンス…。ボスも相棒も入院中で…一人で途方にくれていたでヤンス…」

八十八茶「ルディクエってなに?」

桜槍君「 (;゚д゚)?姉さん知らないんでヤンスか? ルディクエというのは…  ごにょごにょ…」








八十八茶「なるほど~ カニングのグループクエストの上級編ね」

桜槍君「そうでヤンス」

八十八茶「いいよ~行ってあげる」

桜槍君「ま…マジでヤンスか?」

八十八茶「うん」

桜槍君「ちなみに姉さんLvはおいくつで?」

八十八茶「え?Lvは40」

桜槍君「おお。バッチリでヤンス ルディブリアムグループクエストはLV35~50までの制限でヤンス」

八十八茶「ほぇぇ」

桜槍君「じゃあ事前に簡単に説明するでヤンス」

八十八茶「ぁぃ」


桜槍君「まず、所属グループの「グループオン」が6人であること。グループオン全員がLv35~50であること」

八十八茶「…」

桜槍君「エオス塔101階に入り口がありヤンス」

八十八茶「…」

桜槍君「全部で9段階あり、モンスターを倒したり箱を壊したりして「次元の通行券」を集めるんでヤンス。そしてテレポートを覚えている魔法使い、ダークサイトを覚えている盗賊がいないとクリアは不可能でヤンス」

八十八茶「ダークサイト?あの消える技?」

桜槍君「そうでヤンス… って

    (;゚д゚)?

   まさか姉さんダークサイト習得してないなんて事は…」

八十八茶「LVMAX 免許皆伝だよ」

桜槍君「そりゃあ凄いでヤンス!!」

八十八茶「(・∀・)ウヒョ♪」

桜槍君「なんか姉さん 昔と性格変わったでヤンスね…。なんか…イメージが…たくましくなったというか…」

八十八茶「そう?」

桜槍君「そりゃスルーもするはずでヤンス…」

八十八茶「…」

桜槍君「では姉さん早速行くでヤンス。あと4人のメンバーはミーが探しておくでヤンス」

八十八茶「おっけ(´・ェ・`) 」



 …











 カニンググループクエストで出会ったセル一味。またこんな所で再会できるとは思っても見ませんでした。

 でもこのルディブリアムのグループクエスト…。

051225fd.jpg




 盗賊がクリアの一つの鍵を握っており… 

 最後に待つのはあの巨大なスライムなど比べ物にならない程の魔物だったのです。
 

 …


 
 
051223th.jpg










 雑記


(.. Read more)


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20

January February March April May June July August September October November December
2005(Tue) 12/20

八十八茶 其の16 ルディブリアム(21)

八十八茶 の旅 … Comments(21)

 船に乗って行く先はルディブリアム。
 
 行った事がない国ですが…

 幸い私と一緒にルディブリアムに向かう航海者が数人。

 会話をこっそり聞いていればだいたいの事はわかるんですよね。

051216tghjjjk.jpg



 …


 …



 
 ふむふむ…。なるほど…。ルディブリアムは「おもちゃの国」…という事みたいですね…。後は雑談ばかりで…。

 
 質問してみようかな?とも思ったんですが初対面の人にいきなり話しかける勇気もなく… 気が付いたらルディブリアムに到着してました…。


 …



 こ…ここが…ルディ…


 一体どんな…








 …












051216ds.jpg


 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


なんか今までの町と全然雰囲気が違う!!



 ん?



  (;゚д゚)?



 ひ…人がいました。

 
 よく見ると…兵隊さんですね。



 よ…よし。ちょっと聞いてみましょう。


 …話しかけてみると?










八十八茶「こん(*´ェ`*)」  (こんにちはの略)











兵隊A「…」

兵隊B「…」









あれ?…







八十八茶「こんこん(*´ェ`*)」










兵隊A「…」

兵隊B「…」





















八十八茶「??」








あ…あれ?






八十八茶「こんこんこ~ん(*´ェ`*)」











兵隊A「…」

兵隊B「…」
















八十八茶「あれ??あれ??」



 


 へ…返事がない…



 …





  (;゚д゚)?








 ん…





 て…ていうか…





 …




 よ…よく見るとこの二人の兵隊さん…



 





 









人間じゃ~ネ工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

051216ds.jpg


  


 なにこれ…。に…人間じゃなかった… ( ´ω


 機械だ…。というかブロックでできた「おもちゃ」…

 

 …


 お…おもちゃの国ってそういうことだったのか~。




 なるほど~。てことはあれですね。おもちゃで作った町なので、町にあるのは人型のおもちゃの飾り…という事だったんですね~。



 ほうほぅ。



 でもそうだとしたら、誰がこんなおもちゃを作ってるのでしょうか?




 どこかにそういう人が?いるのかな?




 …私はルディブリアムという町に興味を持ち、とりあえず一通り探索してみることにしました。


051220ds.jpg



 なんか国自体もブロックでできてる…。


 坂も…建物も… 何もかもが…

 
051220f.jpg



 う~ん。でもなんで人がいないのかなあ。

 さっき船で一緒だった人はどこへ行ったんだろう…。


 …


 おかしいな~…。前にグルクエでご一緒したセルさん達も墓男さんもルディブリアムにいるはずなんだけど…。

 
 …



 ん?




 あれ? あのおもちゃ…。






 あのおもちゃのロボットが持ってる物は…



 まさか…





 丁度手持ちがなかった…

















 


 お薬だ!!



 

051220cxv.jpg





 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


 しかも なに??? このロボット!!


 このロボットの前の戸棚にはお薬が持ちきれないくらい一杯置いてある!!


 
 なんてありがたいんだろう((*´ω`*))

 
 


 誰かがこのロボットにお供えしてるのかな…。


 …



 ウフフフフ…。


 

 これは落ちてる物ですよね…。

 
 
 そうですよね~?


 
 フフフ…




 
 既に前科一犯の私にとってお供えをくすねる事なんてなんの造作もない事…。


 
 


 落ちてる物なら尚更です。


 誰かに盗られない内に貰っておきましょう…。



 メルもない事だし…。




 …








051220fvgg.jpg




 …という事でロボットにお供えしてあった薬は拝借することにしました。


 ウフフフ… マナエリクサーだらけになってしまいました。


 これだけあったら…。

 
 !?


 盗んだんじゃないですよ?強くなったら私もちゃんとお供えしに来ます。


 背に腹は変えられないのです。


 でもホント凄い…持ちきれないくらいあるし…。


 でもこんなチャンス…2度とないかも…。


 もうちょっと…貰っておいた方がいいな…。


 とりあえずもう少しマナエリクサーを拝借しておこうかな~(´・ェ・`)






 …










 その時でした… 突然おもちゃのはずのロボットが…










































 
ミズキ「マナエリクサー1200個で 700000メルになります」







 









  (;゚д゚)?






  


 ん…? あれ?




 今何か聞こえたような…


















 
 …って

















051220ertff.jpg






工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工














ミズキ「??」

八十八茶「しゃ…しゃべった!?」

ミズキ「?」

八十八茶「おもちゃがしゃべった…」

ミズキ「?? 私はおもちゃではありません」

八十八茶「え?」

ミズキ「人間ですよ」

八十八茶「に…人間? 嘘? どこからどう見ても…」

ミズキ「ロボットだと言いたいのでしょう?」

八十八茶「(´・ェ・`)」

ミズキ「でも中身は人間なんです」

八十八茶「…」

ミズキ「見た目で人を判断してはいけませんよ」

八十八茶「でも… さっき兵隊さんいたけど…しゃべらなかったよ?」

ミズキ「ああ。あの二人は油が切れてます」

八十八茶「あ…油?」

ミズキ「ええ。私たちの動力源です」

八十八茶「…」



ミズキ「私もそろそろガソリンを補充しないと…」



 ゴクゴクッ…





ミズキ「プハー」




八十八茶「…」

ミズキ「ね?こうやってちゃんと食事を取る事もできるんですよ」


八十八茶「…。普通人間はガソリンは飲まないよ…?」

ミズキ「それはあなたが飲めないものと思いこんでるからです」

八十八茶「ガソリンなんて飲めないよ…;;」

ミズキ「あなたは外国人だからわからないのです。ほら。遠く離れた国ではトカゲやゴキブリを食べるのが当たり前の国もあるんですから」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 そんなの食べてる人いるの?」

ミズキ「それぞれの国によって食習慣は違うのです。食べもので人を判断してはいけません」

八十八茶「…(´・ェ・`)」

ミズキ「人間やればできないことはありませんから」

八十八茶「…」

ミズキ「それよりも…そのマナエリクサー1200個のお金を支払って下さい」

八十八茶「え…」

ミズキ「700000メルです」

八十八茶「ぁぃ…  え~と… お財布…  あ… メルが…」

ミズキ「…」

八十八茶「700000メルか~…。ちょっとだけ足りないかな~…」

ミズキ「ああ。いいですよ。それだけ買ってくれたんですから(笑)。多少ならおまけしてあげます」

八十八茶「ホント?ありがとうです やさしいな~」

ミズキ「いえいえ~。で? 今おいくら持ってるんですか?」

八十八茶「じゃあ財布の中身見せてあげるよ」

ミズキ「はい。 し…失礼します   って…   え?」

八十八茶「??」

ミズキ「じゅ…じゅう…きゅう」





























ミズキ「19メル???」



051216fvbn.jpg



八十八茶「((*´ω`*))」

ミズキ「…」







八十八茶「ニコスカードOK?」






ミズキ「ニコスカード? OKOK。 分割払いデスカ~??? え~と ニコスの分割は… 3回 …6回 … 10回… 11…  

















八十八茶「あ…」

ミズキ「?」

































八十八茶「あ…。これセーラムーンカードだった…」


ミズキ「…」



















































 



 


















































ミズキ「失せろ…ガキ」










































 工エエェェ(´д`)ェェエエ工




 私の所持メルを見るや否やミズキさんは烈火の如く怒り、私は2度と来るなと…店から蹴り出されて…



 …


 おしりにアザが…






 ひ…酷い…。






 




  薬がないと… あんなに持ってるんだったらちょっとくらい分けてくれたって…



 








 …













 



 ウフフフ…


 


 とここまでがいつもの私のパターン。






 …でもね。



 私ももう初心者じゃないのです。

 
 薬がなければどうすればいいのかくらいは知ってるのです。


 
 方法がちゃんとあるんですよね~。メルがなくてもお薬を手に入れる方法が。



 それではお見せしましょう。 


 標的は


 どこの町にも出没する恒例の「困ったちゃん」。



 ウフフフフ…


 お金がないときはこれに限るのです。この人たちの頼み事を聞いてあげれば??あら不思議。


 お薬なんていくらでも手に入っちゃうんです。


 まずは… わざと人にぶつかるように町を歩いて… と。






 …






 ドカッ!!





051220.jpg


 ウフフフフ… さっそく来ましたね。


 困ったちゃん。
 
 
051220q.jpg



 ふむふむ…  ネズミ…  塔…




 ホホホホ




051220sx.jpg



 オホホホ



 …




 オホホホ







 …で

 その結果が






 

 051220hnm.jpg


 この通り。


 お礼をちゃんと頂けます。


 高価なものではないんですけどね。
















 簡単でしょう?


 …



 お薬を100個もタダで(*´ェ`*)




 さらに…


 まだ何か頼み事はありますか?


 「いい子だから…私だけに言ってごらん?」


 と聞いてみると?
 

051220rfgty.jpg



 ずっと胸に貯めこんでいた悩みを打ち明けてくれて…

 
051220vvbbb.jpg


  オホホホ

051220dfccx.jpg


 

 …と



 こうなってしまうわけです。



 



  (;゚д゚)え?



 じゃあ


 メルが19メルしかないのはどうするんだって?
















 ウフフ… それはね…












 


 簡単な事です。メルなんて… ちょこっと魔法を使えば…いきなり大金持ちですよ。


 だっていくらでも困ってる人はいるんですから…。


051220df.jpg


 こんな人がいて…


051225gvfds.jpg





 こんな人のとこに行けば…


 




 おつかいするだけですぐに大金持ち。






 そして…


 やっぱり一番目をつける人は

 051220fgfg.jpg



 こういうお金持ってそうな人の頼み事。




 「おつかい」の他にも頭を使ったり、走り回らないといけないけど…根気よく頼み事を聞いてあげるとね。


051220gtf.jpg








 …最終的には














 こんな事になっちゃいます。
 
 051220c.jpg




 


 (*´д`)みんなの大好きな60%強化書…。

 
 書って高く売れるみたいですからね~。ペットボトルもそれで貰ったわけですし…。
 


 先立つものはお金…


 短剣の書は自分の職業のものですが、ここは確実に投擲の書を貰いました。だって投擲=投げ賊なので人気が凄いです。売れる値段が短剣の書の倍以上違うみたいですしね。

 
 以前に誰かが言っていた言葉を思い出します。




 

 投げ賊の武器や強化書が高い理由が聞きたい… だって?


 ブワッハッハ 簡単じゃねえか。


 ブランドで言う「グッチ」や「プラダ」…「シャネル」みたいなもんだ。ハッキリ言ってブランド料がほとんどを占めてるだろうな~。

 まあ見てみろよ。素材や性能は他とたいして変わらないんだけど、他と比べて2倍以上値段が高いだろ? 人口比率の問題だけじゃないぜ?こんなに値段が高いのに、みんながみんな買えるわけないだろ?買うのは強い奴さ。貧富の差がとんでもなく激しいからな~。

 実は投げ賊自身もなんでこんな高い値段なのか…の原因をよくわかっていない奴が多いんだよ。でもよ、同職の仲間がどんどん強化書を買って強くなっていくから…いくら頭で高すぎる値段とわかっていても買わざるを得ない。

 ほら女の子もそうだろ?グッチやシャネルが高すぎてアホらしいと思ってもさ、周りのかわいい女の子が買って着飾るとどんどん差が付くからバカらしいと思いつつ買わざるを得ない。そうしないといい男と付き合えないんじゃないか?なんて勘違いをしてるからな。

 俺に言わせると大事なのはブランドじゃなくて 顔と化粧と色気と…


 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 …


 フフフ… それにな俺たちは他職を目標にして強くなろうとするが、最強である投げ賊の目標は投げ賊でしかない。

 それに最強である職が他職に負けるなんて嫌だろう?だから…つい強化しちまうのさ。実際強化書の消費率も群を抜いて多いからな。


 まあ あれだ。逆に考えれば俺たちにとっちゃ最高のお客さんだろ?


  (;゚д゚)?


 おっと…これは内緒にしといてくれよな。ここだけの話だぜ?

 こんな事言ってる事がバレたら今度は俺が何言われるかわからんからな。ブワッハッハ。







 …



 誰が言ってたかは…忘れちゃいましたけどね…。



 確か… ざいぜ…


 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 おっとっと…



 私も…結構この島の生活に慣れてきたようです。 



 …




 しかし、うまく事が運んだのは実はここまででした…。

 このまま順風満帆… に行くはずが…あることをきっかけに…


 さらにこの島の事を深く知る事となるのです。





051212xcv.jpg











 

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15

January February March April May June July August September October November December
2005(Thu) 12/15

八十八茶 其の15 罪と罰 指名手配(34)

八十八茶 の旅 … Comments(34)

 
 
 

 エルナスの町をひたすら西へ。

 凍える雪原を越えたところに塔がありました。

 これがオルビスの塔?。


 頂上が見えないほど高い塔…。


 間違いない。聞いてたとおりの出で立ちです。


 中に入ってみると?


 051216tgdd.jpg


 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


 やっぱりオルビスの塔って書いてあります。ありがたいことに看板も!! (・∀・)ウヒョ♪


 なるほど。オルビスは → か…。

 しかし…

 看板に→と書いてあるのを確認していると、ペンギンの魔物が後ろか噛んできたのでちょっと懲らしめてやりました。



 そのままロボットの看板通りに先へ進むと?


 
 051216rf.jpg


 
 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 お…お魚が一杯!!

 
 綺麗ですね~。


 フグかな?これ。

 
 てことは湖じゃなくてここは海?



 海… 空の国なのに海なんてあるんだ…。



 …






 っと
 







 その時でした


 







 トゥルルルルル トゥルルルルル










  (;゚д゚)ん? 友チャット…。 誰かな…。


 …って友達 一人しかいないけど…。






八十八茶「はい?」












財前「おお!! 八ちゃんか!?」




八十八茶「ぁぃ おひさです」




財前「な…何てことをしてくれたんだ。 こっちは大変な騒ぎだよ!?」 
 
八十八茶「(-ω-;)ん? 何が?」

財前「八ちゃん。人の物盗んだだろう?」

八十八茶「え?」

財前「ペットボトル…盗った犯人として全国に指名手配食らってるよ?」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ち…違うよ」

財前「危険だから 隠れた方がいい」

八十八茶「ち…違うって…」

財前「ん?何が違うの?」

八十八茶「これは墓男さんと交換したんです(*´ェ`*)」

財前「え?そうなの?」

八十八茶「そうだよ」








財前「な…な~んだ。そうだったのか~(笑)」

八十八茶「やだな~もう」

財前「そりゃそうだよな~俺もおかしいとは思ったんだよ」

八十八茶「でしょ~?」

財前「ごめんごめん(笑)。へ~。でもそれ強化品でしょ? ペットボトルの能力はいくつなの?」

八十八茶「えとね。+72でLUK13だよ~」

財前「へ~72か…    って …え?;;」

八十八茶「??」

財前「…」











財前「ご…ごめん…聞き間違いかな…。いくつだって?」

八十八茶「攻撃力+72のLUK13」

財前「あ~ なんだ… 72ね~ てことは強化書が6回くらい貼りつい…






    


 









何!!!!!!!!!!!!!






















財前「ちょ…ちょっとまて。攻撃力72!?」

八十八茶「そそ(´・ェ・`) 」

財前「…」

八十八茶「??」

財前「何と…交換したの?」

八十八茶「書2枚とだよ それ1.5Mくらいの価値があるって言ってた」

財前「書2枚と交換だと…?」

八十八茶「うん」

財前「…ちょっとまってね」

八十八茶「??」








財前「これがこうだから… こうで… こうなって…」

八十八茶「…」








財前「なるほど。OKOK。そりゃダメだ。相手が怒るのも無理はないよ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 なにがわかったの?」

財前「どうせ勘違いして交換したんだろう?」

八十八茶「う~ん。そういえば嫌がっていたような…」

財前「そりゃそうだよ。+72とか簡単に作れる代物じゃないし…」

八十八茶「そうなの? 普通に武器屋に売ってるんじゃないの?」

財前「それは普通の武器屋では売ってない(笑)」

八十八茶「そうなんだ;;。結構安い物かと…」





財前「うん。まあ…そりゃ…強化したことないんだったらわからないよなあ…」

八十八茶「でも指名手配ってどういうこと?」

財前「いや…そこらじゅうに看板出てるよ…。ちょっと待ってね…。八ちゃんの場所をサーチする。 


 …



 おお!?


 オルビスの塔か。

 多分そこら辺にも看板が立ってると思うけど…」


八十八茶「??」
 
財前「まあちょっとそこら辺見渡してみて…」

八十八茶「ぁぃ」

財前「ショック受けないでね…」











ん?指名手配?  どういう事でしょう…。


財前さんに言われたとおり周りを見渡してみると?


















あ?






あったあった。これの事?








051216tjfir.jpg







八十八茶「あれれ?なんか私の似顔絵があるよ」

財前「そうだろう…。多分もっと凄いのあるよ…」

八十八茶「??」








もっと凄いの? 何でしょうね。


でもここは海ですし、ちょっと息が続かなくなってきたので地上に出てみる事に。


すると…





あれ?








これ何? 私の顔が…











え… 















何…これ… WANTED?


























工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

051217ftgd.jpg




何々?



 WATED 八十八茶

 罪

 本来はリサイクルすべきペットボトルを男性Aから盗んだ。

 この女性を捕まえた人には報酬金10000000…?… メル



 
 ん? なに この0の数…


 ひぃ…ふぅ…みぃ…よぉ…いつ、むう…なな、やぁ…ここの…




 い…




 一千万円!!!!!!!!!








 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工











八十八茶「な…なんでこんなことに…」

財前「やはり…知らなかったか…」

八十八茶「ぁぃ…」

財前「まあそんなこったろうとは思ったけどね」

八十八茶「ど…どうすれば…いいの…_| ̄|○」

財前「返さないといけないね。その武器を」

八十八茶「わかりました…そんな凄い物だったなんて…」

財前「…」

八十八茶「;;」

財前「その武器欲しい?」

八十八茶「もう…いいです;;」

財前「…」

八十八茶「…」





財前「ん…待てよ…。これ…  使える…」

八十八茶「え??」





財前「クックック…」

八十八茶「??」












財前「その男からその武器はいくらなら交換OKと言われた?」

八十八茶「え~と確か…15Mくらいって言ってたかな…」

財前「…なんだ。そんなもんか」

八十八茶「15Mもする武器があるなんて… 絶対冗談かと思った;;」

財前「もともとは200Kくらいさ。強化したら値段は跳ね上がるからね」

八十八茶「…」

財前「OK。俺がそいつから買い取ってあげるよ」






八十八茶「…え?」





財前「15Mくらいならそいつに俺が払っておくよ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 」

財前「そうすれば何の問題もなくこの事件は終わる」

八十八茶「そんな簡単に…。15Mですよ???」

財前「15Mとかホントのお金に直すと3000円程度だよ?」

八十八茶「そうだけど…」



財前「ムフフフ… それで得る物を考えると安いモンだよ」

八十八茶「??」

財前「八ちゃんが警察に捕まると困るんだよ。まだ一回もやらせてもらってないし」

八十八茶「は?」


財前「それ持ってたのは墓男とかいう奴だろ?そいつに金は払っておくから、…八ちゃんはそれずっと持ってていいよ」

八十八茶「え…い…いいんですか?」

財前「ああ。もちろんだ。その変わり交換条件がある」

八十八茶「え?な…なんでしょう…」

財前「レディーにそんな事直接は言えないな。デビルに手紙を持って行かせるからそれ読んでね」

八十八茶「え?え?」

財前「ほんじゃね~」

八十八茶「え?ちょ…」


ガチャ…



ツーツー  












ど…



どういうことでしょう…。





ま…まあ。とりあえずはよかったのでしょうか?


でも…この指名手配の看板…







あれ?













…って
















工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


051217ftgdrt.jpg





 WATED 八十八茶

 罪

 ①本来はリサイクルすべきペットボトルを男性Aから盗んだ。
 ②保護生物エビルアイを多数虐殺。生き残りエビルアイは保護センターで介護中 
 ③メイド「ルカ」を太陽拳で攻撃。 現在ルカは消息不明。アリの巣捜索中
 
 この女性を捕まえた人には報酬金10000000…… メル










 え…ちょ…










い…いつのまにか罪増えてるし!!










だ…誰がこの姿の撮影を?? 見られてないはずなのに…;;











こんな写真使うなんて…


051216vcx.jpg



 恥ずかしい…。゚(゚´Д`*゚)゚。

 
 酷い…こんな写真を… 全国に…


 でもまさか指名手配を受けるなんて…。もうこれからは人とアイテムを交換するときは気をつけないと…。


 …


 でも今町を歩くと… あぶないよね…。別人の振りしても「帽子脱げ!!」って言われたら多分バレルし…。
 
 


 私はしばらく海に潜る気もおきず…


 呆然とクジラの上で空を眺めてました…。



 結構長い時間です。



 一体何時間空を眺めていたでしょうか?


 …ず~と…





 




 すると?







 











 急に看板が…

 






 オオォ(´゚д゚`)オオォ  



 
051216rdss.jpg





 指名手配 消えた(*´ェ`*)


 どうやら財前さんがうまいことやってくれたみたいです。



 良かった…。



 しかし喜びも束の間 後ろから誰かが…









 


ガス灯「む… 八十八茶さんて 君?」
 
八十八茶「え?」




 振り返ると…












 
 051217fgtreeee.jpg



 が…ガス灯? …どういう名前なんだろう…







ガス灯「初めまして。おは~。 財前のバカに頼まれて来た」

八十八茶「え?」

ガス灯「聞いてなかったかい?」

八十八茶「確か…デビルという方が来られると…」


ガス灯「うん。あのバカは俺の事デビルって呼んでるけどね」

八十八茶「ああ!? そうだったんですか…ではあなたがデビルさん…」

ガス灯「そそ。 ちなみにあいつとはリア友…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ガス灯「あ。これ… あいつからの手紙」

八十八茶「あ…ありがとうです」

ガス灯「どうせロクでもないような内容だろうけど…。ちょっと読んでみてよ」

八十八茶「あ…はい」






なになに?











八十八茶へ

 この手紙をもって僕の医師としての最後の仕事とする。

 まず、僕の病態を解明するために病理解剖をお願いしたい。

 以下に、癌治療についての愚見を述べる。

 癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。

 しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、 発見した時点で転移や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。

 その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、 残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。

 これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。 僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。

能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 君には癌治療の発展に挑んでもらいたい。

 遠くない未来に、癌による死がこの世からなくなることを信じている。 ひいては、僕の体を、君の研究材料の一石として役立てて欲しい。研究費の15Mはすでに支払いを終了している。安心してくれ
   

 「屍は生ける師なり」。




 明日の夜20:00にワシントンホテルの201号室で待ち合わせしよう。君はお泊まりセットを持って来てくれればそれでいい。


 なお、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見できず、 手術不能の癌に犯された事を、心より恥じる。

         

 参考書籍 

              





 





















八十八茶「はぁ? な… なにこれ? 意味が…」

ガス灯「…」

八十八茶「20:00にワシントンホテル… 癌(がん)?」

ガス灯「…」

八十八茶「癌て…病気の…?」

ガス灯「…」

八十八茶「…」




ガス灯「ハ…ハッキリ言って… 絶対無視していいよ。小難しい事書いてごまかしてるけどさ。結局ワシントンホテルで君と一緒に寝たいだけだろうな… ほら…僕の体を研究材料にしてくれって書いてるし…」

八十八茶「け…研究…」

ガス灯「自分が癌とか…よくそんな嘘がつけるよなあ(-ω-;)」

八十八茶「…」

ガス灯「自分を医者とかw アフォだな」

八十八茶「…財前さんて医者だったんですか?」

ガス灯「いやww あいつは只のサラリーマンだよ」

八十八茶「…」





ガス灯「女が絡むと手段を選ばないところは昔からまったく変わっていない…」

八十八茶「…」

ガス灯「その仲裁にどれだけ当たってきたことか…」

八十八茶「でも…今回は…15M立て替えてくれてるし…」

ガス灯「15M?? ああ。気にしないでイイよ。あいつ…相当メル持ってるから」

八十八茶「…」

ガス灯「それとも15Mやそこらで自分を売る気かい?」

八十八茶「とんでもない!!」

ガス灯「まあ君がどうしても行きたいと言うなら止めはしないけど(笑)」

八十八茶「じゃあ スルーします(´・ェ・`) 」

ガス灯「OKOK 君、結構しっかりしてるね」

八十八茶「ぁぃ」







ガス灯「それよりこんなとこで何してるの?」

八十八茶「オルビスへ戻る途中です(´・ェ・`) 」

ガス灯「へぇ…」

八十八茶「この海の先にあるんですか?」

ガス灯「え? 違うよ。オルビスはこの塔の上」

八十八茶「?」

ガス灯「ここ地下じゃん」

八十八茶「…え。こっちじゃないんですか?」

ガス灯「ここはこの海で行き止まり。まだ工事中で先まで開通してないよ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」



ガス灯「でも頂上まで登るの大変だよ?これev117.gifあげるから 使って帰りな」

八十八茶「あ…ありがとうです…」

ガス灯「それ使うと一瞬でオルビスまで瞬間移動できる」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」


ガス灯「じゃあね…」






































 もう何がなんだかなんだか意味がわかりません…。


 指名手配になり、それを助けて貰って… 体を要求され… その人の友達に助けて貰った… 


 でもガス灯さんも…もしかしたら何か下心が…

 
 なんか訳がわからな…
 



 でもこの中で誰が一番悪人かと聞かれれば…


 そりゃ…


 (-ω-;)ウーン

 
 …



 やめときましょう…一応助けて貰ったし…。



  (;゚д゚)?

 

 それに…

 

 ダメダメ。


 ガス灯さんみたいに「いい人」を疑ってはダメ…。でも確か昔のお名前がデビル…

 つまり悪魔…。

 しかもあの鬼畜のような人の友達…


 やはり…怪しい…。
 
 

 ああ…このままだと人間不信になりそう_| ̄|○
  


 でも道はわからないし…




 051214dss.jpg







 私は言われたとおりにev117.gifを使い、塔の頂上まで瞬間移動。


 
 おお。


 おお。



 ここは懐かしの…


 ようやくオルビスに帰って来れた~。゚(゚´Д`゚)゚。


051215gddd.jpg




 そのままの足でルディブリアム行きへの船へと乗り込こもうと思いましたが…。

 紳士的な男の方から頼み事をされて今回の便は諦めました。

 なんでもギルドを作るとの事。でも人数が6人集まらないとギルドは作れないから強力して欲しいとの事でした


 ギルド?? 


紳士的な男性「ご協力いいですか? ギルドができたら自由に抜けて貰ってかまいませんので」

八十八茶「おっけ(´・ェ・`)」



 知ったかぶりを装いギルドの館までそのまま着いていって


 
05120565.jpg




 静寂の雰囲気に包まれた建物…


 な…何をすれば… でも知ったかぶりしてるから今更聞くに聞けないし…。 


 まさか決闘するわけじゃないよね…。




 ん?










 


オオォ(´゚д゚`)オオォ  
 

051218rfdss.jpg



 同意書が!!


 ど…同意する…とすればいいんですかね…。


 …



 ギルド  BOXISMが誕生しました



  (;゚д゚)?

 
 
 
 
 なるほど~ギルドっていうのは一つの志を持った人たちの集まりなんですね~。団体に名前をつけているわけですか~。

 …


 ん…?



 てことは… 私も一応このギルドの一員で…


 しかも …   一番初めに入ったギルド員と言う事になるじゃないですか!?


 てことは


 ギルド BOXISMの初代会員ということに!!


 フフフ…  私…一応前科一犯なんですがね…。


 知らないな?この人たち私の過去を知らないな? 





 …


 言うのは絶対辞めた方がいいですね…。


 
 
 私はその後、しばしの雑談して、ルディブリアムの行きの船に乗り込みました。


  051216tghjjjk.jpg



 一体そこには何が…








































(.. Read more)









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14

January February March April May June July August September October November December
2005(Wed) 12/14

八十八茶 其の14 死んだ木の森(48)

八十八茶 の旅 … Comments(48)

 

 つい…さっきまで楽しくJr.セリオンと遊んでいた私。

 
 そして町に戻ろうと帰還書を使った私。

 戻れるはずだった。

 光り輝く建物と綺麗に積み上げられたレンガの町に

051213ds.jpg



 でも…





 帰還書を使って到着したのは… なんと





















 










 ここ…


051213fey.jpg





  …
 






  …

 

 な…なんでいきなりモヒカンが目の前に


 


 でも帰還書使って来たってことはここは町のはず…

051213d.jpg



 え… てことは … この人もしかして町人??  


 でも…それにしてはなんか… 様子が…


 言葉しゃべれるのかな…。   


八十八茶「あの…ここは…」

ゾンビ「ぐえぇぇっぇぇぇ」


 
  (;゚д゚)? く…臭い…


八十八茶「ご…ごめ…」







 とりあえず…一目散にダッシュで逃亡!! 



 
 ツルッ…  ⊂(_ _⊂⌒⊃ドテッ



 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 なにこれ!? 地面がす…滑る!!

 

 ん?あれ? (;゚д゚)?



 ギ工エェ工エェェ(;゚Д゚)エ工ェエ工


 つ…冷たい!!
 

 しかもなんか異様に汚い!! なんなの? ここ… それに臭い…


 あの一つ目のトカゲの洞窟より酷いような…


 これが町?


 それにしても…


  
 ピュー… ピュー…




 って…



 風が…
 

 うわっ!! 



 寒ぃ!!



  ん?


 あれ?


 



 よく見るとこの白いのは…

 もしかして…
























 雪じゃないの!?


0512134ff.jpg


 





 ちょ… いきなり雪降るとか聞いてないよ;; 寒い寒い… 



 (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル 


 何か…上着を着ないと…




 …







 …









 …って
 

 













 Tシャツしかないよ!!







 ああ…  どうなってるの? これ… 









いきなり環境が激変するなんて…




 



 呪われてるとしか言いようがない!!





 うわーん:うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ




 その時でした…









墓荒「おい…」


八十八茶「 (;゚д゚)?」










墓荒「おまえ いちいちうるせえよ!!

 
051213fcs.jpg



八十八茶「ちょ…いつからそこに??」

墓荒「ずっと前からだよ 横するなよ てめえ」

八十八茶「ぇ…」

墓荒「見ろ!!てめえが横するから死んじゃったんだよ!!!!!」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ご…ごめ…」

墓荒「謝って済むかよwwwww

八十八茶「だいたい横って何ですか?」

墓荒「今おまえゾンビ殴ったろw」

八十八茶「うん(´・ェ・`) 」

墓荒「てめえが勝手に殴るからゾンビが反撃して来たんだよ!!」

八十八茶「へぇぇ…」

墓荒「予期してなかったからモロに当たって死んだよwww」

八十八茶「うわぁ…下手っぴ…」

墓荒「うるせえwww しょうがねえだろ」

八十八茶「ホントにここにずっと居たの?」

墓荒「いたよwwww 危ないから勝手に殴るのやめれ」

八十八茶「そんな事言われても…いちいち気づかないよ」

墓荒「ま…まあ別にいいけどな… しかし…ゾンビで俺様が死ぬとかアリエナス…」









八十八茶「え?でも死ぬって… なんで町で死ぬんですか?」

墓荒「ん… 町?何言ってるの?おまえ」

八十八茶「ここは町のはず…」












墓荒「おまいアフォかwwwww ここはゾンビの墓場だよw」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

墓荒「ガキの来るところじゃねえ」





八十八茶「鼻水出てますよ…」

墓荒「なに!!?  ゴシゴシ… 」



八十八茶「き…汚い…て…手で鼻水を… あんたもゾンビ?」 


墓荒「うるせえよww …ったく 最近のガキは…」


八十八茶「(´゚ c_,゚`)」

墓荒「…」









八十八茶「それにしても寒い… (´ ・ω・`)ションボリ」

墓荒「服かしてやろうかww」

八十八茶「アンタの汚いからいいよ」

墓荒「…」

八十八茶「服より滑らない靴が欲しい…。危なくて歩けないよ;;」

墓荒「ん?  おまいサンダルかよwww そんなんで来るなよw この辺全域全て雪だっただろ よくここまで来れたな…」

八十八茶「え? 来たって…一瞬で来ちゃったから…。な…なんで急に雪が…オルビスは暖かかったのに…」

墓荒「急にって… ここに来る間に雪なんていくらでも見ただろwwwww」

八十八茶「え… 初めてですよ…雪見たの」

墓荒「な…なに???」

八十八茶「オルビスへの帰還の書を使ったはずなのに… どこだろう…ここ」

墓荒「帰還の書で来た…  」


八十八茶「そそ」








墓荒「(;゚д゚)? お…おまい…まさか…」

八十八茶「??」

墓荒「ちょ…ちょっと使った帰還の書を見せろ」

八十八茶「はい これです」





051213.jpg







墓荒「ぶwwwwwwww  これ閉鉱帰還の書だよwwwwwwww」



八十八茶「え?」

墓荒「この書を使うと町じゃなくて、ゾンビの墓場に来ちゃうんだよwwww」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 な…なんで…」 

墓荒「よく説明文見たのかよw 閉鉱に行くって書いてあるだろ!!」

八十八茶「あ…ホントだ…」

墓荒「てめえが使うべき本来の帰還の書はこっちだろwwww 」

八十八茶「あ…」






051213d.jpg




八十八茶「ほ…ホントだ…;;」

墓荒「( ゚,_・・゚)ブブブッ もしかして知らなかったの?」

八十八茶「ぁぃ…」

墓荒「てことは…塔を下ってないわけか…」

八十八茶「え?」

墓荒「('・c_,・` )プッ おまい…オルビスの塔って知ってる?」





八十八茶「え…聞いた事はありますが…知りません…」



墓荒「( ´,_ゝ`)プッ 知らないのかww」 


八十八茶「はい…」



墓荒らし「…ってことは」

八十八茶「??」





墓荒「オルビス帰るの無理ww 」


八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

墓荒「おまい …




















ギガ ワロスwwww」





八十八茶「ギガワロスって…」

墓荒「もはやここで死ぬしかないな ('・c_,・` )プッ」

八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 …た…助けてよ」

墓荒「俺死んでるし…」

八十八茶「…」







墓荒「そういや おまえLVいくつ?」

八十八茶「え…40ですけど…」

墓荒「やはりその程度か」

八十八茶「え?」

墓荒「LV40でゾンビの森に迷い込むとか…」

八十八茶「…」

墓荒「そんなバカ久しぶりにみたよ」

八十八茶「え…」

墓荒「ここはホントはLV50以下は来れないところなんだよ バチがあたったんだな…きっと」

八十八茶「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 そ…そんな」

墓荒「閉鉱帰還の書使えば特別に来れるんだけどな」

八十八茶「ほぇぇ。そうなんだ…」

墓荒「どうせそれ誰かに貰ったんだろ?」

八十八茶「うん…」

墓荒「それでここに知らずに来るとか…」

八十八茶「…」

墓荒「テラッテラテラテラテラテラテラテラテラテラ…」

八十八茶「テラ?」
























墓荒「テラ ワロスwwwwwwwww

















八十八茶「…」

墓荒「LV40の分際で閉鉱のゾンビ来るとか マジ ウケル」




八十八茶「何様よ…アンタ…」

墓荒「文句あんのかよww」




八十八茶「墓… 壊すよ…」

墓荒「やめれww」

八十八茶「じゃあ…どうしたら帰れるか教えてよ」

墓荒「しょうがねえな」

八十八茶「どうしたらいいの?」

墓荒「オルビスに帰るとか楽勝だろ。帰還の書を使えよ」

八十八茶「え?ここで?」

墓荒「当たり前だろ そしたらエルナスの町に着くだろww」

八十八茶「え…エルナス…」

墓荒「エルナスに帰ったら左のオルビスの塔を登って帰ればいいだけだろw」

八十八茶「な…なるほど…そうなんだ;;」

墓荒「まあせっかく来たんだ。ちょっとゾンビと戦ってみろよ」

八十八茶「え…やだよ。こんなのと…」

墓荒「やれよwwww」

八十八茶「やだね…私は閉鉱帰還の書で帰るから… じゃあね」
















八十八茶「あれ?;; おかしいな… 帰れない;;」

墓荒「おまい何使ったの?」

八十八茶「閉鉱帰還の…   あ…?」

墓荒「だから使うのは帰還の書の方だっていってんだろ!!」

八十八茶「また間違えた;;」

墓荒「学習能力0だな…」

八十八茶「…」

墓荒「ここまでのバカはなかなかいないな。おまいウケルからやっぱゾンビやってみれ」

八十八茶「だからヤダって…」


墓荒「まあちょっと戦ってみろって。これiw0020.png貸してやるから」


そう言ってiw0020.pngを投げ捨てる墓男…。


八十八茶「え? お茶?」

墓荒「フフフ… 只のお茶じゃない…。よく見てみろよ」

八十八茶「…」












051214dsaghj.jpg




オオォ(´゚д゚`)オオォ  




八十八茶「なにこれ?? た…短剣なんですか? しかも無茶苦茶強い…(*´д`*)」

墓男「そうだろ?それは俺の至宝だ。いや…家宝だな」

八十八茶「なんでこんなものを私に?」

墓男「貸すんだよw ちゃんと返せよ!! まあ簡単に言うと自慢かなwww 強化書が貼り付きまくってるからな。15Mはするぞ。それ 」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ん? じゅ…15M…って凄いの??」

墓男「当たり前だろ。+72だぞ おまえ何も知らないようだから多分一生そういう武器装備するのは不可能と見た。」

八十八茶「…」

墓男「どうせ金もないんだろ?」

八十八茶「う…そ…それは」




墓男「テラ カワイソスwwwww




八十八茶「ちょ…アンタね!」

墓男「貸してやるから一時だけでも堪能しろよww」

八十八茶「…」




 き…気が進みませんが…

 墓男の至宝?のペットボトルを装備していざゾンビを…


 攻撃して大丈夫かな…。怒ると怖そうですが…








 とりあえずサベジで…





















 

051213e.jpg



オオォ(´゚д゚`)オオォ  




051213fvxx.jpg


オオォ(´゚д゚`)オオォ  



す…凄い威力ですね…。 こんなダメージ今まで見た事が…


今までこんなんだったのに…

051119ddds.jpg




この武器装備すると…



051213fss.jpg




 凄い凄い!!

 
 これだけの攻撃力なら… 普通の敵なら一発で…

  (;゚д゚)?

 でも倒しても倒しても次から次へとゾンビが…


 051213xsa.jpg




 それにこの攻撃力でもゾンビには全然歯が立ちません…。

 HP4500くらいあるのかな?

 …2,3発攻撃する間に毒の息で反撃されて  …死にそう… 

 


 …


 さすがに疲れてきて墓荒らしの所に帰還…。

 

 …


 でもこの武器ホントすごい(笑)。欲しいなあ。



 …


 そういえば…



 あいつ…死んでるし… もういらないのでは?


  (;゚д゚)? そうだ。頼んでみよう。





八十八茶「ねえ。これ…iw0020.png」 


墓荒「ん?もう終わりか?」


八十八茶「これ 頂戴(´・ェ・`) 」

墓荒「へ…これって?」

八十八茶「これ …iw0020.png 頂戴( ´ω` )」

墓荒「え… 頂戴って… 俺の神ペットボトルの事?」

八十八茶「うん(´・ェ・`)」

墓荒「…」





















墓男「ふざけるなwwww それあげるとか無理に決まってるだろ」





八十八茶「だってもうアンタ死んでるじゃん。もう使わないでしょ?」

墓男「成仏したらまた復活できんだよ!!」

八十八茶「え?そうなの?」

墓男「そうだよ。成仏したら経験値減らされて町に強制的に帰還させられるがな」

八十八茶「へぇぇ。そうだったんだ…」

墓男「まあな」

八十八茶「じゃあ交換してよ」

墓男「ん? 何と?」

八十八茶「この書、価値高いみたいよ。2枚あげるから」






0512123.jpg



051212.jpg


 

墓男「は?もしかしてこの書2枚と俺の神ペットボトルを交換?」

八十八茶「うん」

墓男「…」

八十八茶「…」



















墓男「おまい テラwww アホスwwwwwwww






八十八茶「いいじゃん」

墓男「アフォかその書が10枚あっても交換は㍉だよ!!」

八十八茶「冗談ばっか(´・ェ・`) 」








墓男「冗談なんかじゃねえよ!!

 
 俺のこの武器は15Mの価値があるの!!…で、おまいの出した2枚の書は1Mくらいの価値しかないの!!」





八十八茶「たいして変わらないじゃん…(*´ω`*)」





墓男「だ…ダメだ…。そりゃそうだよな…おまいのようなアフォに15Mと1Mがどれくらい次元が違うかが理解できるわきゃないか…」

八十八茶「??」

墓男「まあそりゃそうだな…1Mすら持った事ないだろうし…」

八十八茶「目がカユイ… (つд⊂)ゴシコシ…」






墓男「もういいから…おまえ帰れ!! 話にならん…」

八十八茶「え? 交換してくれるの?」


墓男「しねえよwww ちゃんと話聞けよ!!」


八十八茶「え~…」

墓男「でもあれだな…。LV40代でもそのペットだとゾンビ相手でも結構行けるモンだな」

八十八茶「そうでしょ? 凄かったでしょ? 私のペットボトル」


墓男「だからそれは俺のだよ!!」

八十八茶「だからこの書と交換してって言ってるでしょ」


墓男「('A`) さて… と。 こんなバカなガキはほっといて俺はそろそろ船乗ってルディブリアムにでも行くか…」

八十八茶「ルディブリアム…」

墓男「そうそう。あそこいいんだよ」

八十八茶「そうなんだ…」

墓男「そんな事はいいんだよ!! おい さっさとiw0020.png 返せ」

八十八茶「え…交換したでしょ? ほらお墓に書2枚置いておいたよ」

墓男「勝手に置くなよwww やめれww」

八十八茶「なんでよ…」

墓男「こんなショボイ書と交換とか絶対㍉ww」

八十八茶「じゃあ書を返してよ」

墓男「おまいが俺の墓に勝手に置いたんだろ!!」

八十八茶「(´・ェ・`) 」 

墓男「ゼイゼイ… おまいと話してると疲れるし頭が痛てぇ…」

八十八茶「だ…大丈夫? 痛いとこ揉んであげようか?」

墓男「あ…ああ。悪いな… まったくあのガキは…」




…って





墓男「原因はてめえだろwwww    

 けど あれだなあ。 やっぱ武器は強化しないと強くはなれないぜ? まあおまえもせいぜい…  あ…ヤバ… そろそろ昇天しち…あ… ちょ… 早く…ペットボト… てめ… それ… 次会う時までちゃんと持ってろよ  売ったら… 殺…  あwせdrftgyふじこlp;@:」


ピューッ



八十八茶「 (;゚д゚)?」




あ…あれ?



それは…私が2枚の書を返して貰おうとしたその瞬間に起こりました。


パッ…と墓男さんが消えて…しまったのです…。






八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 き…消えた…」


 
 どうやら一定時間が経つと死んだ人はどこかに強制的に昇天させられてしまうようで…
  
 そういえば…話してるだけで5分くらい…経ってたから…

 

 ま…まあいいか…。


 

  (;゚д゚)あ?

   

 …




 アイツ…私の書2枚持っていった… 




 …てことは…



 交換という事でいいって事ですよね



 良かった。こんな凄い武器があんな書2枚で手に入った(´・ェ・`)



 …




 さて…これからどうしよう…。
 








 あ…




 そういえば墓男はルディブリアムに行くと…



 楽しいのかな…。ルディブルアムって…




 この大陸はなんか私にはまだ危なそうだし…。

 







 …


 …



 …私も行こうかな…。









 私は…

 墓男に教えられたとおり帰還の書を使いエルナスという町へ…。

 
051213fds.jpg


 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


 ホントに雪の町だ…。


051213fgjj.jpg


 ゆっくり観光したかったのですが、またゾンビがいつ現れるかわからないので…

 というよりここの町の人もゾンビみたいでなんか怪しい…。
 

 こんなとこに長居は無用…。



 雪で滑って歩きにくいし…。


 ん? 何か看板が… 

 ふむふむ…



 滑らない靴あります

 
 




 滑らない靴…






 。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!




051215.jpg



 オオォ(´゚д゚`)オオォ  

 ん? 何か…聞こえる…

 エルナス長老から町人jへの告知事項…?


 他人の悪口、人の物を無理矢理ぶんどる…等の非マナー行為は行わないようにしましょう


 …
 

 そんな事しないよ(´・ェ・`)




 でも
 

 雪の町だけに滑らない靴をちゃんと売ってたのは助かりました。


 しかし…怪しい町であることに変わりはない…。



 私はそそくさとエルナスの町を跡にし… 私はオルビスから出るルディブリアム行きの船に乗るためにオルビス塔へと向かったのでした。


 ここを超えればオルビスの町に着く…んですよね?












 051214dss.jpg



















 (注)メイプルストーリーでは死人とのアイテム交換はできません。真相は15話で…。




















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テーマ: メイプルストーリー
ジャンル: オンラインゲーム








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13

January February March April May June July August September October November December
2005(Tue) 12/13

八十八茶 其の13 空の国(32)

八十八茶 の旅 … Comments(32)

 気づいたら…

 私はエリニアにいました。

 
 ふと目に止まった一枚のチラシ。

 


 どうやらこのエリニアから…別の大陸へと繋がる船が出ているようです…。

 すがる想いで購入した一枚の切符には


 「空の国オルビス」と書かれて…。

 
 ここにはもういられない。私は船に乗る決意をしたのでした。 





















 


 
 空の国…オルビス

 051210d.jpg


 巨大な飛行石により浮遊している大陸。その外観はあまりに観麗でこの大陸に降り立った者は瞬時の内に魅了されてしまう。さらにJrセリオン、フィクシ等、生存するモンスターにもかわいい系種が多く、女性観光者も非常に多いのが特徴。

 しかし外観の華麗さはあくまでも…仮の姿…オルビスの中枢部がその大陸の地下内部に極秘で存在しているという事実を知っている者は少ない…。

 オルビスにつくと、あなたはきっと

 「きゃー。なにここ。綺麗~。か~わいい~。(*´Д`)」

 と歓喜の声をあげる旅行者に出会う事だろう

 

 


  



 …






 …





  
 051208eds.jpg



 乗り込んだ船は海を渡る船とは違って、空飛ぶ飛行船でした。まあそれはそうですよね…。

 空の国に行くのですから…。


  なんか薄暗い船室…
 
 しかも…乗客は私一人しか…。相変わらず間が悪いですね…。


 ま…また一人…。

 乗ってるだけというのも暇なので、着くまでの時間を利用して今後の事を考えておかないと…。

 そろそろお金もなくなってきましたし…

 それに…今度こそお友達を作らないと… オルビスは凄く綺麗で優雅な町みないなので女性の方も多いみたいですし、今度こそ友達を見つける事ができるはずです。

 きっと私と気が合う人がいるはず…

 
 さっきのむさ苦しい洞窟なんてもう二度とゴメンですよ…

 とそんな事を考えてると?














影「おい…」


 







 (;゚д゚)?


 え?誰?


 この船には私しか乗ってないはず…なんだけど…


 あれ?

 なんか船の船室の暗いところに目のようなものが…。何?これ…


051212rtd.jpg



影「見せたまえ」

八十八茶「え?」

影「その書を私に見せたまえ」

八十八茶「しょ…書…?」



 書…って何…。  (;゚д゚)マサカ?

 ジェーンさんから貰ったこの書の事?


051212.jpg


 何げにもう一枚持ってたりするけど…

0512123.jpg



 これが何か…。



八十八茶「こ…この事ですか?」

影「そうだ。 その書をそこに置きたまえ」

八十八茶「はい…」


 誰でしょう?この人…。意味がわからないので、一応言われたとおりにしました…。


影「素晴らしい!!古文書にあった通りだ、この書に封じられた力こそ聖なる光だ!!」


八十八茶「??」

影「両方で1500000メル(1.5M)というところだな。」

八十八茶「…え?」

影「聞こえないのか?この書の価値は合わせて1.5Mだ…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 そ…そんなに高いんですか?これ」

影「なぜ賊である君がこんなものを大事に持っているのかね」

八十八茶「いゃ…特に…理由は」

影「この書が必要なのは戦士職。君には必要のないものだ。売ろうとは思わなかったのかね」

八十八茶「これ…何かな~と思ってはいたんですが…」

影「…」

八十八茶「でもこの書…何も書いてないですよ…何かしたら字が浮き出てきたりするんですか?」



影「…君はその書を宝の地図か何かのように考えているのかね」

八十八茶「はい…」

影「戯言を…」

八十八茶「??」

影「ならば教えてやろう」

八十八茶「…」



影「その書は宝の地図などではない!!」

八十八茶「 (;゚д゚)ゲッ そうなの?」

影「その書こそ、武器を恐るべき破壊兵器に昇華させる唯一の鍵なのだ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

影「成功するかしないかは運次第。しかし数枚でも成功すればその武器の破壊力は計り知れない物となるだろう」

八十八茶「…」

影「それゆえ高価なのだよ」

八十八茶「なるほど…  でも…その前に」

影「…?」









八十八茶「あなたは…誰?」

















影「言葉をつつしみたまえ!!」

八十八茶「Σ(・∀・|||)」

影「君は今…王の前にいるのだ」

八十八茶「お…王…」

影「…」

八十八茶「…」  



影「君は…オルビスに向かってるのかね」

八十八茶「はい 綺麗な町みたいですし(*´ω`*)」

影「綺麗とは…あのオルビスの町並の事を言っているのかね?」

八十八茶「はい。そうみんな言ってるみたいですよ 観光地として有名トカ…」

影「クックック… バカどもにはちょうどいい目くらましだ」

八十八茶「!?」

影「君はオルビスをリゾート地か何かのように考えているのかね」

八十八茶「(*´д`*)はい」





影「オルビスはリゾート地などではない!!。今は力を失ってはいるが、オルビスとはかつて…恐るべき科学力で天空にあり、全地上を支配した恐怖の帝国なのだ。そんなものがまだ空中をさまよっているとしたら…平和にとってどれだけ危険なことか君にもわかるだろう」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工  て…帝国??」


影「あの大陸には太古の魔物が生息しているのだ。旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした魔物の王だよ。ラーマヤーナではジャクム…とも伝えているがね」

八十八茶「じゃ…ジャクム…」

影「その魔物の居る場所こそ帝国の中枢だ。上の町など只のガラクタに過ぎん、オルビスの科学は全て地下の洞窟に結晶しているのだ」

八十八茶「そ…そんな…。空のリゾート地でかわいい魔物もいると聞いて楽しみにしてたのに…」

影「かわいい魔物だと!? くそ~ あのゴミ… まだ生きていたか…。私が復活したら全て焼き払ってやる…」

八十八茶「え…?」

影「いや…こっちの話だ…」

八十八茶「なんか聞いてたオルビスのイメージと違う…。て…帝国って…なんか危なそうですね…。行くのやめようかな…」



…とその時でした。バタッという音と共に船の船長が…



船長「す…すいません。お客さん。嵐が…来てしまいまして…。それに何かヤバイ雲が…。 危険なので一度エリニアに帰還します よろしいですか?」

八十八茶「え? 丁度良かった…。いいですよ~(*´д`*)」

影「ダメだ…」








船長「…え? 今何か聞こえたような…お嬢ちゃん一人だよね?」








八十八茶「え?いや… そこに…見えます? 目みたいなものが…」

船長「??」



影「聞こえないのか?」


船長「 (;゚д゚)エ? 

   なに?この目… 」

八十八茶「…」

船長「ちょ… まさか… これ魔物?」

八十八茶「え?魔物?」

 



影「あの光の差す方向にオルビスがあるのだ!!早く行け!!」

船長「Σ(・∀・|||)…」

影「聞こえないのか?このまま進め、光は常に雲の渦の中心をさしている。オルビスは嵐の中にいる、聞こえないのか、このまま進むんだ、必ず入り口はある 私はジャクムの祭壇に行かなければならないのだ」



船長「じゃ…ジャクム!? ひ…ひぃぃ… ジャクムは滅ぼされたと聞いたのに…」

影「フッ… 人間共のアホづらには、心底うんざりさせられる」

八十八茶「…」

船長「ああ…こんな時に限って戦闘職の乗客がいない…」

八十八茶「魔物なら私が退治を…」


影「ハッハッハ 私を退治とはバカな真似を。 それともその情けない武器で私と勝負するかね!?」


船長「お嬢ちゃんじゃ無理だ…」

八十八茶「え?え?」







影「ジャクムは滅びぬ、何度でもよみがえるさ、ジャクムの力こそ魔界の一族の夢だからだ!!」


八十八茶「…」


影「全人類は再びジャクムの元にひれ伏すことになるだろう!!




































 そう言い残すと影は消えてしまいました…。


 エリニアに帰ろうと提言したのですが…
 

 …船長が影の言葉に恐れおののいてしまい…


 船は影に言われたとおり嵐の中航海を続け… オルビスになんとか無事到着したのでした。



 一体あの影は… ジャクムとは何なんでしょう…。


 でもそれを癒すかのようなオルビスの綺麗な町並み。


 あの影…



 上の町がガラクタって…言ってましたが…








 影が言ってた事とは裏腹に


 私の視界に広がるオルビスの町はほんとに綺麗です。

 妖精さんもいるし(*´ω`*)


 


051210rrt.jpg




 この町が恐怖の帝国??


 そんなバカな(*´ω`*)

 どう見てもそうは見えません。もしかしてあの水槽の中にある石が飛行石なのかな(*´ω`*)



 それに…オルビスの町に住んでいる人たちも何か下の大陸とは違い…なにか神族的な格好をしていますし… 神聖な感じがする…。

051212a.jpg




 体に羽生えてるし…


 ちょっと雑談をして、周りの人達にもオルビスの町の事をいろいろと質問。

051212dfg.jpg





 ほぅほぅ…


 ここオルビスには


 ・かわいい魔物が一杯
 ・ここからさらに船でルディブリアムという大陸に行ける
 ・オルビスの塔?を伝って雪の町に行ける 
 ・オルビスの塔?から海へ行ける
 

 なるほど~



 それにかなりお優しい方で…初対面なのにアイテムを頂きました。


051212t.jpg


 

 帰還の書…何枚かと…ルディブリアムワープカプセル…司令塔ワープカプセル…



 帰還の書って…使うと一瞬で町に戻る書ですよね。 


 なるほど~。気が利きますね。これならこの大陸で迷っても瞬時に町に戻る事ができる。

 安心ですね~。やさしいな~。

 でもこのカプセルは何でしょう?


 …?

 
 まあ…いいです。

 せっかくなのでとりあえず貰っておきました。






 …



 私はお店で傷薬を買いそろえ、さっそくかわいい魔物を見に行く事に…


 アーチを潜ったその先には??

















051212vb.jpg



 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


 何!? このかわいさ(*´д`*)


 あの一つ目のトカゲとかゾンビみたいなキノコとか…タコとか


 向こうの大陸とは大違い。
 

 来て良かった。 


 0512120f.jpg




 私は日が暮れるまで狩り続け… 気づいたらLVもかなり上昇…。

 

 そろそろ帰ろうかな…
 

 私は傷を癒すためにオルビスに帰ろうと袋から帰還の書を出しました。


 え~と確かこれ投げると町に帰還できるんですよね。




 町に戻ったら…




 今度はオルビスの塔に行ってみようかな~



 





 …


























 …彼女が使ったオルビスの住人から何気なく頂いた一枚の書…。


  

 


 これは義務づけられた運命なのか…

  
 普通の帰還書とはまったく種類の違う帰還の書がこの世に存在することなど…


 夢にも思っているわけがなかった。














051212yu.jpg




















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07

January February March April May June July August September October November December
2005(Wed) 12/07

八十八茶 其の12 皮帽子の秘密…(41)

八十八茶 の旅 … Comments(41)

  
 ヘネシスに帰るつもりがひょんな事で迷い込んでしまった悪魔の巣窟…


 
 ここで恐るべき事が…起こってしまう…




 




 051207ytr.jpg


 

 ど…どこですか…ここ…。


 へ…ヘネシスに到着する予定が…なぜこんなおぞましい所に…。


 卵と脱皮の皮がそこらじゅうに…何かの巣?でしょうか?ここ…。


051207ytree.jpg



 正直… 絶えられません…。こんな… 

 
 それに卵には黄色い液体のようなものがベッタリと…。



  (;゚д゚)…


 なに…これ…

 




 そして…


 無作為に食いちぎられた人肉もそこらじゅうに…。

 
 もちろん人骨がそこら中に… 



  (;゚д゚)?

 
 これ…絶対人が食べられた跡だよ…




 それにこの骨…まだ新しいような…。






 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工



 
 …てことは食べられたのは最近…



 ギ工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


  そ…そんな!!



  誰にだってわかります…。明らかにここが危険すぎる…という事くらい…。間違いなく何か危ない生物がここにいます…。


 ちょ… 早く戻らないと…



 私はそ~と忍び足で元来た道を帰ろうとしました…






 …と






 その時でした!!
  













 カサカサカサカサカサカサッ









  (;゚д゚)?な…なに?今の音!























  カサカサカサカサカサカサッ















 ボンッ!!


 051208c.jpg



 ギ工エェ工エェェ(;゚Д゚)エ工ェエ工










 わせdrftgyふじこlp… 


 と…トカゲの化け物とか…まじ勘弁!!





 黄色い肌に一つ目。そしてあまりにもバランスの悪い大きな口…


 グエヘグエヘ…というこの世のものとは思えない汚い声…





 私はそのあまりの気色悪さに失禁寸前。

 051208h.jpg


 
 ちょ…足がすくんで…





 だ…だれか …た…助けて… 



 なんて言ってもこんな洞窟の奥地…。誰もいるはずがありません。今回ばかりはさすがにあの戦士様も…



 それにアリの巣での激しい狩りを行った事で、体力も限界でした。



 はやく…き…傷薬を…  

 


 …って

















 薬がない!!








 


 _| ̄|○


 そうでした…。もうお薬はアリの巣で使い切ってしまったのでした。HP回復薬はおろか…技を使うと消費するMP回復薬すらありません。


 ;;

 
 どうすることもできないこの現状。



 もうこれだけ囲まれてしまうと逃げる事も戦う事も叶いません…。   

 

 それを察知したのか…徒党で私に迫り来る人食いトカゲ…。


 お…終わった…。

 
 傷を癒せない上に、技も使えないのでは抵抗することすらできません…。




 ああ…。

 


 私もこの落ちてる骨の1つになるのね。









 ガブッ…






 足を噛まれる鈍い音…。




 ああ… 足から食いちぎられるなんて…。女性を攻めるときは上半身から攻めるのが礼儀なのに…


 魔物はそんなこともわからないのね…



 ああ… い…意識が…



 こ…こんな…ことなら… あ…あのメイドさん達と… い…一緒に狩ってればよ…か…っ…        …   た…



 心臓の鼓動も…だんだんと聞こえにくく…



 か…勝手にグループ解散したりなんかしたから…きっとバチが当たったのね…


 さっかくLV33になったのに…。あこがれのサベジスタブもまだ2連続までしか行ってないのよ…。


 6連攻撃したかなったなぁ…。


 ウフフ…


 よ…よく… 考えるとあのメイドさんもあれでいていい人だったような気がするなぁ… 

 
 私の最後に会った人間はあの人になるのね…。うれしいような悲しいような…


 
 メイドさんの面影が脳裏に写る…



 051207gfv.jpg


 確か…。こんな人だったよね…。


 …悲しいなぁ… 友達も一人もまだ…できてなかったのに


 かか様ととと様にも…





 …









 …










 …ん?



















 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
























 あああああああ!!



















 wせdrftgyふじこl






ちょ…待って!!さっきメイドさんの頭についてたもの…



















 あれは…




















 
051208xc.jpg




 太陽!!


 


 太陽…。



あのメイドさんの脳みそが「おめでたかった」のは確かですが、太陽と言えば…。










 …












 …







 

 太陽…





 ウ…ウフフフフ…







 そうだわ。その手があった。






 地上ならいつもサンサンと光り輝く太陽…。でも…この洞窟では当然太陽は見えない…。だから諦めてたの…。 いや…忘れていた…。いや…無理だと思いこんでた…。



 ここで


 あれ  …を使うのは無理だと…。



 でも…





 でも… ここにもあったじゃない…。 太陽が…。 



 ウフフフ…


 …


 まだメイドさん達はアリの巣にいるはず…。という事は…




 太陽のエネルギーも近くにあるということ…。




 使えるわ… あれ を…。




 気が進まないけど…





 生き延びるには多分…それしかない…。




 …







 
 これは…石碑の男を倒すためのとっておきだったんですけどね…。まさかこんなに早く使うときが来ようとは…




 一部のエリート巫女のみに許された秘技。

 





 


 それを使うときが来たようです…。
 








 



 私は精神を集中しました。


 そして意識の先にメイドさんの太陽エネルギーらしき気を発見。



 吸引開始…。
 





 そして…






 洞窟内のどこかにいたメイドさんの太陽エネルギーをこの場所に誘導する事に成功。




 よし…いける!!






 

 

 はじけて混ざれ!!


 



 カァー…








 エネルギーは洞窟内で凝縮され


 

 私の頭上にサンサンと光り輝く太陽を作る事に成功。









 後は…最後の仕上げを残すのみ…

 




 ウ…ウフフ…






 か…確実に死んだわね。あなたたち…。未だかつて私のこの技を見て生き延びた者はいない…。




 ウフフ…

 
 私の真実を見た者を生かしておくわけにはいかないの…。


 それにうれしいことに…このトカゲは目が一つ…。 つまり… 

 051208h.jpg


 その目さえ破壊すれば行動不能という事…。





 ウフフフフ…



 


 ついに…この神器である皮帽子を…脱ぐときが来たようですね。











 嫁入り前に使うのはできれば避けたかったのですが…。



 背に腹は替えられず…




 …





 私は全精力を頭蓋骨に集中し…




 …神器「皮帽子」にそ~っと手をかけました…。



 いつでも発射準備OK…





 今だ…
 



 無作為に神器を脱ぎ捨てる。





 今ここに巫女の真実を…












 トカゲども



 




 聖なる光を食らいなさい…




























 










行くわよ!








































































































































 太 陽 拳~~~~~~~~!!



 051208cff.jpg



ピカ ~~~~~~!!




<語り部>

 
 彼女が太陽拳と叫んだ瞬間に光り輝く彼女の頭…それは… まさしく太陽と呼ぶに相応しかった…




 ぎ…ギェェェェェl  by トカゲ


 051208dcx.jpg



 
 なすすべもなく太陽拳を凝視してしまったトカゲ達





051208cff.jpg



 

 グ工エェ工エェェ(;゚Д゚)エ工ェエ工  by トカゲ



 その威力は絶大だった…




辺り一帯はまばゆいばかりの閃光に包まれ、そのあまりの光りっぷりを目の当たりにしてしまったトカゲの目は激しく炎上



 さらに性欲抑制の皮帽子を脱ぎ捨ててしまった事で巫女の思考回路は狂乱恥女のそれと化し、恐怖の乱舞巫女となってトカゲに襲いかかる。


 太陽拳…


 巫女乱舞… 


 それこそ誰もが求めてやまない斬り賊の4次スキル…の姿であった…。


 

 
八十八茶「オラオラ…オラ…オラ…オラ


051208gty.jpg


 グエエ
 グエエ…
 グエエ
 グエエ






その圧倒的な力の前に 一瞬の内に切り刻まれてしまうトカゲ達。

 
もちろん一匹たりとも生き延びる事は許されなかった…。



八十八茶「なめとんのかワレ~!! いてまうぞ!!」 


 051208dx.jpg



  グエエ
 グエエ…
 グエエ
 グエエ


 
 そう…彼女の頭の秘密を見てしまったものはこの世に生きていてはいけないのである…。

 
 これまでもすべて抹殺されてきたのだ…。



 観音様を除いて…





 …








 大多数のトカゲが駆除されるのに数秒と時間はかからなかった…。





 ふと我にかえる彼女…


051208fghv.jpg


 
トカゲ「 (;゚д゚)? た…助かったグエエ^ ^」
 

 歓喜に沸き踊る生き残ったトカゲたち。



 トカゲ達は今の内に仲間の魔物を呼ぼうと試みる。





 バカな…

 そんな事で助かれるとでも思っているのだろうか?



 そんな事をすれば逆に巫女の感情を逆撫でし…さらに悲劇が…



 どちらにしても…

 


 巫女の頭を見た者は… 死ぬしかない。







 時すでに遅し…


  
 



 …







八十八茶「 (;゚д゚)?」









八十八茶「あ… 頭が…   (;゚д゚)? あ…」










八十八茶「…」























八十八茶「見~た~な~?」



トカゲ「ヒッ…ヒィィィイィ…」
 

 …惰力でさらに繰り返される虐殺劇…応援に駆けつけた魔物も一撃で消え去ってしまった…


051208edsss.jpg



 それは…






 地獄と呼ぶに値する光景だった…。
 





 …







 …












 トカゲは一匹残らず駆除された…。





 いや…もしかすると絶滅してしまったかもしれない












 彼女が暴れた後に残ったのはひととき静寂と一枚のコイン…。


 
 051208fr.jpg





 ふと…我に返り… 自分の周りに起こったであろう惨劇を確認する彼女。



 …



八十八茶「…」








 …







 巫女でありながら大量の生物を殺めてしまったという事実…。




 それはあまりに辛すぎる現実だった…。
 




 こうなってしまった以上





 もう…






 この島にはいられない…。






 … 


 


 彼女の選んだ道は…














 …














 この大陸をしばらく離れる事だった…。


 


051208eds.jpg







(.. Read more)









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06

January February March April May June July August September October November December
2005(Tue) 12/06

八十八茶 其の11 人気狩り場の罠(24)

八十八茶 の旅 … Comments(24)

 2次転職も無事終わり、いよいよ斬り賊としての一歩を踏み出したわけですが、特に何も変わっていません…。

 なぜなら転職してすぐ斬り賊…というわけではなく、これからさらに鍛錬を積み重ねて初めてシーフとして認められるようです。

 確かに…6連攻撃(サベジスタブ)、高速移動(ヘイスト)、スリ(スチル)という技を習得できる…というのは本当なんですが、今はまだ使う事すら許されないのです…。

 ほらね。0ではダメなんです。なにやら聞くところによるとスキルパワーを30まで上げないと一人前ではないとか?

 …

 これから…コツコツと技のLVを上げていかなければならないわけね;;

 051207q.jpg



 さて…


 ではまたいつものカニング地下の青いスライムを… と思いましたが、私ももうシーフですからね。

 この先の扉を開けて…。もうちょっと奥に行ってもいいのでは?

 …と思い立ち、勇気を出して隣の部屋に行ってみる事にしました。う~ん。スライムは緑…青と来てますよね…。


051207dd.jpg





 …てことはこの先には黄色いスライムが?
 
 
 …


 

 扉を開いてみると…












 



 051207w.jpg


 
オオォ(´゚д゚`)オオォ

 
 ひ…人が!! それにこれは… 魔物のお化け?


 ほぇぇ。隣の部屋なのに、さっきとは随分と雰囲気が違いますね。



 …


 四月降雪さんと誰だYO?さん?


 …



 なにやら二人で話し込んでいた様子。



四月降雪「ん? YOさん 人が来たよ。」

誰だYO「来たって。誰だYO~」

四月降雪「斬り賊の人だ。彼女にあげようよ?」

誰だYO「おお。いいYO~ ちょっと 聞いてみてくれYO」

四月降雪「OK。  ねぇ。そこの君。アイテム欲しい?」



 ??



 …アイテム? 何か頂けるのでしょうか?



八十八茶「え? アイテム…?ほ…欲しいです(´・ω・`)」

四月降雪「そうか。じゃあそこら辺に落ちてるアイテム全部持っていっていいよ」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 い…いいんですか?」

四月降雪「うん。俺たちはアルファベットを取りに来ただけだからさ」

誰だYO「遠慮しなくていいYO」


八十八茶「ありがとうございます…」

四月降雪「ちなみに右の方にも一杯落ちてるから。他の人に取られる前に拾ってね」

八十八茶「は…はい!!」

誰だYO「じゃあ俺たちは行くからYO。がんばれYO」


八十八茶「はいっ!」

四月降雪「じゃあね~  …よし相棒。次はMを探しに行こうか。」

誰だYO「M落とすの 誰だYO」

四月降雪「リボンピグさ」

誰だYO「そうなのかYO~。 確か聞いた話ではSもピグが落とすようだYO~」

四月降雪「へぇ~…じゃあ一石二鳥だね。早速ピグの海岸へ行こう。」

おまえ誰だYO「じゃあリス書で行くYO~」



|彡サッ


八十八茶「あっ…」
 









行ってしまわれました…。M … S? 何を言っていたのでしょう…彼らは…。でもここのアイテムをくれるって言ってましたよね…。

 周りにはたくさんのお化け?が落とした戦利品。いやぁ。助かります( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー





 しかし…。ここでとんでもない事が…

 

 …お化けの落とすナプキンをくれるのはわかるんですが…



 右にあったアイテムは…





















 これ…

051207.jpg



 ( ゚Д゚)・∵. アッチョンブリケ!!


見た事もないような…アイテムがそこら中にズラリと…。これ…ホントに貰っていいのでしょうか? それともあの方々からすると必要のないアイテムなのかな…

 でも2次転職したときは普通はみんなお祝い貰うんですよね…。じゃあこれを一応のお祝いに…貰っておいてもバチは当たりませんよね?


 いやあラッキーです。 



 …というわけで全部拾ってお店に売っぱらい決定。



 ウフフ…



 なんていい人達なんでしょうか。



 

  (;゚д゚)ゲッ?


 なんか人が来た!!


  (;゚д゚)?




 しまった…さっきのアイテム…見られたかな…。












051207rt.jpg



華淋音「Hai^ ^」

八十八茶「はぃ…」 

華淋音「今のたくさんのアイテムは?あなたの戦利品??」

八十八茶「え…ええ…まぁ…」

華淋音「ホントに?。。。(・∀・) ニヤリンコ♪」

八十八茶「い…一応…」

華淋音「(・∀・)ウヒョ♪」

八十八茶「ぇ…」

華淋音「胸プルルン(*´ω`*)」

八十八茶「…」

華淋音「すごいね(*´ェ`*)」

八十八茶「は…はぁ…」

華淋音「(・∀・)アヒョ♪」

八十八茶「ぇ…」


華淋音「(ノ*´3`)ノ チュッッ!!」


八十八茶「Σ(´Д`lll)」



華淋音「…」

八十八茶「…」




華淋音「((´∀`*))ヶラヶラ♪」

八十八茶「!?」






華淋音「じゃまたね (*´ェ`)人(´ェ`*)♪」

八十八茶「ぇ…」

華淋音「(*´ェ`*)ノチ」

八十八茶「ぁ… さよなら…」




|彡サッ





 …





 _| ̄|○ゼィゼィ…


 全然ダ…ダメですね…。普通の会話なんですけど…私…あんまりこの島の住人の女性の方と関わった事がなかったので…き…緊張します…。住人のみ…皆さんてあんなノリなんでしょうか…。

 こんなんだからきっと友達ができないんですよね…。

 
 しっかりついていかないと…。


 

  (;゚д゚)?

 
 そ…そうだ!!


 せっかくだから人の一杯いる狩り場に行ってお友達を作ってこようかな…。一人じゃやっぱり…。


 そういえば。。。人の一杯いる狩り場って…ど…どこに行けばいいのでしょうね…。

 ちょっと聞いてみましょう。


 …



051120sa.jpg



八十八茶「もしもし…」

財前「ん…」

八十八茶「あの…人の一杯いる狩り場わかりますか?」

財前「?? 人の一杯いる狩り場?ああわかるよ」

八十八茶「!? どこですか?」

財前「LVによって違うね。いまいくつ?」

八十八茶「LV30です」

財前「 (;゚д゚)何!!? て…転職じゃないか!!」

八十八茶「それはもうしました」

財前「そ…そうなの? 凄いね。よくわかったねぇ」

八十八茶「はぃ」

財前「なら大丈夫だ。そのLVならアリの巣に行くといいよ」

八十八茶「アリの巣?」

財前「うん。ヘネシスからずっと右に行けば洞窟があるよ。それを抜ければアリの巣」

八十八茶「ヘネシスを右…」

財前「そうそう。でも人のいる狩り場は…狩り場争い激しいよ?」

八十八茶「狩り場争い?」

財前「ああ…。知らないよね。まあ行けばわかるよ」

八十八茶「はぃ」

財前「人一杯だと思うけど楽しいよ~」

八十八茶「そうですか~。 あ…。もう10円玉がない…。そろそろ通話切れちゃいます…」

財前「 (;゚д゚)え?マジ? ちゃ…茶ちゃん。クリスマスもし暇なら俺とワシント…



ガチャ


ツーツー…


友チャット切断




 …



 
 なるほど… ヘネシス右ですか…。アリの巣…。早速行ってみる事にしましょう。友達できるといいなあ。


 私はタクシーでヘネシスへと向かい。その先にある洞窟へ…。
 

 なんかエリニアの森に雰囲気が似てますね。

 
051207rty.jpg


 
 でもなんか様子がおかしい…。洞窟の中は古代の遺跡?のような感じで…人なんて全然いないんですけど。。。

 道間違えたかな?

  
 …まあ敵も強くないしもう少し深層へ行っても大丈夫でしょう。


 そのまま進むと…

 
  (;゚д゚)?

 051207uhgf.jpg


 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 なんか門みたいなとこに来ました!!

 
 さらに…













 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 051207jhgfd.jpg


 な…なんか凄い…。

 
 

  (;゚д゚)…


 ちょ…ちょっと待って下さい…。

 
 こんな危なそうな所がLV30の狩り場??


 ホントにこれLV合ってる?なんか明らかにLV30で来るような所じゃない気がしてきました…。そういえば…さっき財前さんに間違えてLV90って言ったような…。

 
 …


 まあ行けばわかりますよね…。


 …


 …




 恐る恐る進むと…









 なんか看板が!







 おお

 














 大人気御礼

 
 アリの巣入り口








 と書いてあります!!!



 どうやら合っていたようです。



さっそくアリの巣へ突入してみると…?
















オオォ(´゚д゚`)オオォ


 051207rtyu.jpg



 !?


 早速 人が!!


 ん? めいぽ自衛隊? 自衛隊って…。


 でも魔物はただのトゲキノコ。わざわざ自衛隊の人が来るような所ではないような気もしますけど…。

 事故とか多いのかな…。

 
 とりあえずここで狩らせて貰うように交渉してみる事に。


 ウフフ…


 でも狩る事が目的ではありません。

 あくまでも友達になることが目的なんですけどね。


八十八茶「すいません」

めいぽ自衛隊隊員「はい?」

八十八茶「ここで狩っていいですか?」

隊員「おお。助かります。実は下の方の魔物を狩りきれてなかったので困っていたところです」

八十八茶「??」

隊員「下の方の魔物を狩って頂けますか?」

八十八茶「ぁぃ」

隊員「グループを作りましょう。茶様がリーダーをよろしく御願いします」

八十八茶「わかりました」


 さっそくグループを作り、自衛隊さんを入れて、狩り開始です。…いい人そうですね…。友達になってもらえるかな…。

 
 頼まれた通りに下の方へ移動。




  (;゚д゚)あれ?
 

05127gh.jpg



 な…なんか見た事ない魔物がいるんですが…。


 LV30で大丈夫かな…。い…一応試し斬りしときましょう。


 
051207k.jpg



 オオォ(´゚д゚`)オオォ  


 一発で大人しくなった(*´ェ`*)


 なんかいけそうです(笑)。



 しかし…ここ凄いですねえ。魔物が沸いて沸いて…狭いMAPなのに魔物が密集するので剣を振りっぱなしです。あれ?




 ちょ…









 051127trfdsss.jpg



  工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 も…もうLVアップ? まさか!?

 
 よく見ると…なんかすごい勢いで経験値が上がってるし…。


 数十分後…


 
 あれ。なんか鼓動が高鳴る…。

 


 (;゚д゚)?










 051127trfdsss.jpg



 
 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 
 ちょ…またLVアップ??

 
 う…嘘でしょ?

 
 な…なんなの?これは…


 なんか…地味にコツコツ青スライム狩ってたあの頃がバカらしく思えてきますね…。なるほど~。だからみんなココで狩るんですね~。

  
 その時でした。

裸の男「お嬢さん」

八十八茶「 (;゚д゚)ハイ?」

裸の男「…」

八十八茶「??」

裸の男「…」

八十八茶「あの…なんでしょう?」

裸の男「読んでの通りです。OK?」

八十八茶「え?え?」

裸の男「読んで…」

八十八茶「よ…読んでって…」

裸の男「読めばわかる… Ok?」

八十八茶「ぇ…」


 な…何を言っているのでしょうこの人…。読んでって一体何を?




 …って













 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
 
051207yuiy.jpg


 な…名前が「グル入れて?」


 
 …_| ̄|○


 ど…どうなってるの…この島は…。あなたの名付けのお父さんは一体どういうつもりで…。


051207fd.jpg



 さっそくグループに招待。




ぐるいれて「あり^―^」

八十八茶「いえいえ…」

自衛隊「よろしく~  …って  何その名前…」

ぐるいれて「便利な名前でしょ」

八十八茶「あなたと結婚したくはないですね…」


 


 さすが人気狩り場(笑)。ぶっとんだ人が多いようですね。
 
 それに3人になると今まで手薄だった真ん中の段も完璧にカバーできる上、「ぐるに入れて」さんは名前こそ弱そうですが、もの凄く狩りの速度が速いのです。

 信じられない…この人。 人はみかけによりませんねぇ…。


 こんな浴びるような経験値…初めての体験です。

 
 もちろん楽ではなく、こちらとしても大変です。狩るのが遅れると他の方の場所の魔物が沸かなくなってしまい、ストレスを感じさせてしまうので、キチンと自分担当エリアはできるだけ素早く狩らなければなりません。ハッキリいって…息つく暇もありません。 

 グループの方に迷惑はかけられませんし…


 そんなこんなで考えてる暇なんてなくて…ドタバタです(笑)。







 そして…





 どれくらい狩ったでしょうか?






 051127trfdsss.jpg




 知らない間に経験値が貯まり…またまたLVがあがってしまいました…。


 凄い…ここ…。


 もう3LVも…。



 それともグループで狩ってるから?



 …と



 その時でした。









男「お嬢さん…」

八十八茶「 (;゚д゚)ハイ?」

男「パーティー(グループ)に入れて頂けませんか?」

八十八茶「あ…はい!!」

男「あ。二人御願いします。もう一人いるんです」

八十八茶「わかりました」 


  (;゚д゚)


 …凄い。 凄い凄い。やっぱり人気狩り場はすごいです。今まで話しかけられた事すらなかった私ですが… 今は他の方からお話ししてくれる!!

 なんて心地いいの(*´ェ`*)


 もう仲間が5人に!!





 え~とこのお二人をPTに誘えばいいんですよね…










 え~とお名前は…









 !?









 わせdrftgyふじこ










 ゆ…ゆうし …ゃ






 …って 








 本日7回目の…




 














 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工




八十八茶「ちょ…勇者様に旦那様って…そんな名前ありなの?_| ̄|○」


 051207yuhfd.jpg


八十八茶「ちょ… もしかして大勇者様って… 」

大勇者「??」

八十八茶「ドラゴンクエスト…」

大勇者「はい」


八十八茶「あのロトの勇者様???」

大勇者「そうです」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

大勇者「(;´∀`)」

八十八茶「そして伝説へ… の勇者様?」

大勇者「そうですね。3です」


八十八茶「な…なんでそんな方がここに…」

大勇者「旦那様のお供です」

八十八茶「お供?? 勇者様が?? だ…旦那様… ま…まさか…? 旦那様の方が位が上なんですか?」

大勇者「そうですよ?」

八十八茶「嘘…… そ…そうなんだ… でも… 勇者様はここでこんな事してる場合じゃないのでは…」


男「はい…。実は…魔王バラモスを倒すための冒険中だったのですが…お金がなくなってしまって…今は雇われの身です…」

八十八茶「…」



その時でした。渋い顔をした旦那様と喚ばれている人がようやく重い口を開きます…。













旦那様「おい勇者君…。かわいいメイドちゃんがまだ来てないようじゃないか。しっかり連れてきてくれないと困るよ君ぃ」

大勇者「 (;゚д゚)? も…申し訳ありません。旦那様 すぐに連れて参ります」

八十八茶「(;゚Д゚)…」


旦那様「はやく連れてきなさい(;´Д`)ハァハァ」

大勇者「八茶さん。少し待っていて下さいね。もう一人メイドさんが来ますのでその方も入れて上げて下さい」

八十八茶「…わ…わかりました」


     

 …


 (;゚д゚)メ…メイドって何゙? 




 …






自衛隊「よ…ヨロ…」

ぐるいれて「ヨロです^―^」

旦那様「うむ…」

大勇者「よろしくです~」

八十八茶「…」





 …




 よくわかりませんが、とりあえず…5人で狩る事に…。



 こんな人たち…統率できるわけがありません…。



 アリの巣は…ほぼ無法状態の狩り場と化しました。




 そして…


 しばらく狩っていると…



 








メイド「ご主人さま~ 到着しました~」



旦那様「もう…ルカったら遅いんだから~こいつめ~( *´ェ`*)ノ)Д`)ウニ☆」


ルカ・∀・)キャッ キャ☆」










八十八茶「…」

ぐるいれて「…」

自衛隊員「…」









な…なにやら…「メイポ勇者隊」なんていう護衛舞台に連れられてメイド?ルカ様が到着したようです…。

 051207gfv.jpg




ルカ「こんにちわぁ~皆さん (*´д`*)ハフン☆」


旦那様「ルカしゃ~ん…(*´д`*)ハフン☆ 」


ルカ「みなさ~ん。メイドDEジャンケンPONで遊びましょ~」




旦那様「やった~」


ルカ「ジャンケンポン(*´ェ`)人(´ェ`*)♪  あ~手つないじゃった~」


旦那様「(・∀・)ウヘヘ☆」















八十八茶「(;・∀・)…」

ぐるいれて「('A`)…」

自衛隊員「('A`)…」











八十八茶「…」

ぐるいれて「…」


自衛隊員「…」
















八十八茶「…」

ぐるいれて「おい…な…なんだ? …コイツ…( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「…わからん あれじゃないのか?今秋葉原で有名な…あのご主人様~てヤツ…( ´ノω`)コッソリ」

ぐるいれて「なる…メイド喫茶な…」











旦那様「勇者君。私とルカちゃんはジャンケンしてるから君は私の周りを援護して狩ってなさい」

勇者様「は…はぃ…」


















八十八茶「…」

ぐるいれて「コイツ…相当痛いな……( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「あぁ……( ´ノω`)コッソリ」












ぐるいれて「…あの頭の上に浮かんでる太陽はなんだ?」

自衛隊員「さ…さぁ… あいつが…おめでたい…って事じゃないのか」






















ぐるいれて「絶対真面目に狩る気ないよな……( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「多分……ずっとハシゴだし( ´ノω`)コッソリ」









051207rfdscvb.jpg
























ぐるいれて「…」

自衛隊員「…」






















ぐるいれて「抜けるしかないな……( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「しかし…この状況で…( ´ノω`)コッソリ」















ぐるいれて「ま…まあメイドが来て急に抜けるっていうのも…不自然だよな……( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「うむ……( ´ノω`)コッソリ」














ぐるいれて「じゃあ おまえ…先に抜けろよ…( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「え…やだよ……( ´ノω`)コッソリ」











ぐるいれて「名前的におまえが言った方が無難なんだよ!!…( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「おまえの名前がふざけすぎてるからだろ!!…( ´ノω`)コッソリ」





八十八茶「…」

ぐるいれて「…」

自衛隊員「…」








ぐるいれて「じゃあ言うぞ。茶さんには悪いが…( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「マジで言うのか?…( ´ノω`)コッソリ」














ぐるいれて「あんなのと一緒に狩れるわけねぇだろ!!…( ´ノω`)コッソリ」

自衛隊員「た…確かに…( ´ノω`)コッソリ」







八十八茶「…」

ぐるいれて「…」

自衛隊員「…」


















ぐるいれて「ちょ…ちょちょちょ…ちょっと…用事を思い出しちゃったかな~… 
  

 …

 
 抜けますね~おつかれ~(;・∀・)」


自衛隊員「あ…おい…  え…え~と…お…俺も… 気分が… ぬ…抜けますね~…  おつ~ |彡サッ」


八十八茶「え?…ちょ… まってよ…」










き…気まずい…









八十八茶「あ… もうこんな時間だ! 私も行かなくては…」

勇者様「え?そんな…」

八十八茶「ちょっと用事が…(;・∀・) では皆さんさようなら~解散します~」 


勇者様「え?え?」

























グループは解散されました
















 …







 せっかく… 「自衛隊」さんと「ぐるいれて」さんとはいいお友達になれそうだったのに…。


 あの3人が入ってきた途端に…緊張した雰囲気が…一気に冷めた…というか…




 な…なんでこんな事に…。



 誰これかまわずPTに入れるのも考え物ですね…。



 …人気のありすぎる狩り場というはこういう危険性もあるということが痛いほどわかりました。今度はもう少し大人しい狩り場を教えて貰いましょう…。


 そんな事を考えながらヘネシスに戻ったのですが、どこで道を間違えたのか?何やら怪しい場所に…。


 え…

 
 なんですか?これ…。卵のようなものが…。それに死体…というか骨…。


 …



 051207ytr.jpg


 

 ど…どこですか…ここ…。





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05

January February March April May June July August September October November December
2005(Mon) 12/05

八十八茶 其の10 切ない2次転職(21)

八十八茶 の旅 … Comments(21)

 森を抜けた先は古風な町並みの昭和町という場所。





 しかし…

 町を徘徊する人々は見るからに悪人丸出しの方ばかり…。さらしに腹巻き…。

051206y.jpg



 剃り込み…。バット… マシンガン… 日本刀… サングラス…

 

  (;゚д゚)まさか?



 これ…極道の方々?




 まあ…しかし、人を見かけで判断するのは失礼な事です。一応ご挨拶を…


八十八茶「あの…」







 …










サングラス「あぁ!?」













八十八茶「こ…怖いΣ(;゚Д゚)…」












サングラス「なんじゃワレ!? …ここらへんでは見ぃへん顔やな… 」


八十八茶「はい…初めて来たもので…」



サングラス「なんや… そうか… おい。まあ…こっちこいや…」

八十八茶「え? あ はい」

サングラス「よ~し。動くなよ?」

八十八茶「??」




























パンッ!!

 051206.jpg



八十八茶「ギ工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工








サングラス「チッ…外したか…」


八十八茶「あwせdrftgyふじこlp;」


 
ちょ… いきなり銃で頭を狙われた!!!!



銃弾は私の体から逸れたから良かったものの、当たってたら即死ですよ!!


 とんでもない所に来てしまった_| ̄|○

 
サングラス「おい…。もっと近くにこい…」

八十八茶「ぇ…」

サングラス「早くしろ…」


八十八茶「あの … こ…これでお許しを!!  |彡サッ」



051206q.jpg




 迷惑料の100メルを投げ捨て、すぐさま退散!!しかし…


サングラス「金じゃねえ!!俺は血が欲しいんだよ…」

八十八茶「さよなら」

サングラス「おい!!逃げるな… てめえら。その小娘を追え!! 追え!!」

子分「へぃっ」




 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工


 こ…子分に囲まれた!! ;;


 なんて目つきのイカツイ…


 明らかにいい人じゃないよ… 

 
051206fd.jpg



 なんでこんな目に…
 
 さっきのチートといい…墓地といい…ヤクザといい… 神社なのにこんな危険なんて!! ここ最悪…

 
  (;゚д゚)?


 てことはこの先に逃げても悪人だらけなのでは?


 …


 でも戻るにも…


 でも進むと危険だし…



  …





 戦うしかないのかな…。
 

 幸い…さっきの銃ならまだしも… 子分が持ってるのは「赤いレンガ」です。これくらいなら…なんとかなるかも?

 試しに叩いてみようかな…。私が持ってるのは短剣。つまり刃物ですから(笑)。負けるわけないです。

 

 レンガなんて…




 






 …って




 


 051206h.jpg



 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工



 ちょ… 250のダメージなんて… そ… そんな …意識が… 遠のい…



 

子分A「ヘヘヘ… 大人しくなったやな…」

 
子分B「…ほんじゃま。お別れや。 死ねや~」


 今度はレンガではなくバットを持った怖い人が…。

 
 そして…


 意識が遠のいた私に容赦なく振り下ろされるバット…。


 ブ~ンッ

051206v.jpg



 バ…バット…で殴るとか…あり得ない…。考えてみて下さい。通りすがりの人に対しいきなり銃…。レンガで殴り…とどめをバット… 


 こ…こんなに無茶苦茶な人間がいるなんて… し…信じられない…




 でも どうする事も…



 し…死…










 …とその時でした

 






 ボコッ!!









  (;゚д゚)?


 ポマードのいい香りと共に何者かが現れ、子分達が跳ね飛ぶ!!

 
 051206hg.jpg



森で会った戦士「まったく。またおまえか…いい加減にしろ!!」

八十八茶「え?;;」


 その辺のヤクザをバタバタと切り倒す戦士様。この人…確か…。以前にエリニアの森で猿に襲われたときに…

051206a.jpg



 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 相変わらずお強い…。

 
 やはり私も戦士になれば…。


瞬帝「…また道に迷ったのか?」

八十八茶「はい;;」

瞬帝「この先に一応町があるが…その情けない強さでは行ってもしょうがない。 家に帰るんだな…」

八十八茶「それが… 帰るにも…帰り道が…」

瞬帝「…」

八十八茶「今やここがどこかも…」

瞬帝「…」

八十八茶「薬もないですし…」

瞬帝「…」

八十八茶「さっきヤクザに撃たれて意識も遠いですし…」

瞬帝「…」

八十八茶「そして…今や自分が誰かも…」

瞬帝「…」









八十八茶「お金下さい」
















瞬帝「てめえで貯めろ!!ガキ じゃあな…」



八十八茶「ご…ごめんなさい;;」

瞬帝「糞ガキが!! 勘違いするな…。おまえがどこで死のうと俺には関係のない事だ」 

八十八茶「;;」

瞬帝「だいたいそのLVで… 



   (;゚д゚)?」



八十八茶「??」


瞬帝「そ…そのLVは…」

八十八茶「え?え?」

瞬帝「まさか…こいつ…」

八十八茶「??」

瞬帝「本来は見捨てるところだが… 」

八十八茶「;;」


瞬帝「…今回は特別にカニングまで送ってやろう」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 いいんですか?」

瞬帝「うむ… LV29という事は 転職が近い…」

八十八茶「転職???」 

瞬帝「うむ…」

八十八茶「転職はしましたよ?」


瞬帝「フッ… やはりガキだな…貴様。何も知らんと見える…。だから特別に送ってやると言っているんだ」

八十八茶「??」

瞬帝「いいか…転職っていうのはな…   

  
  …


  めんどい やめ」


八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

瞬帝「とにかくついてこい…」




 ということで瞬帝様にカニングまで送ってもらいました。助かった…。


















瞬帝「よし。OKだ。だが…変わりと言っちゃなんだが…一つ言う事を聞け」

八十八茶「はい なんでしょう?」

瞬帝「遊んでばっかいないで少しは知識をつけろ…」

八十八茶「知識?」

瞬帝「そうだ」

八十八茶「??」

瞬帝「そのLVでショーワ町に来るなど…低脳すぎて話にならん」

八十八茶「…」

瞬帝「それに… LV30の転職も知らない… 低脳丸出しだ」

八十八茶「…」

瞬帝「それに…未だに皮帽子に皮サンダルを掃いている……」

八十八茶「;;」

瞬帝「少しはこの島の事を勉強しろ…  いいな…」

八十八茶「はぁ…」

瞬帝「まあそういうことだ。今度見かけても、もう助けんからな…」

八十八茶「;;」


瞬帝「仏の顔も…なんとやらだ」


八十八茶「仏の顔も3度までです」

瞬帝「わかっとるわ!!」

八十八茶「(´゚ c_,゚`)」

瞬帝「が…ガキが…」










瞬帝「まあ…いい。特別に一つだけ教えといてやる。今からすぐにLV30になれ。そしてカニングのダークロードのところへ行け…。  …じゃあな」

八十八茶「え?え?なんで?」

瞬帝「フン… 残念だったな…。俺は多くを語るタイプではない…」

八十八茶「…今だけでも充分しゃべってるかと」

瞬帝「 (;゚д゚)? …  チッ… 遊びがすぎたぜ」

八十八茶「…」

瞬帝「とにかく俺はお前のような輩が大嫌いなんだ。寄るんじゃない」

八十八茶「え?じゃあなんで助けてくれたんですか?」

瞬帝「まあ初心者をほっとけないというかな…。 (;゚д゚)? うるせえ!!




|彡サッ




八十八茶「あっ…」










 行ってしまいました…。LV30にして転職官の元へ行け…。何か…あるんでしょうか?

 でも怒られましたし…。言う事は聞いておいた方がいいですよね。今後会ったとき助けてくれないらしいですし…;;。

 とりあえず、カニング地下の狩り場へ。


051206ggh.jpg



 ウフフ… 

 私も自分の好きなモンスターくらいはいるのです。


 この青いスライム、たくさん沸いてくれる上、一度殴るだけで大人しくなるのでとても楽ちん。
 
051206ffg.jpg


 飽きてきたら地上に出てタコを狩ったりね。この変の魔物にはやられる心配がないので安心なのです。

  051206df.jpg


 怖い昭和町に行ってやっとわかりました。



 人生やっぱり…














 





 安全第一!!


051206gghj.jpg



 そんなこんなで狩り…。そしてネーラさんや


051206ghyy.jpg



 以前に頼まれていた依頼もこなしつつ…魔物と戦って…

051206asd.jpg



 報酬…もだんだんと



051226rfv.jpg



 良くなってきました。もう初心者じゃないと認められたんでしょうか?。


051206hhj.jpg


 
 そして







ついに…


















051206hhfddr.jpg





 LV30達成です!!








 成長しましたねえ。私も。



 そして瞬帝様の言われたとおりに再度転職官の元へ。

 051205trffff.jpg


 おお。

 LV30で転職しましょう

 と大きくポスターに書いてありました(笑)。

 
 見逃してましたね。詳しい事も書いてますね…。


 ほぅほぅ…。


 なるほど~。


 こういう事だったんですね~。

 

 私は斬り賊ですので

 LV10ローグ → LV30でシーフに転職 → LV70でマスターシーフに転職… →Lv120で…


 という事だったんですね…。

 
 でもLV30でシーフって何? そんなの聞いてなかったような…。


 でも誰でもなれるわけではないみたいです。シーフになれるのは転職官の試練を乗り越えられた者だけとか…。

 別に今のままでいいんですけどね…。つい最近ローグになったばかりなのに…そんな転職ばっかしてると信用なくすよ…。


 でも…何かあるのかな? 



 う~ん。ダークロードに詳しく聞いてみましょう。

051206gffrt.jpg



ダークロード「…というわけだ。どうだ?転職試験を受けてみないか?」


八十八茶「あの…転職したらどうなりますか?」

ダークロード「それは口が裂けても言えんな」

八十八茶「なんで?」

ダークロード「そういうキマリだからだ」

八十八茶「盗賊のクセに…キマリを守るの?」

ダークロード「う…」

八十八茶「どうなの?」

ダークロード「…そ…それは…  (;゚д゚)?  お…おお おまえ斬り賊か!! 最近は投げ賊ばっかで…シーフになりたい奴は皆無だったからな…。よし特別に教えてやろう。」

八十八茶「やった」

ダークロード「フフフ… 斬り賊で良かったな…お前」

八十八茶「はい」

ダークロード「いいか。おまえの言う転職とは2次職に転職するということだ!! そして2次職にな…」

八十八茶「おお 2次職!! 2次職っていうと…」

ダークロード「おい…俺の説明中にいちいち口を挟むんじゃない」

八十八茶「ぇ…」

ダークロード「いいか。おまえはまだ一次職のローグだろう?攻撃するスキルはなんだ?」

八十八茶「ダブルスタブ!!」

ダークロード「そうだ じゃあ…次は?」

八十八茶「え?」

ダークロード「どうした?それだけか?」

八十八茶「はい…」

ダークロード「で? そのスキルは強いか?」

八十八茶「え… 弱い;;」

ダークロード「そうだろう… 実はおまえ…心のどこかで思ってただろう… 斬り賊にならなきゃよかったって…」

八十八茶「ドキッ…」

ダークロード「それにこうも思ったはずだ…。 チッ なんだよ。足が速いとか聞いたけど別に足速くないじゃん。攻撃力もないし…しかもナイフとか…短すぎて敵に届かないよ…。  (;゚д゚)ゲェ?…。 なに?あの手裏剣投げてる奴ら。遠くから攻撃できて…しかも私より攻撃力高いじゃない!! しかもツンとしててさ… お高くとまってるって感じ!! 一体なんなの?この差は… 強くなって見返してやりたい!! でも…私にはまだダブルスタブしか攻撃スキルないようだし… ダブルスタブ弱すぎるし… 一体強い技はいつ覚えられるのよ!! キイィィィィ!!」



八十八茶「 Σ(;゚д゚) ドキッ…」

ダークロード「どうだ?図星だろう?」

八十八茶「なぜ…それを…」

ダークロード「フハハハ すべてお見通しよ」

 
八十八茶「だって…6連攻撃とか… お賽銭とかできるって聞いたけど…」


ダークロード「そんな技はいつまでたっても覚えない…。そうだろ?


八十八茶「(゚Д゚)ノ ァィ」



ダークロード「フフフ… そうだろう」

八十八茶「あの…そういえば…それはいつになったら…」

ダークロード「シャラップ!!」


八十八茶 「(;゚д゚)?」

ダークロード「貴様しゃべりすぎだ。黙ってろ!!盗賊は本来ベラベラしゃべるような職ではないのだ 隠密なんだぞ!?」


八十八茶「…」


ダークロード「ウフフ… 素直でよろしい。では教えてやろう。いまのお前の職業のローグだよな?」

八十八茶「はいっ」


ダークロード「そのローグという職業では一生お賽銭スキルは使う事ができん!!」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ダークロード「…ていうか お賽銭スキルはおろか斬り賊の代名詞である6連攻撃すらローグであるお前は一生使う事ができん!!」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ダークロード「クックック… さらに衝撃的な事実を教えてやろうか? 盗賊の代名詞である…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ダークロード「いや…まだ何も言ってない… いいか!! 盗賊の代名詞である足のは…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

ダークロード「き…貴様…私を舐めてるな?いいか。良く聞け!!なんと足のはや…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」




ダークロード「聞け!! 貴様!!    貴様…そういえば 初めて来たときも同じ事をしただろう…」


八十八茶「…」

ダークロード「いいか!! 実はローグでいる間は実は足も速くなければすばしっこくもない…」


八十八茶「ほぇぇ…」

ダークロード「つまりだ。ローグというのは「斬り賊見習い職」…という意味で斬り賊ではないんだよ」

八十八茶「!? そうだったんですか!!」

ダークロード「そうだ。さっき言った斬り賊になるためにはまずローグそしてLV30でシーフになり、LV70でマスターシーフに!!そしてLv120で…」

八十八茶「ゴクッ…」

ダークロード「…というわけだ」

八十八茶「なるほど~」

ダークロード「おまえはLV30だからシーフになる資格がある。シーフは凄いぞ。6連攻撃、高速移動、高速斬り、そしてスリ…ができる」

八十八茶「オオォ(´゚д゚`)オオォ 」

ダークロード「強いなんてもんじゃないぞ」

八十八茶「強い!? やった!!シーフになると他の職より強いんですね~」

ダークロード「いや…違う…。ローグと比べてだよ…」

八十八茶「…他職と比較したら?」

ダークロード「 (;゚д゚)う… いや楽しいとは思うよ実際…」

八十八茶「そんな事聞いてないでしょ?他職と比較したら強いのかどうか聞いてるの」

ダークロード「いや…だから…それは…」

八十八茶「具体的に言ってね。どこがどう強いの?」

ダークロード「そ…それはだな…」

八十八茶「何?」

ダークロード「そりゃまあ…いろいろあるんだよ…事情が…」

八十八茶「聞こえないわ…」

ダークロード「 Σ(;゚д゚)…」


八十八茶「じゃあハッキリ聞くわ。投げ賊と比較したらどっちが強いの?」

ダークロード「ドキッ…












ダークロード「シャ…シャラップ!! 


 え~い。だまれ! だまれ!!貴様!!  疲れたからもう寝る… もう何も聞くな。とにかくこの手紙持って試験教員に会ってこい!!」

八十八茶「…」





 あ…怪しい…。


 ホントにシーフになったらそんなに強くなれるでしょうか?。なんか自信がなくなってきました…。

 でも今より強くなるのは確かみたいですね(*ノωノ)♪



 早速…工事現場の建物の屋上にいる教員の元へ…



 すると?



教員「よし。来たな。魔物を倒して黒い玉を集めてこい。そしたらシーフだ」

八十八茶「え… その魔物強い?」


教員「…」



 …



(;゚д゚)? あれ?

 
 返事を聞く間もなくいきなり別の場所に運ばれてしまいました…

 
 ここの魔物を…


051205rf.jpg


 

 …って
 
 
 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 
 なんだ魔物って…タダのキノコなの?

 
051206rfgt.jpg


 それに玉ってこれの事ね。

 
 なんて簡単な試練(笑)。こんなのお安いご用です。
 
 
 数十分で試練は終わってしまいました。今思うと試練よりも…LV10からLV30になる方が辛かったですね。

 そして再度ダークロード様の元へ… 


八十八茶「終わりました」

ダークロード「よしきた…。任せろ!!」


051206tgghj.jpg




ダークロード「おめでとう。お前をシーフにしたぞ。…しかし…おまえも寂しい奴だな…」



八十八茶「え?」

ダークロード「普通はな…転職試験受けて転職するときは、仲間に祝福されて行うものなんだ」

八十八茶「そうなんだ…;;」

ダークロード「仲間がお花をばらまいたり、雪を降らせたり… 友達が「八十八茶ちゃん2次転職おめでと~」なんて拡声器で叫んだりな… みんなが祝福パーティーをしてくれるんだよ…普通は…」

八十八茶「いいなあ…」


ダークロード「こんなに寂しい2次転職の儀式も久しぶりだな…」

八十八茶「酷い;;」

ダークロード「す…スマンな。」

八十八茶「私いつも一人…;;」

ダークロード「と…友達はいないのか?」

八十八茶「はい…」

ダークロード「仲間はいないのか?」

八十八茶「いません…;;」

ダークロード「そ…そうか」

八十八茶「一人でいることに…もう慣れました…寂しいけど」

ダークロード「そ…そうか」


八十八茶「ウワ━。゚(゚´Д`*゚)゚。━ン!!」

ダークロード「 Σ(;゚д゚)?」


八十八茶「。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ビエーン!!」


ダークロード「おい… な…泣くなよ… 」

八十八茶「だって…」

ダークロード「…」

八十八茶「。。。。(ノ_・、)シクシク」


ダークロード「結構辛かったんだな…」

八十八茶「ぁぃ…」

ダークロード「これからも一人で行くつもりか?」

八十八茶「ぁぃ…」

ダークロード「そうか…もはや何も言うまい…」






























ダークロード「ん?」

八十八茶「?」

ダークロード「フフフ… ねずみが一匹紛れ込んでいるようだ…」

八十八茶「??」

ダークロード「敵か…味方か…」

八十八茶「??」





































 あっ?












051206tgee.jpg




瞬帝「…」

八十八茶「どうしてここに?」

瞬帝「た…たまたま通りすがっただけだ…」

八十八茶「w」








 
















 















(.. Read more)


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02

January February March April May June July August September October November December
2005(Fri) 12/02

八十八茶 其の9 暗黒の力(36)

八十八茶 の旅 … Comments(36)

 ふとした気持ちできのこ神社に向かった私でしたが、同志の巫女様に会ったり、神様に会ったり…観音様(ペット)という心強い仲間を手に入れたり…

 今までが嘘のように順風満帆です。

 そうですよね。神社なんですから…。私の庭みたいなものです。始めから…ここに来ればよかったんですよね。

 


 しかし…

 
 やはりというべきか… 持って生まれた宿命でしょうか…。


 そう長く幸せは続きませんでした…。


 私はこの後


 きのこ神社にて…



 生まれて初めて恐怖の「暗黒の力」を体験する事になるのでした。


 
 その力の前では… 私など… あまりに無力




 



舞台はジパング。きのこ神社から出てすぐのキノコの森付近。ここでかなり邪悪な力を感じました。

 今までに感じた事のないような力です。


  (;゚д゚)?


 もしかして…これか?




 なにやら怪しい石像があります…。そしてそれを守る魔物…。



 怪しい…これは怪しいですわ!!



 遠くなのでよく見えませんが… あの石像の像は… 




 













 伝説の魔物 バルログ!!!! 


















 …って


 051201w.jpg


 
 違いました_| ̄|○


 近づいてみるとタダの「きのこの石像」でした…。



 なんだ…キノコか…。


 

 …


 
 フッと安心した瞬間に襲って来た魔物を切り払い、さらに歩を進めます。

051201q.jpg



 近い…


 近いです。すぐそこに感じます。悪魔の力を…


 その時でした!!


 突然青い物体が私を目がけて急降下!!



  (;゚д゚)?


 こいつか?


 いや…

 
 こんな小さな力ではない。


 …


 カァーと響き渡る断末魔。


 …


 どうやら襲ってきたのは凶暴なカラスのようです。


 051201.jpg



 グルクエで大きく成長した私にとってこのような鳥類など…もはや敵ではありません。3、4発殴ると大人しくなりました。
 
 
 ん? 


  (;゚д゚)?


 血!!


 まさか!? いつのまにか傷を?さっきのカラスにやられた!?




 いや…


 これはただの血ではないですね。

 
 …


  (;゚д゚)?

 
 そ…
 

 そういえば今日は生理…=====○)д`);.・;゛;ブッ


 …

 
 …失礼しました。








 そ…その時でした。なにか耳に触るブ~ンという音。



 ん?なんだろう…。


 あれ?


 い…いつの間に!?
 

 見て下さい。


 いつのまにか人がいます! 

  
 051201e.jpg


 オオォ(´゚д゚`)オオォ


 す…凄い。カラスを一発で…。魔法使いでしょうか?しかし邪悪な感じはこの方からは感じとれませんでした。どうやら修行でカラスを狩りに来た魔法使いさんのようですね。


 
 ウフフ…

 

 是非一緒に狩って貰おう… 




八十八茶「あの…



 …と声をかけようとしたその時でした。











卍くぅ卍「きゃあぁぁぁぁ!」



 突然魔法使いさんが苦しみに顔をしかめ、喘ぎ出しました!!


 一体何が!?


051201ergbb.jpg


八十八茶「ど…どうしました!!?」

卍くぅ卍「(;´Д`)ハァハァ」

八十八茶「だ…大丈夫ですか!?」

卍くぅ卍「(;´Д`)ハァハァ に…逃げて… ここはもう… 暗黒の力に支配されてるわ…」

八十八茶「なんですって?(´゚д゚`)」

卍くぅ卍「あ…あなたは盗賊だから無事なのね…。聖職者の私は暗黒の力に支配されたこのCHでは生存できない…」

八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工? だったら…す…すぐにCHを変更しないと…」

卍くぅ卍「あ…ありがとう…15CHへ御願い…」

八十八茶「はい。すぐ15CHに移動させますね」

卍くぅ卍「あ…あなたがいてくれて…助かったわ…。でも…聖職者である私の前であの男… ち…力づくで…あんな行為をするなんて…   あぁ… こんな時に…ポ…ポーナお姉ちゃんがいてくれたら… あうぅ…それに …あんな物見せられたら… 私…もう…お嫁にい…け ・  な…い…   

 ( ゚Д゚)・∵. グハッ!!」


八十八茶「!!??? ま…魔法使いさん!?」


 私はすぐに今いる4CHから15CHに卍くぅ卍さんを非難させました。どうやら命には別状はないみたいですが…。


卍くぅ卍「ポ…ポーナ姉ちゃん…   ( ゚Д゚)・∵. グハッ!!」
 

 バタッ__○」
 
 


八十八茶「ま…魔法使いさ~ん;;」



 …


 …


 か… 彼女の見た……暗黒の力とは…一体…



 男とは…一体何者なのでしょうか?


 15CHはどうやら安全のようですが… なにか気になります…。

 

 …


 私は…勇気を振り絞り今や死のCHと化した4CHに戻る事にしました。きっと…あそこに何かがいる…。


 4CHに戻ってみると?


 …


 何か様子が変です。



 ん?




 カラスが…。


 おかしい… さっきまであんなにたくさん飛んでいたカラスが… 一匹もいません…。



 ざわ… ざわ  ざわ  ざわ… ざわ… ざわ…

 051201rt.jpg


 変な音が辺り一帯に響く…



 こ… これは…一体?


 …と  その時でした。


 突然







































 


 止まれづら!!


















  (;゚д゚)? な…何?


 見ると丘の上になにかサンタのような人が!? あいつが首謀者?







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もみじぃ「おっ よう… てめえよう… これはおめえがやったづらか?」

八十八茶「 え?これって? この暗黒に満ちた空気の事ですか? 」

もみじぃ「そうづ~らづら」


八十八茶「ち…違います!! 私じゃありません」




もみじぃ「…そうづんづらか。とにかく…このCHはもうダメづら。完璧に暗黒の力に支配されてるづら」


八十八茶「あ…暗黒の力…。そ…そうなんです!! さっき魔法使いの方が…;;  (;゚д゚)?  そういえばあ…あなたは大丈夫なんですか?」

もみじぃ「づ~らづら。ちょっとキツイづんづらが…なんとか大丈夫づらよ。 そうさねぇ… …お嬢ちゃんじゃないとしたら… さっき墓地へ行った奴かもしれないづら…」

八十八茶「墓地?」

もみじぃ「この先にあるづんづらよ。あの力は使ってはダメづら…。おいらあいつを追いかけるづら…。お嬢ちゃんは危険だからCHを変えた方がいいづら」

八十八茶「は…はぃ…」

もみじぃ「急がないといけないづら… ではオイラは行くづんづら… 」



八十八茶「あっ ま…まっ…て…」




 …









 行ってしまいました…。


 この先の墓地…


 一体どんな奴がいるというのでしょうか!?

 
 しかし…


 危険だろうがなんだろうが

 このまま黙って引き下がれるワケがありません。恐れ多くも神社のある神聖な場所でこんな事をするなんて!!

 許せるわけがないのです。


 カラスがすっかりいなくなったMAP…。

 その暗黒の行為?を見て気を失ってしまった聖職者さん。

 そして…今も尚ひしひしと感じとれる暗黒の力とは…一体…。

 
 見ると「この先危険」という看板が…。なるほど…。ここにいるのね。

 
 私は恐る恐る森の茂みの中へ…
 













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 …


 茂みのトンネルを出るとさっきまでの雰囲気とは全然違う風景が姿を現しました。

 こ…これが… 先ほどの方が言ってた墓地? ここに問題の男がいるというのでしょうか? というよりここは墓地ですよね


 …という事は暗黒の力とは亡霊か何かが起こした力なのでしょうか?

 

 謎は深まります…。

 そしてここには誰も人がいない…。辺りも何か薄暗いし…

 
 怖い…(*ノωノ)



 引き返したくなる衝動に駆られましたが…。ちょっとだけ先に進んでみる事にしました…。

 


 とりあえずハシゴを登って上へ…







 すると?



 



 私の目の前に恐るべき光景が!!






































 


 ボン!!


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 ギ工エェ工エェェ(;゚Д゚)エ工ェエ工






 な…なに?この石の固まりは? こ…これが暗黒の力?

 そしていきなり殴られました;;



 な…なんて力なんでしょう?

 
 ダメージ300って何? 今までに受けた事のないような衝撃!?



 こんなの…絶えられるわけないじゃない…



 ああ… 意識が朦朧と…お薬も使う気力がない…




 嫌な予感がしてたの…;;  ここで死ぬのね… 私は…






 ああ   最後に…




 …


 かか様の


 
 プ リ … ンを  












 も・う…  1  … 度   …食べ…た  か  っ 


















 

























 









おめえバカづらか!!














八十八茶「 (;゚д゚)?」


もみじぃ「ここに来たら危ないと言ったづんづらが!! 」


八十八茶「す…すいませんつい…」


もみじぃ「奴は普通じゃないづら。とてもお嬢ちゃんの手に負える相手じゃないずんづらよ!?」


八十八茶「は…はい…」


もみじぃ「それにどうやらここもやられたようづらからね…」

八十八茶「??」

もみじぃ「好き放題しすぎづら…あいつ…許せないヅラ… 早く追いかけないと づ~らづら…」


八十八茶「追いかける? え? 暗黒の魔物は目の前に…   この石の魔物が暗黒の力じゃないですか!!」





もみじぃ「はぁ?なに言ってるづらか!! そんなのタダの雑魚敵づらよ」







八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

     ざ…雑魚敵???」


もみじぃ「とにかくそこに捕まっていればいいづら。おそらく奴はさっきのカラスのMAPに向かったづら」

八十八茶「またさっきのカラスのとこに??」

もみじぃ「そ…そうづら…  あ…  ヤバイづら…。 忘れてたづら… そういえばさっきオイラ…  ゾンビに毒を…」


八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 ど… 毒?!?」


もみじぃ「あ…毒消し草ないづら… こりゃダメづら…。 お嬢ちゃん…後は頼んだづら… あいつは…カラス…」

八十八茶「え?え?」    




もみじぃ「とにかく頼んだづ…  ら…



  ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!  


  ( ゚Д゚)・∵. アッチョンブリケ!!


  ( ゚∀゚)・∵.・ ニコスカードOK?




  バタッ__○」







八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
   
     ちょっ … ど…どうなってるの!?」




 私はすぐさま「もみじぃ」さんに薬草を使い…先ほどの聖職者さんと同じように15CHに送りました。なんでこう次々と人が…次は…私の番かも…。

 石の魔物を雑魚とおっしゃっていた人が簡単にやられるなんて…




 どうやらかなり危ないようです…





 一応保険のために財前さんに連絡を入れておかないと…。もしもの時に誰かが助けてくれないと…

 
 …



 交信開始



八十八茶「もしもし」

財前「はい…」

八十八茶「助けて下さい…凄い事が!! 暗黒の力が… 」

財前「ん? 暗黒 ? 暗黒がなんだって?」

八十八茶「聖職者とづらさんが…」

財前「??? づら?」

八十八茶「とにかく詳しい事は話している時間がないんです。友チャットをつないだままにしておいて貰えませんか?」

財前「ど… どうかしたのかい?」

八十八茶「交信が途絶えたら救出御願いしますね…」

財前「ちょっとまて。茶ちゃんの場所をサーチする…


   …



   …




    (;゚д゚)ゲェ!!!



   ぼ…墓地だと!? だ…ダメだ。そこは。そこは茶ちゃんのLVで行く所じゃないぞ!!それにその先には地獄沼が…」


八十八茶「地獄沼?? 私がこれから行くのはカラスのMAPです…」

財前「ん…? カラス… な…なんだ… そ…それなら安心だ」

八十八茶「とにかく…これは繋いだままで御願いします…」

財前「…OK 気をつけてね…」
















保険はOKです。づらさんの言ったとおり…私はカラスのMAPに戻りました。…もの凄い力を感じます。 かなり近い。 間違いない。これは…


  (;゚д゚)?



 いた!! いました。 血塗られた斧を持った者から発せられる妖気…。まちがいなく暗黒の力です。

 さっき感じた力はこれだったんですね…。

 そして…












 ついにその姿を捕らえる事に成功!!





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 必死に男の後を追いかけるカラス達…。そしてなにやら悲しそうなカラスの顔…。魔物が? なぜ? 初めて見る光景です。 

 でもおかしい…。カラス達は男を追いかけてはいますが…危害を加えるつもりはないようです。

 一体なんのために…


 その時でした…。

 男が私に話しかけます…。



男「チッ…人が来やがったか…。ん?なんだ初心者か…。なら問題ないな…」

八十八茶「??」


 何を言っているのでしょうか? そしてカラスをどんどん引き連れて上へ上へと移動する男…。そしてその後をつける私。


 そして男の動きが止まった瞬間でした。





 !?






  (;゚д゚)?




 ま…まさか… 





 こ…こんな事が…










 こんな現象が…あり得るの?






 私は目を疑いました…








 な…なんと











 か…カラスが… 一点に…



























 
   
 
 


  






 集中している!!!!!!

051201yujm.jpg



 ど…どうなってるの?これは…魔物であるカラスが…自ら生け贄になろうと男の元へと集まっていきます…。



 しばし見とれてしまいました…





 男は手を止めたと思うと私に警告します。
 

男「目障りだ…消えろ」


051201jk.jpg



 そして…さらに繰り返される虐殺劇…。


051201sxcv.jpg



八十八茶「ざ…財前さん…。カラスが…カラスが…一点に集まってます… それを誰かが狩って… ど…どうすれば…」



財前「な…なんだと!!?なるほど…君の言ってた暗黒の力とはそれを言ってたのか!!」


八十八茶「ぁぃ…」

財前「今すぐその場を離れるんだ! そこは危ない」

八十八茶「でも足がすくんで…」


財前「そこにいると危ないんだ。いいから飛…!!」

八十八茶「(*ノωノ) 」




 私は目を閉じて一気に下に飛び降りました。


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 そしてすぐさま隣のMAPへ移動…。(;´Д`)ハァハァ… 危うく… 死ぬとこでした…。

 暗黒の力をあんなに間近で見てしまうなんて… き…気分が…
 
 
 聖職者さんが気を失いかけたのもわかりますね…。


 




八十八茶「な…なんとか…た…助かりました…」

財前「なるほどね…そういうことだったのか…」

八十八茶「…」

財前「いいかい。茶さんが暗黒の力と呼んでいた力はチートプログラムと呼ばれている物だ」

八十八茶「チートプログラム?」

財前「そう…。まあ言わば別次元の力と言うか… それを使うと敵をいきなり全滅させたり、そのMAP全体に落ちてるアイテムを全て回収したり… 君の見たように一点に敵を集めたり… と通常ありえない力を発揮できるんだ」

八十八茶「ほぇぇ…」


財前「でもその代償は大きい…。禁じられた力だからね。その力を使った人の行き着く先は…」






八十八茶「ゴクッ…」














財前「…」















八十八茶「工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工」

財前「というよりこの世界から存在自体が消されるのさ」

八十八茶「そ…そうなんですか…」

財前「だから危険だと言ったんだ。チートの力を使っている者のそばにいると共犯と勘違いされる恐れがあるからね。」

八十八茶「なるほど~」

財前「まあ君が関わる問題ではない。そういう厄介な問題はネクソン警察に任せるのが一番なのさ」

八十八茶「警察…ですか」

財前「そうだね。今後気をつけるように。MAPに敵がいない場合は余計な詮索をしてはダメだよ」

八十八茶「あぃ」




 …そ…そんなヤバイものだったなんて…。知らなかったとはいえ…とんでもないことに首を突っ込もうとしたんですね…。

 …

 
 やっぱりどんな世界にも…そういうルールを外れて生きようとする人は存在するのでしょう。そしてそれを取り締まる機関もこの島にはちゃんと存在するんですね。

 
 
 私はそんな事を考えながら森を抜け、町らしい所に到着しました。

 しかし…実はそこは町ではなく… 





 

 
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テーマ: 読書
ジャンル: 小説・文学








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